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2014年06月
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■ 4号館の事件 カテゴリ:女性・女性一般向 投稿日:06月04日(水) 01:41





◆タイトル 4号館の事件
◆制作/サイト INFINITY
◆ジャンル 大正ミステリ風ADV
◆対象 全年齢


とある男前な資産家の五人の愛人達に一棟ずつ与えられた煉瓦つくりの屋敷。

そのうちのひとつ「4号館」は、愛人の一人・四奈子が営む下宿屋であった。
店子は、自称絵描きの富士、新聞社に勤務する職業婦人の房枝、元時計職人の近藤の三人。
或る冬の晩、房枝は脱衣所で直立する奇妙な死体を発見する。

「事実」から消えた死体を追う新聞記者と自称絵描き。
女将四奈子は、死体より朝夕の献立に思考がいっていて全く頼りにならないが……

〜サイト内ストーリー紹介文引用



前半は三人称、後半は(選択分岐で進んだ人物の)一人称になる形式のアドベンチャーです
個人的に助かったのはhint.txtがついていること
ミステリノベル類の雰囲気は好きなんですけど、壊滅的に推理力はないもので…
ゲームの場合、本やテレビと違って間違っても読み進めていけば勝手に解決する訳ではないし、先は気になるわ進まないわでモヤモヤだけが残る為、普段は避けがちです
その点、このお話にはhint.txtのお蔭で詰まった時もサクサク進められたし、残ったエンド数が確認できるのでストレスなく進められました
得手不得手、嗜好は皆違いますから(私が地味地味と育成シュミュレーションのレベル上げを苦に思わないように 笑)謎解き自体が好きな方もいらっしゃると思います
謎解きレベルとしては難度は高くはない(…のは勘が効いても、自力で解けはしない)ので、そういった方はhintは読まずにプレイ推奨

システムツールは記載されておらず、解りません
番外編がゲームツールサンプルに作られている所から、このお話もプログラムの方が独自に組んだものなのかもしれません
切り替えやセーブ・ロードが少々重い感覚でしたが、選択画面でセーブできるし、淡々と読み進める流れなのでさほど気になりませんでした

グラフィックはシステムグラフィック、キャラクター共、綺麗です
色使い一つにも大正ロマンが感じられます

ストーリー舞台は、資産家が五人の愛人達に一棟ずつ与えられた館の4号館(下宿屋)死体事件発生で下宿人達の日常がズレる所から展開します

この「屋敷を五人の愛人達に〜」の舞台設定は奇抜ですが、金持ちが愛人を持つことや屋敷を与えること自体は家長制度はびこる時代には普通のことですから、一つ屋根に部屋を分け与えるよりは余程良心的配慮かも?と思います
4号館の愛人(下宿屋の女将)四奈子さんはサバサバしてるので、一つ屋根でも平気そうだけれどね

四奈子さんをはじめ、登場人物は一過去は持っているであろう下宿人達ばかり
この時代、一番普通な房枝さんの「職業婦人」「モガ」なんかも断髪&スカート時点で母親が責任を感じて自害した件もあったそうですから…(しかも父ちゃん推奨)
←今なら校則違反や軽犯罪>>母親自殺ってことですよね。きつー
本当はこの面子で今まで日常を営んでいたのが、一番不思議だったのかも

事件自体は死体絡みといっても各人の人生上の流れに添っているせいか派手な印象はないのですが、淡々と語られる仕様が却ってしんみり、じんわり「そーかー、そうきちゃったか」と納得できる後読感のED種でした

登場人物では富士くんと房枝さんが人気だそうです
行動的で可愛らしい房枝さん(同性好感度高タイプ)に女子好感が高いのは解るけれど、富士くんは最初は何故?と思ってましたが〜ゲームや番外編を読み進めると、成る程「女子的好感度ツボを装着しきってる」キャラでした
顔良し、影有り裏有り、頭脳明晰。気配り万全、かつ押し付けがましくなく、冷めてるくせにどこか純情。やる時はやる
房枝さんに対する態度とか、これがまた…はっはっは。さあ、気になったらDL!

余談ですが、文章のあちこちに綴られる四奈子さん料理がごっつう美味そうで腹が減ります
真夜中に読んだのは少々失敗でした(笑)


◇他にプレイにしたINFINITY(きたのはつこ)さんの作品
◆4号館物語外伝
こちらは「HORNET」というゲーム制作ツールのシステムサンプルに作られた作品だそうです
そのせいか、変わった使用感です。多少モタモタしているようで、でもつっかかる感でもなし
お話は富士くんに助けられた元実験マウスの視点で、他の号館に住むショタっことの友情語り、富士くんと房枝さんの婚約中の逸話等が、美しい画面にほのぼの語られます
富士くん…婚約中は一番女性が逃亡しやすい期間(所謂マリッジ・ブルーも兼ねて)なんで、そういうのは止めとこうや(笑)
◆賢者の娘
※ きたのはつこさん個人サイトhttp://f49.aaa.livedoor.jp/~kitano/(ノベルカテゴリー)からDLできます
まだ1しか読んでいないのですが、正統派の文章、といった印象です
試練の部分は最初しか解けず、後はセーブ&ロードでクリアでした(とほほい)

2010/1/27



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