1999/01/13[水]~01/16[土]
岡山の局めぐと井原鉄道・可部線の旅
1999/08/18作成
※スカイレール乗車まで
1999/08/20修正
※後半部分を追加して完成
1999年01月11日[月]の午前11時11分11秒、岡山県の総社から広島県の神辺の間に新しい第三セクター鉄道、井原鉄道がスタートしました。
開業後数日の井原鉄道と、廃止の方向が明らかになった可部線の可部以北に乗り、そのついでに岡山近辺で局めぐを行なう旅に行きました。
往きは吉備線~福塩線~芸備線経由、帰りは安浦から呉線廻りで新幹線経由の周遊きっぷ(広島・宮島ゾーン)を用意、岡山で駅レンタカーを借りて局めぐを行ないます。
01月13日[水]は大きな荷物を背負って会社へ出勤し、出発前は一杯やって午後9時半過ぎに東京駅へ。サンライズ瀬戸号のノビノビ座席で岡山へ向かいます。
01月14日[木]、早朝の岡山駅で発車を待つサンライズ瀬戸号です。
念のため指定券(真横になれてもB寝台にはあらず)は高松まで取ってあったのですが、幸い寝過ごさずにすみました。
7時過ぎまで駅近辺をぶらついて時間を潰し、喫茶店が開いたところで朝食を取り、その足で新幹線高架下にある駅レンタカー営業所へ。幸い8時わずか前に出発することができました。
その日の局めぐ記はこちらをごらんください。ここでは、局めぐ中に見かけた鉄道ネタの画像をご紹介します。
備前市の片上近くで、元片上鉄道のものと思われる腕木信号機をみかけ、思わず車を停めてしまいました。
腕木信号機からそれほど離れていないところに、今度は元片上鉄道のDLと貨車をみかけました。
備前郵便局の近くに、片上鉄道の鉄橋の橋台の跡を見つけました。
両備バスの西大寺ターミナル近くに、元西大寺鉄道のDCが保存されていました。
下津井電鉄の児島駅跡です。現在は、旅行センターが入っているようです。
下津井電鉄の下津井駅跡です。現在は柵で囲われていて立ち入ることはできません。駅前には丸ポストがあります(局めぐ記にも同じ画像があります)。
車庫の中には、車両が現役当時のままの姿で押し込まれています。
01月15日[金・祝]は、井原鉄道や吉備線・福塩線などに乗ります。
岡山駅の吉備線のホームです。まず、総社へ向かいます。
反対側の津山線のホームです。こちらは新型気動車が運用されています。
総社駅で改札を出て、井原鉄道の改札口へ向かいます。
乗り継ぎの時間は余裕がないのですが、改札口の前には人だかりができています。。どうにか一日乗車券を買って、ホームに降りるといきなり扉を閉めようとします。まだ改札には人が並んでいるにもかかわらず、です。
実は、01月11日の開業式典でも、非常に手際が悪く乗客の大顰蹙を買っていたことが、商用ネットなどで情報として挙がっていました。
矢掛駅のホームです。開業して最初の休日ということで、見物に来る人が多くなることが予測されていたにもかかわらず、1両編成のままで大混雑でした。第三セクターの悪い面ばかりが目立ちました。
あとで聞いた話では、この日の午後になって慌てて車両の増結を始めたそうです。
どうにか神辺までたどり着きました。ここで福塩線に乗り換え、切符を買って一旦福山へ向かいます。そうしないと、福山~神辺間が未乗になってしまうためです。
福塩線の府中駅です。ここで電車からディーゼルカーへ乗り換えて三次へ向かいます。
芸備線の三次駅です。芸備線は三次から西側が未乗で、その区間を乗り潰すべく広島行のディーゼルカーに乗り換えます。
ようやく広島へ着きました。
駅前の広島電鉄市内線にはもと京都市電の電車が止まっていました。
ホテルにチェックインしたあと、山陽線の瀬野へ向かい、スカイレールに乗車します。駅からの距離はそれほどでもないのですが、高低差が非常にあるため、ロープウェイ状の乗り物が採用されたようです。
まだ終点のみどり中央近辺には住宅がほとんどなく、復路の乗客は私一人だけでした。
このあと瀬野へ戻り、JRで宮島口へ。すでにとっぷり日も暮れて、この時間には宮島航路もまばらになっていて、30分以上待ちとなる(周遊切符でJRのほうは乗れるが、松大観光船のほうは乗れない)ため、乗船を諦めて駅へ戻ろうと駅前の国道の交差点を渡ろうと待っていると....
キィィィィィィィッ
とものすごい音が。交差点を振り返ると、国道を右折しようとした乗用車が渡りきれずに、反対側から来たトラックが乗用車の後部に衝突したのでした。
宮島口駅前の交差点は地下道になっており、私は横着して地上を渡ろうとしていたのですが、立っていた場所が悪ければこの事故に巻き込まれ兼ねないところでした。
このあと、広電に乗り市内へ戻り、広島風お好み焼きを喰ってホテルへ戻りました。
01月16日[土]は、廃止の方向が明らかになった可部線に乗ります。まずは広島駅へ出て、可部行の電車に乗ります。
可部線の可部駅です。電化区間はここまでで、この先は右手に見えるディーゼルカーに乗り換えます。
可部駅の駅前です。
厳密には表口ということになるのでしょうか。現在は、駅の中から踏切を抜けて、反対側へ出られるようになっています。
ここから三段峡行の1両編成のディーゼルカーに乗り換えます。
ここで非常に不愉快な出来事が起こります。
1両しかないディーゼルカーは当然禁煙車なのですが、ガラの悪い男2人がタバコを吸い始めたのです。
私はこういうことを許せない質なので注意したのですが、この男たちはなんと、「風邪の病原菌をばらまいているてめえのほうが迷惑だ」などと言いよったのです。確かにその時私は風邪をひいていたのは事実ですが、このような低能なことを言い出すおおバグ者にあきれ果ててしまいました。この大バグ者は終点まで乗ってきました。非常に不愉快でした。
三段峡駅前です。
SLが保存されています。
三段峡駅のホームです。
積雪が残っています。もちろん、広島市内には雪さえ降っていないでしょう。
停車時間は僅かで折り返します。....と、私に声を掛けてくる人がいます。誰???と思ったら、この方でした。何でも、私と同じく前日井原鉄道に乗って、この日は朝バスで三段峡に入って同じ列車で折り返すことになっていたのでした。よもやこのようなところでお会いできるとは思いもしませんでした。
さて、折返し扉を閉めて出発しようとしたところ、乗り込んでこようとする人がいました。往きで禁煙の車内で煙草を吸いまくって顰蹙を買ったあのガラの悪い2人組でした。おそらく、この先バスで帰ろうとして、見つからなかったのでしょう。こいつらは加計で降りましたが、降りきる前に大挙乗ってきたこれまた大バグな中学生どもに阻まれていました。いい気味です。
途中で、なんと元川崎市営バスが広電バスの工場にいるのを見かけました。川崎から広島へ「再就職」するんでしょう。以前は、横浜市営バスも含め公営バスの「再就職」なんてなかったものなんですが....。
広島駅で、この方とは別れて呉線で東へ向かいます。
呉線広行の電車です。
ここにまで103系が進出しているとは....。
広で三原行に乗り換え、呉線に完乗しました。
三原にも新幹線は止まるのですが、停車する列車が少ないため、さらに山陽線を福山まで向かい、ここから新幹線に乗り換えて帰宅しました。