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1ヶ月数珠繋ぎマラソン出張シリーズ(9/23-10/22) 第十一弾
【10/18/2002】
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Seoul Office, Yeouido, Seoul, Korea
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- さて、3週間のヨーロッパ周遊出張を終え、1時間半だけ自宅に戻り、
間髪入れずここは今、韓国。
ソウルオフィスの会議室にて。韓国の営業(FE)と、
USから来たマーケティングマネージャーの議論。
- Jeong-Ho: (緊迫した面持ちで)
- 「この顧客にこの製品を売るにはそういったセールス戦略も重要だが、
決定的なのは測定器の重量が重すぎるということだ。
彼らはフィールドテストへのポータビリティを何より重要視している。」
- Clay:
- 「じゃあ、今日話し合ったプランのように、
測定確度やスピードを向上し、
性能をアピールしつつ特別なセールスプロモーション体制を敷いても、
結局は競合からのTurn Over は無理ということか?」
- Jeong-Ho:
- 「かなり難しいだろう、今のプラットフォームでは。」
- Clay:
- 「・ ・ ・。」
- Jeong-Ho:
- 「・ ・ ・。」
- Clay:
- 「では、そうだな。 我々の取れるであろう方策は二つある。
その一、測定器一台につき無料でキャリアー(台車)をつける。
その二、
ユーザーに無料フィットネスクラブ会員証を発行する、
というのでどうだ?
コストも非常に魅力的だ。」
- Jeong-Ho:
- 「我々も似たような案を持っている。
フィールドテストに機器を運ぶ際には
屈強な男を一人、その都度貸し出す。」
- Clay:
- 「[Strong Guy..."Option SG" か。」
- Option SG を併せてご注文いただくと、
鍛え抜かれた屈強な社員を持ち運びの際にお付けいたハムニダ。
信号発生器(Signal Generator)が付くわけではありません。
- 結局ミーティングこの Option SG の案が出た時点でお開きになったが、
そんなんで納得してていいのか、Korean Sales Team?
(してないって。)
- さてさて、3週間にわたるヨーロッパ周遊出張の余韻も冷めやらぬうちに、
今度は韓国である。 これは実はヨーロッパ出張中に急拠決まったもの。
どのくらい余韻を味わったかというと、
10/15にヨーロッパから関空に降り立ち、
再び関空からソウルへ飛び立つ間の6時間。
6時間というと一見それなりに時間があるような気がするが、
この間に長期ヨーロッパ出張から短期韓国出張用に荷物を詰め換えるため
一旦家に戻ったため、実際はハラハラし通しだった。
だって空港から家まではどんなに早くても片道2時間はかかるのだから。
本当は10時間ほどあり、職場にも顔を出して、余裕を持って韓国へ、
のハズだったが、こういう綱渡り日程の時に限り、
ヨーロッパ-関空便が4時間遅れるのはやはりマーフィーの法則か。
- 韓国も初めて行く国。
しかし都市部しか見ておらず(水原には行ったが)、
観光できる時間もほとんど取れなかったこともあり、
いまいち堪能できなかった。ま仕事で行ったので文句も云えないけど。
- とは云え、金曜の晩は夕食の誘いを断り一人NANTA劇場へ。
数年前に来日もしてけっこう話題になっていたのは覚えているけれど、
自分が観るのは今回が初めて。非常に単純な舞台ではあるけれど、
なかなか楽しめた。
- さて、土曜に帰国し、一晩神戸の自宅で過ごしたのち、
今度は日曜移動で新宿へ。
実は月曜日(10/21)は、新宿から北海道は千歳の客先に日帰り出張。
かなり久しぶりの北海道、しかしその日の晩は、
同行のアメリカ人と新宿の思い出横丁で飲んでいたので、
なんだか全然北海道に行った気がしなかった。
- 9/23-10/22 の数珠繋ぎ出張もやっと終わり。
数えてみると、この一ヶ月間に乗った飛行機の数、15機。
お疲れどす。
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1ヶ月数珠繋ぎマラソン出張シリーズ(9/23-10/22) 第十弾
【10/10/2002】
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Kista (near Stockholm), Sweden
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- 客先デモ&セミナー最終日を迎える前夜、
ホテルのレストランにて、
日程の後半を共に過ごしてきたエンジニア達と、
皆集まっての最後のディナー。
- さぁ、明日で全日程終わりだー!。
- all:
- 「Cheers!」
- John:
- 「Moto、えーと何だっけ?」
- Moto:
- 「ん? あ、カンパーイ。」
- all:
- 「KAN-PAaaaI!!」
- John:
- 「Bert, オランダ語では?」
- Bert:
- 「Proost! ちゃんと舌巻けよ。」
- all:
- 「Proooooost!!」
- John:
- 「Matt?」
- Matt:
- 「スコットランドでは Slainte! (ゲール語)。
でもオレはイングランド人だけど。」
- all:
- 「スラーンチェ!」
- John:
- 「オレ、昔トーキョー出張の時に行ったレストランで、
グラス掲げて間違えて『バンザーイ』って言ったら、
隣のテーブルの日本人がみんなこっち見て、
両手を挙げてくれたよ。」
- さて、3週間に及ぶヨーロッパ出張編、
もう一日セミナをやって、
あとはストックホルム観光に取っておいた週末を残すのみである。
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Gamlastan(旧市街)
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Gripsholm郊外
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結局この間、
UK(England) → ドイツ(München) → フランス(Paris郊外) →
UK(Scotland) → フィンランド(Oulu) → スウェーデン(Stockholm郊外)
の5ヶ国6地域のはしご旅行。
面白かったが移動が多いのでさすがに疲れるのと、
各エリア数日しか滞在しないので、
結局それぞれの国をつまみ食い程度に見るだけ、
というのはちょっと残念だったが贅沢言ってはいけない。
これは仕事なのであるから。
同じ西洋とはいえ、
自分のよく知るアメリカとは全然違う欧州各地の秋の空気は、
タイトな日程で疲れたとは云え、
普段の仕事からすっかりリフレッシュさせてくれたことは確か。
だけどこの荘厳とした歴史的風情溢れる石造りの街の景観は、
日程後半になってくると若干飽きてきたのも確かだけど。
- 今回の出張で大変だったことトップ3:
- 毎朝早いっ!。
- 客先7:30am集合とかそんなんばっかり。
つまりはホテルの朝食6:30とかそういう時間。
ボク(とMatt)は朝に弱い。
- 着替えのクリーニング!または洗濯。
- 各ホテルでの滞在日数が短いため、
第一週目の週末あたりからもうずっと懸案事項だった。
何度風呂に入りながら下着を洗ったことか。
- 毎晩のディナーチャット。
- ま、要するに英会話能力の問題だけど、
別に客先でいきなり技術セミナのプレゼンターを振られてもなんとかしましょう、
客とのタフなミーティングも良し、
こみ入った技術的質問が来ても問題なく受けて立ちましょう。
しかし、日本人は自分一人で、
あとはみなさんネイティヴかそれに近い人達で、
話があっちゃこっちゃ多岐にわたり勝手に盛り上がっていく食事時の
undirectional chat
はやっぱりまだまだ全然だめだってのが実感。
落ち込むねぇ...
- 「日常会話程度の英語力」って、
実はネイティヴ並みってことよね。
- さて、このヨーロッパツアーの間に実は新たに出張予定が立った。
これがぬわんと韓国出張、
しかも、
ヨーロッパから神戸に戻ってきたその日の夕方に、
関空からソウルに飛ばんと間に合わん日程やんけ!
- てなわけで、もうほんのちょっと続きます。
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1ヶ月数珠繋ぎマラソン出張シリーズ(9/23-10/22) 第九弾
【10/10/2002】
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Kista (near Stockholm), Sweden
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- さて、ここ最近日本でもよく話題に出るこの国それはスウェーデン。
- このヨーロッパ出張帰国直後の東京でのミーティングの打ち合わせのために、
Kista(シスタ、と発音)のホテルから八王子のM井氏に電話。
- Moto:
- 「...と、いうわけで、お手数おかけして申しわけないですけど、
ちょっとM井さんの方で関係者集めて頂いてミーティングコーディネートお願いしますよ。」
- Ken:
- 「んー、仕方ないなぁ、押し切られてるぽいけど、わかった、やっとくよ。
あ、そういえば、ノーベル賞、東北大の人取ったねぇー。」
- Moto:
- 「は? そうなんですか?」
(...とうとう西澤潤一先生?)
- Ken:
- 「あれ、知らんの?
あー板垣ずっと出張で、もう日本のニュースに疎くなってるんちゃう?
あのねぇ、田中さんって人。化学賞だって。」
- Moto:
- 「田中さん??。。。あーでも化学じゃぁ知りませんわ。
電気電子ならもしかしたら....」
- Ken:
- 「いや、なんか電気工学科だったと思うけど。」
- Moto:
- 「うーーん、そんな研究室あったかな。
僕が卒業したあとの新しい教授ですかね?
よく知りませんわ。」
- Ken:
- 「いや、東北大の教授じゃなくて、卒業生で、一般企業の研究員だって。
島津...だったっけな。」
- Moto:
- 「あー、あの分析機器の。そうなんですかー。そりゃ知ってるわけないすね。」
- Ken:
- 「なんか、急にスウェーデンから電話がかかってきて、
本人もむちゃくちゃびっくりしたらしいよ。」
- Moto:
- 「おおー、
それってM井さんも今まったく一緒じゃないですか!
突然スウェーデンから電話かけてますよ。おめでとうございます。
」
- Ken:
- 「...って、仕事頼まれてるだけで、全然嬉しくないやんけ。
ていうか、スウェーデンにいるのにこのニュース知らんのね。」
- はい、ちなみにワタシ、
昨年は当日アメリカにいたのにあの大事件を2日半知りませんでした。
- 渦中の人、田中さん。おめでとうございます。
癒し系サラリーマン、とかスーパーサラリーマン、サラリーマン研究者の星、
とか、必ず「サラリーマン」が形容詞につくのね。
しかしこのマイペースなのどかさというかほのぼのさは、
なんだかいかにも典型的な東北大気質。あ、しかも富山出身。
- 昔、かの赤本(大学入試過去問題集)のウチの大学編の欄外コラムに、
東北大が旧帝大系の中でいかにのどかな気質かを説明するために、
ある学生アンケートの結果を載せていた。
もううろ憶えなんだけど、憶えている範囲でご披露。
(ちょっと間違ってるかも)
- 【問】ライバルの大学はどこだと思いますか?
- 北大: 「東北大」「東大」「小樽商大」等
- 東大: 「ライバルはいない」「京大」「早稲田・慶應」
「ケンブリッジ」「ハーバード」等
- 名大: 「阪大」「南山大」「京大」等
- 京大: 何故か判を押したようにみな「東大」。
- 阪大: 「名大」「京大」「関大」「関学」等
- 九大: 「西南学院」...あとどこだったっけな。
- で、東北大生に訊くと、
-
「ライバル?んー」「さぁ」「知らん」「わからん」「考えたことない」
- 当時既に学生だったので、けっこう笑ってしまった。
- さて、田中さんの話に戻ると、彼の出身研究室は旧安達研。
これはかの「八木アンテナ」で有名な八木秀次先生直系の研究室で、
大学3年の冬に決める「電気情報系研究室配属ジャンケン」では割と人気の研究室であった。
ここの研究室に属した人は「八木アンテナ」とは呼べず、
八木先生以降、
そのアンテナの改良や理論解析を代々行なってきた歴代の教授の名前を連ね、
「八木宇田虫明安達澤谷アンテナ」と呼ばねばならない
とかいう噂...
(ちなみに今は八木アンテナの実用化に成功した宇田新太郎先生の主張が受け入れられ、学会でも正式(?)に「八木宇田アンテナ」という呼称で認められているそうです。)
- そういや安達先生の電磁気学(必修)、単位一回落としたなぁ...
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1ヶ月数珠繋ぎマラソン出張シリーズ(9/23-10/22) 第八弾
【10/9/2002】
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Kista (near Stockholm), Sweden
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- ヨーロッパツアー最終地、スウェーデン。
- 客先Nで本日も技術セミナ&製品デモ。その合間に。
-
会話の勢いを表現するため、今回は「超訳」もそこそこに、
生(?)の英会話でお楽しみ下さい。
- Matt: (イングランド訛りの英語)
- 「Hey,
モトが日本語エディタでオレの名前をカンジキャラクターにしてくれたんだ。
("Matt"なのでどうしようか悩んだ挙句、「真人」という名を贈った)
しかし聞いてくれ!
この意味がヴェリーファンタースティックなんだ。
Please call me "honest man" from today!」
- Bert: (オランダ訛りの英語)
- 「WHAT-A-HECK did you say, Matt?
Tell me AGAIN WHO THE "HONEST MAN" WAS??」
- Matt:
- 「It's me! It's obvious! ISN'T IT??」
- Bert:
- 「Yeees, it's obvious ONLY FOR YOU
but Absolutely NOT OBVIOUS
FOR THE REST OF THE
GUYS who knows you. ISN'T IT??」
- いやいや、彼はなかなか誠実な男です。それは置いといて。
- 今回、デモやセミナーの合間に自分のNote PC
で(事前に読み込んだ)日本語のメールの返信などをエディタで書いていると
(EMACS系のMeadowを使用)、
アルファベットキーボードから意味もわからん記号(日本語)がどんどん打ち出されるのがとても珍しいらしく、
同行していたヨーロッパのエンジニア達がツアー中入れ換わり立ち換わり訊きにきた。
その場合、
相手が認識できる言葉としてボク自身の名前を例に打ち込み実演してみせる。
- (大抵、
ローマ字のキー入力からひらがなに変換されるあたりまでは、
一文字一文字区切って示すと彼らもついてこれるが、
それを最後に一気に漢字に変換したら「おおーっ!」となるものの、
もはやワケわからん記号と化すらしい。)
- そんな中、「じゃぁオレの名前もぜひ打ち込んでくれ!」
と言ってきたのが上記の Matt。
どないするかなと思い、変換してみたら「真人」と出てきたので
(これはおそらく瀬木貴将バンドのベーシスト、坂本真人氏(通称MATT)をSKK辞書が憶えていたからであろう)、
即採用。
ついでに名字である "Trezise"は、
どう漢字を当てたものかと暫し悩んだ挙句、
"Bird-West-Nest (西洋の巣に住む鳥)" つまり「鳥西巣」に決めた。
ヘンな名字だがその意味を聞いた彼はすっかり Cool
と喜んだのでよしとしよう。
鳥西洲 (Bird-West-Shoal)の方が名前としてはもうちょっと自然か?
- しかし更に注文が。
-
「オレのワイフの名前は Sarahっていうんだ。
これはどうなる???」
- うーーーん、困った。SARA(さら)と打ち込んだら、
「いや違う。SARAHだ。」
といきなり訂正されるが(そんなこと言われても困るのよん)、ひるまず変換。
- 出た。「更」飛ばす。「皿」飛ばす。
「沙羅」...採用。ちょっとアニメオタク系っぽいが良しとしよう。
しかし....意味がわからず。
こおゆう時には愛用の広辞苑付電子辞書。
...出てこない。
「羅」で調べると、沙羅とはどうも薄絹の布のようなものらしい(鳥や花の柄でも染めてあれば完璧でせう)。
響き的には洋風ハイカラ、
意味的にはなかなか和風&古風かつ美しい雰囲気があるので、
とりあえず意味のニュアンスを教え、
「日本人の女の子でこういう名前を聞いたら、
すんげー Cute な子を想像しちゃうね。」
と言っといたら、すんげーご満悦な Matt であったとさ。
- 【11/17】追記:
- 友人S氏によれば、「沙羅」とは「沙羅双樹の花の色」の沙羅で、
ナツツバキ(に似た花)のことを指すそうな。その花のインド名 "Sal"
から来てるらしい。上記の電子辞書(広辞苑)によると、
「沙羅」ではなく「娑羅(さら、しゃら)」だったら出てきた。
沙羅の直訳だと、
「選りすぐられた薄絹」というような意味、
転じて花びらの薄いナツツバキ(のような花)という意味なんかな...
よくわからず。難しいすね。
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1ヶ月数珠繋ぎマラソン出張シリーズ(9/23-10/22) 第七弾
【10/7/2002】
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Oulu, Finland
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- ホテルでの夕食時の会話。
- お題:「インターナショナルチームとは?」
- John H:
- 「組織がインターナショナルになってくると、
チームビルディングのためにも、
たまには関係者が同じところに集まってちゃんとお互い顔を合わせてミーティングしといた方が絶対いいが、
前に確かSonomaとKobeでミーティング開く時に、
どっちがどっちに集まるべきかで議論になって(費用負担とか色々あるので)、
どうせなら両方から同じ距離に位置しているHawaiiに集まるってのはどうだってことになったんだ。
残念ながら最終的には実現しなかったんだが。」
- Hank:
- 「おー、ウチの組織(Comms EDA)でも同じ話があったよ。
West LakeとSonomaで集まろうってことになったけど、
どっちに集まるかで話し合った結果、
両方から同じ距離に位置するHawaiiに集まろうって案が出たんだが、
結局実現しなかったよ。
てゆうか承認下りなかった。」
- John H:
- 「当たり前だっ!」
- 昔Small Talk にも書いたけど、
例えばウチの事業部は世界4点に開発拠点があり、
結果、一つの製品を開発するのに時差を考えると24時間体制で臨む
(The Sun Never Sets!)、ということになるけど、
それ故日々の電話ミーティングのセッティングも大変。
大抵は4拠点同時に電話ミーティングというのはほとんどなく、
必要な部署の必要な者同士が必要な時間にそれぞれ会議をやる、
というパターンにならざるを得ない。
それでもやはり同じ製品を開発する者同士、
違う国、違うサイトで働けども時には一同に会してミーティングを行うことは、
コミュニケーション強化の手段としては非常に重要。
ボクも今回初めてヨーロッパツアーに加わったことにより、
日頃電話やメールでやりとりしている各地のFE(技術営業)やAEなどに会えたことは、今後彼らとのコミュニケーションを考えると本当に大きな意味を持つ。
例えば Scotland のプランナー仲間のA嬢などは、
毎日のようにメールのやりとり、毎週のように電話ミーティングをやり、
またベテラン(=年寄り...失礼!)
の多い我らSAプランニングチームの中にあって2人共年齢の近い数少ない(?)若手ということもあり、
もうほとんど旧年来の友のような間柄で共働し成果を上げてきたにも拘らず、
これまで2年近くもお互い一度も会ったことはなく、
今回初めてお互い顔を合わせたことになる。
- さて、電話会議といえば、神戸の開発チームのみでやる日本語ミーティングも、
USから参加する海外赴任者がいるため、
各自自席にて電話会議システムに繋ぐ。
そのため、新しく入った人などが電話ミーティング初回に
「どうも初めまして。○○といいます。
よろしくお願いしますー。」などと自己紹介しても、
結局誰だかわからんというような事態もたまに発生。
そのくせ実はパーティション狭んですぐ裏の席に座ってたりとか...
- 森と水とムーミンの国、最果ての北国フィンランドより。
- そうそう、15分ほどだけど、むちゃくちゃキレイなオーロラ見えました。
さすが北緯60度!
- 明日はヨーロッパ編最終地、スウェーデンに飛びます。
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1ヶ月数珠繋ぎマラソン出張シリーズ(9/23-10/22) 第六弾
【10/7/2002】
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Oulu, Finland
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- 本日よりヨーロッパツアー第3週目、北欧編に突入。
- 客先N(そう、フィンランドでNと云えば...)で本日も技術セミナ&製品デモを終えた夕方、本日の debriefing (反省会?)の場で。
(今日は業界・技術ネタです。すんまへん。)
- John R:
- 「で、今日のセミナーとプロダクトフェアへのお客さんの入りは、
全体的にどうだった?」
- Matt:
- 「割と入ってたんじゃないかな。比率はそこそこ良かったんじゃない?」
- someone:
- 「比率? 何の?」
- Matt:
- 「あー、ボクらの人数に対するお客さんの人数の比率。」
- Moto:
- 「ACPRだ。(ボソッ)」
- everybody:
- 「??? んー? 何だって? Say again, Moto?」
- Moto:
- 「はは。ACPR。
"Agilent-Customer People (or Presenting)
Ratio"。 どう?」
- everybody:
- 「おおーっ、いいなーそれ。」
- someone:
- 「最初のセッションには30人くらい入ってたから、
ウチからの参加者の倍くらいか。
ACPR=-3dB ってとこだな。まぁまぁか。」
- ということで、
この日よりこの term が debrief meeting の場で(非公式)採用。
- 高周波通信計測業界のエンジニヤーねたでした。失礼。
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(*) ACPR: Adjacent Channel Power (Leakage) Ratio、
「隣接チャネル漏曳電力比」という、
この技術業界では非常にメジャーな測定項目があります。
こんなん→
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1ヶ月数珠繋ぎマラソン出張シリーズ(9/23-10/22) 第五弾
【10/5/2002】
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South Queensferry (Edinburgh), Scotland, UK
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- スコットランドでの週末。プランナー仲間のAngelaと。
- 幼少時代をグラスゴーで過ごし今はエジンバラ郊外に住む、
アイルランドをルーツに持つ彼女は生粋のスコティッシュ。
(→ まずはこちらからどうぞ。)
- Angela:
- 「今日はあんまり天気が良くないけど、
この時期のスコットランドはどんよりしていて雨ばかりなの。」
- Moto:
- 「じゃあ今日はこれでもまだいい方なんだ。」
- Angela:
- 「暑くないし、丁度いい散歩日和ってとこね。」
- Moto:
- 「うん、
でもボクの持っているステレオタイプなスコットランドのイメージでは、
やっぱり天気はこんな感じだよ。
ヒースの茂みと石灰質の白い岩がグリーンの絨毯に時折顔を出す、
カーレンフェルトに覆われた荒涼とした大地。
嵐の予感を感じる吹きすさぶ寒空の下、遠方の丘には寂しげに侘む古城が。」
- Angela:
- 「うんうん賛成。イメージとしてはそんなに遠くないかも。」
- Moto:
- 「...今説明していて思い出したんだけど、
ボクの抱いているこのイメージって、
多分、映画『嵐ヶ丘』の映像そのまんまじゃないのかな。
そんな気がする。
あの映画の世界がボクの想像するスコットランドの世界。」
- Angela:
- 「....んーーーーー。」
- Moto:
- 「?」
- Angela:
- 「惜しいんだけど、私やっぱりあなたには賛成できなくなったわ。
残念ながらあの映画の舞台はイングランドよ。
『ブレイブハート』知ってる? あれならスコットランドが舞台。」
- おっとしまった。(^^;)
- もう一つボクの持っているスコットランドのイメージと云えば、
やっぱりバグパイプの音色をバックにヒツジが群れる、
これでしょー。
しかしこの日はAngelaと彼女の家族共々、
そんな牧歌的な風景の中を軽く散歩(ハイキングというほどでもなかろう)したのだが、イメージ通り、ヒツジばかり。
いやーしかしヒツジが多いねぇ。
アメリカや日本と違って全然ウシはいないんだねえー、
と軽い気持ちで言ったら、彼女の義父がちょっと寂しそうな目でこう言った。
- 「1、2年前までは沢山いたんだがねぇ...
みな処分されちまったよ。」
- おぉっとしまったぁ!。(^^;)
そうだった。ここはBSEの本場じゃないか。
- というわけで、明日はまる一日かけて飛行機3本乗り継いで、
最果ての地、フィンランドはオウルへ移動。
北欧編、スタート。
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1ヶ月数珠繋ぎマラソン出張シリーズ(9/23-10/22) 第四弾
【10/3/2002】
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South Queensferry (Edinburgh), Scotland, UK
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- 実はココ、
Scotlandだけは宿泊先を全然決めずにエジンバラ空港に降り立ってしまった。
話は一ヶ月前、まだ出張準備中のとある日に遡る。
- 実は二週目は水曜にパリ郊外のN社が入っているだけで、
月火木金とスカスカであったので、
その間はパリ滞在してウチのパリオフィスで仕事するつもりであった。
が、USにいる私のマネージャー(Niels)との電話会議で彼は言う。
「Moto、二週目に一週間まるまるパリに滞在することはちょっと薦められない。
いいか、パリは 24-hour party city だ。
オレは前の仕事で日本(東京)にも何度か行っているから知っているが、
Japanese Businessman
は仕事が終わったら毎晩必ず街に飲みに出掛けるだろう?
パリにずっといることは、お前の仕事の efficiency を下げること必至だ。」
- ...。
- すすすごいステレオタイプだなそりゃ...
- が、よくよく話を聞くと、
実は彼の心配はボクの仕事効率などではなく、
単に
おフランスはパリでの高い(であろう)滞在費用(ホテル&食費)だった。
- 「よってオレは、お前はその週はスコットランドの South Queensferry Site
(SQF)に飛んで、向こうでSQFのメンバーとミーティングすることを薦める。
水曜日だけパリに飛んでN社訪問して、またSQFに帰るといい。
SQFのマーケティングエンジニア、Mo は知っているだろう?
彼の家では B&B (Bed & Breakfast) をやってるそうだから、
スコットランドでは彼に頼んで安く泊めてもらえ。
」
- (注)郊外のB&Bはとても安い。
- まぁーじかぁー?。
- ...とまぁ、こんな話をした、という話を神戸で昼飯時にみんなにしたら、
一部で 「Nielsはしぶちん」 という評判になってしまった。
- 結局ボクはどうしたかというと、
元々二週目の前半か後半にはSQFにお邪魔しようとしていたし、
SQFに寄るのはいい。
しかしせっかくだからパリも歩きたい。
ということで、結局ドイツからスコットランドには飛ばず、
予定通りパリに飛び、月火は自費でパリに休暇滞在することにし、
水曜にN社セミナーの終わったあと、
こうしてスコットランドに寄ることにした。
これだと Niels 案より飛行機代も安く済むし、経費的にも文句ないであろう。
しかし、Mo とは会ったこともないし、B&Bどうするかなー
などと思っているうちに出発日になってしまった。
そして彼とはしっかりヨーロッパ初日から一緒だったのだが、
この頃初めてのヨーロッパ体験に心が移ってしまい、
すっかり B&B のことを訊くのを忘れてしまっていたのだった。
- 前置きが長くなってしまったが(そう、ここまでは前置きなのです)、
そんなこんなでエジンバラに降り立った時、
まだ宿泊先が決まっていなかったので、
SQFのオフィスに着いてから、セクレタリさんに頼み、
ホテルを予約してもらった。
- Isabel:
- 「はい、ホテル探して予約しといたわよ。今日から3晩ね。
APEX Hotel でいいよね。
ここ新しいし、
Old Town のド真ん中でお城まで歩いてすぐだから立地も最高だし、
ウチのコーポレート割引も効いて値段もリーズナブルだし、
いいと思うよ。」
- Moto:
- 「どうもありがとうー。
あーでも、ここかなりいいホテルなんじゃない?
レートはディスカウント効いても 75ポンド(約15000円)かぁー。
けっこうするなぁー。
もっと安いところでいいんだけど。
ウチのマネージャーの Niels がねぇー
...云々。」
- Angela:
- 「何言ってんのよ。
彼がこないだココに来た時、
もっと高いホテル泊まってたわよ。」
- Isabel:
- 「じゃーぁ彼も Moto に文句言えないよね。決まり決まり!」
- で、その後この話は Niels にはしていない...。
(別に隠しているわけでもないのだが)
- しかし結局パリのホテルは客先に近いパリ郊外だったということもあり、
この出張中に泊まった中では、一番安かったんだよねー。
なんたる皮肉。
Niels、策に溺れる。
...ちょっと違うか。
- あ、一応この二週間後に Niels ともご対面しましたが、
非常に話し易いナイスなマネージャーでした。
...と取り繕うように報告しときます。
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1ヶ月数珠繋ぎマラソン出張シリーズ(9/23-10/22) 第三弾
【10/2/2002】
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Guyancourt (Ile de France), France
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- 2週目に突入。
- 客先NNで技術セミナ&製品デモの日、客先の社食にて昼食中、
ウチのパリセールスオフィスのAE(*)、
Olivier と。
- (*) AE: Application Engineer, SE
- Moto:
- 「いやー、なんだいこのカフェテリアの料理は。すごく美味いぞ。
Olivier、N社の社員はいいねぇ、昼からこんないいモン食ってるのか...」
- Olivier:
- 「んー? これくらいのはウチのオフィスのカフェテリアでも食えるぞ。」
- Moto:
- 「ぬわぁにぃー??? さすがフランス。すごいなー。
しかし会社のカフェテリアの食事っていったら、
普通マズいのが定番だよねぇ。」
- Olivier:
- 「そういえばオレは前に
Amsterdam(オランダ)のオフィスで働いてたことがあるが、
あそこで初めて『あ、社食のメシはマズいんだ』と知った。」
- ぜぜ贅沢者めー。
- 食事に限って言えば、
今回のヨーロッパ旅行を通じて何が一番印象に残ったかというと、
やっぱりこのN社の社食でしょう。
別にコース料理になっているわけではなく、
大皿に肉や温野菜を盛ってもらう普通の方式だったけど、
まず肉の煮込み方やソースの味からしてこれは社食ちゃうよなぁ、
と思いました。
そりゃ今回の出張中、
ホテルのレストランや街中のレストランで場所によってはそれなりに美味しいものも食べましたが、
そりゃそういう所ではそれなりのもの出てしかるべきだろうし、
特別どうという感慨もなく。 やっぱりN社の社食でせう。
因みにこの時は誰も飲んでなかったけど、
話によるとフランス人は昼からワイン飲んでるそうじゃないか。信じられん。
- この話を帰国後、
やはりアムステルダムのオフィスに駐在経験のある同じ部署のI土氏に話すと、
- 「オランダ人は "EAT TO LIVE"、
フランス人は "LIVE TO EAT" だ、
って現地では云われてたよ。」
- ごもっとも。ま、これは割と有名なフレーズですけどね。
しかしああいう所で仕事するのに慣れてしまうと、
それはそれでつまらんかも知れませんね。
「こここれはウマい」という感覚がマヒして。
私なんざぁ、
食の不毛地帯と云われたアメリカは Inland Northwest に三年ですからね。
そりゃ帰国後の1〜2ヶ月間、神戸事業所の社食の美味しいこと美味しいこと。
周囲には「信じられん」「味覚壊れてる」とか散々云われましたが、
やっぱりあの時どっちが幸せだったかっつーと、
あの味を素直に喜べたボクの方でしょ!
- さて、明日からは再び食の不毛地帯、UKはスコットランド、
古城建つエジンバラへ!
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1ヶ月数珠繋ぎマラソン出張シリーズ(9/23-10/22) 第二弾
【9/27/2002】
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München, Germany
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- 客先Sで技術セミナ&製品デモを終えた夜、
USから参加している数人と München オクトーバーフェスタ(ビール祭り)
会場にて、ビヤホールで席待ちをしている最中、
奥の長テーブルの一角でとあるグループが Approse をやり始め、
その後掛け声と共に手拍子を始めた。
- この日だけ赴任先USから参加の、プランナーの先輩、H銅氏と。
- Moto:
- 「(苦笑) いやー、やっぱりビールの国ドイツでも、
一気飲みってやるんですねぇー。」
- Taka:
- 「そうだねぇー。こういうことやるの日本人ばかりじゃないんだ。
ちょっと安心したよ。
- でもここはドイツだからイッヒ飲みなんじゃない?」
- Moto:
- 「(プッ) あ、しまった吹き出してしまった。
H銅さんくだらな過ぎですよ。
(オヤジギャグの大家としての地位を確立しつつある神戸の)Y山さんレヴェルですよ。
神戸に帰ったらみんなに言っちゃいますよ。」
- Taka:
- 「いいよ。でも板垣君が考えたことにしておいてね。」
-
そう、この日(多分)から2週間、
ここドイツはミュンヘンでは、かのオクトーバーフェスタに突入。
元々金曜ということもあってか、
午後の後半我々の製品フェア&セミナにもあまりお客さんが足を運ばず、
セミナ終了後の debrief(まとめ会?) では、
「誰だよこんな日セミナーに選んだの。」
という尤もなご意見も。
- 自分としても、今日は自分が必要とされるセッションもなければ、
自分に関係あるミーティングもなく、
自分のとこの製品デモにもあまり人が来ず、
もっぱら久し振りに再開したH銅氏相手に新しい機能のデモを行ってたような。
仕事的にはいまいちつまらん日でした。
- しかしミュンヘン、いい雰囲気の街だなぁ。
郊外の小さな町も、とてもキュート。
また今度じっくり見たいと思った街でした。
- さて、このH銅氏のギャグを帰国後に
「オヤジギャグ評定委員」の若手エンジニア某F君に聞かせたところ、
- 「まぁー、いうてもY山さんのよりはもう少しヒネリがありますかね。
少ぉしね。」
- しかし「オヤジギャグ」とは何なのであろう?
- この呼び名が市民権を得たのはここ5〜6年のことではないかと思うけど、
どうもボクの感覚だと、ただの駄洒落ではなく、
言ったその場が気まずくなるor白けるような多少スケベな要素を含んだ駄洒落、
というイメージがあったけど、どうも違うらしい。
というかそれも含むがそんなに狭い意味ではないらしい。
某後輩に言わせると「ヒネリのない駄洒落」のことだというが、
駄洒落というのは元々ヒネリがないから駄洒落なのではないか?
と問うと、要するにオヤジギャグとは単に駄洒落のことだと言う。
なら駄洒落は駄洒落でいいじゃないか。
と思うんだけど...
せっかく「オヤジギャグ」という蔑むような(?)呼び名を開発したんだから、
もっとそれに相応しい意味にしてあげたいと思わずにはいられませぬ。
というか駄洒落が可哀想....
ぬわーんて、どうでもいいって。
- さて、週末をミュンヘン近郊で過ごし、2週目はパリ、
そしてスコットランドへ。
当面の悩みは、洗濯する暇がないことか...
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1ヶ月数珠繋ぎマラソン出張シリーズ(9/23-10/22) 第一弾
【9/25/2002】
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Swindon, England, UK
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- 客先Mで技術セミナ&製品デモを終えた夜、
セミナとデモに集まったメンバーと、郊外にある元教会だったPUBにて。
- Matt:
- 「どうだ、このPUBの建物は?」
- Moto:
- 「いやーぁー、すごいねぇー。Impressive だよ! これは教会かい?」
- Matt:
- 「Yes. 昔は教会で、この建物は築250年だって。
けっこう趣きがあるだろう?」
- Moto:
- 「そうかー。250年かぁー。さすが Europe は歴史の重みか風情があるね。」
- Matt:
- 「ここはまぁむちゃくちゃ古いわけではないけど、
まーオレたちヨーロッパの歴史に較べると、アメリカはまだまだBabyだな。」
(と、ちょびっとアメリカを揶揄してみるあたり、さすがイギリス人)
- Moto:
- 「PUB といえばイギリスが有名だけど、
やっぱり割とこういう所が多いの?」
- Matt:
- 「うんそうだな...
でも新しいPUBも割と多いよ。
ヘンなのは、
新しく建てたPUBでも、
何故か何百年も建っているように古めかしく作るんだけどな。
」
- Swindon,
ロンドンのヒースロー空港から車で高速を飛ばして約1時間ちょっと西にあるこの街、
むっちゃくちゃ郊外やん。
しかし、初めて来るヨーロッパ、
初めて来るイギリスの歴史香る空気を吸い、
皆と一緒にこの趣きのあるPUBへやって来たものの、
実は朝が早かったし時差ボケも手伝ってでもう眠いわ、
今日突然セミナーのプレゼン一つやってくれと言われ大慌てで(心の)準備したりしてあせったわ(元々ボクはセミナーに関しては各地のローカルSEがやるから、
彼らが客の質問等に詰まった時に技術バックアップをするだけで良いと言われていた)、
ディナー中やPUBで飲みながら、
慣れないイングランドアクセントの英語でくっちゃべりまくるみんなの雑談にあんまりついていけないわ、
さすがイギリス、聞きしに勝って食事はまずいわ、
一杯しか飲んでいない濃い口ビールはまわり始めるわ(ボクは酒に弱い)で、
けっこういきなり疲れ気味の夜で、
もうそろそろホテル帰ろうよーう、というのが本音でありました。
- このクソ忙しい時に貴様だけ会社の金でヨーロッパ豪遊(?)だぁー?
と思っているみなさん(いないって)、
こっちはこっちでけっこう大変なのよん。(え? なんか言いわけがましい?)
- いやいや、もちろん楽しかったけど。
- 明日は別の客先でセミナー&デモをやったのち、ドイツに飛びます。
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【8/13/2002】
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とある大学の研究室で助手をやっている学生時代の友人と。
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- 彼は今度アメリカの某有名大学に短期研究留学(?)することに決定。
- 「ところで、向こう行ってる期間は2ヶ月だからビザが必要で、
IAP-66を申請しないとな〜などと真剣に調べていたのだが、
よよ〜〜く考えると、ビザって必要なのは3ヶ月以上いる時か。
なぜか90日=1ヶ月半だと長らく思ってた。
誰かに相談しなくてよかったよ。」
- 「って、おめーの一日は12時間かいっ。」
- 「ていうか、
90分=1時間半という図式に頭を支配されており。
」
- ...なっなるほどぉーーー。
- しかし話は変わるが、
厳密には観光ではなく仕事なので本当はビザ必要なんちゃいますのん?
- ...J-1 が必要らしいが、本人はビザ申請も大変なので
"sightseeing"って言って入るらしい。 まぁ多分問題ないだろうけど。
- ちなみに自分は初めてのUS長期出張(某すぽ県)の時、
やはり3ヶ月弱だったのでビザは取らなかった。
それでもってシアトルの入管で
sightseeing? or business?
と訊かれ、
とっさに "business"と答えたことからコジれ始めた。
入管から「それじゃビザがないとダメだ」と言われた時、
更に僕は「いや3ヶ月以内だから I think I can workだ」
といってしまったことから更にコジれて冷汗ものであった。
しかし気付けばもう5年以上も前のことかぁー(遠い目)。
- ちなみにその時一緒に行った人は"training"と一言答えて何の問題もなく入国。
- 教訓:1ヶ月以上ビザなしで仕事で入国する場合、
"business" "work" とは言わない。
代わりに "meeting" "training" などと言う。
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【8/7/2002】
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ウチの会社の新横浜セールスオフィスにて、営業N氏と。
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- 「こんにちわー。お久しぶり。」
- 「あーどうもどうもー。神戸から暑い中、お疲れさんです。」
- 「Nさーん、どうですかー最近?」
- 「んー、いやぁー、ツラいっすねぇー。」
- 「あーそうですかーやっぱり。」
- 「板垣さん、なんかこぅー、すごい製品出てきませんかねー。
もう何もしなくてもバンバン売れるようなやつ。」
- 「バンバン...ねぇー。(笑)」
- 「お客さんがもうとにかく会社潰してでも金出すって言ってくれちゃうよーな
スンゴーい測定器、プランして下さいよー。」
- 「いやー。プランしたいのはヤマヤマなんですけどねー。
このご時世ですからねー。
それやっちゃうと、
営業さんのヴァリュー(価値)がねー。
なくなっちゃうじゃないですか。」
- 「あーっ、そうかそうかー。
ボクらに色々気を使ってくれてるんだ。
なるほどー。
雇用確保は大事ですもんねぇー。すみませんねぇ。
ハッハッハ。」
- 「そうですよー。なかなかさじ加減が大変なんですから。ハッハッハ。」
- いやー。そりゃそうです。
仲の良い営業さんとでないとこんなこと言えませーん。
- ところで営業さんと開発側が仲が悪いっていうのは良くいわれるけど、
一般的にはどうなんでしょうねー。
まー私は仕事上、よく営業さんと話したり一緒に行動したりするし、
お互いに仕事上の良きパートナーだと思っているし、
特別仲悪い人ってのはいないけれど、
まぁ中には営業さんを小馬鹿にしたようなこという開発エンジニアとか、
開発を目の敵にしている営業さんとか、いますからねぇー。
営業さんにだけものすごいセールスインセンティヴボーナスがあるとか、
そういうことも関係してるのかも知れませんが。
しかしここ最近はそれがマイナス側に作用して、
かなりキビシー人もいるようなので。
- しかし営業サイドから飛んでくる要求というのは、
日々ホンマに緊急でキツぃのが多いですなぁ。
そんなことできるかよーってやつばかりです
(まぁ向こうもある程度こっちの事情もわかった上での一種の駆け引きでもあるんでしょうが)。
プランニングとは、
世界中から日々やってくる突発要求も関係部署と協力しながら
対応を決定していかなきゃならないことも重要な仕事ですが(「対応しない」
という決定ももちろんアリ)、
うまく営業サイドを含む関係部署と連携が取れてシャンシャンとコトが進んでくれるとやっぱり嬉しい。
けど最近なんか色々な局面で言い訳がうまくなったなー、
などとも思う今日この頃。はぁ。
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【7/7/2002】
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新長田駅前、長田区七夕祭ストリートライヴ終演後、喫茶店にて。
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炎天下の野外ライヴでの演奏を終えたあと、
メンバー(+知り合い数人)でぞろぞろと地元の喫茶店に入り、
パフェやらかき氷やらビールやらをバカスカ頼む自分たちを見ての、
コーラスE嬢の一言コメント。
- 「なんかウチのバンドって、
地域の活性化に役立ってますよね。」
- はい、
昼も近くの中華料理屋でみんなで一斉に冷麺頼んでたし、
この喫茶店も今大繁盛!。
- 決して演奏の集客力ではなく、
うちのバンドの人数(13人)+αにより。
- さて、ウチのバンドの野外ライヴ2回目は、
阪神大震災で一躍全国に名の知れ渡った神戸市長田区の、
JR新長田駅前特設ステージにて。
(なんといっても「長田区登録バンド」ですから)
- 七夕フリーマーケット&ライヴということで、
前回の新開地ではチャイナドレスに身を包んだウチの歌姫達(フロントのヴォーカル&コーラス女性陣)は、
本日はずらり浴衣姿で登場。民衆を悩殺?!
- 時間は午後2時より、やはり30分。アツい...
- Set List
- etn2 バンドテーマ / Original (Cover?) by Fuku
- Dreams Come True / The Brand New Heavies
- That's The Way It Goes / Swing Out Sister
- I Like It / The Brand New Heavies
- Break Out / Swing Out Sister
- Lady Marmalade / (Patti) Labelle
- 前回とあんまりかわらんね...
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【6/4/2002】
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連携して仕事をしているUKのエンジニアA嬢と電話ミーティング中。
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- この週の月曜日、
イギリスはエリザベス女王戴冠50周年記念で祝日でした。
- ちなみにA嬢のオフィスはスコットランドにあります。
彼女はアイルランド系スコティッシュです。
- 「そっちは月曜日休みだったでしょう?
なんか聞いたんだけど、
所詮イングランドの女王を祝うための祝日だから、
スコットランドではこの休みをみんな
Hate してるって噂だけど。」
- 「アッハッハ、そうね。
でも今はエリザベスは一応イングランド・スコットランド関係なく女王だし、
なんせ休みになるんだから、
理由に関係なくみんな喜んでるわ。」
- さすが因縁のスコットランドvsイングランドも、
休日の魅力には逆らえないらしい。
- そして話題はワールドカップに。
- 「そういえば今日は Japan Team の初対戦じゃないの?」
- 「そう。あと2時間でキックオフだから、
今日はウチ Kobe の生産性は非常に低いよ。
みんなソワソワしてるし、今4時過ぎだけどみんなどんどん帰っていくし。」
- 「ハハハ、Moto も早く帰らないと。」
- 「このミーティング終わったら今日は帰るよ」
- 「今日はどことだっけ? Belguim?」
- 「その通り。日本の応援よろしくね。」
- 「わかった、応援する。その代わり、
あなたも England と対戦する全てのチームと、
私の家系のルーツである Ireland を忘れずに応援してね。」
- ...やはり彼女はスコットランド人。
- そんなわけで私は Ireland も応援中です。
日本チームのゴールも盛り上がったけれど、
Germany vs Ireland 戦で Ireland が見せたロスタイムでの同点ゴール、
あれは感動しました。
- さて、その後もメールでやりとりが続きます。
- 「いやー昨日の Ireland の同点ゴールはすごかった! Good Job だよ。」
- 「Ireland は本当によくやったわ! 私達もものすごい喜んでる。」
- 「ところで君の husband
はワールドカップを見に日本に来るっていってなかったっけ?」
(ん? 出張っていってたっけ?)
- 「実は彼は 2-3週間前に韓国に出張だったの。
ワールドカップ開催中にもう日本・韓国に行けるとは思えないわ。
ほんのちょっと出張予定が早くなっちゃって、
彼はアセってた。」
- いやー、ザンネンでした。
- ていうか、自分も含めてみんな仕事しよう。
- さて、職場でも何人かボランティアに応募し、
ワールドカップ開催中の神戸ウィングスタジアムでボランティア作業やっている人がいます。
タダで間近で見られて良かったねー。
- 「ううん、私の持ち場は ITルームのヘルプデスク(テクサポ)だから、
なんにも見れない。」
- あ、こりゃご愁傷様。
- 本日の一口メモ:
- イギリスでは祝日のことを Bank Holiday というそうです。
なんでも、銀行が休みになるので、お金が動かなくなるから、
他の企業なんかも休みましょうー、というような意味とか。
- ロスタイムを英語で言うと Injury Time。
なんでも、試合中にケガをした人の手当ての時間、
というところから来ているらしい。