「ママといくはじめての美術館」は、 親子で楽しみながら作品を観るための、創造的、具体的な鑑賞方法をご紹介する講座です。 「子どもが小さいから、美術館なんてとても行けないわ・・・とお考えの方も多いと思いますが、実は美術館は、小さな子どもたちのふたつのソウゾウリョクを育むのに、もってこいの場所なのです。」と語りかけるのは、講師の中村淳子つなぐNPO「観客の学校」福岡校代表。 福岡で展開中のこの講座が、2003年10月5日、佐倉でも開催されました。 この講座の魅力のひとつは、講師手作りの紙芝居。この紙芝居を1枚めくる度に、興味深い話題が飛び出すのです。人の「心」や「脳」にまつわる話から始まって、抽象画を読み解いていく実例や、美術館ですごすときのマナーやルールなどが、クールな語り口で語られ、聴衆を魅了しました。講師自身の、アートや美術館、そして未来ある子どもたちへの熱い思いが伝わってくる講座でした。 参加者の皆さまの感想をこちらでご紹介しております。ぜひご覧ください。 ● 日時:2003年10月5日(日)12:30〜15:00 ● 会場:佐倉市立美術館4階ハイビジョンホール ● 講師:中村淳子(つなぐNPO「観客の学校」福岡校代表) ● 参加者:12名 ● 参加費:500円 ● 託児:お子様お一人につき500円。 ● 主催:つなぐNPO「観客の学校」佐倉校 ● 特別協力:水戸芸術館現代美術センター ● 協力:佐倉市立美術館/特定非営利活動法人NPO佐倉こどもステーション ●講師プロフィール 中村淳子(なかむら・じゅんこ) 美術ライター、吟遊詩人、つなぐNPO「観客の学校」福岡校代表。 三菱地所アルティアム(福岡市)のディレクターとして、国内外の現代美術展65本の企画運営に携る。ニューヨーク近代美術館の美術館教育研修を受講。レポート「子どもたちのソウゾウリョクのために美術教育を」文部省(当時)に提出。福岡市アートのあるまちづくり委員、福岡市文化芸術振興財団青少年のためのワークショップ委員など。よりクリエイティヴな美術鑑賞を考える民間の組織「観客の学校」講師。ウィーン文学会館等で自作の朗読も。 「観客の学校」福岡校のホームページへはこちらから 。 |
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