エンタープライズは任務を中断し、第234宇宙基地へ呼び戻された。
ピカードはブラケット元帥からその理由を聞かされる。連邦の著名な大使が消息を断ち、最近ロミュラン帝国内に潜入しているのを発見されたという。もし彼が亡命をするつもりなら連邦は多大なダメージを被ることになる。その大使とは、あのスポックだった。
エンタープライズはスポックの父サレックのいるバルカン星へ向かった。ピカードは以前サレックと精神融合をした経験がある。一方、最近撃墜されたフェレンギ船からバルカン製の金属部品が発見され、調査が開始された。
ピカードはサレックの妻、ペリンと対面し、サレックとの面会の許可を求めた。ペリンの話ではスポックは身の回りを整理して姿を消したということだった。
ピカードはサレックの病室を訪れた。サレックはベンダイ症候群の末期で感情の渦に翻弄された。ピカードがサレックに話し掛けるとしばらく正気に戻り、スポックにはロミュラン帝国のパーデック議員という知り合いがいると説明する。だが、すぐにサレックは混乱し始めてしまう。ピカードはスポックにサレックの気持ちを伝えることを約束すると、部屋をでた。
ロミュラン帝国に潜入するにはどうしても遮蔽装置のついた艦が必要だ。ピカードはガウロンに協力を求めるが、なかなか返答がない。やっと返答してきたのは外交次官。ピカードはもし艦を提供しなければ、ガウロン以外のクリンゴン人に手を貸すと警告する。
発見されたクリンゴン製の部品は、宇宙船のナビゲーションシステムの一部だった。だが、その宇宙船は廃船デポに捨てられたはずのトパウ号のもので、なぜフェレンギ船に部品があったのか判らない。
ガウロンから提供されたバード・オブ・プレイがエンタープライズの傍らに現れた。ピカードとデイタはロミュラン帝国に向け出発した。
一方エンタープライズは廃船デポのあるクワナ星へ向かった。配船デポの監督のドカーチンは愛想のない男でライカーは交渉をトロイに任せる。ドカーチンを乗せたエンタープライズはトパウ号が捨てられた場所に向かうが、そこには何もない。ドカーチンがトパウ号のナビゲーションシステムはトリポリ号へ乗せ変えたと言うので、トリポリ号があるという座標へ向かってみたところ、トリポリ号の姿もない。驚くドカーチン。トリポリ号には定期的に部品を転送しているという。エンタープライズは廃船のふりをして何者かが現れるのを待つことになった。
バード・オブ・プレイは中立地帯を越え、遮蔽装置を作動させた。ピカードは与えられた部屋で睡眠をとろうとするが、寝付けない。仕方なくデイタとロミュランに関する情報を確認しようとすると、クバナ艦長から呼び出される。ブリッジでピカードを待っていたのはサレックの訃報だった。
トリポリ号のあるべき座標に船籍不明の艦が現れた。エンタープライズの呼び掛けに返答しようとせず、そればかりか攻撃を加えてきた。ライカーは敵艦の武装システムを破壊しようとするが、誘爆がおこり、敵艦は爆発してしまった。
デイタとピカードはロミュラン人に変装した。クバナ艦長はデイタの変装をからかい、また、二人の回収は任務に入っていないと警告する。
ロミュラン側にはすでにピカードたちが潜入したとの情報が入っていた。
ロミュラン帝国への潜入を果たしたピカードたちは、パーデックの親族が住んでいると思われる建物を訪問するが、不在。近くの茶店で待つことにした。
二人がまずいスープに顔をしかめていると、通りにパーデックが現れた。二人は彼に近づいていこうとするが、兵士に捕まってしまう。
ピカードたちは洞窟の中に連行された。そこにパーデックが現れ、警察の目を盗むためこうするしかなかったと説明する。ピカードがスポックを探しに来たとパーデックに告げると、当のスポックが奥から現れた。