アクセス向上にアクセクしない方法 |
アクセスカウンターはホームページにアクセスした人の数を自動的にカウントし表示するもので
個人がホームページをつくるなら是非設定したいアイテムです。 自動的にカウントするメカニズム は良く分かりませんが 通常はプロバイダーに用意されているCGI(Common Gateway Interface) というプログラム動作によりホームページ上に実現されるそうです。 個人のホームページは もともと アクセス数を意識して作られるものではなく 好き勝手に誰に 気がねすることなく自由なコンテンツを作るべきですが アクセスカウンターを設置することにより あたかもその呪いのごとく アクセス数の増加が気になり始めます。 アクセス数を気にすると 好き 勝手なコンテンツを自由に作ることにブレーキが懸かり アクセス数を増やすにはどうアクセクすべ きかという悩みがでてきます。 アクセス数の増加を気にしない最善策は 従いアクセスカウンター を削除することです。 しかしながら 個人といえども 誰も見てくれないホームページでは作った 意味がなく (例え数は少なくても) どれだけの人が自分からの情報発信を読んでくれているか 把握必要であり その為のツールとしてもアクセスカウンターの設置は必要悪です。 私も悲しいかな 凡人なので アクセス数が最近になって気になり始めました。 個人が作った ホームページ(HP)のアクセス数の目安をどう考えるべきか あなたはご存知でしょうか。 真壁尚志氏のHP「アクセスにアクセクせんでも委員会」では 一日当りのアクセス数を次のように 評価しています。 (注: このHPは最近廃止され新たなタイトルで再スタートしています) (1日のアクセス数) (評価) 10人以下 HP貧民 (寂しい) 25人前後 HP小市民 (まずまずだ) 50人以上 HP成功者 (なかなかだ) 300人以上 HP大富豪 (すごい) 1000人以上 HP神様 (参りました) 10000人以上 HPお化け (怖いよお) 私の乏しい経験から判断して 真壁氏のこの評価は正しいと思います。 アクセス数が平均して 1日当り25人前後であれば HP小市民として極く普通の人は満足すべきレベルと思います。 真壁氏の評価のスゴイところは HP成功者のレベルを1日50人のアクセス数と明快に言いきった ことであり 一般的な個人はHP小市民には簡単になれても HP成功者になるには特別の努力を しない限り難しいというのが私の実感です。 アクセス数25と50の差は ゴルフで言えば ハーフ で50のスコアを切れない人と 40のスコアを切る人程の違いがあります。 何年間もゴルフをやり ハーフ50をなかなか切れない私の如きプレーヤーは 「阿呆」と言われますが ホームページの アクセス数が1日当り25人前後の人は HP成功者と呼べなくとも 「阿呆」でないことは私を見て もらわなくとも確かです。 (注: ここで示したアクセス数の目安は 普通のHPの場合であり チャットや掲示板を主体とした ホームページの場合には必ずしも当てはまりません。 この点 お含み置きください) 1日のアクセス数として25人前後であれば ある程度のテーマを選び いくつかの検索エンジン に登録し 若干の努力をすれば レピーターなしに一見の客(検索エンジン経由でたまたま覗く 訪問者)だけで達成できる可能性はかなりあります。 しかしながら1日50人以上となると アクセス向上について特別の努力をし ある程度のレピーター(定期的に見てもらえる常連客)を 確保することが必要となります。 特別の努力とは何かというと 個人としてのマーケティング 活動とコンテンツの改善(コンテンツの見直しと更新メインテナンスなど)です。 ホームページにはアクセス向上策について紹介したものが色々とあります。 一番有名なのは 橋本大也氏が代表する「アクセス向上委員会」です。 このホームページではアクセス向上 について100の方法を紹介しています。 怠け者の私としては たかが個人のホームページで そこまで努力すべきか甚だ疑問であり アクセス数は気にせずにHP小市民で居られれば満足 です。 100の方法の1つとして 例えば ある程度のレピーターを維持する為に 毎週1回の 更新(メインテナンス)が必要という説明がありますが HPオタクではない一般的な個人には そんな暇も更新材料も無いはずであり そこまで無理して1日あたり50人以上のアクセス数を 達成し HP成功者となる必要はないと私は思います。 1日25人の訪問者があれば 年間で 1万人近い訪問者であり 個人のホームページとしては まずまずのレベルとして自己満足 すべきではないでしょうか。 ホームページ大富豪 神様 お化け と呼べる人がどれだけ居られるか分かりませんが結構多く 居るようです。 反応集でご紹介した有馬あきこさんは アクセスカウンターを卒業されたのか設置 していませが 1日当りのアクセス数を約500と言っており 大富豪と神様の中間的存在です。 それでは1日当り1万人以上のHPお化けは存在するのでしょうか。 私がたまたま見付けた個人 のホームページで累計アクセス数が一番多かったのは「Web裏技」の830万人であり 最近の1日 当りのアクセス数は楽に1万人を超えています。 こうした大富豪以上の方のアクセス数が多い のは 100のアクセス向上策を実施したからではなく コンテンツがそれだけ多くの人に しかも レピーターを中心に 歓迎されているからであり 凡人には真似できません。 ここまでの まとめとして アクセス向上にアクセクしない最善策は 1日当り25人前後のアクセス を一応の満足できる目標とすることであり その程度のレベルを達成する為なら 負担となる更新・ メインテナンスは ほとんどせずに 検索エンジンだけの登録でほぼ十分であろうということです。 100のアクセス向上策など忘れ 検索エンジンに登録するだけなら アクセクする理由もなく なります。 留意してほしいのは Yahoo!Japanに登録されていることが1日当り25人のアクセス を得る必要条件であり 未だ登録して貰えてないと 結構キツイ筈です。 このページを ここで終えるつもりでしたが 真面目に読まれた方は ナーンダ こんなクダラヌこと を読ます為に「アクセス向上にアクセクしない方法」などという思わせぶりなタイトルで釣ったのか ケシカラヌ 許せない 電話代を返せ とお怒りになるかも知れません。 そこで 無い知恵を絞り考えた次のアイデアを敢えてご披露します。 ヤフーを除く検索エンジンに 登録するだけで 更新・メイテナンスはほとんどせずに 怠け者でも 1日当りのアクセス数50人を 達成し HP成功者と呼ばれる術はないのかということです。 私は 当初 私のホームページを異なる主要6テーマとして 各テーマ毎に異なるURLアドレスで 主要検索エンジン(10社余り)に登録し 1日当りのアクセス数50人を達成できないか 壮大な(?)挑戦を試みました。 当初の6テーマとは以下です。 テーマ1: ホームページ作成をワープロ感覚で(トップページのテーマ) テーマ2: ウィンドウズ 98 の功罪 テーマ3: 誤解されている言葉「ホームページ」 テーマ4: アクセス向上にアクセクしない方法 テーマ5: 検索エンジン ベスト10を選ぶ テーマ6: ヤフーは墓穴を掘っていませんか? 各テーマが載っているページは トップページからのリンクページであり それぞれ異なるURL アドレスとなっています。 6テーマを一挙に検索エンジンに登録したのではなく 約3カ月間かけ 徐々にテーマを完成させ 出来たものから暇な時に個別に登録しました。 1本の釣竿で8匹の魚しか釣れないなら 6本の釣竿で釣り糸を垂らし 50匹釣れないか 私自身で試してみたのです。。 6本の釣竿を使えれば 検索キーワードを6倍選べるということ になり 1本の釣竿に比べアクセス数は格段に増える筈という皮算用です。 ホームページに アクセスしていただく 奇特なお客様を 魚に例えるのは不謹慎ですが 例えヤフーに登録されて いなくても レピーターを期待せずに 一見の訪問客のみで1日50人のアクセスを得られないか というのが意図したポイントであり 釣りのコンセプトに酷似しています。 私は このアクセス 向上策を 「下手な鉄砲撃ち戦法」 と命名しました。 下手な鉄砲も数撃ちゃー当る という意味 です。 生来 私には負けず嫌いという困った性格があり ホームページ成功者は1日当りのアクセス数 50と真壁尚志氏の指摘にあったので 自分の能力を省みず 無謀にも挑戦した次第です。 このアイデア実践はネチケット違反ではと思われるかも知れませんが 異なるテーマであれば 全く問題ありません。 例えば 検索エンジン CSJ Index(既に消滅) は「登録URLはトップページ の他 その下のディレクトリーでも構いません」と説明しています。 JOYはURL登録を「必ずしも 表紙のページとする必要はなく むしろ分類された内容のページを直接示すURLの方が望ましい」 としています。 サスガと思ったのはACARANAVI(登録型の検索エンジン)で「登録するURLは 基本トップページでお願いします」という説明があり 私のアイデアを阻止しています(注: あちゃら NAVIの検索機能は平成11年1月に廃止されました)。 Yahoo!Japan の登録は自動登録では なく Yahoo事務局の厳選によりますが 私のアイデアをを認めています。 この様に 全ての検索 エンジンに私のアイデアを実践できる訳ではありませんが多くの検索エンジンで問題ありません。 ここで述べた 私のアイデア実践には下記の懸念があります。 1) ホームページを作成された多くの方が このアイデアを実践するようになると (登録型) 検索エンジンの多くがパンクし 自動登録を廃止し YahooやAcaranavi の如く推薦 (自薦又は他薦)されたものを事務局が厳選するか トップページだけのURL登録・推薦に 限定する検索エンジンが多くなる恐れがあります。 2) アクセスを向上させるのが このアイデアの目的ですが アクセスカウンターを置いてある のは 通常 トップページのみです。 該当テーマに直接アクセスされた方が 読んだ 後に トップページに寄らない限り アクセスカウンターは作動せずアクセス数も増えません。 3) 検索エンジンは大きく分けて 登録型(ディレクトリー型とも言います)とロボット型の二つが あります。 私のアイデアは 登録型のみ有効で ロボット型には余り効果なさそうです。 登録型は検索用のキーワードなどを 手動でデータベースに構築しています。 ロボット型は ロボットプログラムにより 自動的にデータベースを構築するので 複数のテーマを それぞれ異なるURLで登録する意味(効果)は どうも少なそうです。 となると 私の アイデアの効果を余り楽観視できなくなります。 AltaVistaには ロボット型の検索エンジン なので 「トップページのみ登録すれば異なるテーマもカバーされる」 という説明があります。 (話が少し余談となりますが ホームページを その作成者が ロボット型の検索エンジンに登録 しなくても ロボット型であれば通常は自動的に登録されます。 従い 登録する必要は 通常 ないのですが 登録しておいた方がより確実に登録され検索される可能性が高いということです。 ロボット型検索エンジンに個人が登録する場合 トップページだけ登録しても 複数のテーマを それぞれ異なるURLで登録しても ロボット型という特徴からしてほとんど差はない筈です) 下手な鉄砲撃ち戦法 は本当に効果あったのか 結果は以下でした。 ホームページを開設した平成10年9月中旬から 約3カ月半経過した時点のアクセス数は 約4500 一日平均40となりました。 6テーマ全てが登録された状態でなく 期間の平均 テーマ数は4と考えると ヤフーに登録されていなかった状況下で 下手な鉄砲撃ち戦法は 大成功であったと思います。 ヤフーに登録されていなくても 下手な鉄砲撃ち戦法を実施 すれば 一日当り50のアクセス達成は可能であり あなたも ホームページ成功者になれます。 下手な鉄砲撃ち戦法は アクセス向上に寄与しただけでなく 6テーマのうち2テーマがヤフーに 登録されるという快挙も生みました(注: 平成11年4月に「トヨタの新車をWWWで買う功罪」も 登録され ヤフー登録は3テーマとなりました)。 私がこのページを書き始めた時点では ヤフーに未だ登録されていませんでしたので 下手な鉄砲撃ち戦法は そうした状況でも一日当りのアクセス数50を達成できないかと考え 実践したものです。 平成10年12月15日 ヤフーに登録された後は ヤフー効果で アクセス数が急伸しましたので 下手な鉄砲撃ち戦法の効果測定が難しくなりましたが 十二分に 効果あったと私は判断しています。 検索エンジンの登録だけではアクセス向上に限界があります。 アクセス向上を飛躍させるには 同じテーマを扱う他のホームページとの相互リンクが不可欠です。 何故 相互リンクが必要 なのか この点については 「検索エンジン ベスト10を選ぶ」 で論理的な説明を詳細にしました ので 是非ご一読ください。 このページについて ご意見ご感想を hakuzou@mvi.biglobe.ne.jp 迄いただければ幸いです。 |
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