◆タイトル きたなくてへんてこきみょうな(配布終了）
◆制作/サイト コメディクライム
◆ジャンル ハロウィンの夜のおはなし（2008年10月限定フリーウェア）
◆対象 全年齢
◆ツール 吉里吉里2/KAG 3

昨年の10月限定ハロウィンのお話
一年遅れですが、レビュー致します〜
←今年のハロウィンゲーム「猫と断末魔」は’09年末まで限定配布だそうです

こちらのゲームには日常に潜むドロリとした側面が含まれる事が多いので覚悟して読み進めましたが（当初はそれを期待してDLした 笑）全然どうして、思春期男女の可愛い一コマストーリーでした

主人公は外国のお姫様や妖精等、洋風少女趣味に溢れる〜けれど実際は夢の欠片もない日本の片田舎、バリバリ日本家屋に住む女の子
←解る解る。私も姉と「美人姉妹ごっご」しました。貴婦人を気取ったものよ、畳の上で（笑）
ハロウィンをやりたいけど、同調してくれる人すらいない

それが同じ保健委員の「きたなくてへんてこきみょうな生物（つまり普通の男の子）」とハロウィンをすることになる〜この少年がまた純朴で良い
（この歳で気遣いの出来る男子ってだけで貴重ではありますが）彼の気遣いが主人公の希望するハロウィンとは全く咬みあわず、始終ちぐはぐな二人のやりとりが微笑ましく、こそばゆくなります
（ラスト近くこの子が主人公がずっと憧れていた洋風の家の息子だったことが判明し、憧れのハロウィンをする下りも可愛らしい）
ここまでかみ合わないのに男の子が主人公の少女趣味を笑わないのは、好意があるからと、あの母ありき〜だからですね

只一つ「え？」と感じたのが二人が話す関西弁について
ハロウィンにそぐわないのはわかりますが、田舎言葉の意味合いで使われているのが、本当の田舎東北人の私にはピンときませんでした
東北から見れば関西、関東ってだけで都会のイメージなんですよ…

それにしてもお祭り好きの日本にハロウィンが今ひとつ浸透しないのは、クリスマスやバレンタインと違って恋愛色が薄いからでしょうか
←「男はかぼちゃ菓子なんか食いたくないしな」って意見も聞いたことがあります
こんなコイバナでもあれば、もっと盛り上がるかもしれませんね

そういう私も秋の行事と言えば月見？ですが
どのみち色恋に絡まった事はありませんや


◇他にプレイにしたコメディクライムさんの作品
◆スクレシー
弟君が好き。兄ちゃんでチビであのギャップって良いですね
◆エミーリアの月曜日
生徒達皆が皆、日常にある奇形の猫に目を背けながら生きている様がもの悲しい
親友が生き残るルートがあって良かった
◆創世記1：31
スクレシーの時はカナヒメちゃんの髪型は単なる不思議っこだからなのかと思ってました
あんな秘密があったのね…
◆猫と断末魔
三人EDが…ははは。でも一番ハロウィンに即したEDではありますか

2009/11/16

◆タイトル まおうさまの結婚（シェア）
◆制作/サイト Heterodoxy（閉鎖） ※ サークル自体が閉鎖されたそうです
◆ジャンル 女性向けファンタジーADV
◆対象 15歳以上推奨
◆ツール Nscripter

私の口が口ですから、ネタバレ考慮ガイドラインに触れても失礼なので、概要に関しては製作サイトさんをご参照下さい
以下レビューも主に印象のみに留めたいと思います

ゲーム詳細画面の「なんかカエルが出てくる！（カエル好き）」点に心引かれ体験版プレイ＞DL販売購入致しました
（この段階では本編はもっと下ネタコメディ+ヤンデレルート有りなのかと思ってました）
コメディはコメディでしたが、病み面は（根底のキーポイントにはなっています）殆ど流されてます
15歳以上推奨とありますが、念には念を入れたくらいの基準でみたもので、実際はストーリーが理解できるかどうかで12歳以上推奨くらいでも良いんじゃないか？と感じました
←攻略的にも詰まることはまず無いくらい、親切ですし

個人的にはボイス付じゃなくても良いから、魔王の業云々の主軸エピソードを掘り下げて欲しかったし、値段からももう少し全体ボリュームがあった方が好みです
でもこういった割合は本当に各個人の嗜好に偏るモノですから、一般基準的には丁度良いのかも

グラフィックがとても可愛い
←あの立ち絵の白抜きを出さずに縁を少し暈す作り方をぜひ知りたい！
カエル、妖精、女の子いっぱい。うふ〜
←何か自己世界に浸ってるようです
ただ、いくら庶民感覚とはいえ、花嫁になっても主人公の服がそのまんまなのは少々残念
他の娘は最初から皆可愛い服着せて貰っているのに〜

他には攻略対象三人のうち二人は最初から主人公を好きな設定なので、台詞の甘め度は高いかな？
（この辺は自分が着目しない部分なのでどうにも自信がない。ごめん 笑）


まおうさまの求婚 番外編
本編にサブキャラ出演する南の魔王の花嫁レマが主人公
こっちの方が冒頭から下ネタ率が高かった気がします
←水精王夫妻とか…

2009/11/15

◆タイトル 魔女も歩けば悪魔に当たる
◆制作/サイト COCOON(八色いんこ)
◆ジャンル 女性向けノーマル恋愛アドベンチャー
◆対象 女性向、全年齢（※ハグ、キスなどのシーンが含まれます）
◆ツール 吉里吉里
■→男性可？

召還した悪魔に「召還代償として７日後魂を奪う」と宣告された魔女＝主人公
しかし全くへこたれもせず、期間内に返り討ちにして（更に魔力も奪ってしまおうと）やろうとあれこれ画策しまくるコメディ

まずこの主人公が腹黒なので、そこで好みの分かれる所だと思います
主人公＝自分の無個性タイプ、大人しい真面目タイプが好きな方は駄目かもしれません

私は主人公にははっきり個性も顔グラもついてる方が好みなので、その点でもう好感度大
その上、この腹黒表現、女性が「このくらいできたらすっきりするな〜」的行動をする
「なにか嫌な性格の女の子」等の生ぬるいものではなく、はっきり「悪女」クラス
そこがまたコメディエピソードの一つになっていて魅力的でした

周りのキャラも皆、それはもう生き生きと「バリバリマイルール」なキャラばかりで、彼らがぶつかりあうストーリーが楽しいったらありません
←キャサリン強烈だわ〜
攻略対称ではガタイの良いタイプは大概好みではないのですが、サブキャラで濃く出てくるのは大好きです
アヴェリー（主人公が召還した悪魔・唯一の攻略対象）が絡むと「そういえば恋愛アドベンチャーだったんだな」と思い出しますが、それ以上に周りとのやりとりが可笑しすぎ！

おまけも大変充実していてお奨めです

テンポよく男性でも楽しめるコメディだと思いますが、上記のような主人公なので女性に夢見てる殿方は避けた方が無難かもしれません
←多分、男なら顔以外関わりあいたくない類の女の子。女の子ならいっそ清清しい友達タイプ？
え？実在の女性の実態？そんなのこれ以上に怖いに決まってるじゃありませんか

※ 現在攻略対象が増えた「魔女も歩けば悪魔に当たるEX」が配布されています

◇他にプレイにしたCOCOONさんの作品
◆まじょもあるけばつりーにあたる
ちびっこノエちゃんがかわゆい。ロリコンにはたまりません
しかしツリー作成はシビア。中々成功しません
ようやっと出来たファーストツリーが「大人のツリー」
…私という現象が悲しくなった瞬間でした
◆妹も歩けば兄に当たる
「魔女も歩けば悪魔に当たる」のパロディタイピングゲーム
男性陣が義兄になるストーリー
ニンブス先輩もじりの四男、ファンタジー世界のときには気が付きませんでしたが、（顔の良さと話題は違えど）こういう「話を聞かない男」って実在しますね
現実世界でこの手には表面ではニコニコ対応していても、心中はどっと疲れてフラフラ〜の常でしたが、ギャグになれば不思議と許せるもんなのね
いや、ギャグにならないから疲れるのか。そうか…（遠い目）
◆AKB
その人のコンプレックスが解消されるなら、整形云々には好意的な方ですが、これには驚いた（笑）う、う〜ん、どうなんだろう？戻してもいいのかな？
あと影薄すぎですが、クラスメートの彼がなんか好きです

2009/11/12