オイル編

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ロードスターのオイル交換

ユーノス・ロードスターのエンジンオイル交換をしようとして,はたと手が止まりました。オイルパンの位置が低すぎて,車の下に廃油受けの容器が入らないのです。KE20,AE92はもちろん,AE86でも経験しなかったことです。「さすがはスポーツカー!」と,ロードスターの最低車高の低さに感心しながら,ガレージ・ジャッキでフロントを持ち上げようとしたのですが,手持ちの小型のガレージ・ジャッキでは,リフトアップポイントにうまく届きません。いや,正確にいえば届くには届いても,上下させるハンドルがバンパーにつっかえて,うまく動かせないのです。

そこで,ありあわせの板と釘で右の図のようなステップを2個作り,前輪を乗り上げて作業空間を確保するようにしました。板の厚みは1.5cm位,最下段の大きさが20×40cm位です。後輪にしっかり車輪止めをかませないと怖くてしかたがありませんが,これで快適に(?)作業ができるようになりました。

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油脂類の交換時期

エンジンオイル,ミッションオイルにデファレンシャルオイル。ATフルードにブレーキフルード。交換時期に留意しなければならない車の油脂類は,これくらいでしょうか(ブレーキフルードは油脂というよりアルコールですね)。主に世話になってる知り合いの整備工場の社長の助言に従って,交換時期を決めています。

 (1)エンジンオイル
かつて月に1500〜2000kmほど走っていた頃は,高回転まで回す機会が多かったこともあり,走行距離3000kmごとに交換していました。オイルエレメントは倍の6000kmごとの交換。20年前のKE20のころはSD級が当たり前の時代。SE級は高級オイルという感じでした。4AG搭載のAE86に乗るようになって,こいつはDOHCなんだからとSE級にしてみました。途中からは普及してきたSF級を使うようになりました。AE92に乗っていた7年間は,SF級から始まってSG級,SH級と変えてゆきました。FISCOを走った時には,カストロのXF-08という化学合成オイルを入れてみました。最近のオイルの進歩って本当に速いですね。

知り合いの整備工場の話によると,私のAE86,AE92のエンジン内部(特にヘッド周り)は例外的にきれいだったということです。3000kmごとに交換するほうが,添加剤を入れてオイルを長く使うより,性能面でも有利なのだそうです。NA6は最近は距離を走っていないこともあり,交換時期が時間的に開いてしまうことから,2500kmごとに交換しています。それでも間隔が6ヶ月以上になってしまうことがしばしばです。もっと走らせてやらなければ…とは思うのですがなかなか余裕がありません。BG9は自分で交換しなくなったせいもあって,5000kmごとの交換にしてしまいました。エレメントは,いずれの場合も,オイル交換2回に1回の割合です。

 (2)ミッションオイル・デフオイル
中古で買ったKE20以外の4台は,5000km点検の際にディーラーで交換しました(ATのBG9はデフオイルのみ)。ディーラーでは工場に入りづらいので,実際に交換の現場を見てはいないのですが,上記の整備工場によると,銀色に光るオイルがたらたらと出てくるそうです。現代の車でも,やはり最初は磨耗によるスラッジが出るようですね。最初に換えてしまいさえすれば,サーキット走行でもしない限り(!)そうそう劣化するものではないということです。AE86,AE92とも,結局9万キロ過ぎまで換えませんでした。FISCOを1回だけ走ったAE92,大丈夫だったと思うのですが…。

 (3)ATフルード
ガソリンスタンドなどでは,結構まめな交換を薦められますが,どんなものなのでしょうか。AT車初めての自分としては迷うところです。さしあたり,1万5000km走った初めての12ヶ月点検の際に,ディーラーで交換してもらいました。バカにならない費用がかかりますね。例の整備工場によると,3万〜5万km走った車のATフルードを交換すると,パワーがぐっと増す感じがするそうです。

 (4)ブレーキフルード
4輪のブレーキフルードは整備工場にまかせて,車検の際に交換しています。走行距離にして2万〜4万kmくらいでしょうか。2輪のCBX125Fについては,ブレーキパッドの減りにともなう液面の低下に合わせて,DOT4のブレーキフルードを自分で補給するようにしています。先日1万2千kmを越えてブレーキパッドを交換したときには総替えしました。