■ 雨ではなく、雪でなく 投稿日:2014年06月01日(日)



雨ではなく、雪でなく
◆タイトル  雨ではなく、雪でなく
◆制作/サイト やまいぬワークス
◆対象 全年齢
◆ツール LiveMaker



従兄妹同士の悲恋とまではいえない所が却って切ない、「未恋」話
ハッピーエンドでは有りませんので、その辺が苦手な方は注意

絵(効果含む)も文章も上手く、適度にリアル、かつ情景描写はどこか詩的
詩的といっても、決してもって回った言い方等ではなく「ああ、そうそう」と素直に頷けるような例えや表現の語りです
流れ(あるいは転換や繋がり)がいいというのかな?
一場面の切り替えに突っかかる印象がない

「兄貴分」という盾で自分の気持ちを収めて(逃げて)いる主人公。対して昔からヒロインを「女」として見つめる主人公の兄。どうにもならないと解っていても、あがくヒロイン
絡まりつつも、三人三様永遠に続いていればそれなりのラインに留まれたんでしょうが、それも許さない田舎という環境
←主人公は都会に出ています
舞台自体冬ですが、登場人物達が東北出身という設定がどこか切なく、うすら寒い

多分、この田舎アイテムは都会(あるいは南)に生まれ住んだ方の方が郷愁や叙事として、素直に入ってくると思います
リアルに(登場人物の出身地より)北の田舎に生まれ育った自分には心境が解りすぎて身につまされて…読み進めているうちに段々キツく…あだだだ(笑)
孤独の真珠の美しさは、常に人が出入りする田舎者にしか解らないさ。ふっ(近い正月を思い、軽く眩暈)

この話の従兄妹同士という繋がりと障害も、都会なら遺伝子関係とその気になるかならないか(異性として見られるか否か)かの心持ちは別として、しがらみ云々は大して問題にもならないのかもしれない
本来、日本の法律では認められている範囲なんだし、個人の問題だもの
←遺伝的には、代を重ねて近親婚を繰り返しているのでなければ、そんなに危くは無いらしいです
親戚付き合い自体、少なさそうだし(あ、今の一人っ子世代の次代は、いとこ婚も無くなるのか)
「口は出すけど、金は出さない親戚縁者」が存在してこそ障害になりうるのかも

ラストの主人公の行動も、男ではないので、そこで動いたのだとしたら到底共感の及ぶ所はないですが、環境が一物絡んだのだとしたら、なんとなく…ああしかできないよなあ、と納得できます
ヒロインも後がないことが解っているからなかなか引かないのだし

男女の波を総て未消化に終えてしまっているこの二人には、どのみち発展はないのかもしれないけれども。は〜切な〜

「ハッピーエンドではないけれど、良質な苦さ」を美味く頂ける方にお奨めします



さてさて「いとこ同士は鴨の味」とは、かの聖徳太子の御言葉だそうですが、戦後の今、実際従兄妹婚って実際にあるのかな?と親に聞いてみましたら…いました(さすが田舎! 笑)
そのうち一件は、お裾分けをしあってる極近所の娘さんでした
しかもなんと幼馴染!昔から仲良かったそうですよ。何時の少女漫画?!(笑)

いとこ婚の聞いた分、見た分では以下の共通傾向が
・夫婦仲が良い(正に鴨の味?)
・旦那が(妻に)優しい
これはやはり、婚姻に到るまでになんらかの一山をもう越しているからでしょうね

ちなみに近所の娘さん夫婦は子供を作らない条件で親に許して貰ったそうです
それでも良いと言われたら、確かに女冥利に尽きる。納得

2009/12/19


■ 闇の翼 投稿日:2014年06月01日(日)



闇の翼

◆タイトル 闇の翼
◆制作/サイト 幻想遊戯2(閉鎖)
◆ジャンル アドベンチャー式RPG
◆対象 全年齢対象
◆ツール Nscripter


主人公(女)倉沢 翼は、女の子らしさ-100
性格は悪く口調も乱暴。だけど普通の高校2年生。

ある日、怪我をし保健室へ行くと
そこで、新任の保健の先生。東堂 一輝に出会う。
彼は翼に想い出せと言う。

暗示にかけられ?昔の記憶を想い出さされる。翼。
それは、前世の記憶。
悪魔(男)だった翼はホーリーナイト(東堂)と相打ちをし、死んでしまった記憶。
翼は、元悪魔だった。

想い出した翼は、前世で殺された事に激怒し、東堂に攻撃をするが
悪魔の力に人間の体が耐えられるはずもなく
自分の力で逆にダメージを受けてしまい。東堂に魔法で治療される羽目になる

東堂もまた、翼と同じ地上に落ちた身であった。

東堂は、この学校に異変が起こってることを翼に告げる
悪魔や魔物が住む魔界とこの地上がなんらかの拍子に
繋がってしまい(それを魔道と言う)
悪魔ならば魔道の壊し方を知っているはず、壊せるはずと
翼を目覚めさせたのだった。

前世はどうであれ、今の翼は、ただの人間。
危険な物を放置出来るはずもなく
自分で役に立てるなら仕方がない。と言った形で東堂に従い魔道を防ぐことになる

〜サイト内ストーリー紹介文引用


幻想遊戯2さんがゲーム製作再開されるという話を聞きつけ、早速サイト訪問致しましたら、この闇の翼(’05 シェア)がフリーになっており、早速DL+プレイ

ストーリーは引用の通り、人間に生まれ変わった元悪魔の女の子(主人公)や登場人物が、自分の過去や過去に関わった事項と対峙しながら、魔物の侵入を防いでいくものです
悪魔時代は男だったなごりか一人称が「俺」だったり乱暴者の主人公ですが、何だかんだいって見てくれも性格も良いので、密かにモテ期中
←しかし「見つめているだけでいい」チキンハート男に好かれるので、本人はモテ度に気が付いていない
確かにこの漢っぷりは惚れます

追加ダンジョンやいつもの闘技場(マスターになったぜ)等、おまけ要素は多めですが、エンドは1つで個別エンドはありません
今回もなかなか良いチビ(変身タイプ可愛い〜)が出てきたので、おまけ的でも個別エンドが欲しかった気も

ツールはいつものNscripterで快適です
←一部戻れない箇所がありましたが、後日パッチ修正されました
最初この後の「戦えメイドさん」に比べると回復ポイントまでの道のりが長く、戦闘が単調な気もしましたが、慣れると全く気にならなくなりました
(危なくなると、回復ポイントがあったり、作りは相変わらず親切設計です)
必要レベルが解らなくて、一周目はわりと各エピソードボス戦には苦戦しましたが(セーブはマメにした方が良いです)これも後でコマ移動の戦闘に加え、心持ちもう一回りした方が楽なレベルで戦えたのかな?と気が付きました
(二週目からは前回のレベルを引き継げるので、この辺も苦ではなくなります)
相変わらずのうっかりもんで、先生やチビの戦闘能力を確認していなかったり、
←先生の必殺技が次の面に続いていることに気がついていなかった&MPをケチって闘技場戦闘になるまで、殆どチビを変身させなかった等。いや〜脱ぐとすごいのねチビ(能力もヴィジュアル面も 笑)
私だけの不適切な処理も多かったと思うので、必ずしもレベル云々の問題ではないと思いますが

ジャンル選択はしないでプレイするほうですが、やっぱりこの地味地味レベルを上げていくRPGやシュミュレーションって、ゲームを面白いと感じた基本のせいか、何度やってもコクを味わえますね


◇他にプレイにした幻想遊戯2さんの作品
◆禍々シリーズ
別記
◆戦えメイドさん
別記

2009/12/18


■ 動物で2作品 投稿日:2014年06月01日(日)



non color

◆タイトル 彼と彼女と彼女の忠義
◆制作/サイト non color
◆ジャンル ビジュアルサウンドノベル
◆対象 全年齢


ある日、ネコにつまずいて、
六畳一間に帰ってみたら、
見知らぬ女性が立っていて……

〜ダウンロードサイト説明文引用


前にも言いましたが、私は動物話、ことに猫、更に擬人化には作者さんの強い嗜好や思い入れに参ってしまって、読み進められなくなってしまうことが多いです
(書きたいこと、主張を持つのはとても大切なことだと思います。単に私の許容範囲外なだけです)

前に取り上げた「私の黒猫」くらい不思議要素で設定されていると却って安心して読めるんですが
そういった訳で、この作品も猫耳姉ちゃんが出てきた時点でビクッとなりましたが、大丈夫でした
〜というのも、この猫姉ちゃん(名前もつけて貰えなかった)が人型をとってもちゃんと「猫」なんです。猫耳がついた人じゃなくて、人型をした猫
彼女なりの忠義でやってくる冒頭から、あくまで猫世界の定義(猫界の真実は知らないが、そう見える)で行動・発言している。そこで話に入れました

多分、動物ことに鳥類・哺乳類(亀とかも賢そうだよね)になると喜怒哀楽は人間と近いものを持っていると思うんですが、どこでどう発動するかの仕組みや定義は違うと思うんです
←うちのオカメインコ見てるとそう思う
ジャングルでそれぞれのカテゴリーを守って生活しているうちは捕食・攻防くらいのやりとりしかないけど、同じ屋根の下で暮らすとなると、人間側が探っていかなくちゃいけない
そこが面白くもあり、不自由でもあり…
人間同士でも男女は全く思考構造から別ですしね

その人間と人外(しかも男女だ 笑)の咬み合わない部分を、上手く「やり取り」として構成している部分や、戯曲のような文体がとても面白い
ラストはいきなり急展開の尻切れ感で残念でしたが、とにかくテンポがいいので、サクサク読み進みたい方にお奨めです

システム面〜
私は自分のペースで読みたいタイプなので、ボイスはオフにしてしまいましたが、一読後に流してみた時の感想では、キャラとの違和感もなく表現力のある方だと感じました(他、好みかもしれませんが、聞きやすい)




nino

◆タイトル 花咲く庭のディスコ
◆制作/サイト nino
◆ジャンル うさぎとこぶたの微百合ノベルゲーム
◆対象 全年齢
◆ツール  LiveMaker
Girls Party参加作品



黒兎ディスコ(都会者・お嬢)とこぶたのブーケ(田舎者・元気)のお話

こちらの作品はいつも核なのか、基本枠なのかは解りませんが、私の琴線に触れる何かがあって、きゅーっっときます
絵もストーリーもほのっとした仕様なのに、どこか切ない
今回も決してハッピーとは言えないエピソードや結末で、全体的にリアルという残酷で満ち溢れているのに(それ故にか?)一つ一つが大切にしたいような、もうとうに失ったからこそ憧れるような、美しい情景を持つのが不思議です
ディスコの「ですわ」口調が頭から離れない。ううう
←従姉妹が飼ってたヒヨコが食卓に上った話を思い出した…しくしく

この作品もそうですが(たまたま自分がプレイした作品が当たったのかもしれないけど)最初Girls Party参加作品と聞いて直訳的な百合描写作品が多いのかと思ったら、そうでもなくて、良い意味で裏切られました
考えてみると実際の世界でも、本来ホモより百合って線引きが曖昧ですものね
最近男性向きレズ作品で、自分の「レズ(百合)定義」が可笑しくなっていたのかも(笑)

◇他にプレイにしたninoさんの作品
◆RPG
別記
◆クイーンとオセロ
別記

2009/12/18


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