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奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1-1
中学校の歴史の教科書に、こう書いてある。
○飛鳥時代と中国への使い
太子は、仏教を深く信仰し法隆寺を建てた。この法隆寺は世界最古の木造建築で、釈迦三尊増や玉虫厨子などがおさめられている、これらの文化は、朝鮮半島から渡来系の人々が伝えたものが多く、その中心は飛鳥地方に多くあったので、飛鳥文化とよばれている。(後略)
そう、法隆寺は
世界最古の木造建築
しかし、世界最古の木造建築、
つまり
今に残るもっとも古い木の建物がすごいから、この法隆寺を調査するわけではない。
この法隆寺には、驚くべき、さまざまな秘密が隠されているのである。
今、ここで、その秘密を教えてもかまわないが、せっかくだから自分の手でぜひ、その秘密を解明して欲しい。
「ひろりん」は東京都の公立中学校の社会科の教師の経験から次のことがわかった。
独断と偏見もあるが感じていることを記す。 (意見には個人差があります)
1.東京都の中学校の修学旅行は圧倒的に京都・奈良が多い。2泊3日
京都連泊 又は 京都・奈良、それぞれ1泊
(東北、大阪、四国、広島、沖縄の中学校もある)
2.法隆寺を生徒さんに見せたいと強く要望する先生が激減している。
そんな先生は、今や絶滅危惧種の先生である。
西表ヤマネコか法隆寺大好き先生か?
第3学年に小規模校のため、社会科の先生がいない場合がある。
法隆寺は、奈良から遠いので、バスを使う必要がある。時間がかかる。
初日に大阪からバスで法隆寺に行く方法もあるが・・・
3.法隆寺の調査方法が分らない。知らない
バスガイドさんの説明は、残念だけど分らない。
修学旅行のバスガイドさんは、例外もあるが、新人の若いガイドさんが多い。
なのでマニュアル棒読みになってしまうケースがある。
はっきり言って、つまらない。(ごめんなさい)
2泊3日の中日が調査の場合は、悲惨である。
生徒さんは、徹夜のあげく、バスガイドさんの
お経のような説明を聞きながら、立ちながら寝ている生徒さんを見たことがある。(実話)
近くにある「薬師寺」に行く学校はある。
なぜか?
薬師寺さんのお坊さんのお話がうまい。おもしろい。わかりやすい。
残念だけど、中学校の先生も法隆寺の何を中学生に見せたらいいのかわからない。知らない。
(ごめんなさい)
4.上記の理由で、東京の中学校は法隆寺に行く学校は減っている。
京都から班行動で法隆寺に行くケースもあるが、法隆寺の入り口まで行って中に入らない。
なぜか?
班行動の場合
法隆寺の拝観料 中学生1500円 (団体30名以上900円)
高い。塀の外から写真だけ撮って帰る。そもそも京都から法隆寺までの電車代が高い。
中学生のみなさん。
もしも修学旅行で奈良に行くのなら、大仏さんを見学して、鹿と遊んでからでもいいから、ぜひ法隆寺を調査してください。
この「法隆寺ミステリーツアー」にチャレンジすれば、有意義な1時間30分を過ごすことができます。
とにかく「法隆寺」の調査すれば分りますが、飛鳥時代の渡来人が現代の私たちにたくさんの知恵を残してくれています。それをクイズ形式で分りやすく解説したのが、この「法隆寺」ミステリツアーです。
写真ではなくて、自分の目で、自分の足で調査して「法隆寺」のすばらしさを体験してください。
写真では感じることができない飛鳥時代の建築物に触れてください。
○調査にあたっての注意
「法隆寺」に限らず、神社や寺は、人々の信仰の対象となる神聖な場所です。
このホームページやミステリツアーには、「見学」「調査」という言葉を使いますが、
正しくは「お参りする」「お祈りする」という言葉が適当な人々が多いことを忘れてなりません。
写真撮影の禁止場所や敷地内での言動はくれぐれも慎重に行うようにしてください。
「法隆寺」「東大寺大仏殿」「春日大社」などの寺社は、テーマパークではありません。
ミッキーやキティーちゃんはいませんから・・・・
※上記は、個人的な「ひろりん」の考えです。正論かどうかは別問題です。
「法隆寺」
〒636-0115
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1-1
問題作成・調査・出題
『中学生のための地域調査入門』
管理人「ひろりん」
修学旅行を核とした総合体験学習
ポケット版 研究観察ノート
「法隆寺」ミステリーツアー
法隆寺にまつわる数々の秘密を
調査体験活動を通して
解明しよう!
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