猫又日記

日記というか、まあその時々に思いついたことや出くわした事件(笑)等をつらつらと…。
なので、毎日書くことはまず滅多にないと思います。
あとは一応更新履歴なんかも書いておこうかな。

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2003年11月16日 01:老猫失踪始末記 その他

すぐに人の腹の上でまったりするしろ。

しろは、ここ3日ばかり失踪していた。
失踪当日の朝、いつもと何ら変わらず朝食をとる家族の横で丸くなっていた。
特に具合が悪いこともなかったし、何か悪さをして激しく叱ったということもなかった。
だから、夜になっても帰ってこないのは、きまぐれ猫特有の失踪若しくは家出に違いないと思った。
でももしかしたら、不測の事態が起きて帰ってこられない状況に陥っているのかもしれないと(溝に嵌って出られなくなっているとか、車にはねられて瀕死の状態になっているとか。って凄い例え。笑)一応「しろ〜」とか言いながら近所を捜してもみたけど、全くそれらしい気配はなかった。
それがなんと! 失踪3日目にして思いもよらぬ場所でしろを発見した! 灯台下暗しとはこのことである!
家の裏路地に面した戸を開けて、もしやしろはいまいかとキョロキョロしつつ、いつも顔を見せる野良たちもいないねぇなどと猫又&母猫が話をしていると、どこからか微かに猫の鳴き声が聞こえる。
空耳か? と思い耳を澄ましてみるとやっぱりどこかで鳴いている。しかも、しろの鳴き声のように聞こえてならない。
「しろっ!」と言うと「ニャー!」とさっきより大きい声で返事をするではないか!
何度かしろしろ言ってみるとそのたびにニャーニャー返事が返ってきて、これはもう間違いなくしろだということで、母猫と2人で捜索を開始したのだった。
すると、明らかにお向かいの家の中から鳴き声がする。まさか…と思いながらもお向かいを訪ねてみると、いたーーーー!!!
しろは、約3日の間、お向かいの家に監禁されていたのだっ! というか偶然監禁状態に陥ってしまっていたのだった。爆!
お向かいの住人は、耳元で大声で叫んでやっと聞こえるか聞こえないかというほど激しく耳の遠い一人暮らしのご老人で、加えて最近は余り外に出ないのである。
そんなお向かい宅にタイミングよく(?)侵入したしろは、これまたタイミングよく出口をふさがれてしまったのだろう。
必死の叫びと形相で出てきたしろを無事救出して、今回の失踪騒動は一件落着と相成ったのだった。
しろちゃ〜ん、勘弁してよもぉ〜。苦笑



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日記帳 Ver 1.14 2002.10.04 by Kazuho/V.Sonic