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ダイアリー

日の出直後の第二花畑 2019.09.27

 一昨日のエイコの沢、昨日は緑岳山頂から引き返し、この日は暗闇の中、高原温泉を出発する。出発してまもなくの樹林帯で『ガサガサ』という物音。音のする方向にライトを向けると二つの大きな目が光る。あわやヒグマか。そのあと鹿の鳴き声らしき鳴き声。ほっと胸をなで下ろし急な登りを第二花畑にむけ歩を進める。一時間ほどで第二花畑に到着するが、期待していたチングルマに霜が付いていないので、多少がっかりするが、まあこれはこれで十分絵になる光景だ。

錦秋に色づく滝見沼 2019.09.27

 緑岳第二花畑から引き返し、朝一番の高原沼巡りコースに入る。ここ滝見沼の紅葉はほぼピークを迎えていて、息をのむような鮮やかさだった。今年もこの景色を見られることに感謝しつつ撮影を続ける。

雲間からの日差し 2019.09.27

 高原沼に向かう途中で後ろを振り返る。ここから見下ろす式部沼の紅葉が見事に色づいている。カメラをセットするが高根ヶ原から流れる雲で光りがなかなか差してくれない。待つこと30分程、雲の隙間から差すスポットライトが見事に主役を際立たせる。

えぞ沼の紅葉 2019.09.27

 毎回この場で撮影をするが、目で見る風景はすばらしいが、いざカメラに納めるとなかなか思うような写真を撮ることが出来ない。それが毎年この地に足を運ばせることにつながっていると思う。

えぞ沼の紅葉 Ⅱ 2019.09.27

 カメラを90度左側に向ける。湖面に写る青空と湖岸の紅葉がえぞ沼の美しさを演出する。いつまで見ていたい光景だ。

当麻乗越から池塘群を俯瞰 2019.09.28

 昨日は層雲峡の駐車場で車中泊し早朝に愛山渓温泉に移動する。この日は雲一つない快晴で、5年前に当麻岳まで登ったが、今回は当麻乗越まで。どうやら紅葉のピークは過ぎたようだが、所々に点在する草紅葉に縁取られた池塘と大小の岩が織りなす光景はいつ見てもすばらしい。

冠雪後の旭岳と沼の平の池塘 2019.09.28

 途中の大岩の上から旭岳方向を見渡す。すっかし紅葉のピークは過ぎたようだが、19日前後に降った初冠雪の大雪が旭岳斜面の沢筋に幾重にも残っている。


初冠雪とナナカマドの紅葉(奥は熊が岳) 2019.09.21

 朝から快晴のこの日、上空にはエンジン付きのパラグライダーが上空を飛び回っていた。さぞかし上からの眺めが最高であったと思われる。

一面雪に覆われた裾合平 2019.09.21

 本来であれば、ここからさらに足を伸ばしチングルマの大群落のところでチングルマの紅葉と初冠雪の旭岳を頭に描き訪れたが、ごらんの通りの大雪でチングルマは深い雪の下。自然はなかなか思うようにならないのが常である。また来年出直してこいとの自然界からのメッセージなのか。


色づくナナカマドと北海岳(雲の平) 2019.09.13

 13日未明に黒岳石室を発ち、北鎮分岐付近で夜明けを迎える予定だったが、なかなかガスが抜けてくれず分岐下で引き返す。途中、雲の平でピーク間近のナナカマドの紅葉と北海岳が朝日に輝く。このあとテン場に戻り、テントを撤収し白雲岳へ向かう。

遠く阿寒の山々を遠望 2019.09.14

 白雲岳避難小屋で一泊し、未明に小屋を出発する。今まで日の出直後の赤岳を訪れたことはなく、紅葉の下見も兼ねて銀泉台への下山コースを辿る。第四雪渓付近で日の出を待つが、紅葉はイマイチ感。赤く焼けた東の空に阿寒の山々がシルエットとなり存在感を際立たせる。

日の出直後の赤岳第四雪渓から 2019.09.14

赤岳第三雪渓の紅葉 2019.09.14

 紅葉のピークには若干早い第三雪渓のナナカマド。しばらくカメラをセットし待っていたが上空には薄雲が漂い、光りが差してくれない。それでも程々の色づきで、絵になりそうな感じだ。


トムラウシ山中腹から朝の十勝連峰 2019.07.29

 この日は山頂へは登らず、中腹の岩場で夜明けを待つ。時期的にはまだ早いのか夜明け直後の陽光がトムラウシ山に遮られ赤く焼けた山並みを撮ることが出来なかった。

南沼の畔に咲くチングルマ 2019.07.29

 キャンプサイトから南沼に下る斜面のチングルマは既に咲き終わり、沼の雪渓もすっかり解けてごく一部しか残っていなかったが、湖畔にエゾコザクラ・ミヤマキンバイ・チングルマなど小さな群落が残っていた。その年によって沼の雪解け、花の盛りなど全く予想がつかないので、毎年この地に通わなければ、思い描いている景色に出会うことは出来ない。

南沼畔に咲くエゾコザクラとミヤマキンバイ 2019.07.29


美瑛岳からご来光 2019.07.21

 しばらく訪れていなかった美瑛岳。美瑛富士避難小屋を未明に発ち、夜明け前に美瑛岳分岐付近に立つ。遠く東大雪方向から太陽が昇る。左側には雲海に浮かぶトムラウシ山、手前のオプタテシケ山などの山並みが神秘的な光景を演出する。

美瑛岳東斜面のお花畑 2019.07.21

 数年前に訪れたときは美瑛岳東側の斜面のお花畑は既に咲き終わっていたので、半ばあきらめていたが、盛りは過ぎたとはいえ、見事なお花畑が広がっていた。こんな光景に出会うと苦労して登ってきた甲斐があり、夢中でカメラのシャッターを切りまくった。

美瑛岳東斜面のお花畑2 2019.07.21

 後ろを振り返るとお花畑越しに、遠く下ホロカメットク山が聳え立つ。

美瑛岳東斜面のお花畑3 2019.07.21

美瑛岳の火口壁と十勝岳 2019.07.21


朝日に染まる化雲平のエゾコザクラ 2019.07.08

 未明にヒサゴ沼避難小屋を発ち化雲平の撮影ポイントで夜明けを待つ。日の出直後の陽光に、赤い花びらがさらに鮮やかさを増す。日中ではなかなかお目にかかれない神秘的な光景だ。

化雲平のハクサンイチゲ 2019.07.08

朝の山並みを写すヒサゴ沼 2019.07.08

 ヒサゴ沼は今夏に避難小屋を改修するとのおふれで、いつもごった返す登山者も極端に少ない。

ヒサゴ沼畔の小さなお花畑 2019.07.08

 ヒサゴ沼の畔に崩れ落ちた土の塊に、ひっそりと咲く小さなお花畑。生命力を感じさせる光景だ。

ヒサゴ沼に流れ込む雪渓 2019.07.09

 ヒサゴ沼2日目の朝、急な雪渓を登り沼を見渡せるポイントに立つ。厳冬期に西から吹き付けられた大量の雪が沼に流れ込み、このような形になったと思われる。ここ大雪山には計り知れない大自然の力が存在する。

雪渓の先端 2019.07.09

忠別岳山頂付近のお花畑 2019.07.10

 深夜に忠別岳避難小屋を出発し、忠別岳への急な登りをヘッドライトを頼りに山頂に辿り着いた。この日は連日の暑さで空気は霞み、太陽が登ってもなかなか陽が差さない時間が続いた。


可憐に咲くミヤマアズマギク(白雲岳避難小屋) 2019.06.25

 昨日は高原温泉から緑岳を経由して白雲小屋には入った。途中緑岳山頂付近から大雨にうたれてのみちのりだったが、幸いにも無風状態だったのでそれほどきつくはなかった。しかしながら年ごとに山中泊装備の重さを感じ、白雲小屋までの行程時間も徐々に長くなっているようだ。そんな疲れた体と心を小屋の入り口付近に咲くミヤマアズマギクが癒やしてくれる。

ミネゾウの群落(白雲岳) 2019.06.25

 白雲岳山頂手前の通称グランド付近には一センチにも満たないミネゾウのピンク色のお花畑が広がっていた。

ホソバウルップソウの群落(高根ヶ原) 2019.06.25


十勝岳中腹ガレ場に咲くメアカンキンバイ 2019.06.14

 十勝岳避難小屋から上は比較的植物は少ないが、中腹のガレ場でメアカンキンバイが点在する。

十勝岳山頂から表大雪 2019.06.14

 結構時間はかかったがなんとか山頂に辿りつく。十勝岳はほぼ30年周期で爆発しているので、安全のためヘルメットをザックにくくりつけて登った。

エゾイソツツジの群落 2019.06.14

 望岳台への最後の下り、疲れた体を癒やすかのようにエゾイソツツジの群落が迎えてくれた。


ニセ金庫岩越しにトムラウシ山 2019.05.26

 毎年恒例の足慣らしの為の旭岳登山。ザックは日帰り装備ではあるが一年ごとに重く感じる。そんな老体にムチをうって、今年も遠くトムラウシ山を望み、あの山に登るのを目標としている。

深い雪に覆われた摺鉢池 2019.05.26


十勝岳温泉の樹氷 2019.01.27

一瞬の日差し 2019.01.27

 好天を期待しほぼ一年ぶりに十勝岳温泉を訪れたが、上空には止めどもなく雲が流れ込み、陽が差したのはこの一瞬だけ。近場の樹林帯を歩き回る。


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