小惑星帯からはずれた小惑星が惑星へ突入しようとしていた。エンタープライズはすんでのところでこれを破壊することに成功する。だが艦内に霧のような物体が侵入してきたことには誰も気付かなかった。
トロイのもとにウォーフ、アレキサンダーが相談に来ている。アレキサンダーが言うことをきかないと困っているウォーフに、トロイは二人の間でルールを作ってみては、と提案する。
ラクサナがエンタープライズにやってきた。エンタープライズで自分の結婚式をしたいといっているが、まだ相手とあったこともないという。あきれるトロイの所にウォーフ親子がやってくる。ラクサナはアレキサンダーをかわいがり、アレキサンダーもラクサナになついていく。ラクサナは「きまりを全部守るなんてできないよ」とこぼすアレキサンダーをつれてホロデッキに再現した自由のコロニーに連れて行き、気分転換をさせようとする。息子がいなくなりあわてたウォーフはトロイと共にホロデッキに向かうがものの、のんびり泥風呂につかっている二人の問題児(?)を見てあきれた様子。
部屋に戻ったトロイ親子はアレキサンダーのことをめぐり口論している。結婚式に話題が移り、ラクサナが式で相手に合わせてドレスを着るつもりだと漏らすのを聞いたトロイは驚く。
艦内のあちこちでフードディスペンサーに異常が起こっていた。デイタとジョーディが調査を行うが、異常は見つからない。ただ茶色の液体が配線板から滴り落ちてきた。
結婚式のドレスを仕立て直しているラクサナの所にアレキサンダーがやってくる。結婚の話になり「いつも一緒にいたいんだね」と言うアレキサンダーに、ラクサナは「歳をとると好きな人は選べないのよ、独りぼっちはさみしいから」と自分に言い聞かせるように答える。アレキサンダーは慰めるように彼女によりそうのだった。
突然エンタープライズの慣性制御システムに異常が起きる。調査の結果、装置が茶色いゼラチン様の物質に変化していることがわかった。
ラクサナの婚約者カンピョが式の監視人とともにエンタープライズに乗船してくる。ラクサナはいつも通りの気さくな態度で出迎えるが、作法にうるさい花婿たちは固い表情を崩そうとしない。
フードディスペンサーと慣性制御システムに共通しているのはナイトリウム合金であることが判明、茶色いゼラチンのような物質はナイトリウムを食料にしている生命体の排泄物ではないかと予想された。次に狙われるのはエンジンルームと気付いたデイタたちは慌ててブリッジを飛び出す。
アレキサンダーは相変わらずウォーフに反抗的で食事をすっぽかしラクサナの部屋へ行ってしまう。彼とホロデッキに行く約束をしたラクサナはカンピョとの結婚式の打ち合わせをするよう監視人から迫られており、そこにトロイとウォーフまでやってきて収拾がつかなくなる。
機関部ではデイタたちは今回の騒動の原因となった生命体を発見していた。エンタープライズは再びナイトリウムの豊富なテラリス小惑星帯に向かい、生命体を小惑星に戻すことになった。だが低下している最高速度では間に合うかどうか予想出来ない。パワーシステムに続き生命維持装置まで生命体の被害を受けはじめてしまった。やっとテラリス小惑星帯に到着した時、ブリッジの乗員はほとんど気絶していた。唯一行動可能なデイタが作戦を実行し、エンタープライズに取り付いた生命体は去って行った。
ラクサナの結婚式が始ろうとしていたが、なかなか彼女は現れず出席者はいらいらしている。やっとラクサナが現れ、皆は目を見張る。彼女はいつもの彼女らしく、ベダゾイド風の衣装を選んだのだった。