エンタープライズはルチアIV号星へ医療物質を輸送していた。ビルの中でビバリーたちが話していると突然爆発が起こる。ウォーフたちはエンタープライズに退避しようとするが、ビバリーは怪我人をほおってはいけないと言い張る。そして何の前触れもなくテロリストが現れ、ビバリーは誘拐されてしまう。
エンタープライズの必死の調査にもかかわらずビバリーの行方は判らない。
ビバリーは洞窟のような場所に連れ込まれていた。彼女の前にテロリストたちのリーダーらしき男が現れてキリル・フィンと名乗る。
ピカードはウェスリーにビバリーは安全だと言って聞かせる。ルチアIV号星に降りたピカードたちは警察組織に助力を求めるが、どうも歯切れが良くない。ライカーが残り、調査を続けることになった。
ハンストを続けていたビバリーの元へフィンがやってくる。そして惑星連邦はなぜルチア政府側にだけ医療物質を与えるのかと責める。洞窟の中にはたくさんの病人がいた。医療品がないと言うビバリーの目の前に政府に渡したはずの医薬品が持って来られる。病人を検査をしたビバリーは彼らのDNAに歪みが生じていることに気付く。フィンはそれが彼らの使っている次元移動装置が原因であることを認める。
そのころエンタープライズでもテロリストたちが次元移動装置を利用していることに気付いていた。
ビバリーはフィンたちのテロ行為を避難するが、自分たちの歴史を振り返ってみろといわれて言葉を返すことが出来ない。
警察では市民たちに対する尋問が続いていた。痺れをきらしたライカーがテロリストたちに連邦側は交渉の準備があるといいだす。
フィンはエンタープライズを利用するつもりらしい。止めようとするビバリーにフィンは自分の息子がかって処刑されたことを告げる。
突然テロリストたちがエンタープライズに現れ、ワープエンジンに爆薬を仕掛けていく。ジョーディの機転で危機は回避するが、ブリッジに現れたフィンたちにピカードが誘拐されてしまった。
洞窟の中でフィンはピカードたちに連邦を巻き込んで和平交渉を進めるのが狙いだと打ち明ける。フィンは再びエンタープライズへ行き、連邦にルチアを制圧するよう要求する。だが、この時の転送で、フィンたちの本拠地が突き止められた。
もうテロ活動など止めろというビバリーにフィンは恐怖はこれからだと答える。もしテロ活動が成功したらと思うと身震いがでると応じるビバリーにフィンはそんなに毛嫌いするなと彼女を書いた肖像画をそっと手渡す。
すでにライカーたちは洞窟へ潜入することに成功し、テロリストたちと銃撃戦になる。ピカードたちのもとへフィンがやってきて銃を突きつける。だが密かに背後にまわっていた警察のリーダーによって撃ち殺されてしまう。ライカーがなぜ彼を殺したのかと尋ねると「暴力には暴力で応えるしかない」と言う。そこへまだ少年のテロリストがやってきてピカードたちに銃を向ける。ビバリーの「もう殺すのはやめて」という叫びを聞いた少年は銃を下ろす。ライカーは「これがはじまりだ」と警察のリーダーに言う。リーダーも無言でうなずくのだった。