ソフトトップ編

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雨漏り対策

@ ウェザーストリップ交換
雨漏りとは無縁と思っていたユーノス・ロードスターも,6年目に入ると防水が甘くなってきました。少々の雨ならいいのですが,吹き降りの後に乗ると,幌骨にたまったのでしょう,膝の上にポタポタと水滴がたれるようになりました。あらためて点検すると,幌の左右の寸法がかなり縮み,ウィンドシールド上部(フロントヘッダ)のウェザーストリップがひび割れてつぶれています。サイドのウェザーストリップも硬くなっているようでした。

そこでまる6年たった9月,台風シーズンに備えてにウェザーストリップを交換することにしました。といってもディーラーまかせ。つぶれたフロントヘッダから侵入した雨水が左右に回るのだろうという診断でしたが,フロントヘッダだけでなく,経時変化が予想される左右のウェザーストリップ6本も換えることにしました。部品代が12,000円あまり,工賃が5,000円で消費税込み18,000円かかりました。これでひとまず雨漏りはとまりました。

A ソフトトップ交換
幌の痛みが出始めたのは4年が過ぎた頃。後部と本体を繋ぐファスナーの下のベルクロがとれてしまったのです。ディーラーに相談したところ,大勢に影響なしとのことだったので,合成ゴム系接着剤で形だけ着けておきました。その後,上記のように幌本体の左右の縮みが目立ち始めました。最終的には1cmも縮み,幌骨の継ぎ目の隙間が露出するようになりました(写真の○の部分 ただし写真は幌交換後)。また7年ほど経つと,たたんだ際に幌骨に当たる部分の布地がすり切れてきました。リアウィンドゥも黄ばみ,ミラーグレーズで磨いても透明度があがらなくなりました。8年近く経つと急にやれが進み,ボディに固定している部分の繊維が切れて,ビニールだけで保っている状態になってしまいました。

そしてこの秋,台風などの影響による長雨の後,車に乗りこむとカビの臭いが…。フロアマットをはずすと一面の水滴。慌てて点検すると,後部のウィンドー両側の幌の継ぎ目がほころびていました。もはやこれまで…と観念して,ディーラーにソフトトップの交換を依頼しました。部品代が46,000円足らず,工賃が35,000円,消費税込みで合計85,000円でした。普通はソフトトップを交換する際に,ウェザーストリップも取り替えるそうです。2年前に換えているという事で今回はパスしましたが,合計10万円あまりを投じたことになります。車庫なしの露天保管ですから,8年もてば合格とすべきなのでしょうが,やっぱりオープンカーは,維持が大変な高価なおもちゃですね。

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峠を攻めたら,トップロックが外れた!

先日,10年落ちのロードスターで久しぶりに峠を目指しました。いつもの見晴峠から小原峠,そして戸越峠と回るコースです。ところが小原トンネルを抜けて南へと下り始めたとき,左の方からカタカタガタガタと異音が出始めました。以前,窓ガラスの油切れでガタついたときの音に似ていたので,パワーウィンドゥをいろいろと操作してみましたが止まりません。ふと気が付くと,なんと【写真1】のように,ウィンドゥシールドのフレームとソフトトップの間に隙間が開いているではありませんか!もちろんトップロックレバーを操作した憶えはありません。走行中のストレスで幌側のトップロックとフレーム側のキャッチが外れてしまったもののようです。

おまけに何気なくトップロックレバーに触れてみると,アンロックボタンを押してもいないのにレバーがあっさり開き,フレームとソフトトップのロックが外れてしまいました。調べてみると,【写真2】のようにアンロックボタンとトップロックレバーの間隔が広がり,アンロックボタンがロックの機能を果たしていないことが判明しました。レバー自体も軽く動いてしまい,きちんと止まっているという感じはまったくしません。トップロックの調整代はすでに使い切った状態で,これ以上かしめることもできません。しかたなくロックを閉め直した後は,そろそろと峠を降りてくる羽目になりました。

ディーラーに相談したところ「トップロックが磨耗しているのに加えて,ボディ剛性が低下しているために峠を走ったことによる歪みが大きく,ロックが外れてしまったのでしょう」とのこと。予想はしていたものの,老化を宣告されたようでちょっと寂しい指摘でした。ともかく何とかしなければ,今後安心して走ることができません。常時オープンで走るのならともかく,トップを上げて走っている時に,突然ロックが外れて屋根が開いてしまった…ではしゃれにもなりません。

で,トップロックを左右とも交換しました。さすがに調整代を残していても,がっちりと固定されています。またすぐに緩んでくるようなら,フロントヘッダのウェザーストリップ(ウィンドゥシールドのフレーム周りのゴム)を替えてやることになりそうです。ともあれ,部品2個と工賃込みで12,000円の出費はあったものの,いかにも古めのオープンカーらしいトラブルに,思わず笑ってしまう顛末でした。
(2001/06/02)