雑記19:それって重要なこと?(1998.11.07)


これは私が学生時代にとある中華料理店に予約の電話を入れた時の話しだ。

私は大学生のころ結構大所帯のスポーツ系サークルの会長をしていた。

 「何かスポーツをやりたいんだけど体育会系の部活動みたいなハードなやつはいやっ」

という我が侭をかなえてくれるような、結構いろんなスポーツをするサークルだった。

で、そのサークル、発足当初は結構小人数で活動していたため、会長を含めた数人の幹部で予定を立てたり体育館などの場所を確保したりしていた。
そんなことで、飲み会などがある時の店の予約などの飲み会の段取りも私の仕事の一つだった。

そんなサークル活動の一環で、ある日どういう経緯だったか忘れてしまったが中華料理を食べることとなった。それで中華料理店へ予約の電話をしたわけだ。
:「もしもし、私はアツタというものですけど、○月○日の××時から予約したいのですができますか?人数は20人ほどなんですが。」

:「はい、結構ですよ。で、何名様ですか?

:「あ、あのー20人ですけど。」(さっきちゃんと言ったろ!

:「はい、20名様ですね。で、何の集りですか

:「えっ?あ、あのー大学のサークルの飲み会です。」(なんか関係あるのか

:「どこの大学ですか

:「○×大学ですけど。」(なんなの

:「はい、じゃあお料理の方はどうしましょう?」

:「今頼まなきゃ駄目なんですか?できればみんなと相談して後から連絡したいんですが。」

:「はい、それでも構いません。」

:「じゃあまた後から連絡しますから、20人の場所だけ確保しといて下さいね。」

:「かしこまりました。で、お客さんのお名前は?

:「アツタと言います。」(これも最初にちゃんと言ってんだろ

:「アスカ様ですね

:「いいえ、アツタです。」

:「アキタ様ですね

:「いいえ、ア・ツ・タです。じゃなくてです。ツバメの巣のツ!

:「えっ?何のツですか?

:「・・・・・」
確かに中華料理店ということで気を遣いすぎて”ツバメの巣のツ”などと変な言い方をした私が悪かったのかもしれないが、”ツ”であることが分かればそれで十分じゃないのか
ツバメの巣のツだろうが、ツベルクリン反応のツだろうが、月に代ってお仕置きよ!のツだろうが、そんなことはどうでもいいことだ。
私の名前がアキタではなくアツタであることがわかれば十分なのだ。

だいたい、結構な大人数であることを心配して初めに20人でもいいかと訊ねているのに全然聞いてないし、ちゃんと名前も最初に名乗っているのに聞いてないし、どうでもいいようなことは聞いてくるし、しまいには何のツですかときたもんだ。
そんなことって重要なことなのか誰が、いつ、何時から、何人で予約したいのかということはどうでもいいのか


思い出すとだんだん腹が立ってきて何を言い出すか分からないので今日はこの辺で結んでおこう。