呆冗記
呆冗記 人生に有益なことは何一つ書かず、どーでもいいことばかり書いてあるぺえじ。

漢!

 「怖いニャ・・・。怖いニャ・・・」
 相変わらず、友人Tは心の傷が回復していないようである・・・。
 「怖いのニャ・・・。旅先にパソコン用の映像データディスクを当然のように持ってくる冴速さんも冴速さんなら、当然のようにノートパソコンを持ってくる朱雀も朱雀ニャ・・・。恐ろしい話ニャ。」
 そ・・・。それは怖いかもしれない・・・。
 「上杉の甘言に乗ってとても恐ろしい目に遭ってしまったニャ・・・。ああ、この心の傷は癒えることはないニャ・・・」
 だから、悪かったと言っておろうが・・・。え、小樽にビールでも飲みに行かせろとでも言うのか?
 「フンベHOFおおくまさんでカニが食いたい・・・」
 ぐげ・・・。
 「どーせ上杉は秋のリベンジを計画しているのニャ。だったら秋の十勝平野、ペンションフンベHOFおおくまさんに連れて行くニャ。
 貴様、自分で行くという選択肢はないのか?
 「ペーパードライバーにご無体な。僕が死んだら一番悲しむのは上杉ニャ。僕たちはこの世にきっと二人っきりの真友ニャ」
 なんか貴様とだったら永遠にそうなりたくはないような気がするのだが・・・。
 「大学時代にこの世界に僕を引きずり込んだのは上杉ニャ。そうならなかったら僕はまともなサラリーマンニャ・・・」
 それはないぞ。絶対にない。貴様がまともなサラリーマンになれる可能性は、あの時点で皆無なのだ。

 巫女さんといえば!
 「赤い袴ニャ」

 こういう奴がまともなリーマンになれるはずがないではないか・・・。

 「早く本題にはいるように・・・講習会の講師が攻めてくる。どーしてこんなに忙しい・・・。いいーな、いいな。○○っていいな」

 は、今のは何なのだ? 迷ったか朱雀!
 「怖いニャ、怖いニャ。怖いから暴走するニャ! だから、今回紹介するのは『only you −リ・クルス−』(アリスソフト 2001)ニャ」
 あのな・・・。
 「アリスソフトの最新作、漢と書いておとこと読むニャ。言っちゃ悪いが、『ぱすてるちゃいむ』もどきの『夜が来る』よりもこっちの方が男の心を揺さぶるゲームニャ!」
 だって、『リ・クルス』だって『世紀末のジュリエット』もどき・・・。
 何か言ったかニャ!
 いや、何も・・・。
 「漢の生き様ニャ、しかも同時攻略しながら、告白は一人だけニャ」
 しかし、同時攻略というだけで既に漢では・・・。
 何か言ったかと聞いているニャ!
 いや、自分の学習能力のなさを心に刻んでいるのだ。
 「それならいいニャ。ともかく、漢ニャ。そして巫女さんの赤い袴ニャ。萌木・らぶニャ」 
 いや・・・。真澄であろう。やっぱり前作のデザインの方が・・・。
 
何か言っているのかニャ・・・。
 うわあ、こういう風にやられるとここまで腹が立つのであろうか! 勉強になるのだ・・・。 また今度朱雀相手にやってやろう。
 それはともかく、友人T。貴様、そこまで言うのだ。漢としてきちっとハッピーエンドにたどり着いたのであろうな。
 「それがニャ、6人助けたのニャ・・・。そして、たった一人しか愛を告白していないニャ。なのに、どうしてもバッドエンドに行ってしまうニャ。上杉、何とかしてニャ」
 それでも漢か!(01,8,18)


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