タイヤ編

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シミーが出る

タイヤの異常振動の一種で,ハンドルが円周方向に振動するのがシミーです。AE86の新車時にこれが出ました。タイヤのバランスを取り直し,タイヤとホイールの位相合わせをし,最後にはブレーキのディスクローターまで交換してもらいましたが治りません。原因はタイヤにありました。私のAE86は60扁平のタイヤが認可された直後の個体であったため,新車装着のヨコハマ ADVAN A-450(185/60R14)の真円度にばらつきがあったのだと思われます。タイヤをブリジストン 330EAGERに替えたところ,ぴたりとおさまりました。そういえばAE92の新車装着タイヤ(DUNLOP)でも若干のシミーがでました。

整備業界の一部では「タイヤはBSに限る」といわれているようです。また,世界的にはミシュランの真円度に定評があるそうですね。上記のことがあって以来,極力BSのタイヤを選ぶようにしていますが,おおむね良好です。BG9は新車装着タイヤとしてミシュランのグリーンタイヤ,MXGS の195/60R15を履いていますが,こちらもまったく問題がありません。結局タイヤ交換が最良のシミー対策…という,しょうもない結論です。

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ジャダーが出る

NA6が走行1万kmを越えた頃から,雨の日のコーナリング中に前輪からジャダーが出るようになってしまいました。そのうちにドライでも症状が出始めました。もちろんスキール音が出るかどうかの速度域に限られますが,パワーONで旋回中にプッシングアンダーが出ると前輪が暴れ出し,アクセルを緩めてもなかなか収まりません。そもそも私のNA6はアライメントに若干問題があるようで,低速旋回で妙に切れ込んでいく癖があります。ディーラーに点検してもらい,基準値ジャストに調整してもらったのですが,顕著な改善は見られないままでした。

そのため,ジャダーが出るようになったときもアライメントを疑ったのですが,これもタイヤが原因だったようです。1万kmもそれなりの走り方をすれば,ショルダー部をはじめかなり磨耗します。新車装着はカタログに麗々しく謳われた例の軽量化タイヤで,私のはBSのSFシリーズでした。バネ下重量は軽くなるのでしょうが,品質の面では少々物足りない代物だったのでしょう。やはりBSのG'Gridに替えたところ,2万5千kmを走っても問題がありませんでした。もっとも,さすがに経年変化が出始めたので,そろそろGridUにでも替えてやろうかと考える今日この頃です。

PS.その後,ミシュランをはいたレガシィでも,ウエットの路面で同じ症状が出るようになりました。このタイヤでの走行距離は2万km程度です。AE86やAE92では,こんなことは経験しませんでしたから,う〜ん不思議,不思議…。

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トレッド面の両サイドが減る

走り方にもよると思いますが,指定どおりの空気圧だとトレッド面の両サイドばかり減りませんか?中央はしっかりと溝が残っているのに,両側の減りが何だか早い,という状態はKE20 AE86 AE92 NA6のいずれでも経験しています。特にFFのせいかAE92では目立ちました。やっぱりこの車もか,と確認すると空気圧を規定の値より10%〜15%あげてやります。これでおおむね大丈夫。「おまえがタイヤに負担をかけるコーナーの攻め方をするからだ」と友人には叱られます。しかし,外側ショルダー部だけでなく内側も減りが早いのですから,私の腕の悪さばかりが原因とはいえないと思っています。指定の適正空気圧っていったい何でしょうね?

空気圧といえば,AE92でFISCO(富士スピードウェイ)を走った折,3.0kg/cu程度に上げるように指示されました。そんなに高くしたら,熱が溜まって内圧が上がったときにバーストしない?というのは素人の考え。高速でのスタンディングウェーブや高負荷旋回中の変形を防ぐには,こうしないといけないそうです。さもないと,タイヤがホイールから外れることにもなりかねないとか。やっぱりサーキットってすごい所です。

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ホイールが外れない

年に2回,夏タイヤからスタッドレスへ,スタッドレスから夏タイヤへとタイヤ交換をしていますが, AE92とBG9では,ホイールがハブに貼りついてしまって,外れないことがありました。特にAE92で初めて経験したときはあせりましたね。ブレーキの近くゆえ,CRC5-56を使うわけにも行かず,おまけに日曜日でなじみの整備工場も休み。恥を忍んでトヨタのディーラーへ持ちこみました。対応してくれた若いサービスマンが「最近の車ではよくあるようですよ」と言いながら伝授してくれたのが,タイヤを蹴とばす方法。

ジャッキアップして,ホイールナットも十分に緩めてから,(ホイールではなく)タイヤを思いきり蹴ってやると,あんなに頑固に張り付いていたホイールが意外に簡単に外れます。このとき,上になっている部分を蹴とばすのがコツ。前輪の場合,前後を蹴ってもタイヤごと向きが変わってしまって外れませんし,下を蹴ると運が悪ければ足の上にタイヤが落っこちてきます。ただし,これをやるには車載のジャッキではかなり不安です。リフトであげるか,少なくともガレージジャッキでないと…。もっともパンクの修理のように,出先での緊急の場合は,危険を覚悟でやってみるしかないでしょうね!

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らくらくタイヤ交換

夏タイヤから冬タイヤへ,また夏タイヤへと,年2回のタイヤ交換。毎回自分でやるとなると,いかに少ないエネルギーで済ませるかが課題になります。最初の頃は,車載工具のパンタグラフジャッキハブナットレンチを使っていました。でも,これはいかにも大変。若いうちはがんばっていたものの,おじさんになるにつれて,何とか楽にならないかと考えました。最初に導入したのが油圧ガレージジャッキ。AE92はフロントとリアのサブフレームがジャッキアップポイントになっているため,2回のジャッキアップで4輪の交換ができました。パンタグラフジャッキのクランクを回すことを思うと,数分の一のエネルギーですんでしまう感じです。BG9はいまだにジャッキアップポイントを確認していないので,サイドシルにジャッキをかませています。4回のジャッキアップはちょっと面倒ですね。

次に手に入れたのが電動インパクトレンチ。台湾製のチャチな代物ですが,きつく締まったナットに悪戦苦闘し,ついに車載のハブナットレンチを1本ねじ切ってしまった(^_^;経験のある私にとっては,まさに天の助けです。しかし安物の悲しさ。レンチの精度が低くて,アルミホイール用のメッキのナットに傷をつけてしまいました。おまけにパワーがないため,緩めるのに結構時間がかかります。そんなこんなで,今はごく一般的なクロスレンチを使っています。車載のハブナットレンチに較べれば数段楽ですし,慣れの問題もあるでしょうが,電動インパクトレンチと大差ない時間で,作業を終わらせることができています。(2000/04/01)

それにしても車が大きくなると,タイヤも重くなりますね。AE86やAE92の185/60R14サイズ(スタッドレスは175/65R14)に較べ,BG9の195/60R15(同185/65R15)の重いこと重いこと…。うっかり扱うと,ぎっくり腰になりそうです。年をとったら,もっと軽い車にしなければならないなぁと,じじむさいことを考えている今日この頃です。

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タイヤにたんこぶ…(笑)

  サイドウォールを縁石でヒット
まったく情けない話。その日,夜中近くにようやく仕事が終わり,ふにゅふにゅになって自宅マンションの駐車場まで戻ってきてました。駐車場へのアプローチの直角カーブをまがろうとした折り,いつもよりオーバースピードだったのにあせったのか(記憶が定かでありません),ステアリングを切るタイミングを誤り,中央分離帯の切れ目の縁石に右リアタイヤのサイドウォールをヒット。いや内輪差で乗り上げたのか,マンション中の住民が目を覚ますんじゃないかと思うくらい「バスッ」という大きな音が…。

  見事なたんこぶが…
バーストこそ免れたものの,衝撃でフェ−サー(インナーライナー)が切れたため,カーカスコードの間からもれた出た空気がサイドウォールのゴムの裏側に溜まり,見事なたんこぶを作りました。大きさといい形といい,はたまた手触りといい,頭にできるたんこぶと本当によく似ています。いや,馬鹿なことに感心している場合じゃありませんね。早急に交換しなければ,いつまでもこの状態でもつとは思えません。うぅ,6万円の出費…。

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空気圧計は大丈夫?

  20%近い誤差
このタイトル,「空気圧は大丈夫?」の誤りではありません。空気圧計の個体差のお話です。NA6のタイヤを5年ぶりに交換しました。銘柄はBRIDGESTONEのPOTENZA GV。交換後,タイヤ屋さん「エア圧は?」と尋ねると2.3kg/平方pとのこと(このタイヤ屋さん,どんな車でも2.3kg/平方pにするみたい)。100qほど走った後,例によって標準(1.9kg/平方p)の1割増,2.1kg/平方pくらいに下げてやろうかと,NA6にいつも積んである空気圧計で空気圧を計ったところ,2.7kg/平方pと出ました。んん?えらく高いなぁ,と思いつつ,念のため…とBH9(最近MICHELIN MXV8に替えたばかり)の方も計ったら,こちらも2.7kg/平方p!! この前2.3kg/平方pを確認したのに…? で,もう一本の,BH9積載の(2本も持っていることが変?)空気圧計で計ったらちゃんと2.3kg/平方p。いったいどちらが正しいんだろう?

  3つ目を買って多数決で…(^_^;
これまで使っていたのはエーモンの棒状のもの。つまり数百円の普及品です。そこでメーター型の物を1台購入しました。多数決で決めよう(笑)という考えです。3つともバラバラだったらどうしよう,と心配しつつも計ってみたら,BH9積載のものと一致しました。とすると,NA6はいつも低い空気圧で走っていたことに…?これではトレッドの両サイドが減って当然ですね。ちなみにBH9積載のものは10数年使っているもので,NA6積載の方は10年ほど。つまり古くなって誤差が大きくなったという訳ではなく,個体差と考えられます。計測機器がこれでは…困ったものです。(2004/04/01記)