ビル・ゲイツは米国で なぜ嫌われ者か? どれほど嫌われているか? あなたは
ご存知でしょ
うか。 なぜ嫌われ者かは マイクロソフトに対し独占禁止法違反訴訟が起こされるに至った原因を知る
と分かります。 どれほど嫌われているかは 無数にあるビル・ゲイツ又はマイクロソフトに関する
American Jokes を読むと良く理解できます。
このページでは 上記?マークの2点に フォーカスを当てました。。
ビル・ゲイツについては説明を要しないほど良く知られています。 1955年米国のワシントン州に生まれ
19歳のとき友人ポール・アレンとマイクロソフト社を設立。 BASIC MS-DOS Windows と続くパソコン用
ソフトの成功によって 一躍マイクロソフトを年間の売上高220億ドル(2兆3千億円)に達する世界の
トップ企業とし ビル・ゲイツは 勿論 世界一の大金持ちとなっています。 (注: 米経済紙フォルブス
の発表によると 平成12年5月の時点で世界長者番付1位のビル・ゲイツは資産総額6兆4千億円
2位はオラクルのエリクソン会長 8位はソフトバンクの孫正義社長)
「OSを制する者がパソコンを制する」と言われている中で 1995に発売されたWindows
95はOSの
デファクト・スタンダードとなりマイクロソフト社の成功を不動のものにした一方 パソコン本体 周辺機器
ソフトウェアなどを含めた業界全体が マイクロソフト社の影響を強く受け過ぎる弊害も出始めています。
従い ビル・ゲイツの世評としては 世界のIT革命をリードし米国に好景気をもたらした英雄としての
高い評価と パソコン業界全体を牛耳り健全な競争を阻害しているという悪評の 両方があります。
米国の連邦司法省と17州政府は1998年5月にマイクロソフト社に対し独占禁止法違反の提訴をし
連邦地裁は2000年4月3日 マイクロソフト社の独禁法違反を認める一審判決を下しました。 これを受
けて 司法省は2000年4月28日 同社を基本ソフト(OS)とそれ以外の応用ソフトの2社に分割する提案
を連邦地裁にしました。
米国の独禁法(反トラスト法)は消費者保護と自由競争を促進することを目的に1890年に制定され
ました。 市場を独占する企業が他企業の活動を排除する不当な独占行為を禁じたものですが
百年
以上も前に制定された法律を IT革命が進むデジタルの時代に適用させることについて 賛否両論が
あります。 ハイテク業界はデファクト・スタンダード(事実上の業界標準)を争っており デファクト・
スタンダードに独禁法をどこまで適用させるべきか マイクロソフトのケースが今後を占う試金石となり
そうです。 パソコンユーザーを対照にした米国での世論調査(平成12年4月末)では
マイクロソフトを
独占企業と思う42% 思わない36% 分割支持28% 反対48% となっています。
2000年秋に予定さ
れている大統領選で 分割にゴア候補(民主党)は賛成 ブッシュ候補(共和党)は反対 もし共和党
の政権になると司法省は独禁法違反提訴を取り下げる可能性さえあります。
連邦地裁はマイクロソフト社の反論と司法省の意見を聞いた上で 平成12年6月7日に 司法省の案に
沿った分割命令を出しました。 マイクロソフト社は 不正に市場を独占しているという違法行為はなか
った と反論していますが 取引慣行の是正だけでは不充分で 企業分割が不可欠とする
マイクロソフトに対し不信感を強く持つ司法省の強硬論を連邦地裁が支持したことになります。
分割命令に対しマイクロソフトが控訴し 連邦地裁→連邦高裁→連邦最高裁まで争うことになると
更に2〜3年 決着にかかりそうです。 変化の早いソフト業界の構図は2〜3年で様変わりしている
可能性が高く パソコン時代に起こされた訴訟について ネットワック時代に判決を確定しても
意味ナイジャーンということになりかねません。
マイクロソフトは連邦高裁に対し 平成12年6月13日に 分割命令と即時是正命令を控訴しました。
マイクロソフトは 「分割は企業社会で死刑に相当する」 と連邦地裁での司法省提案に強く反発して
いますが 反トラスト法で禁じられて違法行為を繰り返した結果 こうした事態に追い込まれたと言え
ます。 具体的には:
(a) パソコンメーカーに対し ネットスケープ社製ブラウザーであるネットスケープ・ナビゲータ
(以下 N.N.))を標準搭載するなら パソコン開発に必要な技術情報を与えないと脅した。
(b) パソコン出荷時にWindowsとマイクロソフト社製の応用ソフト(Word Excel等)の抱き合わせを
強要した。
(c) インターネット閲覧ソフト(ブラウザー)でマイクロソフトより先行していたネットスケープ社を
葬ることになる違法行為があった。
などです。 これら3つの中でも 最も決定的となったのは(c)のマイクロソフトによるネットスケープへの
攻撃でした。 ライバルを芽のうちに潰すのがマイクロソフトの常套手段であり 多くの競合他社を葬り
去った違法行為の典型がネットスケープ潰しのプロセスにあります。 既に 1995年6月21日の時点で
ネットスケープを創業したジム・クラーク会長は ネットスケープを降伏させようとするマイクロソフトの
違法な条件提示を拒否した上で 司法省を動かしマイクロソフトの横暴を阻止する決意をし レバック
弁護士と電話で相談しています。 この電話相談が 1998年5月 司法省によるマイクロソフトに対する
歴史的な訴訟を導いています。
この辺の興味深い経緯を ジム・クラークは その著書「企業家 ジム・クラーク」 (日経BP
平成12年
2月刊)の中で次のように披瀝しています。
「私は自分を予言者だと言うつもりはない。 単にビジネスセンスのある一科学者だと思っている。
しかし 大多数の人々がマイクロソフト社を情報化時代のヒーローと見ていたときに その他人の
権利を平気で踏み潰す強引な戦術が 革新を妨げ 自由競争を圧殺するものであると気付いた
先見性だけは誇りにしたい。 私がレバック弁護士にかけた電話と その結果起きた訴訟が
多少の幸運にも恵まれて アメリカで最も重要な産業の一つを完全に牛耳ってきたマイクロソフト
終焉のきっかけになるのかも知れない」
マイクロソフトの強引な戦術で ネットスケープに致命傷となったのは次の2点です:
(1) マイクロソフトはウィンドウズの支配力を背景に 自社製ブラウザーであるインターネット・
エクスプローラ(以下 I..E.)のマーケットシェアを拡大し ネットスケープの自社製ブラウザーで
あるネットスケープ・ナビゲータ(N.N.)に打撃を与える為に I.E.を無償配布した。
(2) 相殺取引として マイクロソフトはAOLのフォルダーをウィンドウズOSのデスクトップに置き
AOLの 販売促進を助け その代わりに AOLは顧客にN.N.利用を制限しI.E.が独占的地位を得ら
れるよう支援した。
こうしたことにより ネットスケープは戦略転換を強いられ 自社製ブラウザー(I.E.)の無料化とソース
コードを公開することになり シェアを急激に失い 赤字に転落 リストラにより社員の士気も低下し
1998年11月 AOLにより42億ドルで買収され 会社としては消滅しました。
米国の家庭ユーザーは半数がAOLを介してインターネットに接続しています。 AOLユーザーが
マイクロソフトのI.Eのみ使い始めたことにも支えられ マイクロソフトはその後ブラウザー市場での
マーケットシェアを著しく伸ばしました。
ネットスケープを潰すことに成功したマイクロソフトの戦略はサスガです。 しかし 潰したことが
マイクロソフトにとって本当に良かったかどうか疑問も残ります。 ネットスケープを潰した代償として
マイクロソフトは企業分割される恐れが出てきています。 マイクロソフトとしては ネットスケープ AOL
共に芽のうちに潰したかったのですが ネットスケープの方が脅威でした。 ネットスケープを潰す為に
マイクロソフトとAOLが手を組んだ結果 AOLを強大な会社とし タイムワーナーとの合併もあり AOLは
マイクロソフトを脅かす存在になっています。
マイクロソフト(MS)社に対する独禁法違反訴訟について 最新状況は以下です。
平成13年6月28日 ワシントン連邦高裁は 平成12年6月に連邦地裁が出したMS社の2分割を含め
た是正命令判決を覆し 審理をやり直すよう連邦地裁にさし戻しました。 MS社の「ごり押し商行為」
に違法性ありと判断した一方で OSとブラウザーの一体化がライバル業者の市場参入を損ねたという
根拠は弱いと判断した玉虫色の判決です。 民主党(クリントン)から共和党政権(ブッシュ)に変わり
実業界寄りのブッシュ政権は独禁法を含めた規制緩和に熱心ということが背景にあります。 選択肢
は連邦地裁での再審か和解 最高裁へ上訴 の3つあり 和解によりMS社は分割命令を免れる
公算が大です。
平成14年11月1日 連邦地裁は MS社と司法省が合意した和解案について妥当とする判断を下し
ました。 これで 4年半に亘る訴訟に終止符を打つことになりそうです。 和解案は (1)ウィンドウズ
のプログラム情報を一部開示 (2)パソコンメーカーがMS社のライバル社製応用ソフトを自由に搭載
できるようにする (3)MS社はライバル社への締め付けや報復をしない といった内容です。
MS社が一番恐れていたのはMS社の基本ソフトとブラウザーを含む応用ソフトの抱き合わせ販売禁止
と分割命令でしたが 連邦地裁判断はMS社にとって有利な内容となりました。
他の背景として この判断に影響を与えたのは パソコンそのものがITの主役でなくなりつつある
状況の変化です。 インターネット接続機器に占めるパソコンの比率は2000年の90%から
2004年には60%に低下すると予測されており 脱パソコンが加速しつつあります。 情報機器の
中心がパソコンだった今までは そのIT技術の根幹をMSが握っていましたが インターネットの普及
でパソコンは一つの情報端末として使われるようになり 基本ソフト(OS)の違いは余り問題となら
なくなりつつあります。 インターネットに接続する情報端末としてパソコン以外にも 携帯電話や
携帯情報端末(PDA 携帯用ノートパソコンや電子手帳など)などのモバイル機器 コンピュータと
家電を統合した情報家電テレビ 自動車のカーナビなどの台頭により 情報技術(IT)の主戦場は
パソコンからネットワーク事業に移っています。 ウィンドウズと競合するOSとして リナックスという
オープンソース型の無償配布ソフトが現れ PDA向けOSはパーヌ社のOSがシェア80%を占めており
MS社としても独占的な地位に安住できなくなっています。
ここまで書いてきたような内容について 米国人のほとんどはTVや新聞の報道で良く知っています。
従い平均的な米国人はビル・ゲイツに対し悪い印象を持っています。 世界一のお金持ちに対する嫉み
も勿論あります。 American Jokes の中にでてくるビル・ゲイツは こうしたことから ほとんど悪者
(死んだら天国でなく地獄に行くのが当然の悪い人)にされています。 米国を優位に立たせた「ニュー
エコノミー」にいかに貢献してきたマイクロソフトであっても 自由な競争を損ね市場をゆがめている不正
な行為は許せないという 草の根の正義感がバックにあります。 市民運動で有名なラルフ・ネーダー
はマイクロソフト批判を展開する急先鋒の一人です。
尚 平成15年5月 マイクロソフトとAOL(ネットスケープを吸収した会社)は890億円の和解金で訴訟を
決着させています。
以下に American Jokesに登場するビル・ゲーツに関する話をいくつか紹介しますので 楽しんで読んで
ください。 英語のジョークは日本語に訳すと面白さが半減するので 個別ジョークに訳は付けず
ポイントとなる補足を入れました。
1. President of Lotus
The president of Lotus walks
into an elevator with a gun in his hand. In the elevator are:
SadamHussein, Timmothy McVeigh, and Bill Gates, but there are only two
bullets in the gun!
Who does he shoot???
Gates, twice to be sure.
ロータスの表計算ソフトLotus
1-2-3は マイクロソフトのExcelにより市場から追放されつつあります。
Timmothy McVeigh は1995年5月 168人が死亡したオクラホマ市ビル爆破事件の容疑者。
2. Bill
Clinton, Boris Yeltsin, and Bill Gates
God called the 3 most powerfull men on earth, Bill
Clinton, Boris Yeltsin, and Bill Gates to come
to a conference. And, when they were all there, God said: "I've got
good news and I've got bad
news. The bad news is that I'm really fed up with the way things are on
Earth, so I've decided to
destroy it. The good news is that I'm giving you one week's notice."
So, Bill Clinton called into session the joint houses of Congress and announced:
"I've got good
news and I've got bad news. The good news is that there is a God. The
bad news is that He's
going to destroy the Earth in one week."
Boris Yeltsin called into session the Communist Party and announced: "I've
got bad news and
worse news. The bad news is that there is a God after all. The worse news
is that He's going to
destroy the Earth in a week."
Bill Gates, meanwhile, called all of his programmers, marketing experts,
and administrators
together and announced: "I've got good news and I've got better news.
The good news is that
God thinks I'm one of the 3 most powerful men on Earth. The better news
is that we don't have
to fix the bugs in Windows 95."
Good news と Bad news に分けるジョークは 外国でのスピーチ冒頭や会食時の小話によくあります。
このジョークの型を覚えておくと他の話にも応用できるので便利です。 Item
4にもあります。
3. Bill's Divorce
Did you hear that Bill Gates wife wants a divorce? Why
is that?
Because he is micro and soft.
たわいないジョークです。 同じ「落ち」を使ったものが他にいくつもあります。 例えば:
ビル・ゲイツと彼の新妻が新婚初夜を過ごした翌朝、新妻はこう言いました。
「どうしてあなたが自分の会社に 『マイクロソフト』という名前をつけたのか、やっと分かったわ」
4. Best and Brightest
One night, a Delta twin-engine puddle jumper was
flying somewhere above New Jersey. There
were five people on board: the pilot, Michael Jordan, Bill Gates, the Dali
Lama, and a hippie.
Suddenly, an oxygen generator exploded loudly in the luggage compartment,
and the passenger
cabin began to fill with smoke. The cockpit door opened, and the pilot
burst into the compartment.
"Gentlemen," he began, "I have good news and bad news. The
bad news is that we're about to
crash in New Jersey. The good news is that there are four parachutes, and
I have one of them!"
With that, the pilot threw open the door and jumped from the plane.
Michael Jordan was on his feet in a flash. "Gentlemen", he said,
"I am the world's greatest
athlete. The world needs great athletes. I think the world's greatest
athlete should have a
parachute!" With these words, he grabbed one of the remaining parachutes,
and hurtled through
the door and into the night.
Bill Gates rose and said, "Gentlemen, I am the world's smartest man.
The world needs smart men.
I think the world's smartest man should have a parachute, too." He
grabbed one, and out he
jumped.
The Dali Lama and the hippie looked at one another. Finally, the Dali Lama
spoke. "My son,"
he said, "I have lived a satisfying life and have known the bliss
of True Enlightenment. You have
your life ahead of you; you take a parachute, and I will go down with the
plane." The hippie
smiled slowly and said, "Hey, don't worry, pop. The world's smartest
man just jumped out wearing
my backpack".
Dali Lama はダライ・ラマ法王 チベット民族の国家的 精神的指導者 1936年生まれ。
5. If Microsoft Built Cars
1. Every time they repainted the lines on the road,
you'd have to buy a new car.
2. Occasionally your car would just die on the motorway for no reason,
accept this, restart
and drive on.
3. Occasionally, executing a maneuver would cause your car to stop and
fail to restart and
you'd have to re-install the engine. For some strange reason, you'd
just accept this too.
4. You could only have one person in the car at a time, unless you bought
a "Car 95" or
a "Car NT". But then you'd have to buy more seats.
5. Macintosh would make a car that was powered by the sun, was twice
as reliable, five times
as fast, twice as easy to drive - but it would only run on five percent
of the roads.
6. The oil, engine, gas and alternator warning lights would be replaced
with a single
"General Car Fault" warning light.
7. We'd all have to switch to Microsoft gas and all auto fluids.
8. The airbag system would say "Are you sure?" before going
off.
9. They wouldn't build their own engines, but form a cartel with their
engine suppliers.
The latest engine would have 16 cylinders, multi-point fuel injection
and 4 turbos,
10. Microsoft cars would have a special radio/cassette player which would
only be able to listen
to Microsoft FM, and play Microsoft Cassettes..
11. If you still ran old versions of car (i.e. CarDOS 6.22/CarWIN 3.11),
then you would be called
old fashioned, but you would be able to drive much faster, and on
more roads!
12. If you couldn't afford to buy a new car, then you could just borrow
your friends, and then
copy it.
ビル・ゲイツが車を作ったなら こんな車になるという マイクロソフト批判としては秀逸なジョーク。
6. Bill In Heaven
Bill Clinton, Bill Gates, and Al Gore were in an
airplane that crashed. They're up in heaven, and
God's sitting on the great white throne. God addresses Al first.
"Al, what do you believe in?"
Al replies, "Well, I believe that the combustion engine is evil and
that we need to save the world
from CFCs and that if anymore freon is used, the whole earth will become
a greenhouse and
we'll all die." God thinks for a second and says "Okay,I can
live with that. Come and sit at my
left." God then addresses Bill Clinton. "Bill, what do you
believe in?" Bill Clinton replies,
"Well, I believe in power to the people. I think people should be
able to make their own choices
about things and that no one should ever be able to tell someone else what
to do. I also believe
in feeling people's pain."
God thinks for a few second and says, "Okay, that sounds good. Come
and sit at my right."
God then address Bill Gates. "Bill Gates, what do you believe?"
Bill Gates said,
"I believe you're in my chair."
ビル・ゲイツは自らを神と信じています。 英語表現で
beliebe in と believe の意味は異なります。
7. Bill in Hell
Bill Gates dies in a car accident. He finds himself
in purgatory, being sized up by God....
"Well, Bill, I'm really confused on this call; I'm not sure whether
to send you to Heaven or Hell.
After all, you enormously helped society by putting a computer in almost
every home in America,
yet you also created that ghastly Windows '95. I'm going to do something
I've never done before
in your case; I'm going to let you decide where you want to go."
Bill replied, "well, what's the difference between the two?"
God said, "I'm willing to let you visit both places briefly, if it
will help your decision."
"Fine, but where should I go first?"
"I'll leave that up to you."
"Okay then," said Bill, "Let's try Hell first."
So Bill went to Hell. It was a beautiful, clean, sandy beach with clear
waters and lots of Beautiful
women running around, playing in the water, laughing and frolicking about.
The sun was shining;
the temperature perfect. He was very pleased.
"This is great!" he told God. "If this is hell, I REALLY
want to see heaven!"
"Fine," said God, and off they went.
Heaven was a place high in the clouds, with angels drifting about, playing
harps and singing. It was
nice, but not as enticing as Hell.
Bill thought for a quick minute, and rendered his decision. "Hmmm.
I think I'd prefer Hell,"
he told God.
"Fine," retorted God, "as you desire." So Bill Gates
went to Hell.
Two weeks later, God decided to check on the late billionaire to see how
he was doing in Hell.
When he got there, he found Bill, shackled to a wall, screaming amongst
hot flames in dark caves,
being burned and tortured by demons.
"How's everything going?" he asked Bill.
Bill responded, with his voice filled with anguish and disappointment,
"this is awful! This is nothing
like the Hell I visited two weeks ago! I can't believe this is happening!
What happened to that
other place, with the beaches, the beautiful women playing in the water?!???
"That was a demo," replied God.
ビル・ゲイツを嫌う人が読んで一番喜びそうなジョークですネ。 DEMO少し可哀想になります。
8. GO TO HELL !!
Bill Gates died and contrary to the popular wisdom,
went to heaven. At the gate, St Peter sent
him to Abraham for job assignment. Abraham said to Bill - "Your job
will be to supervise Heaven's
new data processing center. We're building the largest computing facility
in creation. Half a
million computers connected by a multi-segment fiber optic network, all
running into a back-end
server network with a thousand CPUs on a gigabit channel. Fully fault tolerant.
Fully distributed
processing. The works." Bill could barely contain his excitement.
"Wow! What a great job!
This is really Heaven!" "We're just finishing construction, and
we'll be starting operations soon.
Would you like to go see the center now?" "You bet!"
Abraham and Bill caught the shuttle bus and went to Heaven's new data processing center.
It was a truly huge facility, a hundred times bigger than the Astrodome. Workmen
were crawling
all over the place, getting the miles of fiber optic cables properly installed.
But the center was
dominated by the computers. Half a million computers, arranged neatly row-by-row,
half a
million .... SUNs ..... all running Solaris! Not a PC in sight! Not a single
byte of Microsoft code!
The thought of spending the rest of eternity using products that he had
spent his whole life
working to destroy was too much for Bill.
"What about PCs???" he exclaimed. "What about Windows???
What about Excel??? What about
Word???" "You're forgetting something," said Abraham. "What's
that?" asked Bill plaintively.
"This is Heaven," explained Abraham. "We need a computer
system that's heavenly to use.
If you want to build a data processing center based on PCs running Windows,
then .... ....
GO TO HELL!"
Solalis
はサンマイクロシステムズが開発したUNIXワークステーション用OS.
9. Microsoft
Buys US Government
For immediate release: Microsoft buys USA
REDMOND, Wash. - Oct. 31, 1997 --
In direct response to accusations made by the Department of Justice, the
Microsoft Corp.
announced today that it will be acquiring the federal government of the
United States of America
for an undisclosed sum.
"It's actually a logical extension of our planned growth", said
Microsoft chairman, Bill Gates.
"It really is going to be a positive arrangement for everyone."
Microsoft representatives held a
briefing in the oval office of the White House with U.S. President Bill
Clinton, and assured
members of the press that changes will be "minimal." The United
States will be managed as a
wholly owned division of Microsoft. An initial public offering is planned
for July of next year, and
the federal government is expected to be profitable by "Q4 1999 at
latest," according to
Microsoft president Steve Ballmer.
In a related announcement, Bill Clinton stated that he had "willingly
and enthusiastically"
accepted a position as a vice president with Microsoft, and will continue
to manage the United
States government, reporting directly to Bill Gates. When asked how it
felt to give up the mantle
of executive authority to Gates, Clinton smiled and referred to it as "a
relief." He went on to
say that Gates has a "proven track record," and that US citizens
should offer Gates their
"full support and confidence." Clinton will reportedly be earning
several times the $200,000
annually he has earned as U.S. president, in his new role at Microsoft.
Gates dismissed a suggestion that the U.S. Capitol be moved to Redmond
as "silly," though did
say that he would make executive decisions for the U.S. government from
his existing office at
Microsoft headquarters. Gates went on to say that the House and Senate
would "of course" be
abolished. "Microsoft isn't a democracy," he observed, "and
look how well we're doing."
When asked if the rumored attendant acquisition of Canada was proceeding,
Gates said,
"We don't deny that discussions are taking place." Microsoft
representatives closed the
conference by stating that United States citizens will be able to expect
lower taxes, increases
in government services and discounts on all Microsoft products.
About Microsoft: Founded in 1975, Microsoft (NASDAQ "MSFT") is
the worldwide leader in
software for personal computers, and democratic government. The company
offers a wide range
of products and services for public, business and personal use, each designed
with the mission of
making it easier and more enjoyable for people to take advantage of the
full power of personal
computing and free society every day.
About the United States: Founded in 1789, the United States of America
is the most successful
nation in the history of the world, and has been a beacon of democracy
and opportunity for over
200 years. Headquartered in Washington, D.C., the United States is a wholly
owned subsidiary of
Microsoft corporation.
Contributed by: Loyal John
典型的なプレスリリースと同じ書き方なので 読んでいる内にジョークであることを忘れます。
米国政府を買収し 株式公開 (an initial public offering)すれば マイクロソフトとして儲かるだけ
でなく 独禁法違反訴訟の心配もなくなります。 原告である司法省は恐らく告訴を取り下げるので。
10. Help
Desk Cafe
Patron: Waiter!
Waiter: Hi, my name is Bill Gates, and I'll be your Support. What seems
to be the problem?
Patron: There's a fly in my soup!
Waiter: Try again, maybe the fly won't be there this time.
Patron: No, it's still there.
Waiter: Maybe it's the way you're using the soup. Try eating it with a
fork instead.
Patron: Even when I use the fork, the fly is still there.
Waiter: Maybe the soup is incompatible with the bowl. What kind of bowl
are you using?
Patron: A SOUP bowl!
Waiter: Hmmm, that should work. Maybe it's a configuration problem. How
was the bowl set up?
Patron: You brought it to me on a saucer. What has that to do with the
fly in my soup?!
Waiter: Can you remember everything you did before you noticed the fly
in your soup?
Patron: I sat down and ordered the Soup of the Day!
Waiter: Have you considered upgrading to the latest Soup of the Day?
Patron: You have more than one Soup of the Day each day??
Waiter: Yes, the Soup of the Day is changed every hour.
Patron: Well, what is the Soup of the Day now?
Waiter: The current Soup of the Day is tomato.
Patron: Fine. Bring me the tomato soup, and the check. I'm running late
now.
[waiter leaves and returns with another bowl of soup and the check]
Waiter: Here you are, Sir. The soup and your check.
Patron: This is potato soup.
Waiter: Yes, the tomato soup wasn't ready yet.
Patron: Well, I'm so hungry now, I'll eat anything.
[waiter leaves.]
Patron: Waiter! There's a gnat in my soup! (gnat
= ぶよ)
The check:
Soup of the Day . . . . . . . . . . . . . . . . .$5.00
Upgrade to newer Soup of the Day. . $2.50
Access to support . . . . . . . . . . . . . . .$1.00
ジョークのパターンとして buggy(バグの問題),
upgrade fee, poor support が多いですネ。
このジョークに登場するようなカフェテリアでは顧客の満足を得られず存続できませんが 市場を独占
しているマイクロソフトなら 顧客は他にチョイスの余地なく 存続できます。
ー*−*−*−*−
ビル・ゲイツが登場するジョークを 米国のWeb Siteで探し始めたら
無数あることが分かりました。
ほとんどのジョークで ビル・ゲイツは 私が想像していた以上に悪者として扱われており どれほど
嫌われているかは ここに載せた10ジョークから 類推いただけると思います。
なぜ悪者として扱われるかは このページの前半で説明したように 健全な競争を阻害し市場を
ゆがめた不正行為にあります。 これが私の結論です。
独占禁止法という基本的なルールを破らないようにIBMやシスコシステムズは細心の注意を払って
いますが マイクロソフトには違法行為をしたという認識が全くなく 連邦地裁による独禁法違反という
認定を拒否しています。 基本的なルールを守れないような企業に対しては 取引慣行の是正だけ
では不充分で 企業分割といったドラスティックな措置も必要ということです。
マイクロソフトは分割命令を受けたことで 従来型のパソコンに依存した経営をインターネット重視に
転換しつつあります。 パソコンそのものを使う時代から ネット端末の一つとして使う時代に変わり
つつある中で 脱パソコンの流れが加速しています。 Windowsという基本ソフト(OS)独占をテコに
周辺分野を次々に抑える従来戦略では 脱パソコンの流れの中で脱マイクロソフトとなるので ネット
重視の経営へ転換が不可避となっています。
このページは 思い掛けず 長文になってしまいました。 載せるジョーク数を半分程に絞った方が
良かったのかも知れませんが それぞれが余りにも面白いので削れませんでした。 10載せた
ジョークの中で 私が最も面白いと思ったのは ロータス社の社長に2発も撃たれたジョーク(Item-1)
次は 神さまに向かって 俺の椅子に座るな と言ったジョーク(Item-6)です。 あなたが一番面白い
と思われたのはどれでしたか?
尚 引用したジョークについては関係サイトの了解を得ています。 一般論として 良いジョークで
あれば 勝手に流布される方が望ましく 著作権(copyright)が問題となるケースは先ず無いと 私は
認識しています。
ご感想など 下記アドレス迄いただければ幸いです。
Eメールアドレス*:
123hakuzouszk@kha.biglobe.ne.jp (注意*正しいアドレスは数字123を除く)
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