呆冗記 人生に有益なことは何一つ書かず、どーでもいいことばかり書いてあるぺえじ。
帯広へ・・・
はーるばる来たぜ、帯広へぇ。さかまく波をのりこえてぇ(大嘘)。
もうすぐ終わる夏休み。ここは一発! どこかへ行かねば結局なにもしないで終わってしまうではないか! というわけでお盆中の14日、帯広へ一泊旅行を決行! Kさんにもご一緒いただいて。目指すは帯広地ビールなのである!
ま、友人Tは丁度墓参り。友人Sはなんでも職場の緊急事態とかで、時間割作成ソフトにかかりっきり。結局参加して下さったのはKさんおひとり。いっつもいっつもご迷惑をおかけするのであった。
さて、14日の午前8時札幌出発。274号線をひたすら走るボロ愛車。目指すはKさんおすすめの芽室の松久園のニジマス料理と、然別湖。神田日勝美術館。帯広地ビールと、ついでに帰りに上富良野地ビールを購入。仕事に苦しむSの前で飲み干してやろうという魂胆。(なんか最近、ダイエットの意識が消滅しておるぞ、この男)
というわけで、朝食は軽くコンビニで済ませると、ひたすら走り続ける裏街道。「車は北海道の裏街道を、俺は人生の裏街道をひたすら走っているのだな」(笑)と、ほろ苦い感傷に浸りつつ、石勝峠を霧にまかれたりしながらも、午前11時半頃には芽室に到着。これがしまったであった。
遅いのである。いくらなんでも名古屋のKさん(札幌のKさんとは別人)の朝5時出発だとか、友人Sの、夕方の5時に出発して知床に3時についたら8時まで仮眠だとかをする気はないが、8時出発は少し遅すぎたかもしれない。何のための朝はコンビニで軽い食事か! 朝飯はとことん軽く。ニジマス料理を早めに食って、3時のおやつは帯広は「ぱんちょう」の豚丼。で、夜は帯広地ビールで一杯。(既にダイエット意識は忘却の彼方だなこの男)しかし、途中で木の玩具の店なんてに寄ったのがまちがいだったのか?
ともかく、予定変更。松久園で早めの昼食である。しかし、迷った。
松久園は芽室にある。看板は見つけた。しかし、車は帯広へと入ってしまったのだ。
急遽Uターン。Kさんの記憶による指示の元、なんとかたどり着いた。そこで、美味しいニジマス料理に舌鼓をうとうと思ったのだが、12時ちょい。それからが、長い。ニジマス定食ふたつ(洗い、唐揚げ、私は塩焼。Kさんは刺身を選択)と寿司を頼んだが、お盆休みで人の山。来ない! 念のため申し添えておくが、お店が悪いのではない。お盆に旅行しているこっちが悪いのだ。ともかく、人の山である。しかたがない。待つことしばし。、刺身の代わりに塩焼きが来てしまったハプニングもあったが、ニジマスは大変美味であった。ただ、「うーん。洗いはこの前GWに来たときの方が美味だったなあ。旬は初夏なのかなあ」(これでも美味なのにもっと、美味だというのかぁ!)Kさんの一言に私は再訪を固く心に誓ったのである。
そのまま、帯広へ。駅でホテルを紹介してもらう。これは私がよくやる手だ。行き当たりばったりでもビジネスホテルは、観光シーズンにはあいているものなのだ。駅前一等地のビジネスホテルで素泊まり一人一泊5000円。これで十分である。夕食は帯広地ビール。文句はない。
で、2時、Kさんを幻の湖「然別湖」へお連れする。ここは名古屋のKさんのご推薦の場所である。が、結構観光地化されているのが残念。ところがである。この行き帰りに突如我々は先ほどの石勝峠なんぞ目ではないほどの霧に巻かれたのだ。まったく前が見えない! これは如何? 洒落ている場合ではないが、本当に非道い目にあった。
その後、鹿追町で神田日勝美術館へ。ここは友人Sお勧めの場所である。小さい美術館だがなかなか良い。
そして、そのまま帯広へ。ホテルへチェックインして帯広地ビールを飲んだ。なかなかである。小樽第一倉庫の地ビールもうまいがここのもうまい。3種類と限定を飲んでしまったのだ。
で、ゲーセン、古本屋を冷やかして(64ゼルダは、札幌の同時期の価格よりも300円ほど安かった)その夜は眠りについた。
翌日、朝6時チェックアウト。昨日の松久園の混雑に怖じけついた我々は、上富良野コースを断念。来た道をとっとこ帰ることにした。で、途中。穂別町に寄ったのが9時少し前。開店時間前だというのに、わざわざお店の方に開けていただいて我々の仲間内で有名な「穂別アスパラ羊羹」を購入。あっさりと昼前に札幌へたどり着いたのだった。
いやはや。非常に楽しく有意義な旅であった。
みろん、運転中BGMの特撮主題歌集へ助手席のKさんの「児童合唱団が入れば何でも特撮」「同じ歌でも歌手によってはどーしても特撮」「何にもしないで事件が勝手に片づく主人公」など名言は多数あるのだが、それはまた次の機会にでも。
今回の題名、『帯広へ・・・』だが、これは『地球へ・・・』のもじりであるといったら剃刀を送られるであろうか・・・。
(99,8,17)