夏タイヤ編

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ユーノスの新しいタイヤ

ユーノス・ロードスターのタイヤをようやく換えました。新車から2年,走行距離2万km弱の時点でBSのG‐Gridに換えて以来,5年半で2万5千kmあまり走ったことになります。走行距離は大したことはないのですが,さすがに5年以上も経つと,経年変化でサイドウォールに細かいひび割れが目立つようになってきました。ここ数ヶ月,グリップの低下も顕著になり,ドライ路面では簡単にスキール音が出るようになってしまいました。おまけにちょっとワインディングを攻めると,ショルダーの部分がささくれてしまいます。それよりもたまげたのがウエットでのコーナリング。信号交差点でさえ軽くカウンターを当ててやらなければ,どこへいくかわからない状態になってしまったのです。(それでも,新車装着のSFタイヤほどにはジャダーはでませんでしたが…)

今回選んだタイヤは,やはりBSのGridU。ボディがよれた我がユーノスには,ハイグリップ系のタイヤは荷が重いとの理由からの選択です。当初はヨコハマのグランプリM7Rあたりも候補に上げてタイヤ屋さんに相談したところ,やはり「やれが進む可能性がある」と言われました。ならば「AQドーナツ」とやらのGridUクラスで充分。BSのタイヤは他のメーカーの同クラスのタイヤに比べてかなり割高ですが,[シミーが出る]の項でも書いたように,真円率が高いならばコストパフォーマンスとしては引き合うと判断しました。

今のところ,空気圧を2.3kg/cuに高めて慣らしをしています。使い古しの固くなったタイヤから履き換えたことに加えて,G‐GridからGridUへの,4〜5年間の進歩が加わっているのでしょう。路面への当りが柔らかいのにロードノイズが静かなのには驚かされます。空気圧が高いせいか,グリップは思ったほどではありません。表面が一皮剥けたころを見計らってパワーをかけてみたところ,意外にに簡単に滑り出します。もちろんジンワリと滑るだけで,古いタイヤのようにいっきにグリップを失ってしまうなんてことはないわけですが…。

これからしばらくはオープンカーでのドライブに最高の季節。せっかくの新しいタイヤで遠出をしたいなあ,と思っています。しかし,休日まで自宅に仕事を持ちかえっている状態では,時間がとれるかどうか。(この文も,仕事の合間の気晴らしに書きました。(1999/04/29)

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BG9レガシィの新しい夏タイヤ

  新しいタイヤは最新のレグノ
別項で書いたように,縁石でサイドウォールをヒットしたため,よくて空気漏れ,悪くすればバーストの恐れが生じたミシュランMXGS。3万km以上走った年代物のタイヤだったため,迷わず4本とも交換することにしました。ものはブリジストンのレグノGR7000。この2月に発売されたばかりの最新のタイヤです。同じBSでも,レガシィ250TにグリッドUは似つかわしくなかろうと,レグノを選択した次第です。サイズは標準の195/60R15で,当然純正のアルミホイールに組みました。そうそう,このGR7000で,レグノもようやくAQになりました。

  良好な乗り心地
3年半たって3〜4分ほどしか山が残っていなかったミシュランとは,静粛性や乗り心地を比較しても意味がないですね。装着直後の,空気圧が高め(2.4〜2.5kg/cu)に入れてある状態ではけっこう跳ねる感じがありました。しかしハンドルを切ったときの手応えは,空気圧の高さを感じるものの,非常に滑らかです。圧が高いために軽く感じるということもあるのかなぁ,という気もしましたが。

100kmほど走って空気圧を指定の値(前2.2kg/cu,後2.1kg/cu)に落としました。と,乗りごこちは劇的によくなりました。ひたひたと走るジャガーの猫足とはいかないかもしれませんが,記憶に残るミシュランMXGSの新品の時より良いような気がします。眠たくなりそうなのが,贅沢な悩みでしょうか(笑)。ハンドルの手応えは,上品という表現が使いたくなるほど。しっとりとして,コーナーのたびに気持ち良さを感じ,これなら変に飛ばさなくても楽しめるなぁと思えてきます。

  当初,ノイズは期待外れ
もっとも,乗り心地の良さと静かさが売り物のレグノの割には,ロードノイズは特筆ものの静けさというわけにはいきません。ブロックがアスファルトを打つ“ゴー”という音が耳につきます。もちろん同じBSの60扁平の普及品,グリッドUよりはかなり静かですが,こちらの面ではミシュランに軍配が上がるようです。(2000/4/20)

  ひと皮剥けたら静かでした
およそ200km走ってふと気づいたら,タイヤのノイズが耳に障りません。あいかわらず良好な乗り心地とあいまって,非常に快適です。やっぱり表皮が一回り剥けると,路面への当りやノイズが随分改善されるもののようですね。ただ,路面の違いによる音の差は大きいようです。比較的よい路面では驚くほど静かなのに,荒れたアスファルトやひび割れの補修あとのある路面だと,(レガシィ250Tはエンジン音が極めて静かなだけに)少々気になるレベルです。ともあれ,初期の状態で上記のコメントを書いてしまったのは少々早計でした。BSさん,失礼いたしましたぁ…!(2000/04/23)

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BH9レガシィの新しい夏タイヤU

  新しいタイヤはひさびさのMICHELIN
BH9が履いてきたBRIDGESTONE REGNO GR-7000。上記のようにもともとBG9に履かせていたものを継続使用してきたもので,この春でちょうど4年を迎えます。寄る年波には勝てず,もうトレッドはヒビだらけ。走行距離も25,000qほど出ているため,3分山ほどに減ってしまいました。ここまで老朽化するとさすがにステアリングは重くなるは,ロードノイズは出るは,何よりコーナリングでのグリップの低下が…

ということで,履き替えを決意してタイヤ屋さんへ。素直にBRIDGESTONE REGNO GR-8000を,と考えていたのですが,店員さんのお薦めはMICHELIN ENERGY MXV8。もともとBSの値段は高めのうえ,最近REGNOは定価がつくようになってさらに割高になったことと,MICHELINの評判がいいことが理由だそうです。MICHELINといえばMXGSの不甲斐無さに嫌気がさした経験があるだけに,そこは?と尋ねたのですが,MXV3の後継に当たるから大丈夫のようだとのこと。価格的にはちょうど1割ほど安いだけでしたが,そこまで薦められるのなら,ということでMICHELINに決めました。

  ノイズはいまひとつ
サイドウォールのグラフィックがやけに派手なMXV8。MICHELINコンフォートタイヤの上級モデルだけあって,乗り心地はとても良好です(言わずもがな…ですか)。特に空気圧を指定の値(前2.2kg/cu,後2.1kg/cu)+0.1kg/cuにしてからは,ほんとに快適。ただノイズについては静粛性への期待が大きかっただけに,やや不満が残ります。100q以上走ってひと皮剥いたあとでも,劣化したREGNOよりはましというレベルです。新品同士で較べると,BG9,BH9に標準だったMXGSの方が静かだったような気が…3年前の記憶と較べているので,あてにはなりませんが。

  運動性はおおむね良好。でも
いっぽう,運動性はMXGSのような問題はなく,REGNOと比較しても遜色はありません。特にウエットでの縦方向のグリップの良さは顕著で,水溜りがある路面でゴンッとブレーキを踏んでも,なかなかABSが作動しませんでした。少々ハードなコーナリングでも,MXGSのようにだらしなく腰砕けになるようなこともなく,派手なサイドウォール傷がつかないのは立派!(笑) ゆるいカーブを駆け抜けるようなシチュエーションでは,とても気持ちの良い操舵感です。ただ,速めの転舵をすると,ステアリングを切りこんでからコーナリングフォースが立ちあがるのに一瞬間があきます。これって,どこかで同じ傾向を経験したような…そう,同じMICHELINのスタッドレス,MAXI-ICEの雪上運動性と同じなんですね。BSのBLIZAKとは随分違う印象だったのですが,メーカーの癖ってあるのかなァ…と思います。(2004.03.26)