エンタープライズはは惑星連邦への加入を希望しているアンゴシアIII号星で審査を行っていた。ピカードたちが総理大臣のネイロックと話ていると監獄から囚人が貨物船を奪い脱走したとの連絡が入る。エンタープライズはその貨物船を捕らえようとするが、逃げられてしまう。
エンタープライズに通信が入る。逃亡したのはロガ・デイナーという名の凶悪犯だという。
ライカーは貨物船はまだ小惑星の極に隠れセンサーからのがれようとしているのではないかと思い付く。調べて見るとやはり貨物船はまだそこにいた。逃亡者が高度な戦略を使うことを知りライカーは驚く。貨物船をトラクタービームで捕らえるとエンタープライズに向かって突進してきた。シールドを強化すると、これを利用し貨物船は反転、逃げだそうとする。これを追おうとするが、デイタが陽動であると気付き、小さな脱出カプセルが発見される。だが、生命反応はない。取り敢えず人間らしき者を転送・回収することになる。
やはりポッドには人間が乗っていた。転送室に現れた人物は武器を持ち、保安部員を打ち倒す。フェーザーで撃たれても怯む様子はなく、逆にオブライエンたちが倒されてしまう。急行したライカー・ウォーフがやっとのことで取り押さえ、拘留された。
拘留室のそばを通りかかったトロイは何かを感じ取り、ロガの元へ向かう。彼と話したトロイは彼の二面性を見抜き、本来は危険な男ではないことを知る。
トロイはピカードにそのことを報告するが、ピカードはあまり深くかかわるなと言う。デイタたちがアンゴシアのコンピューターで調べた結果、ロガは兵士であり、罪を犯したと言う記録はなかった。彼は政府によって改造された兵士であり、戦争が終わると危険分子として収容所に入れられたのだった。
真相を問いただそうとするピカードに対し、ネイロックは自分たちの問題だと言葉を濁す。
感情がないというデイタにロガはうらやましいという。
エンタープライズに護送艦が接近してきた。だがロガは星に戻るくらいなら自殺するとトロイにこぼす。危険を避けるため、拘留室から直接護送艦に転送されることになった。だが転送されようという瞬間、ロガが暴れだし、拘留室に閃光が走る。次の瞬間、彼の姿は消えていた。フェーザーを盗んだ彼は保安部員たちの目を欺き機関室に向かう。そして保安システムを遮断し、シャトル格納庫に向かう。だが、これも彼の陽動作戦であることに気付く。はたしてロガはカーゴ発着所に向かっていた。転送機を操作しようとするが、ブリッジからの操作でパワーはきられている。換気口から催眠ガスが放出される。ウォーフたちが中に入るがロガの姿はない。船の外壁を伝わってどこかに向かったようだ。保安部員たちはシャトルベイに向かう。
だが、ロガはまだ発着所にいた。彼の行動を見抜ぬき隠れていたウォーフが彼と殴り合いになる。ウォーフが貨物の下敷きになった隙にロガは護送艦へ自分を転送してしまう。エンタープライズはセンサーを彼に破壊されたため、後を追うことが出来ない。
やがて総理大臣から通信が入る。ロガが収容所を襲い、今度はアンゴシアに向かっているらしい。ピカードたちはアンゴシアへ向かう。ロガたち、改造された兵士が窮地に陥らなければ攻撃出来ないと見抜いたピカードは、上陸班に彼らを刺激するよう指示する。
ピカードが総理大臣にロガたちの体を元に戻すよう説得している所へロガたちがやってくる。だがピカードが予想したとおり、危害を加えて来ない。攻撃を受けないが自分から攻撃することも出来ないアンゴシア人はピカードに助力を求める。だが、ピカードは彼らが和解することを期待してエンタープライズへ引き上げて行くのだった。