1999/02/18[木]~02/20[土]
東北のオフライン局めぐ(その2)と暖かいいわきから真冬の只見をたどる旅
1999/06/13作成
東北地方に残るオフライン局巡りの第2弾です。今回は、南東北側のオフライン局2局をはしごし、そのあと会津から只見を抜ける旅をしました。
内輪話で恐縮ですが、只見線を廻ったのきっかけというのは、会社の人と呑んだときに「冬の只見線って乗ってみたいなぁ」という話を聞いたことでした。もちろん、私自身もまだ乗ったことがなかったということもありますが。
今回は、いわゆる「トレン太くん」で組んだこともあり、東京都区内→(北)郡山といわき→東京都区内(磐越東・磐越西・只見・上越線経由)の割引きっぷとレンタカーの割引でした。
02/18(木)は上司にお願いをしてほんの十数分ではありますが早めに退勤し、東京駅から18:12発Maxやまびこ211号で(北)郡山へ、いわゆるE4型でした。ここからレンタカーで出発して夜を明かし、02/19(金)は局めぐに明け暮れます。この間のいきさつは局めぐ記:オフラインに始まりオフラインに終わる・南東北のオフライン局めぐのほうをご参照ください。
局めぐが終わっていわき市へたどりつき、サンルートいわきにチェックイン。次の日の旅に備えます。
明けて02/20(土)、のんびりとチェックアウトし、駅前が見渡せる喫茶店で朝食。常磐交通自動車のバスが見渡せる好位置です。
いわき08:52発の(北)郡山行に乗ります。キハ111-106+キハ112-106の2両編成ですが、(北)郡山に近づくにつれて乗客が増え、立ち客も目立ち始めます。
その中でなんとも迷惑な輩が! ノートパソコンを開いて、何やら操作しています。ローカル線ではまだ珍しい光景ですが、その輩は内蔵のCD-ROMで音楽を再生していて、その音声がノートパソコンのスピーカからずんずん鳴り響いているのです。しかも当人はヘッドホンをしているから、他人の迷惑お構いなしなのです。いつ注意してやろうかと思っているうちに、列車は(北)郡山に着いてしまいました。
(北)郡山からは、11:09発の快速ばんだい7号に乗ります。3両編成ですが満員で、猪苗代を過ぎるまで座れませんでした。
ところで地図を見ていて気づいたのですが、磐越西線の翁島~東長原間って異様に蛇行しているのですね。なぜなんでしょう??
走りながら見ていた限りでは、地形の関係(どうしても勾配が急で、とか)という風にも見えなかったのですが....。実際に、道路はまっすぐ走っていますが、それほど勾配があるようには感じませんでした。
会津若松駅で、ビバあいづ号を見つけました。以前は「インビテーションカー」という座席のない(何か展示していたのでしたっけ?)車両があったのですが、見たところなくなってしまっていました。座席車に改造してしまったのでしょうか。
駅の食堂で食事したあと、只見線の発車するホームへ行きますと、隣には会津鉄道の車両が並んでいました。
只見線の車両は、キハ40 512+キハ48 550の2両編成です。
会津若松からは、13:00ちょうど発の只見行(実際には小出まで直通)に乗りましたが、ちょうど高校生の下校時刻に当たってしまい、首都圏も顔負けの大混雑!!
西若松駅では危うく乗り損ねる生徒が出るところでした。
写真でもおわかりいただけるかと思いますが、会津若松を出て暫くは全く雪の気配もありませんでした。ところが....。
途中から雪がちらちらと降り出し、会津川口駅ではこのとおり、路面こそ除雪されていますがかなりの積雪があります。
この駅舎には「福島県」川口郵便局が同居しています。です。
只見駅でもこのとおり、1m以上の積雪があります。
列車はここで小休止、車両はそのままで列車番号を変えて小出行に変身します。
列車は長いトンネル2本を抜けて新潟県に入り、大白川駅に止まります。雪はさらに強くなり、吹雪いてきました。積雪も福島県側より多いようです。
列車はここでも小休止し、対向列車と交換です。
大白川駅の駅名標です。
列車は先を急ぎ、小出に着いたときには日はとっぷり暮れていました。
しかし、小出駅というのは町の中心部から外れているのですね。駅前が寂しく感じました。
小出から18:19発の上越線越後中里行に乗り、浦佐で降りました。
浦佐というのは某政治家が誘致した駅だと聞いておりますが、こちらも何とも寂しい駅となっていました。駅レンタカーも撤退し、1Fの団体用待合室や観光案内所も閉鎖されており、2Fのみどりの窓口も改札口脇へ移って小さくなってしまい、改札口も在来線と新幹線が兼用になってしまっていました。これでは自動改札が導入できないのでは??
と思ったのですが、現状はどうなっているのでしょうね。
駅前を歩いたのですが、融雪用の噴水が勢いが良すぎ、よけて歩くのに苦労しました。
浦佐から18:58発のMaxあさひ332号に乗りましたが、こちらはE1型でした。浦佐の時点では空いていたのに、越後湯沢で大量のスキー客が乗車して満員になってしまいました。特急料金をケチらずに浦佐から乗っておいて正解でした(トレン太君のおかげで1割引ですが)。