『3月』
ああ、眠い眠い。
ボブ・サップぼろ負けしたらしい。「ボブ・サップ失明!」とか「ボブ・サップ引退!」とかいろいろデマがネット上を走り回っていた。逆風が最近吹いているなあ。
よく見るとエビが卵を抱いていた。おお、とうとうエビが増えるのか?メダカははいってるのが同性らしくて全然増えるようすはないが、エビは増えそうだ。しかし、27センチプラケースで増えられても、満員だなあ。増えたらベランダの衣装箱ビオに入れよう。
仕事は「爆笑学校問題」のトーン貼りをやって完成。やれやれ。
[2003年3月31日]
寝たのがPM九時で起きたのがAM二時。
ああ、眠い眠い。寝起きだがもはや眠い。昨日はそれで武蔵野郵便局に行った。集配郵便局なので土曜でもやっているのだ。身分証や印鑑を持っていって郵便物を受け取る。JCB付ゼゾンカード
である。キャッシングの限度額がいくらになっているかな、と思ったら40万円だった。なかなか信用されている!のか?
しかし、審査がなかなかゆるいのだろうか、ここは。取れて良かった。一回確認の電話がかかってきたが、保証人の名前を要求するわけでもなく単に生年月日を確認して本人か確かめただけだった。これであと、40万円借りれる!借りれる!金持ちだ。ハアハア……。
そのあと三鷹駅前のラーメン屋というか中華料理屋でギョウザと焼そばとビール。ビールはジョッキがないのでビン一本だったが、飲んでもさほど酔わないので強くなったか?と思ったら家に帰って動きを止めたらくるくる回っていた。寒さで冷えていただけか?
しかし、そのラーメン屋にボケているらしい老人がいて1分おきにトイレに行くので非常にわずらわしい。ちらっと見たら頼んだマーボー豆腐をすこしづつテッシュで包んでトイレで捨てているようだ。行動の意味はわからないが、たぶん店の常連で、家にいたくない老人なのだろうか?さすが、殺伐とした町、三鷹らしいエピソードでなんか暗黒。
仕事。背景6P。
[2003年3月30日]
寝たのが夜八時で起きたのが朝の4時。なかなか良い早起き具合。長くは続かないのだが。
昨日は長かった。起きたのが夜八時で寝たのが次の日の八時だからなあ、1日が24時間もある。……あたりまえか?。いや、睡眠時間を考慮してないか。それで起きている時間が24時間もあると、食事ばかり食べる。4回か5回くらい食べてたような。
時間をつぶさなくてはならないので、昼間に井の頭自然動物園だかなんだかにいく。天気もいいしまたーりと思ったが、失敗。休日でもないのに、なぜかすごい人出。しかも遠足に来ている幼稚園まである。落ち着かないので分園の水生生物館に行く。こっちの方は地味なせいか人が少なくようやくのんびりする。そこの水槽でミナミヌマエビやメダカが繁殖していて、ちいさいのがちょろちょろしていてなかなかいい感じ。しかし、ここのアナカリスはコンブのように異常にでかい。大きい水槽で育てるとこんなになるのか?
JCB付のセゾンカードを申し込んでいたが届いたらしく、不在通知がはいっていたので郵便局に印鑑国民年金手帳健康保険証をもって受け取りに行ったら、ここじゃなくて本店?の武蔵野郵便局に行かなくてはならないらしい。寝ぼけてたのでぼけていた。武蔵野郵便局は武蔵野と言いつつ三鷹駅まで電車で行かないとならならいので、めんどくさい。
仕事。4コマの背景。
アメリをようやく見る。知り合いの現代芸術家の30才の女がいるのだが、性格や行動ががほとんど同じなのでおかしかった。体重は倍くらいあるが。
[2003年3月29日]
金曜日だ。
寝たのが昨日の夕方の三時。起きたのが昨日の夜八時。そのまま起きていて仕事なんかして今日は寝るのは夕方の6時が目標である。こんなわけわからん時間で生きてると曜日があっぱらぱーになるのである。それにしても背中が痛い。肩はこらないのだが、背中がこる。これがこっていると言う状態なのかわからないが。
昨日の午前中はまず某佐藤丸美先生の今度出すCDRの三曲のうちの一曲をミックスダウンする。アコギの曲。聞いていてもよくはわからないとは思うが、アコギにフィルターとオーバードライブとリングモジュレイターを薄くかけて、やや耳にキンキンするような感じで攻撃的な音にミックスした。ボーカルはダブルトラックにしたら、なんかけっこう良かったので、ほぼそのまま。こういうミックスダウンとかの作業はすごい得意なんだけどなあ。サンレコ誌のミックスダウンコンテストで入賞した事もあるし……(さりげなく自慢を入れる)。漫画家としてはぜんぜん役に立たない才能だなあ。ていうか漫画と関係ない。まあ、漫画家の中で一番ミックスダウンが得意な事は確かだ。意味ねえ。
それからそのミックスを試し聴き用にMDに落として、佐藤宅に郵送。
時間が余ったので公園に行ってぷらぷら。ていうか眠い。いい天気だった。花見客もういるし。
[2003年3月28日]
さて、どうしたものか?
なんだか朝の九時くらいに眠る生活になってきたので、またそのまま起きていて昼夜をひっくり返そうと思っていたのだが、そう決めた日に限ってもう眠たいのである。時間をつぶすためにビデオを借りてきて用意していたのだけどなあ。借りてきたビデオはこの前、せっかく借りたのに見る時間がなくて返したという「アメリ」となんかどうでもいい系バカ映画ロック様主演の「スコーピオン・キング」。しかし、ああ眠いたいぞ、じゃあ寝るか…と布団にはいったとたん眠られなくなり、うんぬんという黄金パターンは何度と経験したものであるしな。
漫画も買ってきた。「Sink」1、いがらしみきお。うーむ。ぱらぱら見たらなんかだめっぽい。絵がなあ。ギャグ漫画家が天才ぶりを発揮してシリアスな問題作を発表しようと意気込んでやったけど、なんかコケた……。というオーラを非常に感じてしまうのだが、これは最後まで読んだら実は面白くて第一印象の評価がひっくり返るのだろうか?どきどきするなあ。
「実録企画モノ」卯月妙子。こっちはエロティックスだったか、サブカルエロ雑誌に載っていた時、短編が面白かったんだが、本一冊だときつそうだなあ……どきどき、とか思って読んだら、普通に面白かったので安心した。昔、この人が漫画を描くようになってサブカル文化人になる前に、確か「ウンゲロミミズ」というミミズとウンコ食うエロビデオに出てて、それのビデオ評を見てインスパイアされて「ウンゲロミミズの女」という漫画を描いたのだが、まさか、漫画を描くようになるとはおもわなんだな。ビデオは見てないんだが。
ちなみに俺の単行本が出た時に最初「ウンゲロミミズの女」というタイトルにしてたのだが、「汚い」ということで「カニ女」に変更になったという経緯がある。それももう絶版である。部数が少ない上に一年で絶版という業界例を見ない早い見切りられ方で、ほんとうに古本屋で探してもないらしい。レア本だな。価値はないが。
仕事。顔のペン入れ。
[2003年3月27日]
よいしょっと。
頭が痛い。ラガーブルーラベル500mlというのを飲んだら酔ってそのあと酔いが覚めたら頭が痛くなってきた。おそらく、毒でもはいっていたのではないだろうか?CIAかフリーメイスンの陰謀に違いない。
ところでエビだがさっき見たら脱皮していた。これで脱皮二回目である。なんか今日のエビは妙に白いな…と思っていたら下に抜け殻が落ちていた。それにしても小さい。身長3センチくらい。これではフライにしても食いごたえがないではないか。早く成長してもらいたい。エビの刺し身もうまい。
そのエビフライになるのを待っているミナミヌマエビと抜け殻の図。うむ。これではクルマエビになるまで20年はかかりそうだな。
ついでに。ベランダの衣装箱ビオの様子。いわゆる水田雑草のなんとかいう雑草が、寒い中どんどん成長している。名前を調べたんだけどもう忘れた。
こっちはメダカポリバケツビオ。育ちまくってるのは川で取って来たセリ。セリの花が咲いたけど1mmくらいのほんとに小さい白い花。屋外ののメダカはまだ寒そう。
仕事。ペン入れ。取材がひとつのびたので余裕ができてゆっくりやる。
[2003年3月26日]
よいしょっと。
背骨が痛い。どうも風邪気味っぽい。直接な症状はないのだが、頭痛とか、身体がほかほか熱いだるいとかいろいろである。歯茎もなにか腫れている。最近の風邪は歯茎にもくるから歯痛関係も安心できない。それで風邪薬を飲んで仕事した。身体が妖しいのでゆっくりペースな仕事。ていうか夜行性になっているせいかもしれない、身体の調子が悪いのは。今日は4コマの直しをやってファックスしてから漫画のペン入れを始める。日本文芸社の奴とコミックハウスの4コマを同時進行。日本文芸社の「死ぬほど(略)話」はなかなかいい感じの話が描けたな。集まったネタが良かったのだが。どうもありがとう。
しりあがり寿。「エレキな春」を読んだら面白い。そこで「ヒゲのOL薮内笹子」も買ってくる。しりあがり寿は今新聞で連載してる4コマがどうもへろへろであれなんだが、このへんは面白いな。しかし今、読んでいるのがしりあがり寿と吉田戦車「ぷりぷり県」である。いったいいつの時代だろう。80年代不条理大会だな。不条理漫画は流行っている頃は嫌いだったのでリアルタイムではまったく読んでいないのである。流行が終わってからようやく楽しんで読めるようになると言う私の性癖である。その原因を分析してみると自意識過剰で新しい人気者を受け入れられないという意外と保守的な心情があばかれてしまうのであるが、それ以前に男の漫画というもの自体が嫌いだったので読んでいなかったからな。受けいられる幅が広がって良かった。ここ半年くらいでたくさん吸収して進化して行っていると思う。どこにいけるかわからないが、もうひと化けしたいと希望する。
[2003年3月25日]
これいいな。ゲロ吐いて反戦。やっぱこれくらいのばかばかしいことをしなくてはな。どうせ、なにやったって誰も止められない、世論は100%の無力さであることが、我々はこれでわかってしまったのだからな。あとはより過激に無意味な行動に走るしかないであろう。我々にできることは全力で無意味なことをするだけだ。
すっかり夜行性である。そういやあ昨日はオリンパスをとがめてしまったが、デジカメを認識しないのは俺のせいだと発覚した。MACの機能拡張を先日いじってよくわからんがいらなそうなもんを直感でガンガン削除してMACをダイエットしたのであるが、その時必要な物まで捨てていたようである。戻したら直った。ああ。さて、電器屋に買いに行くか……と思った直後に気付いたのだが、無駄な買い物をしないですんで良かった。型落ちの131万画素の今となってはロースペックなデジカメだがまったく問題ないので、長持ちしていただきたい。
「死ぬかと思った(略)話」の下絵の残りをやって完成。深夜にファックスを送るとすぐ返事が来て通る。やれやれ。これで順調に進むかな。
しりあがり寿「エレキな春」を買ってくる。なつかしい。
[2003年3月24日]
もしかして世間は連休かー!このやろう!世界中の人間が苦しみ抜いて死にますように……3点リーダー!
とか書いていたらデジカメが認識しなくなった。タタリか?電池を変えてフォーマットしてみたが直らない。どこが悪いかわからない。寿命なら早いな。半年で壊れたことになる、オリンパスはだめなのか?とりあえずスマートメディアでも取り替えてみるか。マジ壊れなら金がかかるなあ……ブツブツ。でも今(だけ)銀行口座にたくさん金がはいっているから、買ってもいいか。あとさきを考えないキリギリス生活になるかー!。
疲れてるからあまり働かない!。「爆笑学校問題」の下絵2.5Pやる。その前に「ゲロオヤジ」の下絵ファックスして、1ネタ直し。4コマはネタ単位で直しになるので直しは精神的には楽だ。
[2003年3月23日]
ああ、口が痛い。ビタミン不足か?口の裏っ皮がひだひだになっている、という表現でわかるかな、でっぱってるので、さっき食事中にカリッと噛んでしまいさらに痛い事になった。塩辛いものばかり食べていた呪いか?
ずっと書かないでいたベランダのビオトープだが、しだいに暖かくなってきたのでヨシノボリが動くようになってきた。真冬の間は2匹くらいしか見かけなくなっていたので、死んでしまったか?と思っていたが水草の森の奥に隠れて寝ていたのもいたらしく、今日見たら3匹いた。エサもよく食べるようになった。ちなみにこのヨシノボリは実はジュズカケハゼだったらしい。ヨシノボリは胸びれが吸盤になっていて壁に張り付くらしいがそんな事はしないし、あと縄張り争いまったくしないし、というわけであるが、もう「ヨシノボリ」という刷り込みができてるのでヨシノボリという名前のジュズカケハゼにしよう。
仕事。「奥さんゲロ親父です」4コマの三回目の下絵2Pやる。1日2Pなので非常に楽だゆっくりゆっくりやる。最近、いそがしかったのであまり働かない。あと、なんか知らんが銀行のCDコーナーに残高を見に行ったらやたらと金があった。どことどこが振り込まれていたのだろう。休日開けまで預金通帳に書き込めないので振込先が調べられないが、気になる所である。返せ、とか言わないだろうな。
[2003年3月22日]
はあああああ。
原稿できたので今日は原稿配達。宅配便で送る日数的余裕がなかったのである。こういう時は携帯電話は便利だな。文明と科学万歳。二社回ったのだが一社は担当がなんかつかまらず駅で電話してようやくアポが取れたのである。まず水道橋の平和出版に「ごっつゥ裏」の表紙のカラーイラストとそのフォトショデータCDロムを持って行く。と思ったらうっかり市ヶ谷で降りてしまったりして、乗り直したりして時間を無駄にしたりしてけっこう遅れる。
次は各駅停車に乗って四谷に行って地下鉄に乗り換えて四谷三丁目の遊民社に風俗ルポ漫画8Pを持って行く。なんかいつのまにか載る雑誌が変わっていたらしく「遊びの達人」という実話雑誌の方に移って連載になるようだ。ついでに取材ものの別な企画とかも出してみる。とりあえずラフを描いてみる予定。なんかやることがライターぽい。よくわからないままどんどん進んで行っているが。見なれない仕事ばかりで最近は非常に面白い。停滞期は終わったようだ。
それから四谷駅前で仕事完成ということでロースカツ定食と生ビール中ビン。あまり期待しない店だったが食べてみたら当たり。実に美味しい肉。幸せな気分になる。帰ってからようやく「熟女ものがたり」誌の4コマの下絵に入る。2P描く。今回は温泉ネタで「ゲロ親父」なので「下呂温泉」に行く……という非常にそのまま。これをいっちゃあなんだが4コマ漫画は面白くない方が良い!そういう役割なのだ。読み飛ばして忘れてくれれば本望である。「死ぬほど(略)恥ずかしい話」の方もやらんと、珍しく両方から催促の電話が来ていた。ハアハア……。漫画家みたいでどきどきするねい。
[2003年3月21日]
エ……エンドルフィンか?
ぶくぶくぶくぶくっ!よく働いた。めずらしく締め切りに追われる。明日が2本締めきり。カラーイラストとルポ漫画8P。はあ……ちゃんとできたという今は朝の6時である。うーむ、せっかく朝方な生活をしていたのに、仕事に追われて夜行性に戻ってしまった。かといって、こういう深夜のハイスパートな労働は嫌いでないのである。地道にトーンを深夜に5時間くらい貼り続けていたのだがこういう単調な仕事をしていると、エンドルフィンがでるのか、だんだん快感になってくるのである。しかも、面妖なことにBGMはポンチャックである。イ・パクサ。ポンチャックのカシオトーンの伴奏で韓国大衆歌謡メドレーの一発取り60分という体操みたいな音楽を聞いて漫画を描いているとしだいに気持ちよくなってくるのである。漫画もセックスのように気持ちよくなるものである!エンドルフィン!
今日も背骨が痛い。しかし、ポンチャックブームも96年か。そんな昔になったか。先日アシがいる時にポンチャックをかけたら1人のアシは知っていた。残り二人は知らなかった。つまり俺を入れると4人のうち半分はイ・パクサを知っているという計算である。ということは、日本の人口の半分は知っている……というわけはない。しかし、アシが知っているくらいだからけっこう流行っていたのである。なつかしいモンドな日々よ。エキスベル!
[2003年3月20日]
しおしおのぱー。
背骨が痛てぇ。たまにまともに働くと身体にこたえるものである。肩はこらない体質なのだが、背骨が痛いのである。背骨が曲っているらしいのである。頭の中も曲っているけどな。あと、のどぼとけも曲っている。位置が片方にずれている。これは数年前にレントゲンでとってわかった。原因をさかのぼるとなつかしい。高校生の頃、タオルで首を絞められて落ちた事があるのだが、その時ポキンとのどぼとけが折れてたらしい。おおっ、首を絞められた青春の日々。犯人の橋本君は生きていますか?小樽商業高校演劇部の。死んでいるかも知れないなあ。確か、骨肉腫だか重病な持病を持っていて入院をくり返していたからなあ。時間はどんどんたっていく。すべては変わっていくなあ。記憶の中だけが同じ時間の中で停滞し続けている。ピース。
ピースといえばWAR。戦争が始まるらしい。ネットや2chもどこか重苦しい空気がただよっている。今回のことでわかった事は世界中の人が何をやっても、戦争したい人は止められないということ。なんとも無力だなあ。イスラエルではブルトーザーの前で人間の楯をやっていたら、ぐしゃっと平気で踏みつぶして人間ぶっ殺してるからな。カート・ヴォネガットが生きていたら何と言うかなあ。いや、まだ死んでなかったかな?
仕事。表紙のペン入れ。それとルポ漫画の背景を描く。ああ、忙しい。
[2003年3月19日]
がああああ。2chで煽られてすげえむかつく。
仕事が遅れ気味だなあ。ちゃんとできるのか。珍しいなあへろへろの進行は。宅配便ですませようと思ってたが、電車で持っていかなくてはならない模様。表紙イラストとルポ漫画8Pが同じ締めきりで、かぶってるのが原因だな。しかも、表紙イラストはほんとうのサバ読みなしの締めきり設定らしい。うひゃひゃひゃ。
という感じで今日は風俗ルポ漫画の顔のペン入れをする。それと表紙の下絵のラフを4点。これでいっぱいいっぱいになった。背景までやる予定だったんだけどなあ。
[2003年3月18日]
土曜日は取材で虫を食ってきた。くわしくはここをクリック。
食ってる時はそうでもなかったのだが、帰ってからビールも飲み過ぎて気持ち悪いのに、口の中というか胃の中の虫の味がさらに気持ち悪さに拍車をかけていた。まあ、話のネタにはなるなあ。
なかなか仕事がつまってきた。今日はまずH出版社で風俗漫画家系の人を探しているというので、その関係で何人かに電話して声をかける。それから、忘れていたがB社の「間違い探しカット」、締めきりが15日だった。慌てて描いて郵送する。しかし、これ三ヶ月くらい描いているのだが、雑誌も来ないし売っているところも見た事ないし本当に載っているのか?毎月……という依頼だったので毎月締め切りに描いては送っているが、届いたともなにも一度もリアクションがないが。などと不安に、かつ不審に思いながら毎月描いている。
それから、BANBANの風俗漫画の下絵をコピーして出版社にファックスで送る。そのあとにそのペン入れを始める。人物線を入れる。あとH出版のさっきとは別の編集部から電話が来る。「ごっつゥ裏」の表紙デザインの詳細が決まったので、簡単な打ち合わせ。そのイラストにもかからなくてはいけないが今日は入れなかった。俺の表紙イラストで3号目ということで、そろそろ変えよういう意図のようだが、今回も一応また描くことになった。
[2003年3月17日]
あああああ。
仕事。今日は下絵を4P。前半2Pやって後半で2P。資料の写真を見ながら丁寧に描くので時間がかかる。コスプレ物なので資料を見ないと良く描けない。でも、見ながら描いていてもゲームキャラとかさっぱりわからないので、何を描いているかは理解してないのである。携帯を買ったことを伝えるためアシに電話を掛けたついでに、「あたまにコウモリの羽が生えてる女」は誰だ?と聞いたら「ヴァンパイアハンターだがヴァンパイアなんとかだか」言うゲームのキャラらしい。今、そういうものを描いていたのか。
地方の人に頼まれていた本を探してパルコに行く。デレク・ジャーマンの「BLUE」という本だが、探してみると「BLUE」という題ではなく「クロマ」という題だった。映画「BLUE」と同時期に発売された本で真っ青な装丁なので勘違いしてるらしい。しかし、なつかしい。デレク・ジャーマンでさらに「BLUE」である。昔、見たのだがあの頃は趣味がサブカルだったなあ。もうめんどくさくて、こういうジャンルの物には手をつけなくなった。オヤジ化した証拠か?
しかしデレク・ジャーマンは西武パルコ系文化圏の産物という感じがするな。バブルがはじけ世紀が変わり長期の氷河期のような不況に覆われて西武パルコ的カルチャーな物に落とす金がなくなった時代に変わったのだな……と感じている。さよなら、デレク・ジャーマンと青春。
[2003年3月15日]
ああ、なごむなごむ。
ぐてぐて。酔っぱらったらあとで頭痛になって仕事ができなかった。これなら仕事を度外視して飲んでも同じだったな。今になってから頭がすっきり直った。もう寝る時間なのだが。
今日は昼間から、無菌なパンダ先生が来て、ヴォーカルとアコギターとシノ笛のレコーディングをする。缶ビールをがばがば飲みながらやったら、後でけっこう回ってた。その時は大丈夫だったんだけどな。なかなか良い感じで録音できる。しかし、シノ笛はマンションで部屋で鳴らすのはまずかったな。音がでかっ!近所迷惑だが、まあ1日だけだからいいだろう。このマンションの長所は古いのでむやみに壁が厚いのである。古いマンションは壁が厚いんだったかな。会社ばかり入っていて住んでいる人が少ないし。今月中にミックスして6月くらいにはCDになって発売の予定だ。買いましょう。
[2003年3月14日]
岩間香須美!
いろいろ動き回っているが、その割に仕事はしていないという1日。気分だけたくさん働いている気分である。まず、水道橋の平和出版に「ごっつぅ裏」16Pの原稿をもっていく。配達漫画家である。今回も雑誌表紙イラストを描くようだ。しかし今回から写真を組み合わせてやるらしいので、詳細はもう少し先になる。朝からお腹の具合があやしかったのだが、行く時の電車の中でいよいよ痛くなって途中四谷で降りてトイレに行った。お腹が痛いのでなかなか今日は弱っていた。トイレに行ってからは立ち直ってきたが。
水道橋のエロ本屋で岩間香須美の写真集を買う。やはり乳はでかければでかいほどいいのではなかろうか。お買得感があるではないか。ところで、おっぱいの唄。これの元ネタって何だろう。
エロ本を買ってから、朝からごはんを食べてなかったのでなにを食べようかと水道橋を彷徨する。珍しくラーメン屋に入る。札幌ラーメン。ラーメン屋はカウンターだけだったりするとなんか威圧感があって緊張するので入らないのであるが、入りやすそうだったので入る。ネギミソラーメン、焼きギョウザと生ビール中ジョッキ。ラーメンは食わず嫌いしてたが、非常にうまい。幸せな時間。
帰って吉祥寺でとうとう携帯を買う。携帯を持つようになるとは。ほとんど家で仕事してるばかりだったので必要なかったが、やや外に出るようになってきたからな。必要を感じる瞬間が増えて来たのだ。それで携帯を買って外に出るような仕事も積極的にやろう…というもくろみもあるのである。買ったのはJフォンの安いやつ。というかタダの。ゼロとは聞いていたが申し込み手数料もすべて無料なんだな。申し訳ない気持ちで携帯の紙袋持って帰ってくる。
帰ってから仕事。裏風俗ルポ漫画。下絵2P。コスプレイメクラ。
[2003年3月13日]
やるべき事とやった事。いろいろ。
なんか急にいろいろ用事が入る。にぎやかな日常だ。まず、やろうやろうとおもっていた事を三つメモにチェックをつけてやる。まず、「ユザワヤ友の会」のカードをユザワヤに行って作ってくる。パルコのツールズが閉店してしまうのである。ずっとかよっていたから15年くらい行っていたんだけどなあ。しようがないのでこれからはユザワヤに行くのである。それで割り引きカード作った。でも、ユザワヤは混んでて落ち着かなくて買いにくいんだが。いつもレジ待ちでならぶし、もっといい店ができたらすぐユザワヤには行かなくなるよ。
もうひとつ。携帯をもたなくては。いきなり買おうとも思ったが、一応店で見たりパンフを盗んできて検討する。最近、外交的というか、仕事でも私生活でも、そんなんで携帯が必要にせまられてきたのである。取材なんかするしなあ。俺の仕事の質が変わってきた象徴的なできごとだ。なんかライターぽくなってきた。機種はたぶんJフォンになるかな?どこのがいいかさっぱり五里霧中なので、携帯の識者は教えて下さい。いねえか。
もうひとつ。電気料金の自動振り込みの手続きの用紙を書く。ようやく書いた。これで楽になる。こういう書類仕事が非常に苦手なんである。もう、やらない!先送り!書類を書かない事、山のごとし。
電気料金の自動振り込みの用紙を書いたらイキオイがついた。予定外だったがこれも念願の宿題だったクレジットカードの申し込み用紙を記入する。JCB付きのセゾンカード。審査を通るかなあ。クレジットカードは日本信販が入っているんだけど、もう一枚作っておくと、生活費が足りなくなった時、借りれるので安心かと。フリーで三ヶ月先の仕事が読めない生活しているので、いつ無収入になっても借りれるように準備して置かなくては。そういう環境を作っておけば、もしかしたらコケるかもしれないとかいう冒険的な仕事にもチャレンジできる。フリー作家のたしなみだな。
「シッピング・ニュース」と「アメリ」という誰が見ても名作じゃないか、という前評判の良い強力なのを2本借りてきた。
「シッピング・ニュース」は、また非常に大好きなケヴィン・スペイシー主演。「K-PAX」でバナナを皮ごと食っていたケヴィン・スペイシーも好きだったんだが、うまそうだったし、でも、「シッピング・ニュース」の方がやはり圧倒的に映画としてできがいい。やっぱり肝心なのは力量の問題なのだな。漫画でこれくらいの完成度がある作品が描けるなら、講談社などのメジャーで連載ができるんだろうなあ……と見ながら考えていた。それくらいの作品が描けないのが非常にくやしい。しかも、この映画の始まる前の新作ビデオ紹介コーナーがちょうど松本大洋が原作の「ピンポン」。……。ああ、非常にむかつく。と、言いたいが実は熱く燃えた。なぜが、今まで松本大洋は名前を聞くのも嫌いだったが、宣伝ビデオを見たら(これも他のビデオなんかで何回も見ているのだが)スパーンとまん中にはまった。ちょっと感動して燃えたな。がんばるぞ。
で、「シッピング・ニュース」だが、ベタな感動ヒューマンドラマに陥らなかった理由のひとつは「エスニックなアメリカ人」という視点を発見したところだと思う。だいたい「インディアン」とか「エスキモー」とかのテイストが出てきてエスニック感を出す、というのが最近の人気映画の定番だが、これはそれをもっと押し進めてというか世界旅行をひと回りして「アメリカ人ってエスニックじゃん」というとこに気がついたのがすごいと思う。もう、これに出てくる島民が、お前ら原住民!ほとんど土人!そういう野蛮なアメリカ人という不気味さが新しかった。
それと叔母役のジュディ・デンチの存在感、というかすげえ顔!これが圧倒していたなあ。力量のある俳優ってすごいねえ。ちなみに俺のパソコンは「かお」を変換すると最初に ・∀・が出てくる。
今週の用事。無菌パンダ先生のレコーディング。エンジニアをやる。それとゲテモノ料理の取材が入った。虫を食ってきます。
[2003年3月12日]
お腹一杯でなんかお腹が痛くなりつつあるところ。
「ごっつゥ裏」の変態バールポ漫画16Pを完成。アシを三人入れて仕上げる。それから、コンビニでダイエット発泡酒とソーセージフライ(うまくなかった。見た目はうまそうだったのに)とチャーハンを買ってきて食べる。ひとり打ち上げ?微妙に少ない気もしたが食べたらお腹一杯。胃がちじんだか。お腹が苦しい。おげえ。
吉田戦車に挑んでみた。うまれて始めて買った。「くすぐり様」。ギャグはだいたいのものは感覚が時代に消費されるので最盛期に読んだ方がもっと面白いと思うが、今読んでも読んで人生が変わって共産党にはいって人間の楯になりにバクダットに旅立ったりするような衝撃はないが、なかなか面白い。そこで次は「ぷりぷり県・1」を買ってきた。
「強者大劇場」羽生生純も買ってきた。ネットで「わがらんがな」というのがとても評判がいいので面白いのでは?と買いにいったら初期作品集のこれしかなかったので買ってきて読んだ。あまり他の漫画家の悪口を言うのはなんだと思うのであまり書かないが、つまらん。読者に非常に不親切な漫画だと思ったのだが、まず「コマの中に描いてある絵が何か?演出上どんな目的で存在しているコマなのか?」という基本的な部分が描けていない。具体的に書くと32Pの4コマ目は「警察官に挟まれ連行されてる」ということがわかるように描かれなくてはいけないと思うが、警官がはっきり描かれていないので「単に車に乗っている」としか見えない。うるさい出版社ならこれは下絵に直しが入る絵だと思うのだが、ガロ系(ビームだけど)ということで許されるのか。やっぱり長々と悪口を書いてしまった。ていうか分析してどうする。
悪口と言えば俺はつい日記ではっきりと他の漫画家の悪口を書きすぎてしまうので、そんな事書いて大丈夫か?と言われるので自主規制しようと思ってたくらいだが、某演劇演出家の日記を読んでいたら、もっとすばすば書かれていたので笑った。3月7日の
「新劇の人だからと言ってえらいとは思わんし、むしろバカにしてやりたい気分になる、笑ってやりたい。」
のくだりなどは、非常に (・∀・)イイー!!面白いなお前、宮沢章夫。こんな面白いやつだったとは。ちょっと感動した。やっぱ、このくらい余計な事を書く人間じゃないと文章は面白くならんと思うよ。他の漫画家の公式ホームページとか見ると、だいたいあたりさわりのないことしか書かれてない公文書のようなつまらん日記ばかりだが、どうせ長いこと生きていられるわけじゃねえんだから、カメじゃねんだから1000年も生きられるかよ、もっとめちゃくちゃなことをしれよ、と私は言いたいのである。
[2003年3月11日]
おいしそうな天ぷら。
おいしそうだなあ。でも、天ぷら高いなあ。普通にテーブル席ならばいいがカウンターだけで、いちいち注文して目の前で揚げる店は、とても緊張して苦手なのである。あと、セルフサービスのカフェも。ただの喫茶店は落ち着くのだが。カフェはイスがやわらかくないし、注文がめんどくさいし、システムがよくわからないしと。たくさんあって安いから慣れると良いと思うのだが、やはり入らない。もうすべてについてそうだが、無理してあわせる事はしないことにした、自分が楽に感じる事しかしない。
がんばらない。
今日はアシが入って仕事。普通に進む。
特別付録。むかつくAA特集。
( ´д)ヒソ(´д`)ヒソ(д` ) ( ´,_ゝ`)プッ ( ´ム_,` )アッソ {^ム_,^}クルシマギレ! ( ゚д゚)、ペッ
ああ、むかつくむかつく。コピペして荒らしに使いましょう。
[2003年3月10日]
たまに新日本プロレスを見ているが、ブルーウルフは負け役ばかりだな。モンゴル人だから負けてもイメージにダメージないから、負けてくれよドルドルなんとか、とか言われてるんだろうなあ。面白くないポジションにいると思うなあ。これでやる気になるのかな。でも、これでも収入的にはモンゴルだと億万長者になるくらいの年収だから、がんばってやっているのかな。などと、心の内面を考えながら見るので非常に面白くない。
昨日はとてもなまけていたので、いやいや、「なまけている」などという思考方法を取っていると鬱病になってしまうのかな。中高年に多い鬱病だな。真面目な人が自分を追い込んでしまうという。でなんだ、とにかく今日はよく働いた。人体のペン入れの残りをやってから顔のペン入れ。まあ、普通に進んでいる。
自転車操業なのである。会社なら倒産寸前でフラフラしてる中小企業という所だな。あっ、確定申告なにもしてない。5月くらいでいいな。めんどくさい。申告しなくても世界が破滅するわけでもないしな。それで自転車操業なのでまた金がない。やりくりがうまくいかない。最近はけっこう働いてるので、先に収入は予定されているが目先の金がない。アシスタントに払うためサラ金に借金して、またカイジに一歩近付くわけである。でも、銀行いったら口座になんか振り込まれてた。数万円。どこだろう?この頃細かい仕事をたくさんやっているので、忘れたような振り込みがたまにポロッとあったりして助かる。でも、それでも足りないのでサラ金で三万円借金した。それでアシ代を払う。明日からまたアシが入って仕上げ。
[2003年3月9日]
はまった〜はまった〜。
もうばかばかしい。リアルプレイヤーが不調でそれをなんとかしようとして、1日の大半を費やしてしまった。そのきっかけからして、ばかばかしい。こんなエロサイトを見ていたら、なんかリアルオーディオがちゃんと再生されない。音声だけで画像が表示されないのである。それでバージョンアップすれば良いのかな?と、うっかりいじり始めたのが、運の尽き。そこから果てしないインストール地獄に陥ったのである。
それでいじっているに、最初に入っていたリアルプレイヤー7まで動かなくなってしまった。リアルプレイヤー8はインストールして立ち上げると、少し動くがなぜかすぐソフトの再起動を求めるポップが出てかってに一人で再起動を続けるのである。しかも、終了すらできないのである。終了
させようとしてもかってに再起動を求めるポップが出て、再起動して立ち上がったところでまた再起動を求める表示がでて、勝手に自動再起動である…。終わらん。
それでバージョンを元に戻してリアルプレイヤー7を入れ直してみたら、こっちまで不都合になってしまっていて、インストール途中で固まるか、最後までいってもソフトをクリックしてもなぜか立ち上がらなくなってしまった。
そこでさらにバージョンを下げてリアルプレイヤーG2をダウンロードしてインストールしたら、こっちはインストールすらできない!固まる!固まる!
そこで意地になって最近見ないリアルプレイヤー5なんてのをダウンロードしてきてインストールしたら、インストールは成功、ソフトも無事立ち上がる!わーい、と思ったらリアルプレイヤー5では最近のrmファイルが再生できない事を発見!ショック!削除削除。
そこで原因を探ろうと、システムのなかをいじくり倒して初期設定を捨てたり機能拡張の妖しいものを捨てまくったりして必要な物まで捨ててしまったりして、直るどころかかえってドツボにはまり続ける。このへんでもう5時間くらいかかってる。それで、とうとうシステムを再インストールしたりして終わらない終わらない、しかも、やはりリアルプレイヤー8は勝手に再起動しつづけるし、リアルプレイヤー7は立ち上がらないし、リアルプレイヤーG2はインストールで固まる。
結果。8時間費やして解決できず。悪化する一方。リアルプレイヤー8のメモリーを増やして再起動の表示が出る間隔を延ばすくらいが関の山であった。何かがぶつかっていると思う。それを探しはじめると、また12時間くらい費やされてしまうんだろうなあ。もう最近はあまり使わないリアルプレイヤーなのに。とほほである。
ばかなことに1日を費やしたが、その残りでがんばってペン入れ。10Pやる。ああ、無意味に疲れた。
[2003年3月8日]
天気が悪い。雨だ。夕方、散歩にいこうかと思って外に出たらバラバラと降ってきて、しようがないのでそのまま近所を一周して帰ってきた。その時間わずか数分……。運動不足だな。
仕事だが調子が悪い日の次の日は調子がいいのである。今日は下絵を6P描いて下絵完成。しかし、平然と描いてるけど、どんなのを描いているかというと、女編集者が女装男の肛門に腕まで手を突っ込んでフィストファックというシーンである。考えてみるとなかなかすごい。しかし、昔からこんな漫画ばかり描いてるなあ。エロホラーレディースの頃とか。今は描いているメインは裏ものルポ漫画だがジャンルが代わっても描いているものは同じだったりする……。やはりこういうのが俺には求められるのか。好きだしな、こういうの。
数日前に買ってきたミナミヌマエビだが、結局全部室内のメダカ水槽に引っ越した。ベランダはまだ寒すぎるらしい。一匹は引っ越しが遅すぎたか死亡。残り4匹だが3匹しか見当たらない。一匹どこかで死んでいるかもしれない。暖かい室内水槽に入れたら寒さで気絶してたエビたちはみんな元気になってコケとかふわふわしながら食べている。またーり。
『漫画ゴラク増刊/死ぬかと思った嘘のような恥ずかしい 話』の「爆笑学校問題」であるが、今日初めて知り合い以外の人からネタのメール投稿が来た。やあ、うれしいなあ。けっこうネタは来たのだがみんなネットの知り合いばかりだったからなあ。どうもどうも、君。
[2003年3月7日]
ああ、眠い眠い。これでは睡眠時無呼吸症候群運転手だな。
「K-PAX」を見る。ケビン・スペイシー主演の映画。頭頂の薄いハンサムという矛盾した存在のケビン・スペイシーである。非常にケビン・スペイシーは好きなので冷静な評価はできない。なんか顔を見ているだけで良い。感動するような作品に出て、そんな役柄をよく演じてたりするのだが、トム・ハンクスみたく感動の押し付けがましいところがなくて、いつもどこかクールな所がある。少し昔の表現だが「ニューヨーカーぽい」皮肉でクールなニュアンスがある。ハゲでもハンサムで押し通すし。日本語訳がなんか変なところがあって意味が通じないな…と思って確認してみたら、やはり最近非常に翻訳がいいがげんになってきていると評判の悪い戸田奈津子。古いとかセンスが悪いというならまだ良いのだが、ストーリーと矛盾するような平気な訳を毎回するのはいかがなものか。ちゃんと映画をよく見て訳したらどうか。
余裕こいてビデオ見てたりしたら、仕事が非常に調子悪かった。死ぬほど眠くて仕事にならない。なんとか3Pだけ下絵を描くが。労働時間の大部分は眠さと闘って費やし、作画時間はちょっとだけなぐり書き状態。だめだな。なんとかならんか。この頭。
[2003年3月6日]
いろいろと動く。
今日はまず電話を掛けてアポをとって四谷にあるサン出版というかマガジンマガジン社というか(まあだいたい同じ)に「別冊ドント」のカラー2Pのルポ漫画を持っていく。データ入稿なのでフォトショのデータを焼いたCDRとプリントアウトを持っていく。まあ、宅配便で送ったりしてもいいのだが、最近は時間があれば自分で持っていく。そうして顔を出しておくといろいろ収穫があったりするのである。また、ああっ終わったーっという気分転換にもなる。サン出版は憶えていた場所とぜんぜん違ったのが行く寸前にわかったので少しあせった。
それで今日の収穫。編集部で話してたら企画の持ち込みがどうのこうのという話になった。そういやあ漫画の持ち込みはよくするが企画の持ち込みはしたことがないな、というか企画の持ち込みはライターじゃないのか?とかいろいろ思ったが、そんなんで帰りにいろいろ考えたので、帰ってからメールで企画を立てて送ってみた、というか企画のプレゼンの仕方がわからないので、まあわからないなりにとにかくやってみる。どうでしょうか?
編集部を出てから四谷の焼き鳥屋でランチのキジトロ定食を食べると非常においしい。トロってなんだ?と思ったらトロロイモだった。なんか竜馬の絵とか貼ってある竜馬をテーマにした焼き鳥屋で「おーい!竜馬」を描いていた小山ゆうのサイン色紙がかざってあった。良い店だな。でも、四谷に行く用事はあまりないからなあ。地元にあれば常連になるのだが。
そのあとルノアールでネタとか企画とか考えてから、市ヶ谷フィッシュセンターに行って「ミナミヌマエビ」を5匹250円で買ってくる。ベランダの衣装箱ビオトープで飼いたくて買ったのだが、寒いとだめだろうと三月になるまで待ってようやく買ってきたのだ。でも、水合わせ温度合わせして入れたが、失敗!。まだ、寒かったかー!4月まで待てば良かった。寒くて気絶するミナミヌマエピ!とりあえず3匹は室内のメダカ水槽に避難させ、元気の良さそうな体力のありそうな2匹だけ人身御供にして衣装箱ビオトープに入れてみた。室内のメダカ水槽に入れた奴も一匹は瀕死の重体、残り二匹はなんとか動きだしたがエビは一回弱ると長生きしないからな。だめかなあ……。気温が上がってからまた買ってこよう。ああ、失敗で残念。
それで帰ってから疲れてたが、仕事。下絵3P。
新しい事が始まってる感じがするよ。
[2003年3月5日]
あああああああっ。
「坊っちゃんの時代」関川夏央、谷口ジローを読む。最近関川夏央、谷口ジローに熱いので楽しみながらゆっくり読む。実に読みごたえがある。大人の読み物だな。なんか、なんとか賞を取った記憶があるのでつい最近の作品かと思って読んでいたが、これでももう15年前の作品だった。画面の処理などを見ても現代的なトーンの入れかたをしているなあ…などと感心して読んでいたら違った。今の作風も見てみたい。
今日はそれでようやくサン出版の「別冊ドント」のルポ漫画2Pのカラー着色をやる。フォトショ。いつも表紙イラストの着色とか一瞬でできるのでこれもすぐできるであろうとタカをくくっていたら時間がかなりかかった。表紙と違ってコマが多いからな。1Pに13コマくらいギューギューつめで描いている。そんなんで今日は着色してデータをCDRに焼いて見本刷りをプリントアウトしたりしたら1日が終わってしまう。「ごっつ裏」の方の下絵もやりたかったのだが……。
朝の九時から電話がきてマイウェイ出版の「裏ネタBANBAN」の「裏風俗ルポ漫画」が毎月連載になる模様。次回から8Pに増えることにもなってたので、これで経済的にうるおう。もう営業しなくてもいいかな?問題はネタだな。あと二回分くらいはあるんだが。
コミックハウスの「人妻熟女ものがたり」の方の8コマ漫画も今月もちゃんと依頼がきた。日本文芸社の「漫画ゴラク増刊/死ぬかと思った嘘のような恥ずかしい 話」が発売されて送られてきた。見ると狂ったように田中圭一がたくさん載っている。なぜか3本も載っている。非常に好きだなあ田中圭一。でも読者層と違うと思うな。
[2003年3月3日]
暑い暑い。
今日も唐辛子を食ったら汗がだらだらである。ああ、暑い暑い。なんか毎日唐辛子ばかり食べて生きているニダ。
今日も家の中にいて仕事だけしていた。最近は朝は九時くらいに起きる。そして昼くらいから前半の仕事を始める。夜になって後半の仕事。前半は昨日の続きで2Pのカラーをやっているのだが、だらだらしてたら背景の下絵を描いてなんか時間切れになってしまった。つめてやるとすぐできるんだけどなあ。ちょっとずつしか進まない。
後半は「ごっつゥ裏」のルポ漫画16Pの下絵に入る。女編集者がアナルフィストファックという話しである。しかし、これ元ネタが非常に短い。普通に描くと6Pくらいで終わってしまうそうなのであるが、そこで大コマを使ったりゆっくり話し展開してりして16Pにする予定。いつもキツキツにつめた話しばかりだから、こういうゆっくりテンポの話は気分が良い。絵がでかく描けるし。1日のノルマは4P。後半の方はようやく気合いがはいってやる気がでて集中して仕事できる。
放置プレーしていたi-modeサイトだが、たまに更新してみた。1年ぶりくらいか。更新しても人こないしなあ。それに最近はi-modeでも普通のネットけっこう見れるようだし、i-mode向けに別にサイト立ち上げる意味が失われてきてるような。
[2003年3月2日]
はあああああ。三月。
まあ、三月である。という書き出しをするくらいなので特に書く事もない。ちょっと長めの原稿が終わったばかりなので脱力する。長めといっても16Pなのだが、最近は16Pが「長い」という感覚になってきた。6Pくらいでも長いな……とか思うのである。以前の長篇ばかり描いていた頃は普通というのが45Pくらいで32Pくらいだと短くて大きいコマがあまり使えないな、とかおもっていた事を憶えている。それにしても、どんどんページが短くなる漫画家なのである。こういうのは逆進化とでも言うのだろうか?小説家が俳句家になるようなものであろうか。世の中には長期連載とか言って60巻!とか長々描いたりしていて、しかもそんなに描いているのにぜんぜん名前も知らんような漫画家(俺基準で知らないだけだが)も、うじゃうじゃいるのであるが、紙の無駄ではないか?漫画は4Pもあれば充分である。手塚治虫も火の鳥を4Pくらいでまとめておけば、もっと長生きできたのではないか?と思わざるを得ない。おそらく構成力がなかったのではなかろうか?
今日はうっかりコロッケ2個とスーパーのウナギのカバヤキ(200円)と発泡酒を食べたり飲んだりしたら眠くなって、昼間にまた寝てしまった。起きたら身体がだるい。目がさめてないせいもあるが、どうもインフルエンザが少し残っているらしい。なかなかしつこいな。
それで夜になってからリハビリのように少しだけ仕事。別冊ドントの2Pカラー漫画の下絵をペン入れをしただけであっさり終わり。なかなか働かないな。働かざる事、山のごとし。
[2003年3月1日]
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