ゲテモノ料理

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R18

虫を食ってきた

いきなり、関係ないが前日に食べたおいしそうなサンマ。二匹で１００円。安い。

さて、平和出版の愉快本舗の他人の漫画家の企画で「ゲテモノ料理を食う」というのがあり、関係ないのについていって、虫その他を食ってきた。場所は江東区の住吉というところの「や●●」という店。焼き蛤がメインの店だが、客寄せのためにゲテモノ料理も出すらしい。しかし、ゲテモノ料理を注文するのはテレビ番組や雑誌のマスコミ関係がほとんどで、店のオカミはけっこう内心「バカで低俗なマスゴミどもめ」と軽蔑してるのが、態度にありありであり、なかなか冷たい客あしらいだった。しかも、高い。３人で三万円近く。ゲテモノ料理はバカマスゴミ相手に商売でいやいややってるのだから、ふんだくってもかまわぬ！という気持ちがよく伝わってくる値段設定である。

トラとオットセイのチンコの酒。なかなかアルコール度がきつい。タマちゃんがこんな変わり果てた姿に……

ザザ虫。店のメニューではサザ虫になっていたが、正しくはザザ虫である。とても漢方薬ぽい。つくだに。実は野性生物関係は鬼のようにくわしいので店の人が「フルーツバットは日本にいない」などと間違いを披露するたびに訂正したくなったのだが、大人気ないと思いしなかった（小笠原にいる）。また、これらの食用虫についてのウンチクも山のようにあるので、いちいち店の人以上に解説をしたくなる衝動にかられたが、そんな客はすげえいやみだろうと思いやめた。

イナゴのつくだに。虫の中では一番ふつうにおいしかった。日本古来の定番虫料理なのもなっとくである。

青虫弁当　口の中でパンパンと青虫がつぶれるのが、わかった！

セミ。だんだんゲテモノ料理ぽくなってきた。空揚げで味付けは塩のみ。空揚げにすると水分がなくなるので、内臓などもウエット感がなくなりぱりぱりして、なんとか食べられるようになるようだ。ガレッジセールのゴリが「沖縄では普通にセミを食べる」というネタをよくやってるが本当か？味はなんというか……虫っぽい。

犬の肉の缶詰めの紙。犬だワン。

犬肉の缶詰めの中身。味付け濃い大和煮なのでどんな肉でも同じ味……と思ったがなんかまずい。獣臭い。

タガメ。の手足をもいで羽を取った所。空揚げ。本日のメインイベント。なぜならば３５００円もして高いのである。こんなまずい物に３５００円も出すとは本当にマスゴミはくだらない、という店主の軽蔑しきった視線が矢のように突き刺さりながら食った。まあ確かに、こういうのは企画じゃなければまず食べない物であろう。つまらん物に無駄に金をかけて、ぎゃーぎゃー騒いで、まことにくだらないとは思うので、軽蔑されてもしょうがないとは言える。金銭的な元は取れるのだが……。タガメは東南アジアではスパイスとしても使われるらしいが、そういうトイレの香水のようなスパイシーな香りと味が口中に広がる。

他にはサソリ、タツノオトシゴ、豆腐の上にアリ、カンガルーハム、イノシシ生ハム、焼き蛤などを食べた。ゲテモノじゃなくて普通のメニューを注文するとおいしそうだった。

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