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2014年06月
2014年05月

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■ ノベル系作品01 カテゴリ:男性・一般向 投稿日:06月16日(月) 03:11


ノベル系作品01

[ノベル系作品一般・男性向]

・くだらない話
・夏色のコントラスト
・あしたは田舎
・Black Blind Spot





78

◆タイトル くだらない話
◆制作 ノベルゲームセンター
◆サイト 78(ななはち)
※ ゲーム直頁 http://ameblo.jp/78naya/entry-10211358049.html
◆ジャンル ブラウザノベル
◆対象 全年齢
◆ツール まぜまぜのべる ※ 要 flash環境


ケータイのない時代、中学生の僕はある女の子と文通をはじめることになった。



男女、ふたりの視点で書かれたちょっとせつない恋物語。

〜サイト内ストーリー紹介文引用


何時の時代も存在するのに、何故か「だから「今の」若者は…」と揶揄される、数種類の内の一種である「卒も無く覇気も無く、自分の世界を持っていて、他者と係わりたがらない若者」
若者はその時代の勇者が出現し、反面、大方が最も愚者である存在ですが、これもまた何故か「常に全体が時代の勇者である」事をかつて愚者であった人種からも求められ、責められ続ける立ち場無き存在
主人公はある種の器用さをもって、そういった「今」に「係わらずとも存在」しているような男子です

まー実際、大概の人は一生大したことは成せません(しれっと嫌なババア発言でゴメン)
けれど、かつて「今時の駄目な若者の一人〜駄目なまま歳食った」私から言わせれば、そうでなくては維持できない、変わらなくていい物も何かしら存在する為に、その手の人種も残っているんじゃないかないのかな?とも思うのです

男女の仲を含む「他人と係わること」もその一つ、この話の二人も時代設定は今より少し昔、携帯も普及していなくてヒロインとのやりとりも「文通」で始まるという、ツールや便利性・表現の違いはありますが、人間同士に発生する思いや悩み、行動の本質は今も昔(それこそ平安時代から)も多分、大して変わっていない…延々としつこく残っている「くだらない話」ばかりです

事件性の有る無し、結果的に戻るかに係わらず、こういった「透明な壁の中で、それなりの幸せに満足している人」は「くだらない話(壁の向こう)には特に興味もない」のですが、ずっとその中に居ることも許されないらしく、ある日壁が取り払われる時が訪れます

本人は不便を感じていないので「あれ?なんで」感覚なんですが…一回その感覚に触れると、透明な壁の向こうにあった世界が不思議と気になってくる…この主人公と違い、それが恋ではないにしろ
←ふっ、恋で壁が消えたなら、今、私一寸違ったかもね(遠い目 笑)

いずれにしろ、くだらない話は思い返せば結構「面白い
〜それが恋なら尚のこと(笑)


何時の時代の若者も、是非一度読んでみて下さい〜




夏色のコントラスト
◆タイトル 夏色のコントラスト
◆ジャンル 青春恋愛デジタルノベル
◆制作 あいはらまひろ
◆サイト Fly me to the sky!
◆対象 全年齢
◆ツール NScripter




この方の作品の登場人物って、所謂悪い人を見たことがないんですが、故に「どこかで誰かに傷つけられるんじゃないか、なんとなく血が流れても歩いているんじゃないか」とハラハラする感覚を持つことがあります
この「夏色のコントラスト」の子達はそんな私のハラハラ感を煽るような存在ですが、それ以上に、ちゃんと歩きだす安心感や、寄り添う力を得る下りなど、安定した着地点に向かう流れでホッとしました

さて、話がいきなりそれますが、ゲーム全体そうですが、デジタルノベルというジャンルは作者も作品も一般向け(=男性向けと捕らえています)が大半を閉めており、特に男性作者作品はレビュー等も視点や文章構成が論理的な男性が語った方が作品の本質をきちんと伝えられるだろうな、と思っています
枯れてるとはいえ、一応女の私が語るとどうしても感情に流されますから

更にあいはらさんの作品については、実は私…文章や構成力、キャラクター、モチーフですら割りとどうでも良いといえばそうで、「一寸今、クサクサしてる〜気が穢れた気がするから、禊に行くか」って時に読む作者さんで
←しかもキャンディポットに入った飴を思い立った時に一つ舐めるみたいに読むので、プレイ時が全くタイムリーじゃなくて、すみません
最初から最後まで、ほぼ清涼感を求めたい感情でプレイしているので、マトモなレビューが出ませんし、出したくない
何の材料でどう作ってるのかも知らない(あまり知りたくない)店の場所とコック名だけ知っているカフェみたいな?

この作品についても,一寸ストーリーの主なモチーフである「絵」に関して語ろうとすると、私も「描く」奴である事も手伝って、もう無粋な方向にしか行かなさそうで、止めときたい
では碌なレビューも書けないのに、何故取り上げたかというと(ノベルに限らず「その作者さんの作品に求める」物はそれぞれ違うとはいえ、文章を書く方にはそれこそ一番失礼な発言かもしれないのでかなり躊躇しますが)灰汁や妙な癖の無い分、他人に安心して薦められる作品であることは間違いない作者さんだからです
尖った感性も個性として必要な事は解りますし、それを求めて行くことも勿論あるんですが、あまりそればかりだと「そうあらねばならないような」妙な辛さを感じる時もまたあります
そういった時にこうした安心したを持つ作品を読みたくなるんです

ノベルってどういうジャンルなのかな?といった取っ掛かりにも薦めやすく、レビューはレビュアーの嗜好や解釈だけでなく「こういう作品もありますよ」と黙々と紹介する意味もあるのじゃないか?と最近年寄りの戯言的に思う所からも、取り上げました

〜ここまで読み返してみてもあいはらさんに相当失礼をかましているのじゃないかとビクビクしていますが、こういうプレイヤーもいるのだということで一つ許して頂きた…う、やはり謝罪以外はないか(苦笑)


◇他にプレイにした あいはらまひろさんの作品
◆すべてがウソになる/今宵サンタは街角で。
別記




あしたは田舎
あめりかんどりぃむ

◆タイトル あしたは田舎
◆ジャンル ADV
◆対象 全年齢
◆ツール 吉里吉里




※ この作品は正しくはADVなのですが、文章構成がどちらかというとノベルの形式に近いかな?と感じた為、こちらにカテゴリーしました

灰汁のあるキャラクター達にストーリー、感動と日常のほのぼのさ、一般向けによくある設定ではありますが、その要素をいかにして上手く味のある物としてみせるかが難しいものでもあると思います

まずこの手の作品は独特のノリを受け付けられるかで読み進めるスピードも変わってくるのですが〜構えていたにも関わらず容易く入り込む事ができました
読後に思うに、一見ただのギャグ要員のみに見えるキャラクター(日常の馬鹿な要素)も実は各々の役割を持っていて、それが会話の流れの中でなんとなく感じられるように構成してあるからなのかな?と
こういった要素は必要性が低いようでかなり大切なことだと思います
全体構成として必要だったのかもしれないけど、意味ありげに何度も出てきて、結局最後まで見せ場の一つもなかったり、ループ物等でそれらを感じると「もう少し削ってもいいんじゃないか?」と失礼ながら思うこともままありますが、この作品は「大人数でバヤバヤ(古典の終助詞「ばや」ではなく、津軽弁〜ブラブラに近い?意味なく彷徨うor戯れる様)」している無駄こそ意味がある存在なのです

後は各分岐の「引き力」とでもいうのかな?これがないと盛り上がり場面に到達するまで読み手が置いてけぼりで、プレイ頓挫も結構あると思うので

ストーリーは強面主人公(医者)の田舎病院に新しい看護婦さんがやってくる所から始まり、非常識な(笑)日常を経てヒロイン二人によって分岐します
お譲さんの方も面白いのですが、こちらは事情を含め彼女の周囲エピソードで纏まっているので、個人的な好みとしては田舎の面々が多く関わってくる看護婦さんルートの方が好みです
←オールキャストに弱い
あの変態オヤジにしか見えない(いや、変態なことはまごうことなき事実なんだけども)彼ですら、本気で天使に見えてきたよ不思議(笑)




小倉ハムスター

◆タイトル Black Blind Spot
◆制作 小倉ハムスター
◆ジャンル 「伝説の●●」ノベルゲーム
◆対象 全年齢
◆ツール Nscripter
One dot contest 第三回出品作品最優秀賞作品



小倉ハムスターさんの作品はよく読みますが、いつも少し癖があって(それが面白いんですけど)読者もその手に慣れていないととっつきにくい?印象なのですが、この作品はOne dot contest最優秀賞作品のせいか、いつもより幅広い層にプレイし易い作品じゃないかと感じました

さて内容についてですが「ジンクスや伝説ってこんな風に出来ていくのかもねえ」と思わず納得してしまう「仕掛け」を読むようなお話(笑)
消し去っても復活するその伝説。勇者になった者、なれなかった者、新たなる伝説を生む者の悲喜交々…なんのこっちゃ?と思った方は作品によーく目を凝らして●●を解読して下さい

きっと●●は愛と欲望と大量の鼻水で作られています


◇他にプレイにした 小倉ハムスターさんの作品
◆26時の裏側世界/ CD-Lime/ CD-Manatsu
◆群青蝶

別記

2013/07/19



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