『５月』

　『５月』

ベランダに多摩川から採ってきたジュズカケハゼが五尾くらいいるのだが、別に地べたに這い回っているわけではなく、衣装箱ビオと名付けた水槽のような物の中にいるのである。

先日、諸事情により、三ヶ月の室内生活を終え、またベランダに舞い戻ったハゼたちである。詳細はここに（http://www2u.biglobe.ne.jp/~moli/velander.html）。

移動もすんで落ち着いた所でエサをやった。冷凍赤虫である。動く物しか食べないので、いちいちワイヤーの先で動かしてやらないと食べないのである。しかも、視覚のみで補食しているので、目に見えないところに隠れていると、気が付かれなくてなかなか食べてくれないのである。

さっき朝の８時半くらいにエサをやった。２尾が出てきて食べた。他のハゼは食欲がないのか、どこかに隠れて出てこない。

朝にベランダでハゼにエサをやっていると、浮き世離れしていてすがすがしい。午前中の空気が気持ち良い。

メダカビオの方でエサをやったら、ドジョウを久しぶりに見る。底にいるのでなかなか見られない。

[2004年5月28日]

今日の生活時間。寝たのが夜の１２時。起きたら朝の６時。６時間も寝たのはひさしぶりである。最近、ちゃんと眠れていないからなあ。しかし、４時間や５時間睡眠が続くと、いつまでも早起き生活が続いて良い感じなんだけどな。

午前中に起きているのは、年に数カ月しかないから、ゆっくり味わって生活しよう。午前中の井の頭公園の散歩。これほど、気持ち良い物はない。すでに定年老人のような枯れた心境である。

そういえば最近、ガーデニング売り場に盆栽があるとじいっと見てしまう。なかなか面白い。盆栽でも木ではなくて、抽水性の野生植物の水に浸けた盆栽があって、あれはなかなか風情があって良い物である。

仕事。人体のペン入れが終わって顔のペン入れに入る。時間がなくて３Pだけ。

営業もそろそろしないとなあ。

[2004年5月24日]

ああ、眠い。

両国の江戸東京博物館に行く。行ってみたらでかい。無駄にでかい。これはなんだ。見に行ったことがある人は誰もがそのスペースの広さに驚いたことだろうと思う。

建物や場所の印象は新幹線駅や空港みたいな感じである。しかも、空いているスペースがさらに広くて、草野球ができるである。都会のまん中にこんなに空間を贅沢に使っていると気持ち良い、というかもったいない。いったいいくら掛かったのだろうかと心配してしまう。

中は江戸や昔の東京のものがたくさん。時代劇を描こうと思っていたのでちょうど良い。デジカメで写真をたくさん撮る。しかし、良い画像で撮ってしまったので２４マイしか撮れなかった。画像は江戸時代の建物の模型。模型がよくできている。

４日間かけてすこしずつ進んでいた確定申告がようやくできる。あまりにも遅すぎ。今年は極端に遅かったなあ。いつも遅いのだけれど。

金曜日はロフトプラスワンで「くすぐリングス」。非常に面白い、というか今回初めて「くすぐリングス」がエロかった。いつもは裸になり慣れている女の子ばっかり出ていたので、胸ポロが出ても商品を見せられいるようでまったくエロさは感じないものなのである。しかし今回は神無月ひろさんという素人さんがいたので、下着が見えるだけでも恥じらいがあってエロエロである。素人乳は良い。しかも、なかなかでかかった。

そのあと近くの個室居酒屋で打ち上げ。おそらく唐沢先生が料理について店に激怒したと日記に書くのではなかろうか。注文しても通ってなくて半分くらいしか来なかったのである。

[2004年5月23日]

今のADSLモデム周りのようす。

こんな感じでメモがべたべた張り付けてある。仕事が順調な時は減り、今のように仕事がないときはどんどん増えて行く。悪性のウイルスが繁殖するかのごとくである。心配なのでいろいろ創作上や営業上の思い付きをどんどん貼っていくので増えて行く。

メモの数は不安の数である。

そういえば、ジョン・レノンは神は心の痛みのメジャーだ、と言っていた。心が傷付いている程、神だのみになる、という意味である。ジョン・レノンの事を思い出したのなんて久しぶりだ。高校生くらいの頃はよく聞いていたのだが。「平和」「反戦」の変なシンボルになってしまい、いやな色が付いてしまった。いちいち世間から名前を忘れ去られそうになる頃合を見計らって、ジョン・レノンを引っぱりだしてきて平和イベントをやって名前を売るオノ・ヨーコが悪い。最近は職種は反戦商売という感じになってしまった。どちらも、作品自体は好きなんだけどなあ。音楽家は音楽以外でマスコミに出なければ良いのに。

それでADSLモデムが壊れた。繋がらないよ。困ったよ。ネット中毒なのだろうか。

しばらくいじってみたがハードがいかれたらしく直らない、という結論に達した。そこで、前にうっかりIP電話付きコースに切り替えてしまった時に送られてきたADSLモデムに代えた。プロバイターから「料金が格安になる新コース登場」というメールが来たので、うっかり申し込んでしまったら「IP電話を申し込むことが必須」になっていて、コース代金は安くなってもIP電話使用料が別に取られるという、非常に腹立たしい罠だったのである。大悪人ビックローブである。

IP電話どころか電話なんてめったに掛けないので、そんな機能は必要無いので送られてきたADSLモデムは繋げもせずうっちゃっておいたのだが、今回ようやく活躍した。ちょうど良かった。始めて得点をあげた、という感じである。

漫画。ペン入れ。なかなか進まず６P。今日はサンマルクカフェで、プロット作り。昨日のネタが練る内に変化してゆき「不眠症侍」という話になる。

[2004年５月21日]

胃多々多々。

うわっ、いやな変換。痛たたたたっ。である。サンマの格安３尾を買ってきて、さっき最後の１尾を食べた。買ってから三日目。初日に長もちするように２尾はミリンと醤油に漬けておいたのだが。焼きが足りなかったかもしれない。醤油漬けにするとたいへんコゲルというのが、２尾目を焼いてわかったのであまり焼かないようにしたらほんとうに焼けてなかった。

今、食後に書いているが、痛たたたたっと腹痛が怒ってきている真っ最中なのである。うわっまたタイムリーないやな変換。

変な物や怪しい物を食べると直後に、場合によって食べている最中に腹が痛くなるのだが、これは本当に腹が壊れているのだろうか。プラセボ効果なのではないかという気もする。大丈夫かな、と心配して食べるとそれが胃の神経に繋がり、期待に答えてくれるのである。やはり、人間は不幸な目にあってみたいという深層心理的願望があるからなあ。「腐ってるんじゃないか心配だ」という時は、心の底では「すげえ腹痛になってのたうちまわってみたい！」という願望があるのである。

ものすごい暴言を吐いているな。調子が良い。

さっき深夜３時ハッシュ編集部から電話が来て、マンコスのライブの告知記事を載せるから、もっと良い画像を送ってくれという。すぐメールに添付して送る。しかし、深夜３時に編集部にいるのか。編集者もたいへんな物である。俺は起きたばかりだった。年に数カ月間しかない健康的な生活。

昨日寝たのが夜８時。起きたら早朝３時。早起きだと深夜３時ではなく早朝３時と書けるのである。欠点は生活が午前中から昼間になるのでネットにあまり人がいないこと。いや、ネット中心の生活は良くないな。

確定申告書類製作二日目。領収書を分別しながらどんどんA4の紙に貼って行く。あとでジャンル別に束ねて計算して五年間保存である。一回、ちゃんとファイルを買ってきて、やったことがあったが、ファイル高いし、税務署監査でも入らない限り、もう二度と使わないのでもったいなくてやめた。

それから「ブラック・アリス」の人物線のペン入れ。１０枚。

午後にエクシオールカフェでこの先の持ち込み漫画のネタを考える。「原子力侍」という時代劇を考えたがどうだ。主人公が「原子剣太郎」。原子力で動く最強の侍なのである。それでバジリスクのパクリで人外魔境な忍者と戦う人情ドラマ。うでがまたアタッチメントになっていて、４色ボールペンのような構造になっていて、いろんな武器が出るのである。あっ面白いな。描く時間あるか

[2004年5月20日]

ナンのようなもの。

空想でナンを作ってみた。たぶん違う。確かオーブンで焼くのではなかったかな。小麦粉をといでフライパンで焼いた。具のないお好み焼きではないか？ちゃんとフクラシ粉も入れた。あまり効果はわからない。

カレーを作ったのだが、３食目になり炊いた御飯もなくなったので、変化を付けるためナン（のようなもの）を作ったのだ。食べるとヌチョヌチョしてナンとは違ったが、普通においしい。というかこれはむしろカレークレープか？

今頃！と驚愕する人も多いだろうが、確定申告の書類を書きはじめる。その一日目。ああ、めんどくさ。俺は几帳面な人間なんだが、こういう書類仕事だけは本当ににがてなのである。やりたくない。

今日から領収書をまとめて、金額を計算しなくては。しかし、２０数万円の仕事（源泉徴収分）と思えばいいのだが、やはりめんどくさいなあ。

漫画。「ブラック・アリス」２４Pの下絵を終えて、データを一回スキャナーで取り込んでから、ワク線とフキだしのペン入れ。そろそろきついところに差し掛かってきた。体力と精神力的に。集中力が切れるのとあきるのである。書きはじめて１週間と少しくらいかな？一人で描くと長いなあ。あと２週間弱くらいでできる予定。

佐藤丸美先生が吉祥寺の編集部に持ち込みに来ているそうで、そのあとに会おうという電話が来たが、体力がなくて断る。ここ数日寝るのが夕方の７時くらいだからなあ。もう眠い時間だった。

キャベツの千切りに塩を掛けて、しなしなになるのを待ちながら日記を書いている。しなしなになったら韓国風酢漬けにする。もういいかな？

[2004年5月19日]

どっこいしょっと。

ようやく、起きている時間が安定してきた。超早起きなので健康である。夜の７時に眠って起きたら午前１時か２時くらい。もっと寝ようと、フトンの中でごろごろしていたが、もう眠られなかった。

いっこうにもっと眠ってもかまわないのだが。朝の１０時頃に眠るようなクズ人間な生活をしていると、起きてみたら夜だったとか、いくらでも眠られるものなんだが、どう違うのだろう、体内時計のかげんか。

３時からワニマガジン社の編集者にルノアールで原稿データ渡し。データ入稿だからなあ。サイバーパンク。初めて会うのだが、うっかり携帯の番号を教えている気になっていて、安心して携帯がなるのを待っていたが、考えてみると教えていなかった。あわてて猫沢カヲルに電話をして番号を聞いたら、編集部の番号しか知らなかったので、編集部に電話をして携帯番号を聞いて掛けて、ようやく巡り合えた。

今度「全裸酒サロン」で働くおねいさんに会うので、その取材はどうかとネタを出したが、有名な店なのか、先月もう行ったとか言われる。ちょうど良い企画だと、目論んでいたのだが。よそに回すか。ネタ的に変な体験ルポを探してる雑誌社が使いやすい店なんだろうなあ。

諸事情があって自分の画像をいろいろ撮ってみた。なかなかごまかせて撮れるではないか。ダイエットして良かった。先日、１０年くらい前の写真を女の子に見せたら、「すげえ気持ち悪ーいっ。絶対やりたくない。」とか言われた。でも「気持ち悪すぎて、無理矢理やられたら逆に興奮するかも」とか言われた。性欲も複雑である。

カレーを作る。大量のタマネギ、ナス、トリニク。カレールーがたくさんあると思ったら、２カケしかなかった。カレールーに割れ目が入っているよね、あれを割った状態で２つの分量である。こりゃ少ない、と思ったがバラのスパイスをいろいろ入れたらちゃんとカレーの味になった。入れたのがカレーパウダー、クミン、ターメリック、バジル、オルガノ、ショウガ、トウガラシ。最初なんか色の薄いカレースープのような物ができてきて違うな、とターメリック（カレーの色を付けるスパイス）を穴空きの中ブタを取ってがばっと入れたらちゃんとカレーの色になった。

しかし、炊いた米が五穀（黒米、麦、他いろいろ）入りだったので真っ黒で、見た目がすごいグロがカレーライスができた。

漫画。「ブラック・アリス」の下絵。あと２Pというところまで。

[2004年5月18日]

美しい。

ピッグノーズ。１万円ちょっとくらい。６月のライブで使う。5W。１万円だと正直もっとパワーがあっていろいろ機能満載なアンプが選べるのだが、やはりデザインがずばぬけて良い。７０年代からある古～いアンプである。

欠点はヴォリュームをあげるとどんどん歪んでくるという事。こういう仕様なのである。俺のバックパッカーギターを入れても出力が低いのでそんなんでもないが、レスポールを試しに入れてみたが、がーがー割れそうに歪む。おそらく数時間弾いてたら割れると思われる。このへんの作りのコンセプトの雑さがアメリカンで良い。

この頃のアメリカは良かったのだが、最近はアメリカ好きと書くだけで、変な思想を持っていると受け止められかねない。時代が変わってしまった。長生きしすぎたかも知れない。

あと、つまみが豚の鼻なのでピッグノーズである。

ワニマガジン社の「射精会漫画」の背景を描いて、フォトショに取り込んでトーン貼り。下関マグロと佐藤丸美の似顔絵を描いたが、びっくりするほど似ていない。佐藤丸美など、はげにしてしわを描いたら、ただの老人になってしまった。

昨日は２時間半睡眠で生活。しかし、こういうペースに体が慣れてきたのか、割とすっきりして生きる。朝の６時に起きて寝たのが夜の７時。今日、起きたのが深夜の１時。

昔の百姓のような生活である。朝まで寝ていても良かったのだが、またはっきり目が覚めて起きてしまう。残り少ない寿命を活用できるように、神が寝るな、と言っておるのだろうか。ぶくぶくぶく（あわ）。

[2004年5月17日]

なんとも、すがすがしい花。というよりも、むしろ毒々しい。しかも、でかい。室内植えなのにまったくためらいもなく堂々と大きくなった。１mはある。まるでコラのような画像である。

しかも、名前を忘れた。なんだろう？球根を植えたままで２年目なのでもう覚えているわけがない。特に球根を選ぶポイントに「聞いたことのない花」が基準になっていたりするので、なおさらである。しかし、はでだなあ。日本的情緒とはかけはなれている大輪の花。

少し思い出した。ユリ科のなにかだ。でかいし。

ようやくマンション改装工事終わり。やれやれである。ドアの内側をペンキ屋さんが午前と午後の二回にわけて重ね塗りに来て終わり。ペンキ屋をうらんでもしょうがないが、午前午後と起きて待っていなくてはならないのは、たいへん眠たくて辛かった。ペンキ屋が塗っているあいだに一時間とか仮眠を取ったのが唯一の睡眠時間。

そんなんで、ドーン・オブ・ザ・リビングデッドのゾンビがとても健康体に見える程の体調で西荻窪にマンコスの練習に行く。なにしろリビングデッドだったの話し掛けられても返事もしない。なぜなら口を開けるのと中からウジとかミミズが出てくるのである。いやあ、腐ってる腐ってる。

後半、ようやく目が覚めてくる。

それからライターの中島さんとミリオンの編集者も合流して飲み。「もののけランド２」の打ち合わせを兼ねて。

[2004年5月16日]

ふはあ。

３時間くらい寝てから６時間起きて仕事というペースの繰り返しに昨日からなっていて、まいったなあ、と。

しかも、今日は午前中と午後にドアの内側のペンキの塗り替えのために、いなくてはならないのと、そのあとバンドの練習があり、さらに早朝６時に人が来るという用事があるので、このままのペースであと一日で行かなくてはならないのである。

というか、いいかげんゆっくり眠らせてほしい。むしろ、永遠に眠って起きなくても良い。昨日は深夜１２時にようやく眠られるはずだったのだが、体にペースが染み付いたのか、３時間で目がさめてしまいまったく眠られない。朝になってからようやく寝つけたがさっき書いたペンキ屋が来る予定なので２時間で起きるしかなかった。

なんとかしてほしい。

画像は温ソーメン。湯で上がってみたらメンが少なかった。

仕事。「女の子あーしたいこーしたい」の下絵と「ブラック・アリス」の下絵。

[2004年5月15日]

さっき起きたのだが。夜の８時。寝たのが夕方３時なので５時間睡眠。このまま今日は起きているのだろうか？明日の午前中に激しく眠くなる予感。

しかし、早起きと言うのは余りにも早起きな生活だが午前中の空気の中で生活できるのは良い。朝の６時に公園に行ってセブンイレブンで買ったコーヒーを飲んだりすると、こんな時間に公園にいるのは早起きな定年退職後の人ばかり。その中にいると非常にダメ人間になったようで気持ちが良い。社会から、こぼれ落ちる快感である。

深夜に「ブラック・アリス」の下絵を進める。というかあまり進めない。書き直しとか中心に少し進める。頭の中のイメージでは「バジリスク」のせがわまさきみたいに壮大な絵が展開しているのだが、絵を描いてみると画力のなさからほんとうにしょっぱくなるなあ。

後半は「女の子あーしたいこーしたい」４Pの下絵、というかアタリとネームを描く。このへんが午前中。もうだいぶ眠たい。

午後になってから、ユザワヤに行って「ペン画背景集・飲食店編」５００円を買う。これ系のフリー素材集は中身に比べて無闇に高いものが多いので５００円はとても安い。

それからなるべく起きていようと、エクシオールカフェにいってネタを考えたりプロットをやる。「まだ、生きていた」というホラーの話を考える。大人向けの（エロという意味じゃなくて）読みきりのホラー。このへんもいけるんじゃないかなあ。

風俗嬢さんからの取材の依頼のメールが一件。おもしろそうな店。普通に取材に行っても使えそう。こういうメールが来るのも射精会に参加した効果か？けっこう反響が大きい。というかいろいろそこから拡がっている。

[2004年5月13日]

変な時間での生活がまた始まったので今日が何日かよくわからない。

昨日は深夜２時くらいに眠かったので、そのまま寝てみる。そうすると早起き生活に変えられて健康で気分が良いのではないか、と目論んだのである。そうしたら朝の６時に起きた。

それから起きてゴハンを食べてからコインランドリーに行く。そうじしていた。ちゃんと管理人がいるのだな。始めてみた。道行く人々は登校したり出社したりである。朝らしいなあ。すがすがしい。しかし眠い。

帰って「ブラック・アリス」（という題になった中世の話）の下絵に入る。もうアタリとネームは原稿用紙に入っているので速い速い。８Pくらい描くがこんなに速く描かなくて良い。むしろ丁寧にゆっくり描いた方が良い。しかし、眠いので集中力があやしくてどんどん進んでしまう。

午後２時になってとうとうまた眠る。早起き作戦挫折。一瞬のはかない夢であった。起きたら夜９時。今。これではよけいに夜行性が進行だ。

ワニマガジン社の「女の子あーしたいこーしたい」から電話。打ち合わせ。

[2004年5月12日]

下関マグロ→

昨日は四谷にある下関マグロさんのマンションで射精会をしてきた。立花マリさんのメルマガのコンテンツだそうだ。立花マリ女王様に見られながら、下関マグロと佐●●●先生とおれがオナーニするという催しである。ライターの猫沢カヲルさんも見学者として連れて行った。

やって見て分かったこと。人前ではなかなか出ない。

佐●●●先生は誰も求めていないのに、さっさと全裸になっているというやる気マンマンという横山まさみち状態だったが、結局２時間くらいかけてイカずギブアップ。せっかく女王様が気を使って、女の子と暗い部屋にふたりっきりにしてあげているというのに、しばらくするとギターを弾いて歌っている声がしてきた。まったく何をしてるのか。しかも裸で。

結局、オレが最初にイった。一時間後くらい。それからマグロさんが隣の部屋に行き一人でエロDVDを見て出してきて、証拠のテッシュを女王様に見せていた。しかし、４０過ぎのオヤジが三人でチンコ出して、カイているという姿はどうなんだ？

このネタはけっこう使いまわされて、立花マリさんが自分で使う他に、俺も猫沢カヲルが記事を書いてそれを漫画にするのである。いつの間にか参加者のはずが取材になっていた。終わってからなごやかに雑談。俺もギターを持って行ったので、佐●●●先生とギターを弾きながら、「マンコスのテーマ」を歌う。

しかし、歌詞が「おーれのチンコは固くてたまらんー♪」というのだが、現実はぜんぜん固くならなくて、たまらんのであった。

[2004年5月11日]

あわわ。まだ金を下ろせていない。７時までだったようだ。銀行まで行ったらシャッターがしまっていた。現金残高が３００円でまだすごしている。金がなくても人間は暮らせるものだなあ。金を使わなくて良い。しかし、街にまで行って金がないので本屋をぷらぷら見てそのまま帰ってきた。

「極道ラーメン」ようやく完成。トーン貼り４日もかかったなあ。前ならアシがやってくれたのに。しかも、アシを呼ぶのをやめてパソコン仕上げに切り替えた……というのなら納得できるが、普通に前と同じくアシを入れておいてから、自分一人でトーン貼り４日だからなあ。パソコン作業自体は好きだから楽しくて良いのだけど。少し考えておかなくては。

一日の半分を持ち込み作品の製作に当てている。「題未定」２４Pの漫画の下絵のアタリとセリフを１７Pまで。２０Pくらいまでいったのだが、長さが納まらなくなり書き直した。最近はすっかりネームを取らなくなりいきあたりばったりでもページ枚数中に納まるように描けるのだが、２４Pくらい長いとそうもいかないものだな。１６P以上をずっと描いていないので忘れていた。

テレビが相変わらず壊れたまま。３インチくらいのミニテレビを仕方がないので見ているが、携帯アンテナでは電波が入りにくいらしく、UHFの放送大学とテレビ東京しか映らない。「生物の細胞」のテレビなんかをずうっと見ている。というか聞いている。しぶい。

[2004年５月９日]

昨日は起きたら夜の６時になっていた。ああだこうだとしているうちに９時くらいになる。銀行のATMがしまっているので、買い物にも行けない。現金手持ち６００円くらいで数日過ごしている。貧しい。赤貧。貧困。飢餓。伝染病。というわけでもなくて、金を下ろせる時間に外出できないだけだが。夜更かしをしていると金を使わなくて良い。

借金が今７０万円くらい。うはうは。一時は４０万円くらいまで減ったのになあ。いやあな感じで増えている。俺が悪いんじゃない、社会の仕組みが悪いのだッ！……という台詞の漫画を昨日描いた。もう赤色革命おこしちゃうよ。

「題未定」の持ち込み漫画を描き続ける。下絵というかアタリとネームだけ。１１Pまで。外人で中世だからなあ。描いたことのない舞台でおもしろい。パワーハンドという義手や義足をいろいろ取り替えて戦うのである。電気のこぎりやオノとか。中世なのに電気が使えるという地球によく似た別な星の話なのである。

ちゃんと金のもらえる仕事もする。「極道ラーメン」のトーン貼りを４P。この数日で技術がどんどん上がっているので、最初と後半で処理が違ってる。歳を取ると言うことは停滞すると言うことなので、この歳になってどんどん変化するというのはおもしろい。日野日出志とか谷間夢路とか高齢な先生方にかぎってまっ先にデジタル化したので、なんでかなあ……と思っていたのだが、この技術習得する速さがおもしろかった面があるに違いない。

いつの間にか漫画歴も２０年近くなり、すっかりベテラン漫画家の仲間入り……と書こうと思って念のためにデビューの年を確認してみたら、まだ１４年しか経っていなかった。アレ、少なくとも１７年くらいはやってると思っていた。１９８９年デビューだったか。どうりで（仕事はなくなったが）まだまだ余力があるはずだ。

プロになれたのが遅かったからなあ。２０才くらいでプロになっていたら良かったのだが、技術力がいちじるしくなかったため、紆余曲折して長い下積み投稿生活をおくるはめになり、おかげですっかり変化球な漫画家になってしまった。結果としては良かったのか。

フォトショップのフィルターでいろいろ効果トーンを作って使う。コミックスタジオでも流線や集中線を作ってみたがヌキがちゃんとできてなくて使えない。コミックスタジオは使えば使う程フォトショップのすぐれている点がわかるという困ったソフトである。タブレットでの主線の入力くらいではないか、勝っているのは。ウチのパソでは重くて主線は引けないが。

[2004年５月８日]

なかなか忙しい。

フォトショップを使っていろいろ効果を作ってみる。ネットで調べたところ「風」フィルターで流線が作れるそうだが、なぜが「風」を使うとパソコンが固まってできない。そのかわり、集中線はいろいろバリエーションが作れた。

持ち込み用の原稿を描きはじめる。「題未定」で２４P。中世のヨーロッパ（のような国）を舞台にしたホラーファンタジー。ひさしぶりにちゃんとストーリーのある漫画を描いたら面白い。予定では２ヶ月ひまなので、２４Pを４本描こうと思っているが、描けるのか。

しかし、中世。ずいぶん跳んだな。

仕事は「極道ラーメン」のトーン貼りを４P。いろいろ試しながらやっているので、なかなか進まない。さっさとやっつけなくては。

[2004年５月７日]

描いた原稿のプリント。さっきバイク便で原稿を取りに来た。バウハウスの「漫画ジャンクション」の猟奇事件ルポ漫画２P。こういう雑誌仕事では漫画雑誌と違いがあって原稿サイズが原寸だったりする。しかし、拡大して描いても良いと言われたのだが、雑誌サイズ自体がでかいので、もう原稿用紙いっぱいの大きさなので拡大できないのである。原寸印刷なので、印刷するとこれは荒くなりそうだなあ……。

たまにホラーぽい漫画だったので懐かしい。遠い昔にホラー漫画家と言われていた時代があったなあ。もう１億光年くらい昔の話である。ジュラ紀も遠くになりにけりである……。

コミックスタジオでトーンを書き出して、それをフォトショップで張り付けて行く作業だったが、非常に楽しい。仕事でこんなに楽しいと思うことはめったにないんじゃないかな。いろいろ実験しながら進めるところが面白い。

あとはキューリの観察日記を付けたり、メダカの移動をしたりである。メダカが入っている水槽は３つあるが、その中でトレードさせて移動させてみた。オスメスが合わさるように。と言っても雌雄の確認はしないので適当に入れ替えるだけだが。先日、最後の黒メダカが死んで緋メダカだけになったと思ったが、まだ一匹生きているのを発見した。黒い遺伝子はちゃんと残ることができるだろうか？

[2004年5月6日]

こまめに書くと言いながら、一日休む。

ムクムクとG4カードを購入に気分が向かっている。パソ関係はふだんは関心はさほどないのだが、時折なにかきっかけがあってトリガーされると、突如パソオタになって情報を集めはじめる。今は G4カードで１ギガヘルツというのがあってそれが５万～６万円くらい。通販で。うーむうーむ。

物欲は金がないときに限って沸き起こる。いや、必要な出費が金がない時に襲い掛かってくる、と言う方が正しいか。

とりあえずコミックスタジオがまともに動かないので、これはトーン排出器なのだと思って、トーンをいろいろ出力させて、フォトショップで原稿に貼って行く。これだと軽快だが確か縮小するとモワレるんじゃないかな？

不自由なりにひとつの型ができた。

コミックスタジオを当面トーン排出器に使おうと思っていたが、ディフォルトのトーンは動くが、内蔵されているパワートーンが重くて動かない。いかん。これではトーン排出器の力も半減だ。

パワートーン単品ではすいすい動くはずなので、これでは単品で買ってフォットショプで使った方が良かった感じだ。今さら買わないが。試行錯誤は続く。

昨日は「漫画ジャンクション」の下絵を描いてファックスして、連休だし返事が来ないので、「極道ラーメン」のトーン貼りをフォトショップで。グレースケールじゃなくて、ちゃんとアミトーンを貼ると、自然な感じに仕上がるなあ。

[2004年５月５日]

こまめに日記を書く。

短くてもコンスタントに毎日書くのが良いと思うのだけど。長く書かなくてはと思うと、時間がないと書きはじめられなくなってしまうからなあ。

「射精パーティー」は１０日に決まったようだ。佐●丸●先生が「射精パーティー」と呼んでいるのだが、「射精」と「パーティー」は結びつかない言葉だと思うがな。他に適切な表現はないのだろうか。ていうか、パーティなのか？かつて日本語文化圏で表現されたことがないイベントだから、適切な言葉は存在しないのである。いや、イベントなのか？

知人に電話で「射精パーティー」に出る、と言ったら急に声のトーンが落ちて「なんか人生に疲れた」と言われた。やはり、一般人にはきついようだ。ショック受けるようなものなのだろうか。たかが精子ではないか、と思うんだけどなあ……。

それより、人前でイケるのか？という方が問題だが。汁優にはなれないなあ。しかし、立花マリさんによると、オナーニを通して人間の姿を浮き彫りにする企画だそうだから、出なかった、というもまたその人間の姿を適切に表していて、それで良いのだと思う。

先日の営業で仕事依頼が来てたバウハウスの「漫画ジャンクション」の２P漫画の下絵をようやく描く。明治時代の猟期殺人事件の話しなんで、なかなか大変だ。漢字が多いし。服や建物が明治だし。１P１２コマくらいあって、まだアタリとネームしか入れてないが。

月末にアシが入って「極道ラーメン」の仕上げをして、それからすぐマンコスの練習をやったので、休みがまったくなかったが、昨日ようやく一段落ついた、という感じでコインランドリーで洗濯したりそうじしたりいろいろである。

「極道ラーメン」の「ハッシュ」がリニューアルで休刊。２ヶ月後に連載再開する予定だが、出版社の慣例でこういう予定はあくまでも予定で、出るまではどうなるか、わからない。それよりも２ヶ月間仕事がなくなったのが、泣きっ面に蜂という奴である。やあ、仕事がなくなる時はどんどんなくなるなあ。

人生を肯定的に考えてみよう。営業用の作品をたくさん描ける時間ができてうれしいなあ、ははははは。

[2004年５月３日]

ひさしぶりに日記を書く。

オール・アバウト・ジャパンのウェブ企画で、佐●丸●と下関マグロと俺とで、オナニーをすることになった。オタクならここに（核爆）と書くところである。そのようすを冷ややかに軽蔑したような目で、立花マリ女王様が観察して記事に書くと言うものである。しかし、どんな依頼も断らない主義なのだが、これはいかがなものか。実に面白い。しかし、人前でチンコを出したことがないのだが、なには出るのか？銭湯でオナーニするようなものか。

コミックスタジオPROを思いきって導入した。フォトショに比べて、トーンが自然にきれいに出るのだ。しかしコミックスタジオPROはマックのOS-Xでしか動かないので、OS-Xも購入するはめになった。

OS-Xをインスツールしたら外付けハードディスクが規格が合わないらしく、なにをやっても認識してくれない。そこでしかたがなく60ギガバイトのハードディスクをさらに購入するはめに。またコミックスタジオPROを起動したらメモリーがまったく足りなくて、まともに動かない。そこでさらにさらにメモリー１２６メガバイトを購入。はあはあ。

メモリーを入れてみたらやや軽くなったが、実用的に使える速さではない。間違ったところをクリックすると、動くまで５分くらいクルクルマウスが回って待たされる。うわっ、コミックスタジオPROは重すぎ。

そこで今はG3,350なのだが、コミックスタジオPROがまともに動くようにするため、G４カード１ギガあたりを７万円くらいで購入……しそうになったが、さすがにやめた。

コミックスタジオPRO関係に７万くらい出費して、動かないのである！しかも全額借金！

[2004年５月２日]

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