ホロデッキ。夜の海岸が再現される。デートを終えウォーフとディアナが通路へ出てくる。ディアナがロマンティックだったと感想を述べるとウォーフは「スリルがあった」という。ディアナがあきれて「別に言い方はないの?」と聞くと、困ったウォーフは「すごくスリルがある」と答えた。クリンゴンにはそういう語彙がないらしい。
二人は話しながらディアナの部屋の前まで歩いていった。ウォーフはもじもじしなかがら「このまま二人の関係を進めていくのならライカーに断っておいた方がいい」と言う。ディアナは「ライカーよりも今は二人の関係が大事だ」と答え、二人は見詰め合い、顔を近づけていった。
そのとき切羽つまった表情のピカードが近づいてきて二人に宇宙暦を尋ねた。ウォーフが「47988」と答えると、ピカードはかみしめるように「47988」と繰り返し、そして「自分は過去と未来を行き来しているようだ」と言い出す。ウォーフたちは思わず顔を見合わせてしまった。
ピカードは確信はないが「過去と未来、そして現在を行き来しているような気がする」とディアナに説明した。そして夢ではないと強く否定した。細かいことは覚えていないが、めまいとともに時間が変わっていると説明するピカード。
次の瞬間、彼は髭をはやし、麦わら帽子をかぶってぶどう畑にいた。けげんそうにあたりを見廻し、だが、なにごともなかったように枝を柵に固定する作業を始めた。
「艦長、至急ブリッジへ」とジョーディの声がする。ピカードが振り向くと私服のジョーディが近づいてくる。バイザーはしていない。なつかしそうに抱き合う二人。ここはピカードがディアナに説明した「未来」。エンタープライズ時代から25年後だ。二人は話を続けながら作業を続ける。ジョーディは「イルモディック症候群」にかかったピカードを見舞いにきたと白状する。家に戻りながらピカードはジョーディの書いた小説の批評をした。だがピカードは三人の小人に気付き呆然とする。彼の幻覚らしく、ジョーディには見えていないようだ。ピカードはジョーディに声をかけられてもボーっとしていた。
「艦長」女性士官の声がした。振り返ると声の主はターシャだった。これは「過去」。シャトルに乗った二人はまさにエンタープライズに赴任しようとしていた。シャトルの窓からドックに繋がれたエンタープライズが見える。
「艦長?」ディアナの声に我に返るピカード。顔をしかめながら「ターシャと一緒にいた」とディアナに言い、そのまま椅子に座りこんでしまった。
ピカードは医療室で検査を受けたが何も異常はない。ただ神経の崩壊していく「イルモディック症候群」の徴候はないが、脳に小さな傷が見つかったとビバリーは悲しそうに言う。「大丈夫だ」とビバリーを励ますピカード。ライカーがやってきた。センサーの記録でもピカードが艦を離れた記録はない。
ナカムラ提督から緊急通信が入った。ロミュラン帝国のウォーバードが何十隻も中立地帯付近のデブロン星系へ集結しているという。艦隊も艦船をそこへ集めようとしていた。そしてエンタープライズもデブロン星系へ向かうよう命じられた。ため息をつき、顔をしかめるピカード。
ぶどう畑でよろめきたおれてしまったピカードは、ジョーディに助け起こされた。「私の世界ではない」と頑固に言い張るピカード。落ち着かせようとするジョーディ。ピカードは別の時間の記憶を次第に保ちつつあった。ピカードはデイタと会いたいと言い張り、仕方なくジョーディは頼みを聞き入れた。だがピカードはふたたびを幻をみた。小人(?)たちは彼を責めているようだった。
ケンブリッジ大学。デイタは物理学の教授になっており、頭に「白髪」を入れていた。デイタは精密検査を受けてみては、とアドバイスする。そしてデイタは大学の授業を休み、ピカードとともに何が起っているのか確かめることを約束した。ピカードは大喜び・・・・・・
ピカードはシャトルを降り、乗員たちの歓迎を受けた。着任の挨拶をしようとするが、例の幻が現れ、ピカードを指差し、騒ぎ立てる。乗員たちはピカードの異常を感づく。突然、ピカードは非常警報を発した。きょとんとする乗員たちはターシャに怒鳴られ、持ち場へ戻っていった。
ピカードは思いつめた表情で観察室を歩いている。ターシャやディアナたちが入って来た。艦に異常は発見されず、侵入者の形跡もない。報告をうけたピカードは引き続き警戒態勢をとるようウォーフに命じた。だがこの時点ではターシャが生きており、彼女が保安部の主任。彼女に抗議され、ようやくピカードはミスに気づき、命令し直す。 オブライエンからブリッジに来るよう連絡が入り、ピカードはブリッジに向かった。ロミュランの民間艦船が中立地帯に集結しているという。ピカードは中立地帯に大規模な時空の歪みが発見されたこと、デブロン星系へ向かうよう指示を受けたと説明する。そしてその命令には従わず、予定通りフォーポイント基地へ向かうよう命じた。ディアナたちの抗議を押し切り、オブライエンとともに機関部に向かった。
機関部ではエンジンの調整にてこずっていた。ピカードは解決法を示し、作業をおこなうようオブライエンに命じた。そしてオブライエンがしり込みすると、ピカードは「模型の宇宙船をつくっていたんだろう」と励ます。なぜ知っているのかと彼が驚くと、ピカードは「個人ファイルを見た」とごまかす。ピカードが離れたパネルのところへ行くと、デイタがやって来た。ピカードは自己紹介するとエンジンの抱えている問題を説明し、デイタになんとかするよう命じた。
ピカードはライカーたちとともにエンタープライズの医療部にいた。ピカードは以前どこにいたのかかなりはっきりと覚えていると二人に説明する。ビバリーが彼の脳をスキャンすると側頭葉の活動が活発になっていた。彼女は数分間の間に数日分の記憶が蓄積されたと説明する。驚くピカードたち。
観察ラウンジ。ピカードは上級士官たちを集め、自分の経験した(と思われる)ことを説明した。どうも現実の過去と、ピカードが体験した過去とでは微妙に食い違いがあることがわかった。現在と共通しているのは中立地帯近くのデブロン星系で何かが起っているということだが、それが何を意味するのかわからない。ピカードはとりあえず集結しつつあるウォーバードの情報を集めるよう命じ、会議は解散した。ライカーはディアナを夕食に誘う。だがディアナはすでにウォーフと約束があり、断わられてしまう。そしてウォーフと出て行くディアナをぼーっと見送る。
ブリッジに戻ったピカードは「もしもの時」はライカーに指示をとるよう命じた。だがライカーは上の空。
ビバリーは作戦室にさがっていったピカードのあと追った。彼女はピカードの脳に異常が起きていること、そしてピカードの経験が現実ならば彼が確実に「イルモディック症候群」にかかることと考え、動揺していた。ピカードは「未来はひとつではない」と言い、二人はキスをした。ビバリーは「時間はあるわよね」と自分に言い聞かせるように言い、ブリッジへ戻っていった。
「艦長、起きてください」。ジョーディの声がする。ピカードはデイタの部屋に寝かされていた。「一刻も早く中立地帯へいかなくては。デブロン星系へ」と言い張るピカード。ジョーディは途方に暮れ、現在ではロミュランはクリンゴンに征服され中立地帯など存在しないと説明する。ピカードはやっとそのことを思い出し、ライカーに連絡するようジョーディに頼んだ。
ライカーは提督になっていた。だが艦を貸してくれというピカードの頼みは聞き入れることが出来ないという。ライカーはデブロン星系には異常はないと言い、一方的に通信を切ってしまった。「ライカーの石頭め」。ぼやくピカードにデイタはあるプランを提案する。医療船ならば国境を越えられるだろう。ピカードは目を輝かせ、U.S.S.パスツールに連絡を取るよう命じた。
U.S.S.パスツール。艦長はビバリーだ。再開を喜ぶ四人。彼女はピカードと結婚したものの離婚してしまったらしい。ピカードは部屋で休んでいるようにとビバリーにいわれ、しぶしぶブリッジから出ていった。ビバリーたちは彼の話を信じているわけではなく、最後の任務をかなえてあげたいと思っているのだった。ターボリフトの中でピカードは「絶対に時空の歪みはある」と取り憑かれたようにつぶやく。
ターボリフトが止まった。ピカードが踏み出すと、そこは過去のエンタープライズのブリッジだった。ここはエンタープライズがはじめてQと遭遇した地点。ピカードは報告を求めるが、異常はない。「やつは必ず現れる」というピカードだが、乗員たちは何のことかさっぱりわからない。「Q!でてこい!」と叫んでみても何も起る様子はない。ピカードは作戦室へ下がっていった。
作戦室の扉をくぐると、ピカードは一人、法廷に立っていた。あのエンタープライズが初めてQと遭遇し、Qが人類を裁くために作った法廷だ。未来、過去のピカードが見た幻は、法廷の乞食のような陪審員たちだったのだ。あの時のように奥の方からQが現れ、「たどりつけないかと思ったぞ。」と言った。
「今度は何だ」とピカードは尋ねる。Qは相変わらずおちゃらけて答えようとしない。そしてイエスかノーの質問をする許可をピカードに与えた。中立地帯の時空の歪みはQが作ったわけではないが、ピカードのタイムスリップはQの仕業だった。「そろそろ判決を出すころだ。人間は宇宙から消滅するのだ。人類生存の鍵を握っているのは現在・過去・未来のピカードだ」とQは言う。ピカードがその意味を尋ねるとQはあきれたふりをし、閉廷を宣言した。
次の瞬間、ピカードは過去のエンタープライズの作戦室にいた。ピカードはブリッジに戻り、非常警報を発し、上級士官を集めるようライカーに命じた。
ピカードたち上級士官は観察ラウンジに集まり、Qの言葉を検討していた。「ピカードが人類絶滅の原因になった」とはっきりと断言していた。おそらく彼の行動がなにかを左右するのだろう。
そうしているうちにエンタープライズは中立地帯に到着した。すでにU.S.S.ボーズマンとU.S.S.コンコルド、そして四隻のウォーバードが中立地帯をはさんで対峙していた。ピカードはこちらからウォーバードに呼びかけた。
ビューワーにウォーフの姿が映し出された。彼は中立地帯に行く許可を与えることはできないと断る。ただ遮蔽装置付きのエンタープライズならば可能ではないかとアドバイスを付け加えた。それを聞いたピカードが苦々しげに「お前は私の知っているウォーフではない」と言って背を向けると、ウォーフは叫び、彼も一緒に行くという条件付きで中立地帯へ侵入する許可を与えてくれた。ウォーフがパスツールに転送されて来た。ビバリーはピカードに発進の号令をかけてみないかと持ち掛け、ピカードは艦長席に座り「発進」と命じた。
「どこへですか?」とオブライエンに聞かれ、ピカードは我に返る。過去のエンタープライズに乗っていた。ピカードはデブロン星系へ向かうよう改めて命じた。ディアナはピカードを作戦室に連れて行き、乗員たちがピカードの行動に疑問を持ちはじめていると報告した。ピカード自身もその雰囲気に気づいている。彼はデネブ星のライカーに通信を入れ、到着が遅れると伝えた。
応答してきたのはロミュランのトモロク司令官だった。ピカードはお互いの艦を一隻ずつ送り、調査をすることを提案、トモロクもそれを受け入れた。デブロン星系へ接近すると大きな亜空間の歪みが観測された。ピカードは「過去」の歪みのほうが大きいことに気づいた。
パスツールのビューワーには何も写っていない。呆然とするピカード。クリンゴンの戦艦がパスツールを追跡するためこちらに接近するようだ。デイタはディフレクターを改良すればなんらかの歪みを捕らえることができるのではないかと推測した。ビバリーはしぶしぶあと六時間だけここにとどまることを認めた。「時間が足りない」と怒るピカードは作戦室に呼ばれ、自分の作戦にけちをつけるなと叱られる。ピカードは事の重大さがわかっていないと言い返すが、ビバリーにイルモディック病の症状かもしれないと言われると、黙るしかなかった。ビバリーはピカードのことを思えばこそここまでやってきたと言い残し、ブリッジに戻っていった。
「現在」のエンタープライズ。歪みの原因となっているものがわからないと報告するデイタにピカードはディフレクターを改造してみてはどうかとアドバイスする。早速作業が行われ、逆タキオン波が歪みに向かって発射された。その直後、機関部でデイタとともに作業をしていたジョーディが苦痛を訴えはじめた。電磁波の歪みが原因のようだ。
医療部で検査を受けた結果、ジョーディの見えないはずの目の視神経が再生しはじめているようだ。逆タキオン波の放射の結果が出た。デイタはこの歪みはいくつかの「反時間のうず」だと説明する。もし「時間」と「反時間」が接触すれば空間に亀裂が出来てしまうだろう。ピカードはその原因をデイタに尋ねようとした。
次の瞬間ピカードは「過去」にいて逆タキオン波を発射して、時間・反時間の関係を探るようデイタに命じていた。この時間の歪みは「現在」のものの約倍の大きさがあった。「なぜなんだ?」とつぶやきながらピカードは作戦室に戻っていった。
ピカードがブリッジに戻ろうとした時、パスツールの艦を大きな衝撃が襲った。クリンゴンの巡航艦が攻撃を開始したのだ。ビバリーはワープ航法へ移ろうとするが、エンジンが回復しない。必死で退却しようとするが逃れられそうもない。さらに一撃。操縦士は死亡し、シールドも破られてしまった。
その時、もう一隻接近して来た。ライカーのエンタープライズだ。ライカーから通信が入った。「やはり言うことを聞きませんでしたね。注意をそらす間に逃げなさい」。ワープナセルの三本あるエンタープライズはフェーザーキャノンを発射しながらクリンゴン艦のほうへ突っ込んでいき、あっという間に一隻を撃沈させしまった。だがパスツールは爆発寸前。ライカーは乗員たちをエンタープライズに収容した。
乗員たちはブリッジに転送された。ライカーとウォーフ顔をあわせるなり口論を始める。エンタープライズは爆発するパスツールの側を離れていった。ライカーは連邦領域に戻るよう命じるが、ピカードは「人類の運命がかかっているんだぞ」と食い下がる。ライカーは困り果てたような表情でビバリーを見る。彼女はハイポスプレーでピカードを気絶させてしまった。
「現在」。ピカードはふらふらと通路を歩き、医療部に入っていった。ビバリーは妊娠していたアリサの子供がDNAレベルまで退行し、消えてしまったと報告する。このままこの宙域にとどまれば、全員が同じような運命をたどることが予想された。ピカードは観察ラウンジにデイタたちを集め、歪みのスキャンが終わり次第、対策を検討するよう命じた。皆が出ていった後、一人残ったピカードが考え込んでいるとテーブルの向こう側にQが現れた。「本当にそれでいいのか?あるいは何もしないほうがいいのかもしれん」とまじめな口調で言う。
そしてピカードは35億年目前のフランスに連れて行かれた。そこでは亀裂は銀河全体を覆いつくそうとしていた。Qは地面のゲル状の物体を救い上げ、これが生命の源だといった。これからまさに生命が誕生するという瞬間で二人はその液体を見つめる。だが何も起らない。ピカードは呆然とした表情で「私のせいで地球に生命が生まれないのか」とつぶやく。「めでたいだろう」Qはそう言った。
「過去」のエンタープライズのピカードは亀裂の原因を調べることにした。デイタは「マルチ断層スキャナ」があればもう少し調査が出来るはずだと提案するが、それはまだ開発中だった。
「現在」のピカードはエンタープライズにある「マルチ断層スキャナ」で亀裂をスキャンするようデイタに命じた。その結果、三本のタキオンパルスが亀裂の中心に集中していた。ピカードはすべてエンタープライズが発射されたものだと気づく。
「未来」のピカードは部屋に寝かされていた。彼はベッドから置きあがるとライカーのいるテンフォワードへと向かった。テンフォワードではライカーたちが話し合っていた。ライカーはウォーフといい加減仲直りしたらどうかと皆に言わる。結局ウォーフとディアナは結ばれなかったようだ。そしてディアナはすでに死亡していた。そこへピカードがよろよろとやって来て中立地帯に戻るようにライカーに訴える。すべての原因はパスツールが発射したタキオンパルス。すぐに戻ってその埋め合わせをしなくてはと語るピカードだが、みな訳がわからないという顔をしている。やがてデイタがピカードの言葉を理解したようだ。ライカーはデブロン星系へ向かうよう命じた。そしてブリッジへ向かう途中、ウォーフに声をかけた。
エンタープライズはデブロン星系へ到着した。ピカードの予測どおり、小さな時間の歪みが発生していた。ピカードは今度別の時間へ戻った時にパルスを止めさせると考え、またライカーはデイタに別の方法を探るよう命じた。
「現在」。ピカードはタキオンパルスを止めるよう命じた。だが何の変化も起らない。
「過去」。ここでもタキオンパルスが止められたが、歪みは小さくなる様子がない。
「未来」。時間の歪みに変化はない。デイタたちはあの亀裂の中にエンタープライズを入れ、反時間をワープフィールドで包み込めばいいのではないかと提案する。それは三つの時間で同時に行う必要があった。
「過去」。亀裂の中に入ると聞いたオブライエンは思わず耳を疑った。ターシャたちも納得できない。ピカードはあえて説明せず、ワープシェルを張ることが人類存続のために重要だと語る。エンタープライズは防御スクリーンを張り、亀裂に向かって発進した。
「現在」。デイタはワープシェルを張ることを提案する。ピカードはデイタを褒め称え、艦長席に座った。
「未来」。それぞれの時間でエンタープライズが亀裂に向かったことを確認したライカーは、亀裂の中心に向け艦を発進させた。
三つの時間のエンタープライズは大きな衝撃を受けながらも亀裂の中心へと到達、ワープシェルが起動された。艦のセンサーに二隻の艦影が捕らえられた。皆エンタープライズだ。驚く乗員たち。時間の亀裂はしだいにふさがりはじめた。だが反物質タンクが崩壊しはじめ、「過去」「現在」のエンタープライズは爆発してしまった。「未来」のエンタープライズにQが現れ「お別れだな、お前は見所のある男だった」とピカードにいう。そして「未来」のエンタープライズも爆発してしまった。と同時に時間の歪みも消失した。
ピカードはあの法廷で頭を抱えていた。いつのまにか傍らに現れていたQは「お前ならやると思っていた」と語り掛けた。ピカードは成功したのだ。Qは今回のテストでは別の次元への可能性を試そうとしたと打ち明ける。「なにがいいたいのだ?」ピカードが尋ねると「それは自分で見つけることだ。ずっとお前を見ている。また会おう」と答え、部屋の奥へ消えていった。
次の瞬間、ピカードはエンタープライズにいた。部屋の前でキスをしようとしていたディアナとウォーフが彼に気づいた。ピカードは二人に近づき、宇宙暦を尋ねる。ウォーフが「47988」と答えると、ピカードは満足そうに笑い、「今夜はよく眠れそうだ」と言って向こうに行ってしまった。きょとんとする二人。
調査の結果、中立地帯には何も異常は起っていなかったようだ。あの事件もピカードしか覚えていない。ライカーたちがポーカーをしている。話題がピカードが説明した未来の話になった。おそらく時間はすでに違う方向にうごいているのだろう。遅れて、そしてディアナに続き、ピカードもやって来た。緊張する皆に自分も加わりたいとピカードは言う。親になったピカードは「もっと早く来ればよかった」としみじみというピカード。微笑むビバリーたち。
エンタープライズは何事もなかったかのように宇宙を進んでいく。