任務が早く終わり、エンタープライズの乗員達は休暇を与えられた。ケイコはもうじき出産で、オブライエンとどんな名前を付けるのか口論している。貨物室ではジョーディがビバリーにミュージカルの役を押し付けられ、頭を抱える。ピカードは小学校の科学文化祭で優勝した三人の子供たちと艦内見学ツアーに出発した。
ターボリフトの中でピカードが、苦手な子供相手にポツリポツリ話していると、艦内に衝撃が走る。
エンタープライズは量子フィラメントに衝突してしまったらしい。二度目の衝突が起こり、操縦席に座っていたモンロー中尉は床に投げ出されてしまう。
艦内のコンピューターは機能を停止し、ブリッジは完全に他のエリアから隔離されてしまい、モンロー中尉は死亡が確認された。
ターボリフトは動作を停止し、ピカードは子供たちと閉じこめられてしまった。彼は足を折ってしまったらしく動くことができない。
ターボリフトをこじ開けロー・ラレンがブリッジにあがってきた。回復センサーは艦内にまだ多くの生存者がいることが確認された。非常事態行動を指揮するはずのモンロー中尉が死亡したため、ブリッジに残っている乗員の中でもっとも階級の高いトロイが艦の指揮をとることになった。
テンフォワードもめちゃくちゃで怪我人が多数出ていた。パワーを回復させるためデイタとライカーが作業用通路を通って機関部へ向かう。ウォーフは怪我人の介抱をするためテンフォワードにのこる。
貨物室は扉が開かず、ジョーディとビバリーは閉じこめられてしまった。さらに壁が爆発し、そこから放射能が洩れはじめていた。
ピカードは子供を励まし、それぞれを仕官に任命、階級章を付けてやる。そしてリフトの天井を開けさせる。
ブリッジではローがフェーザー砲のエネルギーをバイパスしエンジンコントロールを回復させていた。だが、反物質抑制フィールドのレベルが下がりつつけており、このままでは艦が爆発してしまう。フィールドをコントロールするには機関部から直接操作しなければならないが、機関部に生存者が居るのかすらわからない。
作業用通路を這って進んでいたデイタたちの行く手をアーク放電が塞いでいた。デイタは自分の体を絶縁体にすれば放電を止めることができると提案する。他に方法もなく、仕方なくライカーはそれを認める。アーク放電の中に踏み込んだデイタの体は動かなくなってしまった。ライカーはデイタの首を外し、機関部へ急ぐ。
ピカードたちはリフトの外にでてはしごを昇り、ターボシャッフトからの脱出を図る。
貨物室ではビバリーたちが予備燃料を壁から離していたが埒が明かない。ジョーディはエアハッチを開け、貨物室内の空気を放出させれば燃料も外に吸い出され、プラズマファイヤーも消えるのではないかと思い付く。
テンフォワードではケイコが産気付いていた。
ブリッジに残されたトロイたちは観察ラウンジで対策を練っていた。円盤部を切り離し爆発に備えるべきだと主張するローは、生きているかもしれない乗員を見殺しにできないと言い張るトロイと対立する。トロイは機関部の誰かが抑制フィールドの異常に気付くのを待つよう命じる。だがローに「事態がわかっていないわね」と言われ、不安げな表情になる。
シャフトの梯子を登りつづけるピカードたちはデッキに通じる扉をこじ開け、外に出ようとするが、どの扉も開かない。リフトが落下し、子供達は脅え出す。ピカードは景気づけに歌を歌いながら梯子を登り出す。
ケイコは陣痛に苦しんでいた。介添えを務めるウォーフは大丈夫だと励ますが、よく聞いてみれば妊娠に立ち会ったのはシミュレーションの時しかないと言う。
貨物室のハッチが開けられた。予想通り空気と一緒に燃料は吸い出され、放射能も止まった。
反物質抑制フィールドのレベル低下はさらに続いていた。いらいらしているローはトロイに「感情に流されているあなたには指揮することはできない」と言う。トロイは強い口調で上官の命令に従うようローに命じる。
機関部に到着したライカーはコンピューターにデイタの頭を接続、扉を開ける。中に入ったライカーはワープエンジンに起こっている異常に気付く。あわててデイタとコンピューターの接続を変更し、間一髪、反物質抑制フィールドのコントロールは回復した。ブリッジではローがトロイに自分が間違えていたと謝っていた。
ピカードたちもシャフトからデッキに這い出していた。ピカードは子供たちを抱きしめる。
テンフォワードではケイコが無事女の子を出産した。
ブリッジにトロイに連れられた子供たちがやってきた。彼らは命を救ってくれたお礼に、とピカードに表彰状を渡す。ふたたび艦内見学に出かけることになった。ピカードが「後を頼むぞ、副長」というとライカーとマリッサが「了解」と返事をする。ピカードはマリッサにウインクをし、準備のため艦長室に戻って行った。