行きはよいよい......
【5/23/1999】 GTTS bicycling to The Loop, Avalanche Lake Hiking
【5/23/1999】 GTTS bicycling to The Loop, Avalanche Lake Hiking
GTTSにバイクで挑戦
GTTSの西側が The Loop まで車でアクセス可となった、 という情報をネットで入手し、 いても立ってもいられなくなったボクは、 バイク(自転車)を積み、 日帰りで GTTSを攻めることにした。 今思えばこれが良かったのかどうか......
まだ沢沿いに雪が残るも、 白や黄色の花が咲き、 やっと春が来たんだと実感できる McDonald Valley。 本日、 The Loop まで車でアクセス可能だそうで、 更にそこから2マイル先まで、 ハイキングや自転車になら開放中とのこと。 もちろん、 The Loop まで車で行ってしまっては男がすたる。 Lake McDonald から挑戦せねば (^^)。
さてさて、バイクルートとしての GTTSだが、 McDonald Creek に沿った、 Garden Wall が目の前に立ちはだかる Logan Creek周辺までは、 微妙に高度が上がってはいるものの、 平地に毛が生えた程度。 Logan Creek の先で大きく左に曲がるあたりから、 斜度がそこそこキツくなってくる。 しかし普段からバイクを趣味にしている人ならあまり問題なく The Loop までは行けそうな感じで、 考えていたよりずっと楽勝であった。 ここから先はまた夏のいつか、 全面開通してから挑戦しよう。
道沿いに幾筋も滝が落ちる。 The Loop 先の通行止地点でアニマルウォッチングをしている人、 斜面の残雪で遊ぶ家族、 ランチしてる人、 日光浴中のカップル....... のどかで気持ちの良いひととき。 Garden Wall の斜面中程に発見した Mountain Goat (肉眼では小さすぎしかも岩にほとんど同化してしまいはっきり言ってわからない)は、 ボクがいた小一時間、 遠くからじっとこっちを見ながらねそべったまま、 ついにピクリとも動かなかった。 ある春の晴れた午後、 観察されていたのはむしろ我々人間の方?
しかし雪で薄化粧をした Garden Wall と青い空のコントラストと言ったら.... これこれ、これが見たかったのよ!。
Avalanche Lake にも行ってみよー
自転車でゆっくり下りてきて Avalanche Creek Campground まで来た時、 サイクルコンピュータは 15:00 を指しており、 わりと時間があったので、 Avalanche Lake Trail を 3ヶ月振りに歩いた。 が、 サイクリングシューズ(SPDビンディング付)だったのはちょっと失敗。
2月の雪中行軍から3ヶ月経った今、 ごく一部を除いてトレイル上に雪はもう残っていない。
Avalanche Lake の湖面にももう氷はなく、 子供達がその美しい透明な水の中で遊んでいた。 Creek のアウトレットに重なる流木、 そこから湖越しに眺める Sperry Glacier の風景が美しい。 Lake 沿いの雪解け水で湿ったトレイルの両脇には、 Glacier Lily が黄色い花を爛漫に咲かせていた。いや春だー。 春色だー。
そこで気付いたのだが、実は手持ちの時計(サイクルコンピュータ)の指している 時間はPDTなため一時間ずれていることが発覚。 このあたりからいろいろ狂いはじめたのか..... まだまだ明るいがとにかく帰ることに。
あるーひ、森のそば♪。
GTTSに戻りバイクをしまい、 Lake McDonald 沿いを下ると、 何やら黒い物体発見。 をーっ! Black Bear が GTTS左脇の草を喰っているー。 路上、 丁度熊のすぐ右側(熊は対向側の路肩)に止め、 車の中から見物するも、 全然こちらに気をとめる様子なし。 穴から出てきて腹減ってんのかな。少しすると後ろから車がやってきた。 あ、 邪魔になるなと思ったらその車も僕の後ろで見物を始めた。 しかし、 更にその後ろの車は熊なぞどうでも良いのか僕らを邪魔と感じたらしく、 対向車線に出て熊に思いっ切りクラクションを鳴らして走り去っていってしまった。 あれには熊公もびっくりしたらしく、 一目散に森に逃げていってしまった。 国立公園の中であんなことするかねー、 信じられん、 と思いつつも原因は路上で止まっていた自分にあるのかもと思い、反省。
West Glacier で夕食を摂り、帰路についた。
そして......
▽
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んー、やっちまったー。
別に居眠り運転ではないと思う...(※) がしかし、 日帰り日程がたたって疲れていたのでしょう、 確かに集中力には欠けていたと思う、 夕食後。
Kalispell から約10マイル南のUS-93、 Flathead Lake沿いを南下中。 前の車についていくような形で走っていたその時の時速、 約60マイル。 これは決して違反速度ではない。 まだ日中だったし、 夜間の制限速度ですら 65mphの路上でのこと。 道はゆるく左にカーヴしていた。 ふとミスハンドルをしてしまった僕の車の右前輪は、 路肩にはみ出し、 一瞬ステアリングコントロールを失う。 直後、 バゴンッ!という音と共に右ドアミラーが破砕、 必死のポンピング(ホンマか?)ブレーキにより10数メートル先の路肩で車は止まった。
路肩にはみ出し、 路肩のリフレクターに車側面をぶつけたのである。 しっかし何でUS-93沿いのリフレクターは金属製やねん。 例えばfreeway のリフレクターはぶつかっても大丈夫なように倒れるタイプの プラスチック製なのにぃ。 とにかくその金属製リフレクターは、 車の右ミラーを吹っ飛ばし、 右の前後ドア面にひっかき傷を作ってくれた。
戒めのために写真を後悔、もとい、公開。
- →まずはここにリフレクターが勢い良く当たり、 ドアミラーがふっ飛んだ。 60mphだからねぇ...。
- →その後金属製のリフレクターはギャリギャリギャリギャリと.....
しかし........路肩に誰か人がいたりしたら....とか、谷沿いの道だったら.... とか、 いろいろ可能性を考えると冷汗がだらだらだらだらだら.............................
とにかくこの程度で済んで良かった..... その後車自体は修理予定日まで 2週間ほど、 そのまんまの状態で乗っていた程度の損傷ではあったのだが.................. (ミラーについては事故直後に吹っ飛ばされたのを拾いに行き、 ヒビ割れつつも取り付けてみたらなんとか使えた。)
あー気を付けよう気を付けよう気を付けよう.....日帰りってのも考えものだなぁ。
結局その日の帰りは、 次の日の朝に会社の施設管理担当者にどうやってレポートしようかとそればかり考えていたのだった。 だってカンパニーカーだから。
などという悪魔の声が囁いたりもしたのだが....いかんいかん。 とにかく反省。今日は反省ばっかりだ。はぁ。
(※) あとから考えると、 意識がボーっとしてなかったとは言えず、 まさに居眠り運転の症状である。 前を走っていた車の赤いテールランプ(ブレーキランプ)だけが目に入っている状態。 あっぶねー。 これ以来、 眠気には最大限気を遣って車運転してます。
【後日談】因みに、 この時壊した、 というか思い切り曲げてしまったUS-93沿いの金属製リフレクターだが、 実は2001年にこの道を通った時、 まだ事故当時そのまんま曲がって立っていたのを確認。 なんかまるで事故記念碑のようなんですけど...