雑記32:小ネタ集<4>(1999.05.11)
超久々の更新で今までの口調をすっかり忘れてしまっている
ken です。だから
「ちょっと変わったな?」と思われるかもしれませんが、そういうことですので、予めご了承下さいね。
<モノレール羽田空港にて>
それは私が羽田空港から家路に着こうと東京モノレールの羽田空港駅で次発の方にまさに乗ろうとした時だった。
ここで東京モノレール羽田空港駅を知らない方にちょっと説明しておこう。
東京モノレールってのはJR山手線の浜松町駅と羽田空港とを結んでいるモノレール。つまり今話題にしている羽田空港駅っていうのは始発(終点?)の駅でその先には何もないっていうか、行けないようになっている。ということは、必然的に羽田空港駅を出るモノレールは全て浜松町行きということになる。で、だいたい5分おきぐらいで列車が出てるので、ホームにはいつも先発と次発の2本の列車が待っているのである。言うまでもなく両方とも浜松町行きである。
私は疲れていたので進行方向を向いて座れる席が空いていないかモノレールの中を物色するように見回りながらゆっくりと前の方へと歩いていた。
すると、
50ぐらいのおばさんが私に近づいてきて私に向かってこう聞いてきた。
「これは羽田行きですか?」
え?羽田行き
?ここがその羽田だけど....と、私は聞き間違えたと思いながらも
「い、いえ、ここが・・・」
と言いかけると、そのおばさんは間髪入れず
「じゃあ、あちらのが羽田行きかしら?」
と先発の方の
”浜松町行き”を見ながら聞き返してきた。私は何を勘違いしてんだろう?と思いながら
「いえ、あっちも・・・」
と言いかけるとまたまた人の言うことを聞かずにそのおばさん
「あら〜、じゃあどこから乗れば羽田行きに乗れるのかしら。」
と言いながらくるっと踵を返して今来た階段を上って全ての列車が浜松町行き(当然であるが)であるホームから姿を消していった。
気候が良くなってくるとこういう人が出没することが多くなるんですねぇ。
<浜松町駅にて>
それは私がJR浜松町駅で秋葉原へ向かうため山手線内回りの電車を待っている時だった。
私はちょうど階段を下りたすぐのところで待っていた。というか、階段を下りたところでちょうど電車がきたのだ。
その時である。
50〜60ぐらいのおばさんが階段を下りてきて、あたりをキョロキョロ見回したかと思うやいなや私の目の前に
ズンと立ちはだかり、
「ちょっと、どっち回りの電車に乗ればいいの?この電車が巣鴨行きなの?乗り換えがいるの?」
と聞いてきたのだ。
環状線で行き先も何もあったもんじゃないが、それ以前に
人にものを聞く態度がなってない。
私より年上だといったって、それは
ただ単に先に生まれたに過ぎない。わずか数秒しか関わり合ってないので断言はできないが、人間的に尊敬できるところがあるとも思えない。そんな輩を
「目上の人」という枠でくくってしまって
”敬いましょう”なんて言うのは無茶である。
と心の中で思いながらも、
根が親切(^^;)な私はどっち回りでも浜松町から巣鴨まではほとんど差がないので
「どっち回りでもいいですよ、ずっと乗ってれば巣鴨に着きますから。」
と、どっち回りでもOKであることと、特に乗り換えしなくてもそのまま乗ってればOKであることを教えてあげた。
するとおばさんは、
「なによ、理屈っぽいわねぇ。」
と、お礼も言わずツンケンした態度でそそくさと電車に乗り込んでいったのだ。
全くどういう神経をしているのだろうか。私は
「こんなクソババア達のために毎月毎月5万円近い厚生年金払ってるのか。」とちょっと悲しくなったのであった。
<某旅行代理店にて>
私がとある旅行代理店に既にネット上で予約してあった高速バスのチケットを発券してもらいに行ったときのことである。
私の前に関西から来たと思われる
オバチャンが先客としてチケットを予約しようとしていた。なぜ関西から来たと分かるかというと、もろ関西弁でしかも新大阪行きの新幹線のチケットを「帰りの分は〜・・・」と言いながら予約してたからで、ほぼ間違いないのだ。
で、それが起こったのはそのオバチャンが窓口のお姉さんに「確認しますから少々お待ち下さい。」と言われた時だった。スゴイ勢いで後ろを振り向くと、私に向かって
「ちょっと、お兄さん、7日って何日やった?」
は?私は当惑した。だって
7日は7日に決まってるではないか。それを
7日は何日か?って聞かれたってどう答えていいか分からないのだ。仕方なく私は
「7日ですけど....」
と答えた。するとオバチャンは
「は〜よかったわ、8日と間違うとこやったわ。金曜は朝から用事があるんよ。ありがと。」
と明るくお礼を言ってくれた。私は
「いえ、どういたしまして。」
と答えたのだが、よくよく考えると
7日が金曜日なのである。ということは、
7日の新幹線を予約したこのオバチャンは金曜の朝の用事には間に合わないのだ。もしかして
「木曜日って何日?」と聞いたつもりだったのだろうか。もしそうだとしたら、私は一生あのオバチャンに恨まれるに違いない。
でも訳わからんこといって間違えたのはオバチャン、あなたの方ですからね。
おしまい。