常照寺(長久手町桜作)長久手MENU

舟形高66cm 三面八臂 坐像 持物(輪宝・鉄鉢?未開蓮華・鉞斧)

    共同出資で寄付
図書館通りに沿って「サンマルク」というレストランがあります。(余談ですが,「図書館通り」は長久手での名称で,尾張旭に入ると「中央通り」と名を変えます。平池の東に,この「中央通り」に面してやはりサンマルクが出店しています。あぁややこし…間違えないでくださいネ)「はなみずき通り」との交差点に面したこの店の西隣に,「馬頭観音」と書かれた幟(のぼり)が立ち並び,フェンスにかこまれたコンクリートの祠があります。このなかには,もちろん馬頭観音が収められています。すぐ北の高台の上は,常照寺というお寺になっています(表題を常照寺としましたが,境内にあるわけではありません)。

風化が進み,顔立ちがよく分かりませんが,比較的穏やかなようにも見えます。馬頭観音の基壇には,「馬車連中」と刻まれています。その手前に置かれた水鉢には,「寄付人」として「山田」「川本」など,7人の氏名が見られます。こうしたケースは,尾張旭の良福寺にある馬頭観音と似ていますね。水鉢の横には「大正十三年一月」とあります。この地域の馬頭観音の多くが大正時代前後に作られていることと一致しています。