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新スタートレックの映画


Star Trek:Generations
「ジェネレーションズ」


処女航海に出たエンタープライズBは救難信号を受信、装備も乗員も不十分なまま救助に向かわざるをえなくなる。現場では巨大なエネルギーリボンが小型艦を今にも破壊しようとしていた。かろうじて一部の小型艦の乗客たちを救助することに成功するが、彼らは喜ぶどころか、「なぜあそこから引き離したのか?」と不可解なことを口にする。そして、この救助活動の代償としてカークを失ってしまった。 70年後、エンタープライズDはある観測基地からの救難信号を受信、ソランという科学者を救助する。彼はエンタープライズBによって助け出された乗客の一人で、彼の野望が、エンタープライズを危機に陥れる。

ご覧になった方も多いはずなので詳しい内容は省略するが、小説版とくらべると幾つかのシーンがカットされ、内容が分かりくくなってしまった(特にピカードと兄の家族の関係など)ようだ。映像はさすがにTV版よりも非常に美しく、感動的だった。
真偽は定かではないが、「この映画を製作するためTNGの放映が終了になった」ということになっており、俳優たちの何人かもインタビューで「そうだと信じている」と答えている。アメリカでは94年11月に、日本では95年12月に公開された。
すでにビデオのレンタルや販売が行われているが、ぜひ吹き替え版をお薦めしたい。字幕の(字数制限のために)舌足らずな訳よりもずっと楽しくみられることだろう(デイタがちょっと変だけど)。




Star Trek: First Contact
ファースト・コンタクト


再び侵攻を開始したボーグ。ボーグに同化させられた時の感覚(?)に助けられたピカードはからくもこれを撃破するが、ボーグ艦の一部(ボーグ・スフィア)が過去にタイムスリップしてしまう。後を追って過去に戻ったエンタープライズEの乗員たちが目にしたものは住民がすべてボーグ化されてしまった地球だった。

ライカー役のジョナサン・フレイクスが監督を務めたこの作品はアメリカでの公開から遅れる事、半年ほど、97年の3月に封切られた。このため、過剰な情報にさらされる事もなく映画を見る事が出来た人も多かったはず。
ST映画の例に漏れず中盤がちょっとくどい印象を受けるが、「ジェネレーションズ」と比較しても格段に面白かったと思う。前半のボーグとの戦闘シーン、ラストの「ファースト・コンタクト」などなど......
DS9に赴任中のウォーフはU.S.S.ディファイアントで登場した。



Star Trek: Insurrection
スタートレック 叛乱


StarTrek:Insurrection本国アメリカでは98年12月公開。日本国内の公開は99年5月上旬。

エンタープライズEでは新たに惑星連邦に加入しようとしている惑星の使節団の歓迎パーティが開かれていた。そこへ艦を離れ、バクー族の調査隊に加わっていたデイタが暴走したとの連絡が入る。何か不自然なものを感じたピカードたちは調査を開始するが.....

この作品もジョナサン・フレイクス監督。TNGの劇場版の中では一番落ち着いた内容(TV版に近い、という意味)だと思う。

-> 公式サイト

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



Star Trek: Nemesis
ネメシス/S.T.X

 ファンの間でも評価はわれているようだが、一般的な観客が楽しめるかといえば微妙なところだ。戦闘シーンは地味目であるし、ラムスのエイリアンが陳腐なこと、シンゾンのキャラクタが明らかにピカードに負けている(俳優のせい?)、などなど、他のSciFiジャンルの最近の作品と比べると見劣りする部分が目立つ。売りであるはずのアクション・シーン、たとえばアルゴやスコーピオンなどのシーンもテレビシリーズよりもやや豪華になった、という程度であり、それほど魅力的とは思えなかった。

 それぞれの登場人物の背景がわかっていれば、よりこの作品を楽しめるだろう、とだれかが付録ディスクに収録されているインタビューの中で述べているが、この点がこの作品の良さでもあり、悪さでもある。これまでの作品の設定に忠実であることはファンにとっては嬉しいのだが、本作の一般的な娯楽作品としての魅力はそれだけスポイルされてしまっているような気がしてならない。付録ディスク収められている削除シーンにラスト以降のエンタープライズEの様子があるが、同様の理由で、もしこの部分が本編で採用されていたならさらに「コアなファンにしか通用しない駄作」のイメージが強くなっていただろう。

 ただ「新スタートレック」ファン2時間ものの特番として考えればには十分満足できる内容である。なによりこの作品は「新スタートレック」世代の終わりが示されており、製作者側にとってもファンにとってもこの「新スタートレック」からの卒業を促すものとなっている。1度見ただけでは前に述べたような悪いところばかり気になるが、2度、3度と繰り返し見てみると、製作者側が伝えたかったであろうメッセージが伝わってくる。TNGファンはこの十数年間を振り返りながら余韻に浸ろう。

 TNGにどっぷりつかっていたものにとって最高、とはいえなくとも記憶に残る作品であることには間違いない。

 

 本作公開中にローマに行ったら、町中ネメシスのポスターだらけだった。

 

 


Star Trek
スタートレック

 スタートレックという作品群の特徴として、クルーが新たな困難に直面したときに極力戦闘を避け、交渉で問題を解決する、という点があげられる。スターウォーズなどのSF作品と比べると戦闘シーンが地味で、少なくとも国内では一般受けしにくいマイナーな番組、ということにもつながっていたわけだが......

 映画第11作目はクルー、エンタープライズのデザインを一新した、新たなTOS世代のストーリーとなっている。

 新たな「スタートレック」は......