Unification II
スポックは自分の意志でロミュランへ潜入したとピカードに説明した。ピカードはサレックの死を告げる。スポックはロミュラン人とバルカン人の再統一を目指してパーデックとともに地下活動をしているという。
デイタはロミュランの中央情報局のコンピューターにアクセスるため、クバナ艦長に艦のコンピュータの使用許可を求める。
茶店でピカードとスポックが話していると、パーデックがやってくる。パーデックは総督がスポックと会いたがっていると知らせた。
ライカーはクワナ星のバーに向かい、死んだ密輸業者の妻、アマリーを訪れた。そしてブルースの弾き方と引き換えに、夫の友人だった武器商人のオーマックというフェレンギ人の存在を聞き出した。
スポックはネラル総督と対面した。ネラルは再統一計画を指示していると言い出し、スポックを驚かせる。そして彼は、近いうちに和平交渉を開始するつもりだと付け加える。スポックが部屋を出て行くと、シーラが入ってきて、ネラルに微笑みかける。
洞窟ではネラルの申し出をめぐって議論が交わされていた。ピカードは明らかに陰謀だと警告するが、スポックはあえて再びネラルと会うと言う。
ピカードはスポックとともにクリンゴン艦に戻った。ロミュラン情報ネットへの侵入を果たせないでいたデイタは、スポックと共に作業を続ける。
ウォーフはクワナ星のバーへ行き、オーマックを待つ。アマリーとクリンゴンのオペラを歌っていると、太ったオーマックがやってきた。連絡を受けたライカーはバーへ行き、力ずくでバルカン船の部品を中立地帯近くの惑星ガロンドン・コアに運んでいることを聞き出した。そしてライカーはピカードと交信し、エンタープライズをガロンドン・コアに向けた。
デイタの調査の結果、ガロンドンコア付近でロミュラン情報局が「1400」という交信をしていたことが明らかになった。ピカードたちは洞窟に戻り、スポックたちに交信のことを報告する。するとスポックは「和平交渉が始まる時間は1400。ネラル総督が我々を欺こうとしているのは明らかだ」と言う。突然シーラとその部下たちが踏み込んで来た。裏切ったのはパーデック。シーラはロミュランがバルカンを占領することで再統一はなされるだろうと勝ち誇ったように宣言した。
ガロンドン・コアに到着したエンタープライズに、ピカードから「和平交渉は順調に進行中」と通常波で通信が入る。
ピカードたち三人はシーラの部屋へ連行された。シーラの口からバルカン侵攻の計画が説明される。和平使節団を装った占領部隊がバルカン星に向かっている。スポックは使節団を歓迎するようバルカンに向けて演説しろと要求されるが、それを断る。だが、シーラはスポックのホロ映像を使うつもりらしい。シーラが部屋を出て行った後、三人は混乱を起こすためコンピューターへの侵入を始めた。
エンタープライズのセンサーに中立地帯へ侵入した三隻のバルカン船が捕らえられた。エンタープライズが交信を求めると、バルカンへの和平使節団を乗せていると返答があった。ライカーはインターセプトコースへ入るよう命じた。
シーラが部屋に入ると、ピカードたちの姿が消えていた。三人はコンピューターを操作してホロ映像でシーラたちをだまし、彼女達を拘束することに成功すた。
エンタープライズにコロニーからの救難信号が入った。ライカーは仕方なく、進路を変えるよう命じるが、その時、スポックの演説が入ってきた。スポックは「和平使節団を装った侵略隊が中立地帯を越えバルカンに向かっている」という。ライカーはコロニーへ救難信号を発したか確認するよう命じた。
偽の演説を阻止することに成功したピカード達は、シーラを気絶させ、部屋から脱出した。
エンタープライズは三隻のバルカン船に接近した。ライカーが警告しようとしていると、突然遮蔽装置を解いたウォーバードが現れる。ウォーバードはバルカン船を破壊し、再び姿を消した。
ピカードたちは洞窟へ逃げ込んだ。スポックはロミュランに残り、再び再統一をめざすつもりだとピカードに語る。ピカードとスポックは別れを告げ、精神融合を行った。