カシオのデジタルカメラEXILIM EX-Z40 (400万画素 光学3倍ズーム 液晶モニター2.5型 1回の電池充電
で360枚・3時間撮影可) を購入しました。 「デジカメ」は「薄型テレビ」
「DVDレコーダー」と共に「新・三種
の神器」といわれています。 このページでは 数あるデジカメの中で 独断と偏見に基づき
私がEXILIM
EX-Z40を選んだ理由を説明します。 これからデジカメ購入を検討される方の参考となれば幸いです。
1. デジカメを買い換えた理由
平成15年(年間)の国内販売台数は デジタルカメラ844万台 フィルムカメラ115万台でした。 デジタル
カメラとフィルムカメラの両方を持ち歩いて使い分けるのは 面倒なことから 最近ではデジタルカメラのみ
を多目的に使うことが一般的になっています。 最近 デジカメの販売が絶好調なのは この為です。
私が今まで持っていたデジカメは 1997年に発売された松下電器のCOOL SHOT U(機種LK-RQ1Z
画素数35万 液晶モニター1.8インチ 本体重量142g オールインワンの標準価格79800円) でした。
ホームページに載せる写真撮影に使っていましたが 電池寿命が極めて短く 電池切れがいつも気になる
デジカメはほとんど使わぬまま 持ち歩くにはフィルムカメラを専ら利用していました。
最近になって 低価格で高性能で電池寿命の長いデジタルカメラが出回るようになったので この際
フィルムカメラをやめ デジカメの新機種を選び多目的に使うことにしました。
2. デジカメ選びに一番重要なのは電池寿命
デジカメを選ぶには 先ず使用目的を明確にすることが重要です。 私は多目的に使う条件を 携帯性の
良さ コンパクトサイズ(小さく薄く軽い) 簡単操作 良いデザイン 画素数3〜5百万 光学ズーム
大型液晶モニター オートフォーカス 標準装備の多さ(標準価格に含む装備品の多さ) 予算内の価格
などとしました。
百花繚乱のデジカメを選ぶとなると 上記の諸条件の中で 何を重視して選ぶべきか大いに迷うところ
です。 しかしながら 各社が提供する商品(機種)の仕様・性能・デザイン・価格には ほぼ似たようなもの
が揃えられており どの機種を選んでも ほとんど差が無いことが分かりました。.
実際にデジタルカメラを購入し使ってみて その重要性に気づかされるのは 「電池寿命」です。 私が苦い
経験をした松下電器のCOOL SHOT Uの如く 電池寿命の短いデジカメでは 常に「電池が切れる」という
心配がつきまとい 安心して使えません。 予備バッテリーを購入して電池切れに備える方法もありますが
余分な出費であり 「電池寿命」が長ければ予備バッテリーなしに安心して使えます。 2004年2月に実施
したデジカメのユーザー調査でも 利用しているデジタルカメラの不満点として一番多かったのは 電池寿命
でした。
製品カタログで電池寿命の長いデジカメを選ぼうとしても 従来は統一した電池の測定条件がなく 消費者
が比較するのは困難でした。 この為 カメラーメーカなどが集まって組織された団体CIPA(カメラ映像機器
工業会)により 電池寿命の表記方法について規格が制定され 2003年12月日以降に発売される新製品
のカタログから この規格に基づき表記することが推奨されています。 デジカメは 外気温度 フラッシュの
オン・オフ 液晶モニターのオン・オフ 撮影間隔 光学ズームの動作 撮影画像サイズなどによって
消費電力が異なるため 各メーカーの測定方法を統一して初めて 電池の性能比較が可能となりました。
CIPA規格による統一されて電池寿命測定法(抜粋)は 「温度23℃ 液晶モニターON 30秒毎に光学電動
ズーム切り替え 2回に1回はストロボをフル発光 10枚撮影する毎に電源をオン・オフ作動など」 です。
3. CIPA規格の電池寿命を表示している機種
各社の製品カタログを集め その中から 電池寿命の長い(撮影枚数の多い)機種に絞る為に CIPA基準
による電池寿命(撮影枚数)がカタログに示されない機種は 電池寿命に問題ありと判断して除外しました。
電池寿命(撮影可能枚数)は フラッシュを発光させるか否かで大きく変わるので 同じCIPA基準でないと
比較できないからです。
現時点(平成16年8月)で カタログにCIPA測定基準の電池寿命(撮影枚数)を表示している機種は 未だ
余り多くなく 表示している主な機種として以下のものがありました。
A. カシオ EXILIM EX-Z40 撮影可能枚数 360枚
B. ニコン COOLPIX5200 撮影可能枚数 150枚
C. 富士フィルム FinePix 撮影可能枚数 150枚
D. コニカミノルタ DiMAGE Xg 撮影可能枚数 220枚
E. コニカミノルタ DiMAGE G600 撮影可能枚数 160枚
F. パナソニック LUMIX DMC-LC70 撮影可能枚数 320枚
G. ソニー Cyber-shot DSC-W!1 撮影可能枚数 340枚
H. ソニー Cyber-shot DSC-P73 撮影可能枚数 420枚
I. ソニー Cyber-shot DSC-P100 撮影可能枚数 360枚
CIPA基準の撮影枚数を表示している上記9機種の内 撮影枚数の少ないB〜Fの5機種を先ず除外しま
した。 残るは撮影枚数に余り差のない
A. カシオ EXILIM EX-Z40
G〜I ソニー Cyber-shot3機種(DSC-W1 P73 P100)
の4機種となりましたが カシオのEXILIM EX-Z40と比べ ソニーの3機種は 私が希望する先の条件面
(携帯性 液晶サイズ デザインなど)で劣るので 最終的にカシオのEXILIM
EX-Z40を消去法で選び
ました。
4. 売れ筋ランキング
平成15年度のメーカー別デジカメ年間販売シェアーは 1位から順に キャノン16.6% 富士写真フィルム
15.0% ソニー14.6% カシオ計算機13.0% オリンパス12.0% でした。 上位5社で全体の71.2%を占め
上位5社のシェアは拮抗しています。
平成16年6月(単月)の売れ筋ランキングは以下の如くなっています。 (注: 雑誌「日経ベストPC+
デジタル 8月号記事」 GfK Japanによる5月25日〜6月23日の集計結果)
デジタルカメラ売れ筋ランキング
( )内は発売日
1. ソニー Cyber-shot DSC-T1 (平成15年11月)
2. カシオ計算機 EXILIM EX-Z40 (平成16年3月)
3. キャノン IXY DIGITAL 500 (平成16年3月)
4. 富士写真フィルム FinPix F420 (平成15年11月)
5. ニコン COOLPIX3200 (平成16年2月)
6. オリンパス CAMEDIA u-15 DIGITAL (平成15年10月)
7. キャノン IXY DIGITAL L (平成15年10月)
8. キャノン IXY DIGITAL 30a (平成15年3月)
9. ソニー Cyber-shot DSC-W1 (平成16年5月)
10. コニカミノルタ DIMAGE Xg (平成16年2月)
ランキングベスト10のほとんどが 最近発売された機種です。 Cyber-shot DSC-T1は前月の3位から
2カ月ぶりに1位に返り咲き 代わって前月首位のXILIM EX-Z40と2位のIXY DIGITAL
500が 1つずつ
順位を下げています。
この売れ筋ランキングを知らずに 私はカシオのEXILIM EX-Z40を買いましたが 電池寿命の長さが特に
高い評価を受け 人気の高い機種となっています。
5. 売れ筋ランキング上位4機種の比較
私の選択が正しかったかを検証する為に 売れ筋ランキング上位4機種 Cyber-shot
DSC-T1(ソニー)
EXILIM EX-Z40(カシオ) IXY DIGITAL 500(キャノン) FinPix F420(富士フィルム)について 以下の
比較をしてみました。
|
ソニー
Cyber-shot DSC-T1 |
カシオ
EXILIM EX-Z40 |
キャノン
IXY DIGITAL 500 |
富士フィルム
FinPix F420 |
画素数 |
510万 |
400万 |
500万 |
310万 |
CCDサイズ |
1/2.4インチ |
1/2.5インチ |
1/1.8インチ |
1/2.7インチ |
光学ズーム |
3倍 |
3倍 |
3倍 |
3倍 |
液晶サイズ |
2.5型 |
2.0型 |
1.5型 |
1.8型 |
記録メディア |
メモリースティック |
SDメモリーカード |
コンパクトフラッシュ |
XDカード |
電源 |
専用充電池 |
専用充電池 |
専用充電池 |
専用充電池 |
サイズ幅・高・奥 |
91.0x60.0x17.3mm |
87.0x57.0x19.7mm |
87.0x57.0x27.8 |
77.0x69.0x26.4mm |
重量 |
155g |
121g |
185g |
145g |
撮影可能枚数 |
170枚 CIPA |
360枚(3時間) CIPA |
表示なし |
表示なし |
実勢価格 |
\49800 |
\42400 |
\49800 |
\30200 |
実勢価格は「日経ベストPC+デジタル」 8月号の調査です。 上位4機種の性能や仕様に差はほとんどなく
そうなら はっきり差のある電池寿命を重視して カシオのEXILIM EX-Z40を選んだ私の判断は 正しかった
と再認識しました。
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購入機種;カシオのEXILIM EX-Z40
購入価格: 本体価格(税込み)35800円
外付けSDメモリーカード(64MB)3200円
収納ケース2700円 総合計41700円。
(画素数320万の別機種EX-Z30本体価格33800円)。
内臓メモリー9.7MB。
USBクレードルで充電と撮影画像転送。
ダイレクトONボタンで撮影と再生可。
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