何でこんなことになったの?

 うんとね、1997年の6月に、阿部学長さんが「学長・学生部長選考制度検討委員会」設置を提案したんだ。これはつまり、学長や学生部長を選ぶ際に学生・職員も参加できる今の制度を「見直そう」っていう提案だね。  今まで大学と学生は「制度は一緒に守っていこうね」っていう約束をしてきたもんだから、これには自治会もびっくり!それで「もうすこしちゃんと説明してちょーだい」って質問したんだけど、あんまりちゃんと答えてくれなかったんだ。残念。
 で、「そりゃないよ〜」ってことで大学に考え直してくれるように署名を集めたの。なんでも一ヶ月半で1600人ほど集まったんだって。そしたら12月に「対話集会」ってのが阿部学長さんの提案で開かれたの。「広く学生の意見なんかを聞いてみんなで考えよう」ってことらしいんだけど、対話集会が終わったらいきなり「検討委員会」が設置されちゃった。えー、なんか変なの。
 で98年の2月に検討委員会は「中間報告」をだしたの。で結論は、「現行制度を規則・内規からはずして表向きは制度がないようなふりをしてしらばっくれよう。でも約束事として選挙は維持していこう。」というものだったの。あ、規則・内規ってのは「一橋大学内の法律」のことだよ。

 ところがね、98年の6月に入ったら学長さんが「検討委員会やーめた」って言ったの。その理由は文部省さんが一橋大学に「お小遣い」あげないっていったからなんだって。困ったねえ。で、6月15日に評議会「新たな検討の方向(案)」をだしてきたの。それは「選挙制度を一橋大学内の法律から削除して、後は学生さんが勝手に自主投票でもやってね」というものだったんだ。つまり学生は勝手に投票してもいいけど、それが実際に反映されるかどうかは先生方の良心にかかっちゃうんだ。これって名実ともに投票制度がなくなっちゃうことを意味しちゃうね。
 うわー、どうなっちゃうの?


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