Star Trek the Next Generation 5th season


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悲しみのアカデミー卒業式
The First Duty

第5シーズン 第119話
宇宙暦:45703.9

スターフリート・アカデミーの卒業セレモニーに向かうエンタープライズにウェスリー・クラッシャーが事故に巻き込まれたとの連絡が入る。

悲しみのアカデミー卒業式-あらすじ-


今回の事件は「若き勇者たち」でふたたび触れられる。

Ray Walston( ブースベイ役 )のピカードへの第一声は「おまえの髪の毛、どうしたんだ?」。このエピソードに出演したことで彼の悪評はかなり広まったようだ。TVガイドのインタビューで彼は「他のエピソードに出番がないんでがっかりしたよ」と語っている。

Robert Duncan McNeillは'95年1月から放映開始されたSTAR TREK:Voyager役でト ム・パリスを演じている。

監督:Paul Lynch
Cast
ブースベイ:Ray Walson (My Favorite Martian, Picket Fences)
ウェスリー・クラシャー:Wil Wheaton
ニコラス・ロカルノ:Robert Duncan McNeill
シト:Shannon Fill
Jean Hajor: Walker Brandt
アルバート少佐:Ed Lauter
注 国内でTV放映された際にはブースベイは「ゴッチ」になっていた。



悲しみのアカデミー卒業式


 ウェスリーのアカデミーの卒業式に招待され、エンタープライズは地球に向かっていた。突然アカデミーの校長からピカードにあてて通信が入る。ウェスリーが事故に巻き込まれたらしい。
 宇宙基地では関係者が集められ、今回の事故について説明会が開かれた。飛行演習の際、ウェスリーの所属するノバ・チームが事故を起こし、メンバーの一人、ジョッシュ・アルバートが死亡したということだが、原因がまだ不明で、今後の審問会で調査されることになったという。
 リハビリをしているウェスリーの部屋にピカードとビバリーが訪れる。ピカードは説明を求めるが、ウェスは何も話そうとしない。そこへチームのリーダーである二ック・ロカルノが現れ、二人は部屋から追い出される。心配そうなウェスにロカルノは「力を合わせればうまくいくさ」と自信ありげに答える。

 ピカードは庭師のゴッチと再開する。ピカードの学生時代、なにか重要なアドバイスをしてくれた人物らしい。ピカードはゴッチが今回の事件のメンバーについても面識があることを確かめる。
 審問会が始った。演習の際の飛行経路と事前に提出された飛行プランが食い違うことが問題になる。なぜ異常に気付かなかったのかと聞かれたシトーはセンサーのみで飛行していたと答え、会場は騒然となる。追求されしどろもどろになるシトーを遮り、ロカルノが「死亡したアルバートの様子が最近おかしく、今回の事故も彼が怖じ気づいたせいではないか」と答える。査問会は中断され、何か言いたげなウェスにロカルノは「心配ない、任せておけ」と告げる。

 アカデミーの一室では、ノバ・チームのメンバーがロカルノの発言をめぐり口論をしていた。だが自分の将来をかんがえろというロカルノの言葉にみな黙り込んでしまう。
 一人で審問会での説明の準備をしているウェスリー。そこへアルバートの父親がやってきて、息子のミスでみんなを危険にさらしてしまったと謝る。ウェスリーは良心の呵責を感じていた。
 審問会が再開され、ウェスは予定通りの説明をする。だが、新たに監視衛星のとらえた映像が証拠として提示される。説明を求められたウェスリーは「分かりません」と答えるしかなかった。査問会の後、息子の無実を信じきっているビバリーがウェスリーの部屋を訪れる。だが息子は「手を出さないで」と冷たく言い放つ。

 再びゴッチの元を訪れたピカードはノバチームのことを尋ねる。そして、ノバ・チームがアカデミー内で英雄的な存在だったこと、その地位を守るためなら無謀なことでもやっただろうと聞かされる。
 ピカードはエンタープライズでも独自に今回の事故の分析をはじめるようデイタたちに命じていたが、なかなか事故の状況を再現できないでいた。だが、冷却バルブが解放されていたという記録からピカードはノバチームのメンバーがなにを企んでいたのか気付く。ウェスリーが艦長室に呼ばれた。ピカードは彼に危険なコルバート・ファイヤーを行おうとしていたのではないかと問い詰めるが、ウェスは「答えられない」と答える。怒ったピカードは「真実を告げる勇気の無いものは艦隊士官としての資格はない」と激しい口調で告げる。

 アカデミーに戻ったウェスリーはロカルノに校長の所へみんなで出向いて真実を告白しようと提案する。だが、ロカルノは仲間を裏切るのかとウェスリーを責める。そして「告白したいなら、ひとりで退学しろ。俺なら仲間を守るために自分を犠牲にする」と言い、部屋を出て行ってしまう。

 事件の真相が明らかにされないまま審問会は打ち切られようとしていた。しかしウェスリーは真実を語りはじめる。

 そしてチームのメンバーを守ったロカルノだけが退学処分になり、後のメンバーは留年ということになった。ウェスリーは真実を告白する勇気を与えてくれたピカードに感謝しながらアカデミーの生活に戻って行った。




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