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過ぎし日の Small Talks

第7集 : 6/19/2001-10/1/2001 編

超訳: いたがきもと


【10/1/2001】 自動車教習中、ひょうきんな教官と。(Back To The Winter 1995)

ちょっと別件検索中、古いメールに面白い話を発見。 ボクは実は就職してから車の免許を取ったのだが、 教習所に通っている頃、 「観察教習」という教官の運転を体験する教習中の会話。

【その一】
「よしあそこに横断歩道があるやろー、人がいないか確かめてー。
 いないなー よーし . . . と思ったら犬の散歩のねーちゃんが
 近付いてきましたー、さー板垣くん、ちょっと暗くて見にくいけどなー、
 あのねーちゃんはー?」
「(渡りそうにも渡らなそうにも見える) え、えええーと」
「はーい、残念ながら暗くて顔が見えんなー、てことは?」
「ええ?」
そーやー、美人かどーかわからへんゆーこっちゃー。 よし、いこかー」

. . . だっだから?!

【その二】
「夜は暗いからあんまり Keep Left すると逆に危ない。わかるかー、
 夜とか車道をジョギング中のおっさんとかぎょうさんおるねんでー。」
「はい。」
「しかも夜ジョギングするおっさんに限って、黒いトレーナー着よんねん。
 黒いトレーナー着ると確かに凛々しく見えるゆうんはわからんでもない。
 わからんでもないが、しかーし!」
「あ、はい」
そーやー、おっさん腹出てるからちっともカッコ良くないねんなー。
 よっしゃー、いこかー。」

. . . そっそれで?!

これらは、 当時別の地域で別の教習所に通っていた友人とやりとりしていたメールから。 これ読んだ友人は、 「すごーい。さすが関西の教習所だな〜」と感嘆していた。

しかしあれからもう6年になるのか....


【9/27/2001】 職場(神戸)にて、M氏H氏と食事に行く際、とある机の上の物体を発見して。

〜同僚H氏の悩み〜

「なんか基板が立ててありますよ。」
「なんだろう、これ? 妙に単純なパターンなんだけど。」
「んー、これねー、アンテナちゃいます?」
「あ、ほんとだほんとだ。でも何のアンテナ?」
「えーとねぇ、ケーブルは...あ、パワーアンプに繋がってますね。」
「げ、何かやばい出力でてるんじゃないの?」
「あまり近づくと癌細胞活性化しちゃったり....」 (って違うだろー。)
髪の毛ボロボロ抜けてきちゃったり。(ってそれも違うだろー。)
いや、 髪の毛はそんなのに近づかなくたって日々どんどん抜けてってますよ。 ええ。

よし、今すぐ井川遥にクログロコールだ!


【9/24/2001】 9/15, 米ワシントン州スポケンにて、 神戸からUS赴任中の同僚Oさんと。

時事ネタ「Terrorist Attack in N.Y.」

「しかしこのニュースをカリスペル(モンタナ)のモーテルで、
 モーテルオフィスのおばちゃんとCNN見ながら色々話してたんですけど、
 まーとにかくお互いびっくりしていて。 おばちゃんすごく親切だったんですけど、
 『何てことなの。まるでパールハーバーの再現だわ。』
 とか言ってるわけで。
 おいおいおばちゃん、今日本人と話ししてるんだから、
 そういうセンシティヴな言葉には気を付けないと、 ともちょっと思ったんですけどね。」
「いや、こっちの人にとってパールハーバーって言葉は
 別に日本に対して敵意を持った言葉じゃなくて、 今や単なる記号ですよ。
 この大きさは東京ドーム10個分とか、 これは霞ヶ関ビル何杯分(古い)とか、
 そういうのと大差ないです。」
「なるほど。今回もパールハーバー3回分の被害とか言ってるんですかね?」

9月前半二週間の予定で夏休みを(例によって) Glacier National Park で 過ごしている間の 9/11(火)の朝に N.Y. を襲ったとんでもないテロ事件。 そんな時にたまたま U.S. を旅行中だったというのもちょっとしたネタですが、 それより何より、私はアメリカにいたにも拘らず、 この大事件をまる2日以上知らなかった、 というのが今やネタだったりします。 だってさー、ロッキーの山奥に籠ってたらそんなニュース入ってきませんて。 バックカントリーキャンプサイトで一緒になった人とも、 「キレイな朝だねー」(この時 N.Y. は大パニック) とか話してたし。 ボクがこのニュースを知ったのは 9/13(木)の夕方、 久々にモーテルにチェックインした時でありました。

「明日の朝6:30のフライトでシアトル(経由で関空)に飛ぶから、 チェックアウトは多分5時前になると思いますがいいですか?」
「でも、飛行機飛ばないんじゃないかしら。 今日も飛ばなかったわ。」
(そういや去年も朝イチのフライトキャンセルされたし、 やっぱり日常茶飯事なんだろな) いやー、多分飛ぶと思いますよ(笑)。 2日続けて同じフライトがトラブルってこともないでしょう。」
「でももう3日もシャットダウンよ。 空港自体入れないんじゃないかしら?」
「は? 何かあったんですか?」
「は? あんたもしかしてニュース知らないの? 旅客機が N.Y. の World Trade Center にクラッシュしたのよ。」
「えぇっ?」
「そこで CNN のニュースやってるから見てみなさい。」

というトンチンカンな会話。
実はボクはこの時点で全く何も知らなかったわけではなく (まぁ知らなかったも同然ですが)、 「WTC に旅客機がクラッシュ」という言葉を聞いた瞬間、 ある写真が頭によぎりました。 それは事件当日の 9/11(火)の夕方、 食料調達のために一瞬山から降りて公園内のストアに立ち寄った時のこと。 店に置かれていた新聞の一面に掲載されていた何やらモクモク白煙を上げている写真。 実を言うとこの事件が発生するまでこの地区モンタナ北西部のここ最近のトップニュースは Glacier西部〜公園外の森林で燃えさかる大規模な山火事のニュースで、 モクモクと燃えている写真はてっきりその話だと思いその時はそれ以上深く考えずにまた山に籠ってしまったワケです。 しかし写真の Headline には 「ATTACK」という文字が見てとれ、 「ATTACK とはまた大袈裟な」 とちょびっと思った記憶はあります。

それにしてもこの事件、とにかくびっくりしましたね(2日遅れだけど)。 現実に発生しうる事件として、とにかくリアリティに欠け、 いまだになにか信じられない気分です。 しかしどうも Kalispell の空港とは相性が悪いのか、 去年初めてこの空港を利用した時もSeattle行きフライトがキャンセルで色々面倒な目に。 で今年はコレ。 そういえば昨秋の東海地方集中豪雨の際も一向に動き出さない新幹線の中で夜を明かしたりと、 なんかこの仕事(Product Planner)に移ってからこういうことに遭遇する機会がやたら多いんですけど、どういうことでしょうかH銅さん。 (ま出張やら多いから必然的に確率は上がるが)

今回はモーテルチェックイン後、 まず神戸の自分の Voice Mail にアクセスし (すると安否確認のメッセージやら、 会社からのフライトトラヴェル制限の通達などが入っていた)、 また神戸の職場関係者達と電話(電話会議)で話し、 その後旅行代理店と話し、そしてノースウェスト航空と話し、 結局大事を取って一週間帰国を延ばすことに。 って別に夏休みがもう一週間増えたワケではありません。 神戸と電話会議中、R&DマネージャのK氏が 「ちょっと待って、今承認取ってくる」と電話口から去った数分後、 「(部署のマネージャの)Tさんに承認取ってきた。 来週分のアメリカ国内移動滞在分は出張扱いで会社持ちになるからUSのオフィスで仕事に復帰してね。」 そう、彼とボクはその次の週後半にとあるプロジェクトの開発フェーズスタートの承認会議でプレゼンをしなければならなかったので、 ここでもう一週間休みを延ばすことはイマイチ。 最初はモンタナから連携先のカリフォルニアのオフィス(Santa Rosa)までレンタカー使って陸路で行くべし(週末中に2日も走れば着くでしょう)、 とかいう話に決まりかけ、 それはそれでオレゴンのCrator Lake国立公園にも寄れるよ(おいおい)、 などと悠長な提案も出てましたが、 あとで自分自身で色々考えた末、 結局車で4時間程度で行ける古巣 Spokane Office でPCを間借りすることに。 帰国して以来1年3ヶ月振りの Spokane Office、 会う人会う人に "Why I'm here now?" という話を何度繰り返したことか。 なんつっても夕方の掃除のニイチャンとか、 セキュリテイオフィスのおばちゃんとかまでボクのことを憶えていたのがけっこうビックリ。嬉しいというか何というか。 まぁこのお陰で プレゼンの準備もでき、電話会議とNetMeetingで本番も滞りなく終わり、 ホッとしているところ。

旧知の仲間とも久し振りに会えたし、 どさくさに紛れて、というワケではないですが今年の1月に期限切れになってしまったアメリカ(ワシントン州)の車の免許もついでに更新してきてしまいました。 これで2006年1月まではワシントン州民としての ID を獲得。そんなんでいいんか。

まぁさておき、 バックカントリーサヴァイヴァル仕様でやって来ているボクは、 サヴァイヴァルナイフは持っているわバーナーは持っているわで空港でチェックインする時ちょっと戦々恐々。 チェックイン荷物に全てしまうということで特に問題なかったですが。 シアトルの空港ではチェックインカウンターに今まで見たこともないような長蛇の列が出来てました(ボク自身は Kalispell の空港でチェックインそのものは終わっていたのでこれは避けられた)。

直接は関係ないものの、 遠く被害の余波を受けた者の一人として、この事件、生涯忘れることはないでしょう。 犠牲になってしまった方々のご冥福を心からお祈りします。

さて、事件直後から結局10日間USに滞在し、 ひたすら流されるニュースなどを夜ホテルで見ておりましたが、 「何であの程度でビル全体が倒壊するんじゃい」 「何であんなに正確に旅客機を命中させられるんじゃい」 等々、事件を知ってフとよぎった疑問には連日のニュース特集が大体答えてくれてました。 しかし旅客機が WTC に吸い込まれる衝撃的な映像を繰り返し見て不謹慎?にもフと思ったことは、「旅客機って意外と小さいんだな」。 そう思った方、他にもいませんか?


【8/30/2001】 職場にて、別プロジェクトの同僚Y君と。〜エンジニア同士の会話

今回はかなり細分化された専門分野でのエンジニアトークですんで、 この技術分野に携わってない人にはわけわからんと思います。 すみません。

「おぉ、いたがきさん、何か疲れてませんか?」
「え? 顔に出てる? ん〜、そうだろうな。やっぱりわかるか。」
「なんかここ最近かなり忙しそうじゃないですか。大丈夫ですか?」
「いやー、来週から夏休みに入る関係上、ここ1〜2週間は Compressed Mode 状態なのよ。」
「あ〜〜なるほどね。今 3dB ほど上がってるわけですか。
「そう、更にちゃんと Symbol Rate 2倍になってる。
 今週末、休み直前に Checkpoint Mtg があるからだけど、 ちゃんと Gap区間(夏休み)終了直後の週にも別の Checkpoint があるので..」
「Gapから復帰直後もしっかりレートとパワーが上がるワケですな。
「そうそう。」
「なるほどなー。 こういう時なー。 ちゃんと Higher Layer がレートコントロールしてくれれば、 不用意にレートが上がらず済むんですけどなー。 (編注: お?M氏批判か?) まー Gap区間中はせいぜいゆっくりしてきて下さいな。」

というワケで、セクターいたがきがGap区間中は、 ボクに問い合わせがあるMSさん達は、他のBTSをサーチして下さいな。 例: セクターK氏、セクターN氏、セクターHちゃん等。

しかしこの技術を簡単に解説してあるような Web Site がないかサーチかけてみましたが、なさそうです。
以上、W-CDMA 絡みでした。 失礼いたしました。


【8/19/2001】 ONSEN(オンライン自然科学教育ネットワーク)主宰、山田先生は語る。

週末(8/18,8/19)、神戸事業所で社会貢献プログラムの一環として、 子供(小学生対象)の為のプログラム 「サイエンス・ワンダーランド〜不思議な電子の世界」 を開催、好評ののちに幕を閉じる。 様々な面白実験を通して、 子供達に見て楽しい、触れて楽しい科学の不思議を体験してもらう2時間。 山田先生は大阪の高校物理の教師で、 このプログラムの主宰を務めるヴォランティア団体の主宰者。
子供達の理科離れが叫ばれる昨今、控え室で彼は熱く語る。

「子供達に理科に興味を持ってもらうには、 まず狙いは小学校中学年(3〜4年生)なんですねぇ。 低学年だとまだちょっと早すぎるし、 高学年になってくるとある程度得意苦手が出来てしまうので。 中学年くらいだとまだ男の子・女の子拘らず色々興味があるんですねぇ。 でね、更に狙いを絞ると女の子を取り込む、 これが重要なんですよ。 当然理系の女性がまだまだ少ないから今のうちからというのもそうなんですが、 女の子を一人取り込めれば、 それに五人は男の子がついてきますから。 いやーボクもね、中学校(高校?)の時合唱部入ってたんですが、 理由はねー、やっぱりねー、 当時好きだった子が合唱部だったからなんですねー。」

....(^^;) これも一つのマーケティング戦略?!
さて、当日のプログラムは、第一部、 酸素と水素が反応して爆発する爆鳴気実験(最初に子供達をびっくりさせておいて興味を魅かせ、その後とても美しい発光実験をする)、 家にある簡単な素材を使った静電気体験実験、 イオンを探る電解実験などののち、 最後にはウチで作っている携帯電話用測定システムを持ち出し、 携帯電話のコール実験を見せるというもの。
二部は、料理をしながらのびっくり科学実験。 電気パン - 電極を差し込むだけでふっくら焼けるホットケーキ、 酸・アルカリ(イオン)反応で料理中に色が変わる焼きソバ等。

昨年から始まったこの社会貢献プログラムも神戸事業所では2回目、 ボランティアとしての参加も2回目だが、 どこの家庭にもあるようなモノ(すべてがそうではないが)を使って行う科学実験は毎回子供達と一緒に驚かされる。 子供達の目も爛々としている。さて、理科好きの子は増えるのか?

さて、この山田先生主宰の"ONSEN"というグループ、 Online Natural Science Education Network" の略なんだそうな。 曰く「"ONSEN"に入るのは、温泉に入るように気持ち良くて楽しい感じを目指してますから。」

ホームページはこちら。→ ONSEN HOME

定例会では各メンバーが色々ネタを発表しているけど、けっこう面白い。 個人的には非加熱式ドラム缶つぶしにけっこう感銘を受けました。 ONSEN KIDSのコーナーにも簡単にできて楽しい実験がいっぱい載ってます。

あ、この山田先生、9月初旬頃に毎日放送の深夜番組 「つるまげどん」 (司会: 鶴瓶、円広志、酒井彩名)にゲストで参加予定だそうな。 その場でできる楽しい科学実験を披露するとのことです。


【8/17/2001】 オフィスのカフェテリアで昼食中。

すんません、電子工学系研究室ネタです。

ふと大学の研究室時代の会話になった。 テーブルを囲んだ4人のうち2人は、電子応用物性系の研究テーマ、 私が強誘電体結晶デバイス、H嬢はシリコン半導体デバイス関連。

「この強誘電体ウェハの物性特性を変化させるために、 真空蒸着器でマスク用のTa薄膜蒸着して、 クリーンルーム入ってフォトリソグラフィーで微細レジストマスク被せて エッチングで微細パターンに抜いて、 結晶片を強酸に浸してマスクのない表面部分をプロトン交換して、 それを1000℃近い電気炉で10時間以上熱処理したりして結晶の表面物性を周期的に変化させて更にクリーンルーム入ってミクロン単位の微細電極マスク付けて云々... でもって、とある条件の素子を作り上げるのに数日かかるわけ。 こうして手塩にかけて出来た素子の断面を研磨して作成が失敗していたことがわかった時の空しさといったらないね。」
「私の研究室でも、やっぱりシリコンウェハ上に同じように微細パターン加工して、金属を内拡散させるために窯で熱処理して何日もかかるんですけど、 ある先輩はうまくいかなかったら窯からウェハ取り出して 『ダメだっ』 って叩き割ってましたよ。
「おおー。」
「それ聞いた友達が、 『すごーい、まるで陶芸家みたーい』って。」
しかも窯から出すとこまで一緒やん。

物性実験系の研究室というのはえてしてどこも似たようなもんで、 細かく条件を変えながら気の遠くなるような実験を続けなければなりません。 その分予想した条件で期待通りの特性が出た時の嬉しさもひとしおですが、 これがナカナカ。 ただ、色々な実験器具があるので、 まぁみんなそれなりに辛い中にも楽しさを見い出す研究室生活。
例えば真空蒸着器に必要な液体窒素(沸点-196℃)を夏場実験室に打ち水したり、 結晶表面を洗浄するための超音波洗浄器の上には当然の如く、 超純水に浸されたメガネの入ったビーカーが。 ちなみに超純水にエタノールを入れただけのお酒はかなりまっずーい。 教授が教授室から研究室に上がってくる時間になるとクリーンルームに逃げ込んだり。 クリーンルームとは? 温度一定・静か・淡い黄色光・空気清涼(?)・教授入って来ない → うたた寝に最適の空間

思い出した。 大学の研究室は青葉山頂キャンパスにそびえる電気情報館6階。 窓からは下界(街)の夜景とその夜景が綺麗に見える通称アヴェック橋(だったっけ?)が少し遠くに見えます。 某助教授(当時)は昔、 夜、橋の上から夜景を見ているカップルを研究室の窓から発見すると、 高出力の赤色レーザー光を窓からそのカップルに照射していたらしい。


【8/9/2001】 「おかしがちな間違い」 . . . 最近横浜から転職してきたNさんの場合。

オフィスのカフェテリアで昼食中の会話。

「この辺(事業所のある神戸市西区)は神戸市とは言ってもほとんど明石の真北ですから、 ほとんど日本一といっていいくらい日本の標準時に対して時間が正確な場所なんですよね〜。 (感慨深げ)
「いや、時計さえ合ってれば北海道から沖縄までどこでも日本の標準時に対して時間が正確なのは一緒だと思いますけど。」

ところで、明石から北上している国道175号線というのがあり、 道沿いに走っていると、いくつも 「ようこそ(標準)子午線の町、○○町へ」 という看板を掲げている町に出会います。他に何かないんかい??

余談ですが、 昨晩は日本標準時午後11時から電話会議でした。 はい、UK+US+Kobeで。このような世界三点会議の開催時間は、 大抵主催者が自分に都合がいいように決めます。 今回は時間から見ても明らかにUK主催ということがわかります。 (UKは午後3時、USは朝7時) しかしこれもお国柄が出るもんで、例えばUS午後11時とかにしたら、 ごく一部の人を除いておそらく誰も出席しないでしょう。 逆にUS朝6時なら、みながんばって出てくるでしょう。 日本人はどっちでも出る....わたしらまじめすぎるかも。 でも個人的に朝は弱い。


【7/13/2001】 "THE DOGYEAR" . . . . 三宮、新人歓迎宴会で新人君と。

「えっ? いたがきさんケータイ持ってないんすか? だってワイヤレステスト開発でしょ??? しかも製品プランナーでしょ???」
「持ってないよ。 別に持ってなくても電波がどう変調されて飛んでるかとかは知ってるよ。 サーヴィスの内容、料金、各社使い勝手なんかはよく知らんけど。」
「う〜〜ん、何かが間違っている気がする。 だってケータイないとむっちゃ困りませんか?」
「いや特に。ボク自身より周囲の友達が困ってるみたいだけど。
「ってゆーか、オレもうケイタイなくなったら絶対友達なくしますよ。 週末とか誰も誘ってくれなくなりますよ。」
「あ〜、そんな程度で縁切れるヤツは友達なんかじゃぁないね。 その程度のつき合いってことだよ。 この際一度ケータイやめてみ? 本当の友達を選別できるかも知れんよ。
「いやですやんそんなのー。コワイなー。そりゃできないっすよ。」
「はっはっはっ、友達関係までツールに振り回されてるね。 情報化の波に押し流されてるね。いやいや。 〜(-_-)〜
「情報化の波に乗っていると言って下さい。 だいたいですよ、 世の中もうすぐ(ケータイで)動画データのやりとりができるくらいのデータレートになってきてる時代にですよ、 いたがきさんいまだ0kbpsなんですよ。 ゼロキロびーぴーえす。

ボクが会社に入った年('95)に PHSサーヴィスイン。 そう、ボクらもまだまだ社会人としては若い世代にも拘らず、 学生時代に携帯電話なんか持ってるヤツはまれだったわけで。 あれからたった数年で携帯電話は爆発的に普及、 いまや持っているのが当たり前に世界になりつつある。 (まぁお陰でボクもこれまで飯食ってこれたわけだけど。) 今の新人からすれば学生時代からケータイは当然の持ち物なわけで、 そういう連中がいきなり持てなくなったらそりゃ不便に思うことであろう。
でもね、携帯電話所有経験がないと、意外となくても困らないもんです。 多分きっと一回この便利さに慣れてしまうともう後戻りはできないのでしょう。 とは言いつつ、友人が使ってるのを見ると、ホンットに便利そうだねこりゃ。 もう異議なし。

しかし・・・、携帯電話業界どっぷりなのにあえてケータイを持たない。 CDMAの原理はどうで、 データーレートはいくつでこーゆー変調がされて電波が飛んで、 ということは知っていてもいざ携帯を持つとリダイヤルのし方がわからない。 なんちゅーか、最高の贅沢じゃぁあーりませんか。(???)
さぁていつまで持たずにいられるか。 いつか街中で公衆電話が容易に発見できなくなったら、 きっと購入を決意することでしょう。

ちなみにPDA(Palm)は半年ほど前に仕事柄必要ということで持ち始めたものの、 ボクのPalmを開くと電話番号を走り書きしたポストイットが画面上にいっぱい貼ってあったりして。おいおい。実話です。


【7/5/2001】 製造関連部署の某マネージャと。

「最近どうですか? 製造ラインとかペナン(マレーシア)に移管中じゃないですか。」
「うーん、同じ会社とは思えないよ。やっぱり全然常識が違うんだよねー。」
「色々大変だったりします?」
「例えばだよ、日本とかアメリカとか、 何かしら困った不具合をお客さんに発見されたりするじゃない。 そういう時って、客に対してきちんと発生した原因を説明して、 再発防止のためにこれこれこういう対策を講じました、 どうもすみませんでした、 っていうようなレポート出さないと普通納得しないじゃない。」
「ええ。」
「まぁ似たようなことを社内でも神戸とペナンでやるんだけどね、 再発防止策とかいってレポートしてくるのがさ、 失敗した担当者をやめさせたからもう起きません、 なんだよ。」
「げげ。 社員を育てるってゆーか、キャリアプランとか言ってる場合じゃないすね。」
「社員っつーよりは、労働力だよね、単に。 しかも代わりはいくらでもいるわけ。」
「で、それで改善するんですか?」
「そんなわけないでしょ。当然ながら再発するし、 再発したらまたその人もやめさせるわけ。 いやーこわいよねー。」
「ってゆーかそれ以前に、何の対策にもなってませんね。」

それでも多大なコストセーヴになるからOKなんでしょうか。
ちなみにこの話の真偽については、 あくまでも単なる食事中の無責任な雑談ということでご了承下さい。


【6/19/2001】 同僚のマーケティングエンジニアは語る。

「(USのサポートエンジニアの) Keith ったらさぁ、 私の名前もう完全に間違えて憶えてるみたいなんだよねー。 メールは必ず "Hello, ハーモィ" で来るもんね。」
「なんだそりゃ、スペル何?」
"H-i-r-m-o-i"。 しかも別の人に転送する時とか "He is ..." とか書いてるから、 きっと男だと思われてんだろーな。」
「まー、名前だけじゃ女かどうかはわかんねーわな。 しかし大体そんな名前のジャパニーズいるかぃ、 ってそれもわかんねーだろうなぁ。 もっと宣伝活動しないと。」
「きっと何て発音するのかもわかってないんだろーね。 でもまぁ彼は仕方ないとして、(神戸の)I土さんとか、 H銅さんとかもさー、向こうのエンジニアとメールやりとりする時に "Hiromo" とか "Horomoi" とかよく間違えてるからねぇ。」
せめて身内は間違えんなよって感じか?
よーし、もうこの際悪あがきはやめて、 ハーモィ(Hirmoi)で行っちゃおうよ。 ちょっとカッコいいし。 ほら、メールを50cm先から眺めてみ? 大丈夫、わかんないわかんない。ほとんど誤差誤差。 オーケーオーケー。」
「...頼むからヤメテ。」

さて問題、彼女の本当の名前は何でしょう?!

しかし確かに他国の人の名前は難しいですね。 ボクは「もと」という簡単な名前なのでその点助かってますが。

「ヘィ Moto、お前のファミリーネームは何て言うんだ?」
「ITAGAKI だよ。イガキ。ィターキ。」
「なるほど。わかった。オレはお前のことをこれからもずっと Moto と呼び続けることを誓うよ。」

ちなみに US に住んでいた時、 "Mr. Moto Hagaki"さん宛の郵便物をよくいただきました。 最初何かと思ったら、"It" の部分を手書きで乱雑に書くと "H" に見えちゃうんだよね。

ということで話は戻り、最後に Keith に間違いを気付かせる案について協議。
向こうが気付くまで、こっちもずっと "Hello Kieth" でメール出し続けるってのはどう??


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