ライカーは惑星ライサで休暇中。イターナという異星人の女といちゃいちゃしている。彼女にコミュニケーター・ピンを窓から捨てられ、一瞬怒りそうになるが、これでいいのと言われて笑顔にもどる。ライカーがベッドに倒れこむとイターナはヘッドセットのようなゲーム機を彼に渡す。そしてライカーは一面クリアーする度に恍惚の表情を浮かべ、ゲームにのめりこんでいった。
エンタープライズはライカーを回収し、フェニックス星団の調査に向かう。たくさんの調査団が乗り込んでいるため、計器の割り当てに皆、頭を悩ましている。また、休みに入ったウェスリーがエンタープライズに乗船することにもなっていた。
テンフォワードでトロイがチョコレート・パフェ(?)を食べようとしているとライカーがやってくる。彼女がうっとりしながらチョコレートの素晴らしさをライカーに説明すると、彼はもっと良いものがあるといってライサから持ち帰ったゲーム機をすすめる。
ウェスリーが転送されてきたが、転送室には誰も出迎えがいない。がっかりしたウェスリーがせめて挨拶だけでも、と観察ラウンジに行くと、中は真っ暗。突然明りが付くとビバリーが抱き付いてくる。彼を驚かせようと歓迎会を用意していたのだった。ライカーはウェスリーに星団調査の準備を手伝うよう命じる。部屋の角ではビバリーがトロイからゲームをすすめられていた。
ウェスリーは機関室で調査のための機器を調整していた。そしてロビン・レフラーと知り合う。
ビバリーに呼ばれたデイタが医療室に向かうと、彼女はデイタのスイッチを切ってしまう。そして隠れていたトロイやライカーとともにデイタの体をベッドに運ぶ。ビバリーはデイタの頭を開くと回路を焼き切ってしまう。
ピカードとウェスリーが紅茶を飲みながらスターフリートの話をしている。ウェスはアカデミーの庭師ゴッチから聞いたピカードの学生時代の逸話を持ち出し、ピカードを慌てさせる。そこにビバリーからピカードに連絡が入る。彼が医療室に向かうとデイタがベッドに横たわっていた。デイタは昏睡状態で、ジョーディの分析でも理由がわからないという。
センサーの準備を続けていたウェスリーはロビンを食事に誘う。彼女のほうもまんざらではないようで、快くOKする。
ウェスが部屋へ戻るとビバリーがうっとりした表情でゲームに没頭している。彼がデートの服を選んでいると彼女はしつこくゲームをすすめ、ウェスリーは怪訝そうな表情をする。
テンフォワードでウェスリーたちが食事をしていると、ゲームの話題になり、ゲームの仕組みを二人で分析してみようということなる。二人が医療室で分析した結果、ゲーム機は大脳の快楽中枢を刺激し、前頭葉の理性中枢にも作用していることが判明する。
ウェスは艦長室に行き、ゲーム機を禁止させるようピカードに訴える。だが、ピカードもすでにゲームの虜になっていた。
ゲームの影響を受けていないのは艦内でもウェスとロビンだけになってしまった。彼らはデイタの故障とゲームとの関連に気付き、デイタの体を調べ、頭部の回路が人為的に切断されていることをつきとめる。
エンタープライズに小型艦が接近していた。ピカードはゲームが全員に行き渡ったか確認するように命じる。ビバリーたちがウェスリーたちを探しにくる。二人はゲームをしている振りをしてその場を切り抜ける。
小型艦から通信が入る。艦長は、ライサにいたイターナだった。彼女はピカードたちに各地へ赴きゲーム機をばらまくよう命じる。彼女はクタリアン人で、ゲームをばらまき宇宙艦隊を乗っ取ろうとしているらしい。
ウェスが機関部に行き、ロビンに話し掛ける。しかし、ロビンはもうゲームの影響を受けており、ウェスリーはライカーたちに捕まえられそうになる。彼は転送プログラムを利用して艦内を逃げ回るが、やがて捕まってしまい、ブリッジに連れて行かれる。
ブリッジではピカードやビバリー達が待ち構えていた。椅子に押さえつけられたウェスリーは無理矢理ゲームをさせられ、快楽の波に流されようとしていた。
その時ターボリフトからデイタが現れ、点滅するライトの光を乗員たちに浴びせ、ウォーフにクタリア艦をトラクタービームで捕獲するよう命じる。ウェスリーに修理されたデイタは、いままでゲームの影響を破る方法を探っていたのだった。
ウェスリーがアカデミーに帰る準備をしている。ロビンは「ロビンの法則」のかかれたノート(?)を彼にプレゼントする。ウェスリーは103番の法則を教え、二人は別れのキスをする。