状況 :照明が落ち、キャッチが流れる。スライドには「作詞」
チカ、ホワイトボードの左に行って、ひっくり返す
キャッチが止まり、照明が灯る
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| __ |
| | | T T ス 火 雲 空 T |
| | | O 二 O | を を を O |
| | | K 人 K パ 吹 つ 飛 K |
| | | I を I | い き ぶ I |
| | | O O シ て 抜 O |
|  ̄ ̄ テ け |
| __ ィ __ __ __ |
| T | | T が | || || | |
| O | | O | || ||鳥| |
| K | | K 舞 | || ||が| |
| I | | I い | || ||飛| |
| O | | O あ | || ||ぶ| |
| が | | が が | || || | |
|  ̄ ̄ る  ̄ ̄  ̄ ̄  ̄ ̄ |
| |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
根岸 :う〜ん...
状況 :腕を組んで考える根岸。突然、顔を上げホワイトボードを指さしながら
根岸 :あ、「がんばろう」じゃねーか?2行目と3行目のやつ
状況 :チカ、ホワイトボードを見て歌い出す
チカ :そ〜らを飛ぶ〜♪ と〜りが飛ぶ〜♪
くも〜を突き抜けがんばろう〜♪
根岸 :おう、おう、おう
状況 :チカを見てうなずきながら聴いている根岸
チカ :ひーをふいて〜♪ がーんばろう♪
根岸 :おう、おう、おう
状況 :マユミ、床に座ったまま根岸の方を向いて
マユミ:変だよ、そんな火を吹いてまでがんばるなんて
ミキ :そうだよ、変だよねぇ
状況 :ミキ、マユミを見ながら大きくうなずく
根岸 :変か?...うん、うん...
状況 :がっかりした表情で言う根岸。再び考え込む
根岸 :じゃあ、う〜ん......やってやる!
...や..や..やってみる!
...や..や..や..いや、やっぱり「がんばろう」だろ、な
状況 :ホワイトボードを指さしながら主張する根岸。チカ、申し訳なさそうに
チカ :いいんだけどね、ちょっとね、んふふ
状況 :ひきつった笑いのチカ。じっとホワイトボードを見ていた上原
上原 :2行目が、「不思議な気持ちさ」
3行目が、「火傷しちゃったね」だ!
状況 :自信満々にみんなの方を振り向きながら、さわやかな笑顔で言う上原
上原、指を鳴らして、リズムを取りながら
上原 :そ〜らを飛ぶ〜♪ と〜りが飛ぶ〜♪
状況 :チカ、あぐらをかいて座り込み、ももにひじをついて顎に手を当てている
マユミうつむいて、スカートのすそをいじくる。みんなそっぽを向いている
上原 :くも〜を突き抜け不思議な気持ちさ♪ 火〜を吹いて〜♪ や
聞けよー!!
状況 :上原、突然歌うのをやめて怒鳴る
太川 :2行目が...「星になる」で
状況 :チカ、立ち上がり、太川を見る
太川 :3行目が「闇を裂き」ってのはどうですかね
状況 :自信満々でみんなに同意を求める太川。チカ、「それだ」という感じで
ホワイトボードマーカーで太川の方を示そうとすると
根岸 :だめだめだめ
上原 :だめだめだめ
状況 :根岸と上原、太川に背を向けたまま、右手をあげて左右に振りながら言う
根岸 :がんばろう
上原 :不思議な気持ちさ
状況 :にらみ合う根岸と上原
状況 :照明が落ち、キャッチが流れる。スライドには「作曲」
中野谷、椅子の脇に置いてあったキーボードを左手で抱えて立ち上がる
マユミ、立ち上がって、椅子に座る
キャッチが止まり、照明が灯る
リズムを取りながら右手でキーボードを弾き、「RYDEEN」の
サビの部分を弾く。2小節目途中の音が本物より多く、変な感じ
チカ、目を閉じて腕組みしながら聴いている。4小節弾き終わって
チカを見る中野谷。みんなもチカの方を注目。チカ、首をかしげながら
チカ :う〜ん...なぁんか、違うなぁ...
状況 :再び弾き始める中野谷。今度は2小節目途中から音が低くなる
チカ、目を閉じて腕を組んで、ちょっと中野谷の方に歩きながら
聴いている。4小節弾き終わって、チカを見る中野谷
チカ :う〜ん、惜しいっ!
状況 :みたび、弾き始める中野谷。今度はまともに弾いている感じだが
2小節目の途中で
チカ :あー、もうちょっと貸して!
状況 :早足で中野谷の所に行って、じれったいと言うような感じで
キーボードを取り上げるチカ。みんなはチカを注目
チカ、みんなの視線を感じて、ちょっと緊張して左右を見渡し、
ゆっくりと右手人差し指で、おっかなびっくり、キーを押す
音が鳴ったとたんキーボードから指を離すチカ。驚いたような顔で
左右を見ながらうなずいているチカ。キーボードの
モード切り替えボタンを2,3回押す。押すたびに「ポン」という電子音
再び、キーを押してみるチカ。「グイ〜〜〜〜〜〜〜ン」という感じで
低音からだんだん高音へと変わっていく。チカ、中野谷を見ながら
無邪気な笑顔で、右手でバイクのアクセルをひねるまねをする。
また、モード切り替えボタンをいじるチカ
キーを押すと、ドップラー効果付きの救急車の音。みんな、下手から
上手へと視線を移して音を追いかける
状況 :照明が暗くなっていき、救急車の音にかぶせるようにして
「元祖RYDEEN」が流れる。みんなは舞台のそでにはけていく
チカのナレーションで
チカ :ボーカル&ギター、根岸ケンタロウ、ドラムス、上原
シンセサイザー、野球部。そしてなりゆきでサブギター、太川ハジメ
こうして79年7月に発売されたドリームズ・カム・ホームの
記念すべきデビュー曲、「元祖RYDEEN」がどれだけヒットしたかは
当時の資料に記録されている通り。もちろん、 その成功の影には
マユミちゃんのお父さんのありがたい協力があったのでした
=== YELLOW MAGIC ORCHESTRA === 125min20sec
状況 :「元祖RYDEEN」が突然止まり、照明が灯る。舞台には
椅子に座ったYMOの3人。左から坂本、細野、高橋。高橋は左手に
ギプスをはめて、腕をつっている。3人はしばらく無言で正面を
睨み付けている。細野が高橋の方を見て、憎らしげに
細野 :何だよ、人生の太鼓って?
高橋 :俺、そんなこと言ったか?
状況 :細野と坂本、高橋を睨みながら同時に
2人 :言ったよ!!!!!
高橋 :そうか....なんだそりゃ?
2人 :知らねぇよ!!!!!
坂本 :叩けるモンなら、叩いて見ろよ!バカ!
状況 :高橋から顔をそらして、顔をゆがめながら吐き捨てる坂本
細野、坂本を冷ややかに見つめながら
細野 :坂本
状況 :振り向いて細野を見る坂本
細野 :お前、俺にケチって言ったろう
坂本 :言わない
状況 :細野と高橋、坂本を睨みながら同時に
2人 :言ったよ!!!!!
状況 :細野、高橋の方を振り返って
細野 :お前も言ったろう
高橋 :言ったよぉ〜!!!!!
状況 :堂々と、力強く言う高橋
細野 :威張るなぁ!!!!!
状況 :立ち上がって激怒する細野。細野から目をそらしている高橋
細野、少しおちついて、椅子に座る
高橋 :...まあ、そんなことはどうでもいい!問題はこれから
どうするかだよ
状況 :坂本、ちょっとひきつったような笑いを浮かべながら
坂本 :そうだな。あのときは2人ともどうかしてた。問題は、これから
どうするかだ
細野 :ああ。それなんだけどなぁ。考えがあるんだ
状況 :舞台下手から、マユミ、チカ、ミキの順で入ってくる。紺色の
コスチュームのウェイトレス姿。左手でコップが乗ったお盆を
持っている。それぞれ、YMOの後ろに立つ
3人 :アイスコーヒーのお客様
YMO :はい
状況 :正面を向いたまま、右手をあげるYMOの3人
3人 :大変お待たせいたしました
状況 :YMOの3人の前にあるテーブルにコップを置く
マユミ:チャポン
状況 :右手で、何かをコップに投げ入れるマユミ
ミキ :チャポン
状況 :右手で、何かをコップに投げ入れるミキ
3人 :ごゆっくりどうぞ
状況 :おじぎをして下手へ去ってゆく3人。細野、左右のコップを見て
「え?」という感じで後ろのウェイトレスを見る
何も気にしない高橋と坂本
坂本 :で、なんだ?考えって
細野 :...ああ
状況 :ももに肘を乗せ、前かがみになって話し始める細野
細野 :...歌謡界に切り込んでみようと思う
坂本 :ええ?
高橋 :歌謡界って?
状況 :細野の方に、少し身を乗り出す2人
細野 :日本語の歌をやる。もう少し先の展開として考えていたことなんだが
この際、うって出るしかないだろう
高橋 :曲は?
細野 :BASICは頭の中にある。あとはまとめるだけだ
坂本 :詞は?
細野 :松任谷に書いてもらう
高橋 :由実か!?
細野 :正隆だ!夏向きのラブソング。それも、汗くさくないクールなやつだ
坂本 :うん
状況 :宙を見て、軽くうなずく坂本
細野 :3人ともアロハシャツを着て、あえて軽薄な感じを前面に出す
高橋 :おもしろいな
細野 :そして、キーワード。これは、自信がある。何度もリフレインされる
フレーズは、...君に
> 君に胸ピュン <
君に胸ピュン(ピュン) 浮気な夏が
僕の肩に 手をかけて
君に胸ピュン(ピュン) 気があるのって
恐いくらい 読まれてる
状況 :突然、舞台後方の閉じていた幕が開き、後方の舞台上に、緑の
ジャケットを着た、ドリームズ・カム・ホーム。右上には
太川が1人だけ、後ろを向いてギターを弾いている。
細野立ち上がり、ゆっくり後ろを振り返って見上げる
坂本と高橋は、座ったまま、アイスコーヒーを飲み始める
幕が閉じてゆく。正面に向かって手を振る根岸。細野、愕然とした表情で
正面に向きなおり、椅子に座る。坂本、笑顔でじれったそうに
坂本 :なんだよ、早く言えよ
高橋 :繰り返されるフレーズは!?
状況 :細野、うつむいて
細野 :バカな!...
坂本 :「バカな」か
高橋 :ば〜か〜な〜♪ ば〜かな〜♪ ばかな〜♪
こんな感じか?
坂本 :いいかもしれないなぁ
状況 :細野、うつむいたまま
細野 :なんてこったぁ...
坂本 :「なんてこった」か!?
高橋 :なんてこった〜♪
坂本 :なんてこった〜♪
高橋 :なんてこった〜♪
坂本 :なんてこった〜♪
2人 :なんてこった〜♪
状況 :高橋が高音、坂本が低音でハモる。坂本、満足そうな表情で
坂本 :売れるぞこれは
細野 :そうじゃない!!!!!
2人 :そうじゃなぁい♪ そうじゃなぁい♪
細野 :歌うな!バカか、お前ら
状況 :立ち上がり、激怒する高橋
マユミ:こちらマユミ、こちらマユミ、どうでしょうか?どうぞ
状況 :会場中央の通路の下手側の扉から、マユミがコントローラーを持って
トランシーバーで呼びかける。チカとミキ、舞台下手のそでから
ちょっと体を出す感じで
チカ :バッチリバッチリ。徐々にイカれてきてます
ミキ :もっといっちゃいましょう、どうぞ
マユミ:了解しました。カチッ、カチッ
状況 :コントローラーのトグルスイッチを操作するマユミ。扉の外へ出てゆく
チカとミキも、出てゆく
状況 :2人を見ながら、慎重な口調で
細野 :よく聞け。これは誰かの陰謀だ。俺達がやろうとしていることを
先を見据える能力がある奴がいる
坂本 :待てよ!
状況 :なにか、思いついたような感じの坂本
細野 :どうした?
坂本 :だとしたら...
状況 :坂本を見つめる細野。坂本、空になったコップを口に当てて
しばらくして、手を離す。コップは口の所にくっついている
立ち上がり、細野の方を見る。両手を左右に広げて、顔を
小刻みにゆする。コップは口の所についたまま
細野 :何やってんだ、お前
状況 :ムッとしたような、あきれたような感じの細野。高橋、真顔で
高橋 :わかんないのか!?
状況 :高橋の方を見る細野
高橋 :空気の力で落ちないんだよ!
状況 :踊るように、空気の力で落ちないコップを見せつける坂本
坂本、手でコップを口から離す。口元を指さしながら、
坂本 :痕ついたか?
状況 :高橋、立ち上がって、坂本の口元を見て、ささやくように
高橋 :かすかに
坂本 :わずかに
高橋 :ほどほどに
2人 :ふふふふふふふ
細野 :またか、お前ら!頼むからまじめに聞いてくれ!
状況 :足を組んで椅子に座る坂本と高橋。坂本、ポケットからタバコを取り出し
口にくわえる。
細野 :このままだと、俺達はつぶされちまうぞ
坂本 :シュッ
状況 :坂本、マッチを摺る。炎を見つめてなにか考えている様子
細野、高橋の方を向いて話している
細野 :今のうちになんとか手を打たないと
坂本 :ボッ
状況 :細野の頭にマッチを運ぶ坂本
細野 :あっち〜!!!!!
状況 :あわてて、立ち上がって、髪の毛をかき回して火を消す細野
坂本の方を向いて
細野 :おい、なにすんだ、てめぇ!!!!!
状況 :高橋鼻をつまみ、右手で顔の前の空気を散らしながら
高橋 :くせぇ
細野 :死んだらどうすんだよ!
状況 :坂本、足を組んで座ったまま、細野の顔は見ずに、ぼそっと
坂本 :ケチ
細野 :あぇ?
状況 :きょとんとする細野。坂本、立ち上がって細野をにらみながら
坂本 :ケチだよ、お前は。人生は1、お前はケチ。1たすケチは
状況 :坂本、細野にお尻を突き出しながら
坂本 :ぷぅ〜だ。ふはははははは、ふはははははは
状況 :狂気じみた笑い声を上げる坂本
細野 :殺してやる!
状況 :坂本の首を絞める細野。力なくもがきながら、うめく坂本
高橋、立ち上がり、うっとりしたような笑顔で
高橋 :どんどこどこどこどこどこどんどん
状況 :細野、首を絞めながら、高橋の方を振り向く。首を絞める力がだんだん
弱くなり、手を離す。坂本、苦しそうにのどを押さえる
高橋 :どんどこどこどこどこどこどんどん
細野 :人生の太鼓か?あん!?
状況 :完全にキレている細野
高橋 :どんどこどこどこどこどこどんどん
細野 :人生の太鼓叩いてんのかぁ!!!!!
高橋 :どんどこどこどこどこどこどんどん
状況 :坂本、テーブルに走り、コップを手に取り、再び口に当てて
手を離し、踊るようにして見せつける
高橋 :どんどこどこどこどこどこどんどん どんどこどこどこどこどこどんどん
細野 :解散だ!イエローマジックオーケストラは、本日をもって解散だぁ!!!
状況 :照明が落ち、人生の太鼓が鳴る中、雷鳴がとどろく
=== サウンドチェック === 129min50sec
状況 :シンセの電子音と、エレキギターの音が響く。続いて、シンセドラムの
音が加わる。照明が灯り、後方の舞台上に、ドリームズ・カム・ホーム
シンセのキーボードが2台。左に中野谷、右側に小林川で
向かい合っている。ドラムセットには上原。右の舞台上には、太川が
1人でギターを持って立っている。根岸は、ギターを持ち、インカムを
付けている
マユミとミキが舞台下手から入ってきて、中央のテーブルの所の椅子に
座る。ミキが、テーブルの上手の方。マユミは舞台の奥の方
2人とも、うつむいて座っている
PA :それでは、サウンドチェックお願いいたしま〜す
根岸 :オーケ、オケ。おい、おい!おい、てめーら、てめーら!
おい、おい!てめぇ!
状況 :みんなを制しながら言う根岸。手を止めて、根岸を見るみんな
根岸 :静まれ、こんにゃろう。いくぞぉ
Welcome 80's Tour! サウンドチェック最高!!!フ〜〜〜〜ゥ!!!!!
PA :まずは、ドラムからお願いします
根岸 :ようし!ドラムス!
状況 :根岸、上原の方を向く。上原、シンセドラムを叩き始める
根岸 :サウンドチェックだ!聴かせてやれ!天地を揺るがすドラムサウンド!
ピュ〜ン!ボンボンボンボン!
状況 :ドラムの音が、高い電子音に変わる
根岸 :お?お?ピュ〜ン!ピュンピュン!そんなもんか、お前の音は、え!?
状況 :チンピラのように、からむ根岸
根岸 :そんなもんか!!!来い!来いよ!来いよ!おい!ピュ〜ンピュ〜ン
PA :はい、どうもオッケーで〜す
根岸 :オケ、オケ、もういい、もういい
状況 :上原を押し止めるような感じで言う根岸
PA :次、シンセサイザーお願いします
根岸 :シンセサイザー!俺のマシンを聴かせろ!
状況 :後ろの中野谷の方を向いて言う根岸。音を出す中野谷。ピピピという高音
根岸 :来い!来い来い!ピピピピュ〜〜〜〜ピュ〜ピュ〜
状況 :ピューという音からインベーダーのUFOを破壊したときのような音に変わる
根岸 :うわ〜、やられた〜!やられた〜!うわ〜!
状況 :おなかを押さえてうめく根岸
PA :すいません...
根岸 :うわ〜!やられた〜!
PA :すいません
根岸 :うわ〜、血だらけだぜぇ
状況 :自分の手を見ながらわめく根岸。PAあきれた感じで
PA :ちょっと、すいません!
根岸 :蜂の巣、俺の体を...うぁ〜、なんてことして
PA :ちょっと黙ってて下さい
状況 :根岸、きょとんとした表情
PA :サウンドチェックですから
根岸 :オーケ、オケ。てめぇら黙ってろ。サウンドチェックだ、いいな
PA :ギターお願いします
根岸 :よし!ギター!行け!
状況 :舞台右端に歩いていく根岸。太川を見おろす
太川、ちょっと根岸の方を見てエレキギターを弾き始める
根岸 :あ〜ははは、べべべべべべべべべべべべべべべ〜べ
状況 :太川、左手を滑らせながら、高音から低音へと音を変化させる
根岸 :お〜、何やってんだお前、もう一回やって、もう一回、おい、ぴゅ〜んって
状況 :無視する太川
根岸 :てめぇ、てめぇ、ぴゅ〜ん、てめぇ、おい、ぴゅ〜ん、ぴゅ〜ん
PA :はいオッケーです。ボーカルお願いします
根岸 :もういい、ボーカルだボーカル
状況 :ちょっとムッとしてるような感じの根岸
小林川:あ、あ、ワン、トゥー、あ、あ、ワン、トゥー
根岸 :お、お、、ワン、トゥー、ワン、トゥー
状況 :シャドーで、ワン、トゥーをやり始める根岸
小林川:あ、あ、ワン、トゥー
根岸 :ボディ、ボディボディ
小林川:あ、あ、ワン、トゥー
根岸 :アッパー
小林川:あ、あ
PA :はい、オッケーで〜す
根岸 :オケオケ、もういい、もういい
PA :それじゃ、お待たせしました根岸さん
根岸 :お?
状況 :正面を向き、自分の顔を指さす根岸
根岸 :え゛ぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!
状況 :体を右の方に曲げて叫ぶ根岸
根岸 :オッケオッケー、オケオケー |