雑記16:海岸縁の町の観光課に朗報!(1998.10.24)


先日テレビCMを見ていたらマヨネーズのキャップのようなものを”宿”にしているヤドカリが登場した。

私はそれを見てををを!と思った。だってマヨネーズのキャップから足と鋏と目玉が生えてて、チョコチョコと歩いているんだよ。どう見たって”ををを!!”でしょ。不気味だけどなんとなくかわいい気もするじゃないの、ねえ。

なんかいつもと違う口調になってしまった。元に戻そう。

で、そのCMを見ながらいつものごとく「これは本当にヤドカリがダイレクトに入っているのか普通の巻き貝にキャップを接着してるだけじゃないのかと疑った。これは私の悪い癖(良い癖かも?)で、自分の知らないことは全て疑うことから始めてしまうのだ。

さっそく調べてみる(図書館の真ん前に住んでいるというのは非常に便利だ)。すると、
「ヤドカリは適当な大きさのものならなんにでも入る。時には他の個体のものを奪い取ることもある。」
ということらしい。どうやら本当に自分から、それもダイレクトにキャップに入っているようだ。中でどうやって固定しているのか非常に気になるところだが、今回は追求しないことにしよう。


図書館での調べものも終わり”ヤドカリは何にでも入る”ことが判明して、私の頭にピピピーンッとくるものがあった。さあ、これからが本題。村おこしを考えている海岸縁の町の観光課のあなた、目ン玉ひんむいてよ〜く読むように。


<用意するもの>
・いきの良いヤドカリ
  とりあえず千匹くらいか?
・マヨネーズ、口紅、接着剤、スティックのりなどのキャップ
  ヤドカリの数と同程度もしくはそれ以上
<下準備>
とりあえずいきの良いヤドカリの背負っている巻き貝(宿)を片っ端から取っ払う
で、どこかのプール(町民プールでもなんでも良い)か何かの中に用意したキャップと共に入れる。
準備完了の確認は、用意したキャップ達がゴニョゴニョと蠢く様子が確認できればOK
<作戦実行>
先ほどの町民プールから動くキャップ達をすくいあげ、客寄せしたい海岸に放す
ここで重要な注意点が一つ。キャップ達を放す海岸の巻き貝という巻き貝をすべて撤去しておくこと。気を許すと空のキャップだらけのきっちゃない海岸になって客が引いてしまう。

さあ、どうだろうか。1000個ものキャップがあちこちで蠢いている海岸なんて世界中探してもそうは無いはずである。これなら十分お客を呼べると思うが....(でもちょっとグロ)。


それか、もう少し手間をかけてこんなことをしても良いかもしれない。

<用意するもの>
・いきの良いヤドカリ
  とりあえず千匹くらいか?
変わった形の”宿”
  もちろん樹脂で作った成型品で、カラフルに色づけする。
<下準備・作戦実行>
省略。

どうなかなかいけるでしょ。成型品を全て星型に統一して”昼間は海の星、夜は満天の星をどうぞなんてのも良いし、人気のポケモンからキャラを取ってきて成型品にしても子供に大人気になること間違いないと思うのだが、いかがであろうか。
ちっちゃなピカチュウなんかがチョコチョコ動き回っていたら、人気スポットになること間違いないと断言しても良いほどのナイスアイディアと思うのだが.....。


さあ、これで来年の夏あたりにはどこかの海岸からのTV中継が連日連夜行われるにちがいないだろう。でもそれを考えたのは何を隠そうこのである。有名になって観光収入が増えたら是非私を招待するように奇麗で大きな風呂と美味しい料理と美人の若いお姉ちゃんを用意してくれればあとは何も要らないからさ。