雑記35:ネーミングいろいろ(その1)(1999.07.03)


モノには名前がある。モノに限らずおよそこの世の中に存在するあらゆる概念や事象などにも何らかの名前が付いている。

というわけで、今回(その1)および次回(その2)は名前についてのお話である。


不良品専門の家具屋?
それは私が電車に乗っているときだった。その時の車内は比較的空いていて、私以外に立っている乗客は数名いるだけだった。

私はいつものように何か面白いことはないかと車内をキョロキョロと見回していたのだが、如何せん乗客が少なすぎる。しょうがないので車内にある広告のチェックをすることにした。

中吊り広告を一通りチェックしたが特に面白いものは無かった。相変わらず関西の熱狂的ファンが多い某球団監督夫人のことをネタにした週間雑誌の広告が多い。もういいかげんウザイと思っている方も多いんではないだろうか(私もその一人であるが)。

ため息が出そうになるのをグッと堪えて今度は網棚の上の部分に貼ってある広告に目をやった。そして目の前のIDC大塚家具の広告を見ている時に電車が停車した。
停車したと言っても故障で立ち往生したわけではなくただ単に駅に着いただけのことであるが。

電車が止まったので、私は「今どのあたりだろうと思って窓の外をのぞいてみた。まあ、のぞいてみても関西以西より引っ越してきてまだ大して間がなかった私に風景だけで駅名を特定することなど不可能なのであるが。
それでも何となく窓の外を見回していると、とあるビルの窓に大きくこんなことが書いてあった。
ユガミダンス
???ユガミダンス何だユガミダンスって一体何なんだ歪にゆがんでしまっているタンスって一体どういうことなんだ
私の頭の中には例えば下の絵のようなおよそ使い物になりそうもないゆがんだタンスの映像がグルグル回りはじめた。

ゆがんだタンス

「う〜ん、さすが東京、想像を絶するモノを売ってるんだなぁ。」と感心しようかどうしようか迷っていると電車が再び動き始めた。
私は更に詳細な情報が無いかと、電車の動きに合わせてその「ユガミダンス」のビルの側面を観察しようと覗き込んでみた。

するとそこにはビシッと決めた男女が踊っている絵が描いてあるではないかそう、「ユガミダンス」とは湯上さんがやってる(だろうと思われる)ダンススタジオのことだったのだ。

たまたま直前に家具屋の広告を見ていたがためにダンスを箪笥と結びつけてしまった結果、わけのわからん映像を頭の中にグルグル回すこととなったというお話でした。

それにしてもなぜ「ユガミダンス」ってカタカナで書いたんだろう「湯上ダンス」って書けばいいのに。


と、一発目はこれぐらいにしておきましょう。次回(その2)ではいくつかの面白ネーミングなどを箇条書きで紹介する形式ですので、今しばらくお待ち下さい。


って、ホントはまだ書き上げてないけど最近更新してないから早めにアップしようと思って強引に2つに分けただけなんだけどね。

.....おしまい。  おっと、つづく。