佐倉市立美術館 体感する美術2002  耳をひらいて Open your earss

野村誠 「しょうぎ作曲」展 ワークショップ1日め(2002年7月27日)

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しょうぎ作曲実演
野村誠さん、林加奈さん、片岡祐介さんが、解説しながらしょうぎ作曲をしてくれました。

楽譜にした紙は五線紙ではなく、周辺商店街から頂いた包装紙。
最初に片岡さんが演奏。それを絵や言葉で包み紙に記録。
片岡さんの演奏にあわせて、
二番手加奈さんが演奏、また包み紙に記録。
片岡さん、加奈さんの演奏にあわせて三番手野村さんが演奏、
またまた記録。
これを繰り返します。

打々発止(ちょうちょうはっし)とやりあう場面もあれば、
よりそうように奏でる場面もあり、
音と心が共鳴していく、しょうぎ作曲。

説明の後、参加者は4グループに分かれて、
グループごとに場所を移動し、
作曲を開始しました。

 

■こちらは、ハイビジョンホール組

ハイビジョンホールのステージに車座になって座り、軽く自己紹介。
その後、おもむろに作曲がはじまりました。

このグループに参加したifsメンバーによる「しょうぎ作曲体験記」がこちらで読めます。


2枚目の写真は傘貼りの図、ではありません。ビニール傘に楽譜を書きこんでいるところ。

こちらは、3階踊り場組

レッドアンドブルーチェア−の前で作曲開始。
このグループは、包装紙からスタートし、傘に移るという構成。
一番長い時間をかけて作曲しました。


3枚目の写真、加奈ちゃん階段からころげ落ちるの図、ではありません。階段にて作曲中

こちらは、1階ロビー組

 鍵盤ハーモニカ、木琴、鈴、ヴァイオリン、おもちゃ楽器・・・だけでなく
厚い本を閉じたり開いたりの演奏も加わり、真剣で楽しい作曲が続きます。

こちらは、エントランスホール組

 床をたたいて、ペットボトルもたたいて・・・
このホールは、遠く大正時代に銀行として誕生した建物の外観をそのまま使ったもの。
とても音が共鳴しやすい場所です。

発表会

包装紙やビニール傘に書いた楽譜を見ながら、ステージの上で発表です。

作曲には2時間近くを要しましたが、発表すると各曲10分程度になりました。

明日(7月28日)は、いよいよお客様の前で演奏です。