![綾の国](http://ayanokuni.com/eki/aya_bn.jpg)
◆タイトル 君の隣に僕が生きてる(シェア) 旧バージョン
◆制作/サイト 綾の国
◆ジャンル 全年齢
◆対象 乙女向き恋愛アドベンチャー
◆ツール 吉里吉里2/KAG3
■→男性可?
「月代」と同じ作者さんです。
私は「良い笑いがある所には、必ず良い泣きがある」〜という、どうでもいい主張を持っているのですが、それを証明するかのように「月代」とは180度真逆な「泣かせる良いお話」です
まずクローン、聡明な叔母(近いうちに死にそう)、甘えた美少年(今にも死にそう)、眼鏡本体(堅口純情)、爺(渋い)、そして「常に生き残る側(残される側)」の主人公と、これでもかというくらい泣かせる素材が揃えられております
←眼鏡本体友人が、一人生き生きとよいカンフル剤になってます
のっけから主人公にヒロインもとい、メイン攻略対象の美少年シアンが懐いてくるくだりは「瀕死の小動物をつい可哀想に思って拾ってしまったが、明朝には七割方死んでる」感有り有りで、文字通り目が離せません。10分毎に箱を覗いて息を確かめないと!
しかもこいつ「寂しいと死んじゃう」生き物だった!うぎゃー!いや、ちゃんと構い倒せば生きますが
良かったポチ、ちゃんと世話するならお父さんが飼ってもいいって!うわーん!
落ち着け(笑)
とにかくですね、ほぼ全員なんらかの形で愛憎、生死と関わっているのですが、通してみるとやはりポツンと蚊帳の外に出される(生き残る)主人公が一番可哀想な立場にいるんです
過去に生母、現在可愛がってくれた叔母、シアンと必死で「自分と関わると死んでしまう恐怖」と戦っています
叔母・シアンが生き残る=主人公が人と関わっていく喜びを噛み締めるなので、ハッピーエンドはなんかもう「グレートマザー」気分でした
良かった、婆ちゃんほたちゃんが幸せになるまで長生きしたかいがあったよ…
※ 私は声なし旧版を購入致しましたが、一部ボイスつきバージョンアップ版も頒布されています
旧版を購入された方向けに、オフィシャルサイトで追加パッチ配布もしているそうです
◇他にプレイにした綾の国さんの作品
◆わたしのトナカイ
別記
◆月代-SAKAYAKI-
別記
2009/10/30