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2014年06月
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■ なりそこないスノーホワイト カテゴリ:女性・女性一般向 投稿日:06月16日(月) 03:43



3号館B階段下。

◆タイトル なりそこないスノーホワイト
◆制作 3号館B階段下。
◆ジャンル 童話風恋愛?ADV
◆対象 多分女性向け 全年齢
◆ツール 吉里吉里2/KAG3
→男性可?



むかしむかし、エンゲルランドと言う国に、
少々我侭でナルシストな、けれどそれはそれは美しいお姫様がおりました。

「ねえエステリオ、この国で一番美しいのは誰かしら!」
「それは姫、貴女様でございます」

国一番の美貌で皆にちやほやされていたお姫様でしたが、
ある日父親である王様の再婚で継母と一緒にやって来たノクシア姫は、
お姫様よりずっと綺麗で、性格まで良くって??

「ね、ねぇエステリオ、この国で一番美しいのは誰かしらっ……」

「それは??」

これは、ちょっとわがままなお姫様と、まるで鏡のように正直な彼女の召使いのおはなしです。

〜サイト内ストーリー紹介文引用


まず、この作品に男性可?表記したのは、ひとえに主人公の姫が「男なら一度見ておいて損はない」と推薦する可愛さ故に、です(更に私を含む女子好きの女子には垂涎物であります 笑)

我儘設定で実際キツい物言いもありますが、ちゃんと自分の立場も目下の者の事も考えており、なによりまだまだ子供な部分(本当は十四歳なんだものね)がチラチラ見えて、本当に可愛らしい

個人的には継娘より断然お姫様の方が綺麗だと思いますが…ヨーロッパっぽい背景設定だし、この国は金髪至上傾向なんだろうか?(笑)

EDをコンプリートして思った事は、「あ、これは主人公は所謂「攻略対象」と恋愛関係方向で成就する話ではないんだな」という事でした
←一部ヤンデレ傾向の恋愛停滞EDを除いて
それが「不幸」ということは決してないし、トゥルーED後等はキャラクター達の成長に納得しつつも…どこか淋しい
姫の父親である王の再婚から、姫と過去には真に幸せな立場だったであろうリオ、そして影の存在を含めて全員の存在意義が変わっていく…本来の立ち位置に戻っていくんだ、といえばそうなんですが

変わらないようで二度と同じ形態(位置?)で存在することはない未来は確実に迫っている…そう、林檎を飲み込むか否かは違えども、摘み取る前に時間が戻る事はないのですね
いや、好きだけどね、そういう切ないの(笑)

対して個別EDは事件性の違いはあれど、停滞EDや(死を含めた)離別EDが多いのは、大局に添っていくことが別に個人に取っては幸せとは限らない例えのようにも見えました
相手の幸せを願うことが自分の幸せにもなることが少ないように〜
ホント、現実でもあんま正当が幸せに直結することって無いんだよなぁ(笑)
この世の無常に正当ハッピーEDは神業スキル必至システムになっているのかしら?

少々ムカッときたのは姫の父親である王様〜自分が再婚するのは勝手だけど、そうでなくても思春期で多感な娘に継親子と仲良くしろだの、心の拠り所にしている存在を取り上げるだの、親として酷すぎる
←その後のリオの気の利かない台詞がまた姫を抉るしねえ…もー君ってやつは(笑)
ネージュの「お父様は私とお母様が世界で一番好きだって言っていた癖に……」台詞は可哀想で泣けた
良いお父さんの定義は色々あると思うけれど、娘にとっては「お母さんを幸せにしてくれるお父さん」が大前提なのですよね…死んじゃったのは仕方がないし、再婚相手にはまっさら状態で臨む方が、そりゃ誠意があるだろうけど…子供にとっては以前の発言行動をまるで無かったことのように再構築を要求されるくらいなら、貰えるものを貰って絶縁された方が恨める分だけ、余程気の持っていきようがある気すらしますよ

私なら王様に毒を盛るね!イケメンだからって許さん(笑)


※ 現在同サイトさんに[狐面の守り神]という漫画が掲載されていました。
 こちらのロリショタも可愛いです

2013/07/19



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