【育児365日】 新しいママへのメッセージ 生後 7ヶ月~9ヶ月頃 【in 子供の健康】
月齢別のアドバイス 目次 * 出産前 * 1~3ヶ月 * 4~6ヶ月 * 7~9ヶ月 * 10~12ヶ月
目次: クスリについて知っておきましょう 生後6ヶ月の運動発達をチェック 四つ這い・乳児の移動法の発達 正しいお座り オモチャの数 幼児のつま先立ち 知的発達にも注目
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POC-01 | クスリについて知っておきましょう | 管理data | SP |
生後六ヶ月間はママから貰った免疫で病気に罹る機会は少ないと云われます。 この頃からカゼ・下痢等で小児科を受診し、クスリを受け取る機会にも出会うでしょう。 今までに、ママになるまでに薬剤を使用された経験はあるでしょう。 しかし自分で使用する時と我が子に飲ませる時には意識が違うと思います。 一度、クスリについて知識を整理しておきましょう。 「医療機関でクスリを受け取りましたが、いつまで飲ませればよいですか」との相談を受け取ります。 今回はこの質問への答えです。 クスリの使用目的は ① 病気の本態を治療するため ② 病気に付随する症状を軽減する の二つになります。 勿論、両方の目的で使用するクスリもありますがどちらかに区分してください。 医療機関からクスリを受け取る時に‘内服薬’・‘頓服薬’・‘外用薬’と袋に書かれています。 使用目的-① のクスリは渡されたクスリの全部を飲むことにしてください。 使用目的-② のクスリは対象とする症状が消えれば服用を中止してください。 例えば‘解熱剤’は平熱になれば服用中止、‘痛み止め’は痛みが消えれば中止を自己判断してください。 ‘頓服薬’と書かれたクスリは使用目的-②に区分されるクスリが多くあります。 ‘内服薬’には①と②の両方があります。 ‘外用薬’は① ② があります。 最大の一日回数は指示に従ってください。 症状の経過を見て回数を減らすことは可能です。 この説明から自己判断で中断できるクスリはあります。 診察室で中断の条件を説明される場合もあります。 中断できる条件を聞いてください。 長期に服用が必要と説明されたクスリ・抗生物質等は自己判断で中断しないでください。 自己判断で中断した時は必ず主治医に報告してください。
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POC-02 | 6ヶ月の運動発達をチェックしましょう | 管理data | SP |
生後六ヶ月を経過すると、ベビーの動きも多様になったことが実感できるでしょう。 六ヶ月・半年を節目として運動発達をチェックしておいてください。 他の項でも説明していますが“お座り”の認定には意見の一致がありません。 乳児が自力で、保護者の介助なしで寝ころんだ姿勢から座位に変化したことを“お座り”と明確に解説している情報があります。 介助者・検査者が乳児の上腕を引き上げて座位姿勢にし、しばらく座位を保てば良いとする説明もあります。 乳児の発達を観察する条件ではありますが、「お座りが確立した」との判断材料ではありません。 「お座りが確立した」は前述の条件が必要です。 皆さんはベビーの上肢の支持機能を観察して評価してください。
写真にみられる支持能力を基準にしてください。 上肢を伸ばし,てのひらで上半身を支えています。 腹部はかるく接地するまでに体を持ち上げいます。 へその位置で床から浮いた状態です。 手は開いた状態になっています。 手掌支持の完成と判断できます この以前では、肘から前腕・てのひらを床に置いて胸から上部の上半身を床から浮かせていました。 肘支持の時代です。 六ヶ月の目標として手掌支持の確立か、その直前まで進んで欲しいと考えます。 六ヶ月の検診ではこの条件を満たしているかの判断を受けてください。 満たさないとされれば、改善に向けての対処法の指導を受けてください。 手掌支持は平均値として6ヶ月児の目標です。 少しの遅れは心配ありませんが、大きな遅れは小児科医に相談が必要です。
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POC-03 | 四つ這い・乳児の移動法の発達 | 管理data | |
上に説明しました上肢の支持機能が完成すると、“四つ這い” の時期になります。 “四つ這い” を正しく理解するための解説です。 乳児が移動したいと考える欲望は離れた場所にある “品” をつかみたいと思う気持ちです。 欲望です。 “品” はオモチャに限りません。 小さな家具から大人なら気に掛けない室内の小さな物品です。 室内を雑多に散らかせていると、手を伸ばすだけで何かに触れることが出来ます。 室内が雑多になっていると乳児に「移動して触りたい」との欲望が起こらず、移動運動が遅れます。 移動法の発達順序は“寝返り”から始まり、腹這い姿勢になっての接近、“四つ這い”、“つかまり立ち”、“伝い歩き”、“一人歩き”と進歩します。 移動の進歩は “より速く” ・ “より簡単に” の実践です。 乳児の移動の説明で ‘ハイハイ’・‘ずり這い’・‘いざり這い (いざり移動)’・‘たか這い’ 等の用語も使われます。 ‘ハイハイ’ を上に書きました “這う” の総称として使用されることが多いようです。 この中には賛同できない移動も含まれます。 乳児の移動について説明するときには、分類された方法で表現する習慣が必要です。 ‘いざり這い’ と ‘たか這い’ は賛同できない移動法と考えます。 病気・異常との指摘ではありません。 ‘いざり這い’ と ‘たか這い’ 経過して正常に歩ける子供は大勢居ります。 ‘四つ這い’ 完成させてシッカリと経験することは後の発育に役立ちます。 ‘四つ這い’ を確実に体験させる育児は理想的と理解してください。 診察室では ‘いざり這い’ と ‘たか這い’ を経過している子供を 「おかしい」 とは云えないので追認しています。 つまり、妥協して「大丈夫です」と云っています。 “寝返り” → “腹這い” → “四つ這い” → “つかまり立ち” → “伝い歩き” → “一人歩き” を理想的な経路と考えてください。
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POC-04 | 正しいお座り を知りましょう | 管理data | I-201 |
このHPの解説では 『お座りの獲得は10ヶ月頃』 と 説明しています。
他の解説では 「お座りの獲得は6ヶ月頃」 と説明しています。
この違いは “お座り” を乳児の自発的運動で評価するか、援助されて似た姿勢が観察出来るかを評価する違いです。
後者の判断が採用されると困った状況が起こります。
「六ヶ月になればお座りが出来ないと発達が遅れている」 と誤解されて、我が子に ‘お座り姿勢’ を強制する保護者を多くしています。
フトンで周囲を囲ってお座りの持続を試み、脊柱に余分な付加をかけています。 イスに座らせる無駄な努力もされています。 乳児には害のある努力を助長しているのです。
自然な獲得でない座位の強制は、後に続く ‘四つ這い’ にも影響します。 正しい ‘四つ這い’ が完成出来ず、変な移動法を習得します。
“寝返り”・“立ち上がり”・“伝い歩き”・“独り歩き”、発達の指標される 他の運動全てが自発的に出ることを評価しているのに、“お座り”だけが受動運動を評価する間違いを知ってください。
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POC-05 | オモチャが多すぎませんか | 管理data | I-009 |
最近子供に与えるオモチャが多すぎるようです。そして選んでいるものも問題があるようです。
オモチャの効用、オモチャを与える目的も色々な理由が語られ、まとめるのは難しいことですが、情操教育に必要な器具と表現すれば多くの人の見解を網羅するでしょう。
幼児期に楽しく時間を過ごすための助けをしてくれる物、出来ることなら大人が・両親が望むような性格形成に役立ってほしい物としておきましょう。
現代の両親が子供に与えているオモチャの数では、子供は一つ一つを堪能出来るまで遊べません。 次から次へと目移りして表面的に見て通るような遊び方になります。 根気よく一つの物に集中する気持ちを育てることにはなりません。
選んでいるオモチャにしても情操教育には適していないと考えます。 幼児に‘蒐集’を教えることは不要です。 ‘蒐集癖’を身につけさせるには時期尚早であり誤りです。 上に指摘したことと同じで、一つの物を何回も堪能する機会を作って下さい。例えばテレビ漫画のキャラクタ-人形などは、短時間だけ空想の世界に子供を置いても、所詮は数を揃える対象にしかなりません。
両親、祖父母の衝動でオモチャを与えるのではなく、計画をもって、理念をもって選べばそれだけの価値はある物です。
今、家にあるオモチャが多いなら少しずつに限って月の単位で周期的に利用を回転させればよいでしょう。
集中心がない、落ち着きがない、・・・、そのような小言を子供の責任のように云う前に自分のやっていることを見直して下さい。 将来この様なことを云う前に一度考えて下さい。
乳児期でもオモチャを多くすると発達を阻害する場合があります。
‘寝返り’・‘四つ這い’ は移動運動のステップです。
移動運動は遠くにある ‘物’ を手に取りたいとの欲望が勇気づけるものです。 移動をせずに手に入れられるなら、移動する気持ちは起こりません。
乳児期には二・三個のオモチャを見せるだけに限ってください。
ここまでは、オモチャを取り上げました。 家具・室内装飾品についても同じです。 一才頃迄は家具・室内装飾品も少なくし、注目物を極端に少なくし、注意散漫を防ぐ育児をしてください。
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POC-06 | 幼児のつま先立ち | 管理data | I-029 |
幼児がつかまり立ちからヨチヨチ歩きが出来る時期に‘踵を地面に付けない’,‘つま先歩きのクセ’ を心配して受診される方が時々あります。 病気が原因になっていることは殆どありません。 大半は歩行を経験しだすと自然に消えてしまいます。 しかし、良いクセではありません。 転びやすい原因にもなります。 防止してほしい症状です。 原因には幾つかが考えられます。 列挙しておきますから,下記のようなことは避けてください。 ① 歩行器の使用。 歩行器に入れられた幼児は移動につま先を使うクセが出ます。 ② 乳児期に大人がピョンピョンさせて遊ばせる。 首がすわり身体がしっかりし始めるとよく大人は膝の上・地面でピョンピョンさせて遊ばせます。この時よく観察しますと幼児は膝とか地面を突いています。 これがクセとして残ります。 ③ 他の記事にも書きましたが,早い発達を良い事として無理につかまり立ちを強制する時にもクセが誘発されます。 アキレス腱に異常を残すことはありませんが,健やかな発達の為には防止するのが得策と考えます。 治療の必要な状態としての場合もあります。 早期の整形外科の受診・理学療法士の治療が必要です。 受診の必要性については小児科ホームドクターに相談してください。
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POC-07 | 知的発達に注目した育児を始めましょう | 管理data | SP |
この時期までは子供の発達に関しては運動面の発達に注目を集めていたでしょう。 四つ這いで室内を活発に動き回り、つかまり立ちも始まる頃になりました。 これからは知的面での発達にも注目が必要になります。 幼児としての心理的な反応にも注意が必要となる時期です。 言葉の発達にも関心を持つ時期です。 この時期までは“喃語”と云われる発音でした。 喃語とは乳児期の「アー」・「ウー」の様な意味のない発音です。 生後三ヶ月頃から発し始め、誕生日頃まで形を変えて進歩します。 この時期にも保護者は聞くだけでなく、同じ音を復唱して返す、名前を付け加えて返す等の努力をしてください。 意味のある単語が聞こえるのは誕生日前後からです。 この頃からは本人の発語量の倍・三倍を返して言葉を聞かせる機会を多くしてください。 この時期にこの記事を書く目的に触れておきます。 上にも書きましたが10ヶ月頃までの注意は運動発達に向いていました。 これからは知的・情緒発達に注目した育児が必要になります。 少し先を見てください。 少子化の影響で家を出ても幼児の集合を自宅近くで見かける機会が減っています。 離れた児童公園に出掛けて幼児社交界へのデビューが必要な状況です。 幼児同志の交流で獲得出来た事項(音・会話・雰囲気、等の全て)が自然に届く事は期待出来なくなりました。 運動発達は本人の中からと保護者の努力・配慮だけで進みます。 知的面・情緒面の成熟には交流・環境・社会が不可欠です。 この時期からは、この方面にも努力する育児に取り組んでください。
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[ママの投書コーナー] 育児365 へ戻る 育児全般の相談室 運動発達の 解説
以下は管理用スペースです。
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POC-** | 準備中 | 掲載日 | 2007/07/01 |
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