今年は、丁度遊びに来ていた兄猫一家と一緒に行った。 去年よりもずっと早い時間に行ったからか、歩行者天国となっている道路も神社も、まだぎゅうぎゅうづめ状態というほどでもなく、また子どもをたくさん見かけた。 道路の両側には、様々な露店が立ち並んだお馴染の風景が伸びていて、大人は食べ物の屋台などに目が行きがちなのだけど(お祭りってタコヤキやらなんやらのいい匂い漂ってますよね〜。笑)、子どもの目に留まるのは矢張りなんといってもゲームソフトなどの景品がいっぱい陳列してあるクジの屋台である。当然甥っ子もやったわけで、中当たりとやらを引き当て、その景品はモデルガンだった。 よくよく男の子向けクジ屋台を見てみると、その殆どが景品にモデルガンを沢山並べていた。恐らくゲームソフトなどに比べて仕入れ値が極端に安いに違いない。帰宅してから甥っ子が当てたそのモデルガンを出してみると、案の定中国製。見た目はプラなのに、中におもりが嵌め込まれているらしくずしりと重たい。いわゆるBB弾を使用するもので、その威力は子どものおもちゃだと思っていた猫又の想像を遥かに超えていた。銃身の上の部分を手前にスライドさせると弾が装填されるいわゆるオートマチック式の銃を模したものだったのだけど、これが猫又の力をもってしても容易にはカチッとうまく装填されず、なるほど子どもがいたずらしようにもどうにもならないようにとの安全対策なのかと思った。よく見たら対象年齢18歳以上と書いてあった。 つまり、そういうシロモノが、明らかに子ども相手の夜店の屋台で堂々と陳列され、1回300円のクジの景品として容易く子どもたちの手にオモチャとして渡るのである。なんだか凄まじい世の中になったもんだよねぇ…。
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