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Mi_ke

立島 夕子 氏 への 指示


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貴殿のクライマックスは、2度、やってきます。


前半部分のクライマックス
[heaven & ground]

脚立の上と下とで、朗読。
地べたに 貴殿、天上に 若尾 伊佐子 を配置しての duo です。

貴殿 には その時、[水無月] (暗唱) 朗読 をお願いします。
(若尾 伊佐子 さん は 姉妹作 [霜月] を朗読します。
テキストの分量は [霜月] の方が少ないですが、
行間は [霜月] の方が多いです。)

脚立の下で、ということですが、
縁の下にいるような雰囲気で、やってください。
(参考資料 : 伊藤 洋子の詩に [縁の下から] という作品もあります)。
(コスチュームは おまかせ。)

[脚立] 以外の箇所でナニしているかですが、
上記クライマックスを最大に活かすように、
と考えると、その前の部分は大体決まってきますわ。

まず、おぢさんたち (マキメもりしたかぢひらの)
ソクラテスかプラトンか と カタり合っていますわなー
(出し物の全体の始まりは、そのネタ [Doctors Round a Table] から です)。
やがて もそもそ と 詩を朗読しながら
アナタを含む女性 3人 が 出てくるのよ。

※ デフォルトは、[朗読もそもそ] です。
指示がある箇所・指示はなくフリーの箇所、
ありますけれど、
特に指示がない箇所は おおむね、
伊藤 洋子の詩を もそもそ と 朗読していてください。
今回の出し物の基底となる、極めて重要な、最重要なパートです。
通奏低音です。
([詩と生活 ... ] 展 の時に
平野 晶広 さん 若尾 伊佐子 さん とかと共に アナタも出たアレ、
彼らのアンナカンジをイメージしてくだされば。)

そうやって朗読しながら出てきて、クライマックスまでには、
脚立の上にたどりついているのよ。
どう動いてソコまでゆくのか、は、
貴殿の才覚に オマカセ。


中盤のネタ
[whispers & communications]


[ka_ya tree]
[榧の木 / カヤのキ]

で、その、[脚立] の部分が 出し物全体の 前半部分のクライマックスなら、
出し物全体の [後半部分の] クライマックス は、
[カヤのキ] なのよ。
この詩 も、演出の都合上、暗唱でお願いしたいんです、
負担 多くて 申し訳ないんですが。
ただし全員で口々に朗読するので、うろ覚えでやっても大丈夫かも。

めいめい 展示してあるハエタタキ を手に取り、
ばちんばちん、架空のハエを叩きながら [榧の木 / カヤのキ] を朗読 (アナタも)。

そのうち、NHK紅白歌合戦の時の小林 幸子のように いづ実 ちゃん が
[納豆女] となって 華々しく登場。

呼応して、貴殿 も 神がかり に。

参考

火雷天神 / からいてんじん
平将門

場内騒然。

[納豆女] 、御手洗花女 (みたらし・はなめ) を いたぶる。

しばらく のち、御手洗花女、脚立 を登っていく。
(彼女は このまま最後まで 脚立の上に います)

なにか細かいもの が 御手洗花女 によって、ばらまかれる。
( ex. 金柑、ビー玉、おはじき (ガラス製のつぶれたヤツ)、花札 ... )
(展示の中に、上記の品、あります。脚立 を登っていった所に、カゴがあります。)

守護神 立島 夕子 、大見得を切る。

 

ハチャメチャとなって ジ=エンド。

 

暗転。

暗闇の中、
御手洗花女 (みたらし・はなめ) による、[榧の木 / カヤのキ] の最終段の朗読。

照明、全部、点灯。

高橋 弘子、森下 泰輔のもとに歩き、彼の肩を揉む。
それを見届けた 村田 いづ実 が 終了の挨拶、それをもって、全体の終了とします。


補足

村田 いづ実 の [納豆女] は、不気味な存在というより、
縁起よさそうなカンジ。[両面性] ね。
詩のなかの主人公 (一般人) は、御手洗花女 (みたらし・はなめ) さん、
守護神 (主人公の、というよりもっと大きな、[世界] とか [現実] とか の)
は、立島 夕子 さん。
御手洗花女、[納豆女] に いたぶられるが、
無意識下に加護を感じつつ対抗。
[納豆女] と 守護神 と の 法力争い。
陰と陽、明と暗、現実・非現実 との戦い、
だけどなぜだか、[納豆女] の方が [陽] であり [現実] だったりして。


ちなみに。

指示のない箇所。始終、出ずっぱり である必要はありません。
出ハケをあざやかに。効果的に引っ込み、効果的に出てください。


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2004/01/30 fri ~ 2004/02/03 tue 12:00 ~ 20:00

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