2000年3月18日
浜名湖

 2000・3・18(土)旅行行程

 旅も2日目、6時30分に起床し1階ロビー横に作られたコーナーで朝食を取ったあと8時39分にホテルを出発、名古屋市内を走り抜け名古屋ICに9時13分に東名高速上り進入し、9時46分に豊川ICに到着する事になる。

 豊川稲荷駐車場に9時58分到着しここから徒歩で豊川稲荷の総門を目指す。
 豊川の町並みはまだ午前中のためか観光客もまばらで、門前町豊川の荘厳さを一層かもし出しているような気がする。

3150-01.jpg (4194 バイト)  10分ほどでcameras.gif (1017 バイト)豊川稲荷にたどり着き総門を眺めたあと、大本殿に向かってまっすぐと伸びた参道を歩きだす。
 快晴の空の下、古式ゆかりの建造物は本当に色づき輝いて、暖かな風の中に漂う香の香りは古代へのタイムスリップをいざなうかのように私の体を包み込む。
 鳥居の奥に構えている大本殿を眺め、深く呼吸をしてしまったのは私だけだろうか?。
 これが“ひとり旅の空気”である...さすがに笑みが浮かんだ。
3150-02.jpg (4705 バイト)  豊川を10時46分に出発して1時間あまりでcameras.gif (1017 バイト)新居関所跡に着く。
 ここは全国で数少ない江戸時代の姿のままで残っている関所跡で、“入り鉄砲・出女”と言って神経をとがらせた江戸幕府の関所制度の内容を忠実に再現している。
 展示館の資料の内容から、昔の人は旅をするのにもひと苦労していた様子うかがえる。
 新居関所跡を出発すると正面にきらきらとした水面が現れる...いよいよ浜名湖だ。
3150-03.jpg (2748 バイト)  国道1号線の西浜名橋を浜松方向に向かって左側が浜名湖、右側が...浜名湖でなのだが、知らない人が見ると風景の様子から右側が太平洋と勘違いしそうな気になる。
 中浜名橋に差し掛かるころ、赤鳥居が見えた。
cameras.gif (1017 バイト)弁天島海浜公園に車を乗り入れ、湖岸から赤鳥居と浜名バイパスの浜名大橋をながめてみる。
 海の方向から流れてくるそよかぜに加えて降り注ぐ穏やかな日差しが、私に春の到来を感じさせてくれた。
3150-04.jpg (3106 バイト)  しばらく弁天島にたたずんだあと車を走らせcameras.gif (1017 バイト)浜名湖大橋有料道路に入り、中の島休憩所に車を停めて、軽い昼食“てんぷらうどん”を摂ることとする。
 ここのおばちゃんに「ひとり旅?たまごサービスしようか(^^)」とやさしくしてもらったのだが、私は生卵が食えない事を正直に告げて、おわびをしつつ丁寧にお断りを申した...おばちゃんゴメンネ!
 ここのメニューはうどんとそばしかないのだが、これがまた以外においしい。
 天ぷらの品質は安いが、つゆはダシが程よく出ていてくどさがなく、うどんもコシがあって歯ざわりも良い。
 400円の値段の割には満足な物であった。
3150-05.jpg (4672 バイト)  舘山寺GSで給油し、cameras.gif (1017 バイト)舘山寺の駐車場に到着したのが14時07分。
 弘法大師によって開かれたといわれる舘山寺(曹洞宗)で、館山(たてやま)に建つ禅寺(曹洞宗)が名前の由来。
 もちろん舘山寺温泉の由来もここからで、昭和33年に温泉として誕生して以来、全国的に知られていて、舘山寺の名がその地名となったもの。
 ちなみにここの地名は“浜松市舘山寺町”である。
3150-06.jpg (3996 バイト)  舘山寺にお参りし坂を下ると目前に風で波立つcameras.gif (1017 バイト)浜名湖が現れた。
 その輝きと波立つ浜名湖を眺めていると、“北原白秋”の詠んだ句の意図がわかるような気がする。
 石碑の句を読み終え、改めて湖面を眺めて実感する。
 14時47分に本日訪問するYamagami家に向け出発した。
3150-07.jpg (2311 バイト)  40分ほどで着きひと休みした後、Yamagami家の車に乗り換えcameras.gif (1017 バイト)中田島砂丘に到着。
 しばらく散策したのち車を走らせ、“ランボル”という肉料理の店でしゃぶしゃぶをご馳走になる。
 食うのに夢中になりデジカメを使い忘れたため画像が無いのが残念だが、“カウンタック”などのスーパーカーが展示されていて、食事をしてポイントを重ねると展示されているスーパーカーに試乗できると言う特典付き!...満足な店でした。(^^)
3150-08.jpg (3527 バイト)  日付は3月19日いよいよ旅の最終日。
 山上家の皆さんと共に
cameras.gif (1017 バイト)航空自衛隊浜松広報館に訪れる。
 自衛隊の戦闘機の展示や航空自衛隊の内容、立体映像シアターなどアトラクションがあり、休日と言う事もあり賑わいを見せていた。

 2日間大変お世話になった山上家にもお別れし、出発したのが16時41分。
 ところが浜松市内は大渋滞...浜松ICに着くまでに1時間、更に東名高速が事故渋滞になったいて速度も遅い。
 途中、足柄SAで休憩を取りつつも、地元の四街道ICに着いたのが22時22分。
 小腹も減りインター近くのラーメン屋でねぎみそチャーシューメンを食った後、22時45分自宅に到着し今回の旅行日程を終えた。

本日の走行距離−132.8km(3月18日)300.9km(3月19日)
立ち寄った場所
3月18日→豊川稲荷、新居関所跡、弁天島海浜公園、浜名湖大橋・中の島休憩所
      舘山寺GS、舘山寺、浜名湖畔(浜松市舘山寺町)、山上家
      (ここから車乗り換え)中田島砂丘、ランボル
3月19日→航空自衛隊浜松広報館、足柄SA、らーめんとん太四街道インター店
新居関所跡(静岡県浜名郡新居町 TEL053−594−3615)
休館日毎週月曜日(祝日の場合翌日)年末年始

航空自衛隊浜松広報館
(静岡県浜松市西山町無番地 TEL053−472−1111)
休館日毎週月曜(祝日の場合翌日)12月28日〜1月4日
 毎月最終火曜日 3月第2週火〜木曜日

関連情報リンク

航空自衛隊浜松広報館ホームページ http://www.jda.go.jp/jasdf/hamamatsu/index.htm

浜松市ホームページ http://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/

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あとがき

 今回の旅のきっかけはニュース番組からであった。
 「3月いっぱいで鉄道と車が共用してきた犬山橋が無くなる事になりました。」
 このニュースを聞いた私は2年前の出来事を思い出した。

 2年前の出来事とはこのホームページに記録していない突発的な旅をしたことがあり、金も無く千葉から名古屋まで一般道で走破し、友人の家を泊まりまわり、犬山−名古屋−金沢−小諸の順に2泊3日で旅をしていた。
 旅というか、家を飛び出したって言うほうが強かったから、画像なんて残せるはずなど無い。
 そんな中訪れた犬山の街はただ呆然と木曽川沿いを歩き、ただ呆然と犬山城を見たにしか過ぎなかった。

 それが2年の月日が流れ、この報道を目にしたときふと思った。
 初めて訪れた犬山の街を“失意の念”だけで訪れた街にするのはあまりにも残酷な事ではないだろうか?と

 今回の旅はその失意の街を感動の街に変えるべく、旅のやり直しという事で犬山を選定したのだ。

 浜名湖に関しては以前から興味のあった場所だったのだが、自分の気持ちの中に静岡より遠いが名古屋より近いという中途半端な距離で千葉から行くとなると、どうも途中下車という感覚が強くなっていた。

 途中下車=立ち寄るってことで、結局は通過することばかりの土地になっていたのだが、今回友人のKiheiくんの転勤先が浜松市という事がきっかけになり、通過地点が目的地に格上げした格好になったのだ。
 これにより犬山・名古屋とセットで浜名湖のルート設定が可能になり、今回の旅の実行になった。

 この旅のおかげで早春の犬山風景や無くなる前の犬山橋も見ることが出来たし、穏やかな気持ちで木曽川畔を歩く事が出来た。

 浜名湖周辺に建つ句碑は偶然に“春を詠んだ”句が多かったような気がし、その句碑に書かれた句どおりの情景に立っていたことが出来たのは非常にラッキーであった。

 久しぶりに会えた友人、喜平どの・久枝ちゃんそしてジュニアのさくらちゃんの元気な様子を見て安堵感に浸ることも出来て、かつ幸せな気分になる事も出来た。

 そして旅先でカメラのシャッター押してくれたり、サービスしてくれたり、毎回の事なんだけどたくさんの人に親切にしていただきました。
 この場を借りてお礼を述べさせていただきます。
 「本当にありがとうございました」

 このページでは初めて述べる事なんですけど、

 ひとり旅って...実はひとり旅じゃないのですよ(^^)

 この意味は皆さんでお考えくださいませ。

 てなわけでいつもの決めゼリフに参りましょう...

 いや〜いい旅だったあ〜!(^0^)

 2000年3月30日 from macha!

 今回の旅主要データ

旅行通算走行距離....899.5km
旅行通算時間........67時間41分03秒
通算給油量....62.82(L)、¥6985−
通算高速料金......¥17650−

Special Thanks

富士川SAでシャッター押してくれたご夫婦

犬山橋で声をかけてくれた名古屋市在住の少年

ホテル東横イン名古屋丸の内のみなさん

豊川稲荷ででシャッターを押してくれた二人のおじさん

弁天島海浜公園で娘さんとつりの最中なのにシャッターを押してくれたパパさん

中の島休憩所で玉子をサービスしてくれようとしたおばちゃん

そして、泊めていただきごちそうまでしてくれたYamagamiファミリー

そして、もちろん愛車レガシィ!

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