Evil Masquerade 『Welcome To The Shaw』

Welcome back, ﾍﾝﾘｯｸ!!


我がMetal初体験のRoyalHunt初代Vo.ﾍﾝﾘｯｸﾌﾞﾛｯｸﾏﾝがもう一人のﾍﾝﾘｯｸをG.に携えシーン復帰。元々下手なVo.じゃありませんでしたが、かなり表現豊かになってます。しかし昔のジャケ写真だとワイルド系ハンサムな感じだったんですが、今回のジャケではみんなでshowっぽくメイキャップしてるもんだからかなり妖しい色男になっています。今までこの人このビジュアルでどうやって食っていたんだろう？？と本当に不思議になりますが。


曲の方はなんか話題造り用？にクラシックのフレーズを導入してるんですが、そんなことしなくてもオリジナルメロディーで十分勝負できている気がするのです。やっぱりメタルは速くないと！


ボーナストラックで日本に媚び売りまくりな"Kimigayo Wa Chiyoni"がまたカッコよくって。元々君が代も日の丸も個人的に美的感覚にアピールしてこないのでキライなんですが、ギターで弾くといいのねえ。ドライブ中とかに爆音でかけてるとﾗｲﾄｳｨﾝｸﾞな活動車みたいですが（笑）。ゃーこの曲ってこんなにカッコよかったっけ、というか、要はバスドラが入ってることが重要なわけですな。私にとって。
実に大人気ないどこぞの教育委員会とかバカなことやってないで入学式卒業式でこれかけなさいよ！


発売から結構経ちますが、未だによく聴いています。是非来日して欲しいので皆さんCD買ってあげて下さい。ﾏｰｷｰｱｳﾞｧﾛﾝﾚｰﾍﾞﾙです。中古じゃ来日しないのでダメです。
http://www.marquee.co.jp/avalon/evilmasquerade.html


正直もうこのWﾍﾝﾘｸがいればRH(ﾟ�听)ｲﾗﾈ

Dragonforce『Sonic Firestorm』

衝撃的な前座パフォーマンスである意味ハロウィンを喰った感のあるドラゴンフォースの2nd。曲調が前作に比べて幅広くなった感があるような。ドラムがBal-sagothの人になったせいでやや苦手なブラストビート系の音になっているかもとか思いますが、それを補って余りあるキャッチーな躁なメロディーなので良いです。というかホント突っ走ってんなあ。とかく嘲笑の的となる"メロスピ"（Melodic Speed Metal）の権化ですね。コイツらと比べたらSonata Arcticaのデビュー時の青臭さなんてかわいいもんです。のこのまま突っ走ってください。英国でこの音が受け入れられるのかわかんないけど。


でもやっぱりアジア人のﾘｰ君は髪を切ろうよ。オレでも思うよ。その髪はどうかと。

DARK MOOR 『The Hall Of The Olden Dream』

Avalanchに続きスペイン勢に魅せられています。日本デビュー以前にかなり話題になっていたものの、イマイチ気が乗らず、注文しておいたものの3ヵ月後にようやく買ったのですが、・・・うわあ、イイ！鐘の音とか！　B!誌のレビューに「曲自体の魅力はRhapsodyより上」みたいなのがありました。最初は誉め過ぎだろと思ってたのに段々ハマってきました。Vo.のエリザ嬢はまるで男みたいな顔してますが、どっかのブーな女性Vo.と違って（苦笑）整った顔なので印象も悪くありませんよ！　アンドレ・マトスやファビオ・リオネらの声質を好む私としてはこのVo.もOK！！　今更ながら昨年のHELLOWEENトリビュートも聴き返していたりします。

AVALANCH 『La Llama Eterna』

1998年発売のスペインのバンドの1st。スペイン語の勉強のために、と久しぶりに聴いたらまたはまってしまったのでした。メロディーとか展開とかギターソロとかが最高です。その後の作品は持ってないんですけど、今度買おう！っと。

Sonata Arctica 『Ecliptica』

ほげー、すごい新人です。輸入盤に精通する方々の間で話題になっていたのですが、なかなか手を出さずに、日本盤の発売１ヶ月後にようやく買ったのですが、捨て曲がまるで無い！という嬉しい思いをしたのは久々です。

キーボード煌キラ・疾走・北欧らしい旋律、と３拍子揃ってまして、フィンランドの先輩STRATOVARIUSと、デンマークのROYAL HUNTを継承している、と和田キャプテンが書いております。ロイヤルハントふぁんのオイラにはあんまりロイヤルハントっぽさは感じられず、ストラトっぽいという印象なのですが、バイト仲間のストラトを好む子は思いっきりロイヤルハントっぽいと言ってます。要は自分の好きなアーティストは特別ってことなんでしょうけど。それにしても、Dr.がストラトを敬愛してる、とのことですが、ドラマーならもうちょっと他にあるんじゃないか？

叙情的でしっとりとした4."Replica"、デビューシングルの6."FullMoon"などはかなりの秀曲です。が、何より特筆すべきは日本盤ボーナストラック、"Mary-Lou"でございましょう。

歌詞一部抜粋
Boy got her pregnant, Mary-Lou cried,For this I am too young oh why did you lie
You said it's okay if we do it today, I was so scared that you would go away
Despite all the papers been signed, mama take me back be so kind

対訳
彼は彼女を妊娠させた
メリー・ルーは泣いた
「子供なんて早すぎる、どうして私をだましたの」
「今日なら大丈夫だって言ったのは君だよ
　君がいなくなってしまうのが怖かったんだ」
「すべての書類に署名してもママは私を連れ戻すわ優しいから」

ぅぎゃー、犬も喰わぬよ痴話メタル！！ でも曲はすごい様式美なのね（笑）。このソナタ・アークティカには今後も期待大ですわい。　

ウヲー出たぁ！　現在最強の大仰クラシカルイタリアンシンフォニックメタルRhapsodyの3rdアルバムッ！　・・・え、違うの？　メイン・コンポーザーるか・とぅりっりのソロ・アルバム？　別の物語なのですか？　まーそんなことはどうでもイイでする。ジャケも同人物が描いてるし、プロデュースもいつも通りサシャ・ピート（HEAVENS GATE）ですから。女性ヴォーカルも語りの声もおそらくラプソの前作と一緒じゃない？

ルカ氏ったら、裏ジャケでは冠かぶってマント着て、剣と盾持ってますぜ！　うっひぃ〜激クゥー（cool）！！　てゆーかお忍びで来日してお茶の水ユニオンで極秘サイン会開いたりしないで下さい。告知しろよ−！　どんないでたちだったんでしょう。

全体的な曲のカンジは、一緒！まんまRhapsodyだネ！！　歌詞カードで「都合により対訳割愛（笑）」されちゃってるラテン語イントロも健在。敢えて違いを探すならコズミックな要素が感じられること。ヴォーカルのオラフ・ヘイヤーとやらもファビオ・リオネに比べれば物足りない感は否めませぬが、充分歌えているのではないですか？　全体的にヴォーカルのメロディーラインはイマイチくんな気もしなくもないですが、インスト部がヤヴァイ！民謡チック度激増！！ビバ、ヴィヴァルディ！！！そんなカンジで昂揚悶絶モノです。

必殺曲は、チェンバロのイントロ、中間部のバイオリン・ソロがたまらない3."Legend Of Steel"、コズミックなイントロがAYREONを彷佛させ、尚かつ汽車っぽいリズムがHELLOWEEN"Eagles Fly Free"っぽい4."Lord Of The Winter Snow"、シングルともなった6."The Ancient Forest Of Elves"ではフルートのパートも。

なんでソロを作る必要があるのかわからないよねぇ、とか野暮なことは抜きにして楽しませて貰いました。まさかファビオ・リオゥネとの不和とかないだろうね？